「釧路・丹頂と極上寿司の旅」

「J  REPORT 2022 3月第3週号」 
「リタイアメント・ノート 12年9ヶ月目」
「VOL.1255 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦 第104話」
「釧路・丹頂と極上寿司の旅」
その日道東は猛吹雪との事前の予報だったが、そんなことはなく無事に釧路に到着した。小雪が降り出していたが、タクシーで約30分、「鶴見台」にやってきた。(写真:A1)
ここでは丹頂の餌付けをしているので冬の丹頂を数十羽見ることが出来るのだ。しかし観光客は全くいなかった。地元の人と思われるカメラ好きの人が一人いただけだ。でも、目の前には丹頂の優雅な姿があった。来た甲斐がありました。(写真:A2)
(写真:A3)
(写真:A4)
本当に美しいが、残念ながら餌を突いていて飛び上がることはなかった。羽を広げると2m近くにもなる丹頂の飛ぶ姿を見たかったが、がっくり。丹頂はたまに「クヮッ、クヮッ、クヮッ、クヮッ、クヮッ、クヮッ」と連呼。また一方では「クー、クー、クー」と伸ばした声で鳴いていた。騒がしい位だった。(写真:A5)
(写真:A6)
丹頂の特徴の一つは頭の天辺が赤いことだが、よく見ることは出来なかった、
近くのレストランの窓から見ると、「キツツキ」がいた。(写真:A7)
(写真:A9)
雀たちも雪の上の少ない餌をあさっていた。冬でも雪の中でも生き者たちは何とか生き延びようとしていた。

「八千代本店」
釧路に来る度に必ず立ち寄る寿司屋がここ「八千代本店」だ。(写真:A10)
午後5時だったが、周辺の店は殆どやっていないというか、閉店しているのか、寂しい街並だった。どうも店を開くより休業して補助金を貰うほうがいいという判断での休店のようだった。
入店測、兎に角美味しい物を食べさせて欲しいと頼む。やはり魚が獲れなくて種類も少ないということだった。カウンターのケースの中。(写真:A11)
(写真:A12)
今日はお酒を頼む。熱燗だ。保温のため毛糸に包まれてお酒だ。(写真:A13)
実は次に出て来た「刺身盛り合わせ」だったが、写真撮り忘れ。「のどぐろ、たんたか(カレイの一種)、つぶ貝、うに」を楽しみました。
「うちこ」「小エビ」の塩辛。(写真:A14)
「白子の天麩羅」(写真:A15)
「毛蟹の足の部分=生で食べる」(写真:A16)
この毛蟹は大きいし、一人では食べ応えがありましたが、堪能し尽くしました。新鮮な生きた毛蟹でないと生では食べられないということでした。見てください、この毛蟹、私を睨んでますよ。(写真:A17)
「ヤリイカ」(写真:A18)
「北寄貝」(写真:A19)
先ほどの毛蟹の「甲羅焼き」(写真:A20)
甲羅の中に小さな毛蟹の身を入れて焼いたもので、極上の味でした。こんな美味いものはないと思います。また贅沢ですよね。最後はお酒を入れて飲みました。
「漬物」箸休め。(写真:A21)
ここから握りを頼む。「中とろ」(写真:A22)
「ボタン海老」(写真:A23)
「鯖」(写真:A24)
実はこの時2合の熱燗を3本飲んでいて酔っていたから、写真を撮り忘れていたのが、「ホタテ」と「おひょう(カレイの一種)」の握りでした。
その上、店からホテルまでの道を間違えて幣前橋まで行ってしまいました。どうしようもない、ていたらくでした。

翌朝は晴れ渡っていました。釧路港です。(写真:A25)
(写真:A26)
この写真はホテルにあったもので、丹頂の子育てでしょうか。(写真:A27)
大人の丹頂の頭をご覧ください。その特徴が見えます。
釧路への一泊二日の旅でした。無事に東京に帰ってきましたが、やはり疲れているので早々に寝ました。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「MEMORIA メモリア」(HTC有楽町にて)私的評価★★★(今年22作品目)
何とも不思議な映画だった。コロンビアに住む白人中年女性は夜中に爆発音のような音を聞く。しかし周囲の人は誰もそんな音には気が付かなかったという。音を探る内に彼女が辿り着いたのは田舎の村。彼女は人の記憶の音を聞くことが出来たのだった。過去からの音が彼女の頭の中を流れる。そしてあの爆発音は宇宙船の出発音だった。理解不能の映画でした。

「ザ・バットマン」(UC豊洲にて)私的評価★★★★(今年23作品目)
ゴッサムシティは暴力犯罪と麻薬等で腐敗し尽くされていた。唯一の希望はバットマンだった。汚職の頂点だった市長に警察トップに検察官が次々と殺された。犯人は謎のメッセージをバットマン宛てに残して姿を消す。犯人を追い掛けるバットマンとの対決を描く。ただし3時間の長さには参りました。

3月11日付)け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」は、「ザ・バットマン」が4つ星、「林檎とポロライド」が4つ星、「湖のランスロ たぶん悪魔が」が5つ星、「ウェディング・ハイ」が2つ星、「JO1 未完成」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体」
ザ・バットマン」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」。「義経千本桜 渡海屋大物浦。
3月大歌舞伎を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本。長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、北海道・釧路に行きました。
3月は再度金沢と札幌に、また5月には沖縄に行く予定。
海外には8月にハワイに行く予定。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「故郷がえり」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼★★★★(今年56冊目)「研ぎ師人情始末」第15弾

「死闘、裏伊賀」(倉阪 鬼一郎 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年57冊目)「研ぎ師人情始末」第15弾

「赤ん坊地蔵」(井川 香四郎 著)二見時代文庫 私的批評眼★★★(今年58冊目)「ご隠居は福の神」第8弾

「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」

「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」
今、東京には2点のフェルメール作品がある。先週「国立新美術館」で観たのは「信教の寓意」だったが、今回観たのは東京都美術館の「窓辺で手紙を読む女」だった。(写真:B1)
開催中のドイツ「ドレスデン国立古典絵画館」が誇る作品群の中にあったフェルメールでした。(写真:B2)
そしてこの絵の最大の謎は、背景の壁にエックス線検査で見つけ出された「キューピット」が隠されていたことが発見されたことだった。近年の検査で誰がいつ行ったのかは分からない謎なのだが、壁を覆いつくしていた白い絵の具を剥がすと絵全体の4分の1ほどの大きさがあるキューピットが見つかったのだ。絵の右3分の1ほどもあるグレーのカーテンの後ろの壁にまさかこんなキューピットがあろうとは誰も想像もしなかっただろう。
フェルメールの特徴的な窓から入る太陽の光に輝く女性の顔と手紙の白さが印象的な絵だ。その姿を見守る様に佇むキューピットが謎を更に深める。手紙は恋人からのものなのだろうか、女性の熱心な読む姿と表情が伺える作品だ。
その他巨匠たちの作品にも目を奪われる。(写真:B3)
まず左はヤン・ステーンの「ハガルの追放」。中央がヘラルト・テル・ボルフの「手を洗う女」。そして右はハブリエル・メツーの「レースを編む女」だ。
次、(写真:B4)
左上はレンブラント・ファン・レインの「若きサスキアの肖像」。右がヤーコブ・ファン・ライスダールの「城山の前の滝」。下がヤン・デ・ヘームの「花瓶と果物」だ。
17世紀オランダ画壇の素晴らしい作品でした。この展覧会も是非ご覧ください。見逃す手はないですよ。

「旅暦回顧録 ロスアンジェルス編」

「旅暦回顧録 第42話 ロスアンジェルス編」
2015年8月、シアトルからロスアンジェルスに移動した。ここでも中学の同級生K君のお世話になり、自宅に泊めてもらった。
まず訪れたのは正月に行われる大学フットボールの試合の場所「ローズ・ボウル・スタジアム」だ。(写真:C1)

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カリフォルニアの太陽に輝くこの地で当時は全米ナンバーワンを決める招待試合が行われていた。憧れの場所だった。
K君の自宅前で愛犬と。(写真:C2)
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LA郊外の住宅街は自然が溢れていて「リス」が現れた。(写真:C4)
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恐竜の博物館にも行った。(写真:C3)
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南の海岸では海水浴をする人、サーフィンをする人等で賑わっていた。(写真:C5)
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青い空と蒼い海、正にカリフォルニアだ。(写真:C6)
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(写真:C7)
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メキシコ風の教会にも行った。(写真:C8)
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ダウンタウンは広々としていた。やはり土地がたくさんあるのだなあと感じた。短い滞在でしたが、アメリカの大きさと豊かさに圧倒された旅でした。

「どぜう 飯田屋」

「手前勝手世界食物語、第618話」
「どぜう 飯田屋」
体育会同期の仲間たちで集う「浅草会」がある。忘年会以来だから3か月振りか。浅草会の名の通り、剣道部のF君が浅草育ちのために色々な店をアレンジしてくれている。毎度お世話になります。
ということで今回は「どぜう 飯田屋」という老舗の店だ。(写真:D1)
聞くと幕末の「慶応年間」に創業したという。浅草の泥鰌の店はこの店を含めて2店ある。昔は貴重なたんぱく源だった泥鰌だが、今は余り食べられていないのか。(写真:D2)
(写真:D3)
突き出しの「マグロのヌタ」(写真:D5)
「泥鰌の唐揚げ」((写真:D4)
メインの「泥鰌の丸鍋」だ。「丸」とは泥鰌をそのままの姿で出す。一方「抜き」は泥鰌の骨抜き済のものだ。(写真:D6)
上に大量の葱を入れて煮る。更に葱の次には「ごぼう」を入れる。(写真:D7)
最後は「泥鰌の味噌汁」と「ご飯」だ。(写真:D8)
いやあ、久々の泥鰌鍋を満喫しました。美味しかった。
今回は13名の出席でした。皆元気ですね。私以外は2次会に行ったようです。(写真:D9)
(写真:D10)
以上、桜の開花予想も出始めた東京から勢古口がお送りしました。

「金沢・蟹の旅」

「J  REPORT 2022 3月第2週号」 
「リタイアメント・ノート 12年9ヶ月目」
「VOL.1254 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦 第103話」
「金沢・蟹の旅」
今回の目的は「加能カニ」を食べることだ。もう近々に蟹の季節は終わりを告げるが、まだ名物の蟹は食べられる。しかし高い。大型のは一尾1万円以上だ。それでも羽田8時半発、早朝の飛行機で小松空港に向かう。羽田から約1時間、日本海沿いに設けられた空港に無事到着した。雪は殆どない。バスで金沢市内に向かったが、小松空港から意外と近く40分程度で着いたのには驚いた。
日本海が見えるが、今日は晴れていて美しい海だ。(写真:A1)
近江町市場にある「旬彩和食 口福」には行列が出来ていたが、予約してあったのですぐに入れた。もうカウンターには私の食事が用意されていた。まずは「蟹鍋」(写真:A2)
野菜など具材をまずは煮る。そして蟹の生身をしゃぶしゃぶにして食べるという。(写真:A3)
次は「蟹刺し」これが加能蟹で「輪島港」のタグが付いていた。(写真:A4)
加能蟹とは、加賀と能登との合体造語なのだろう。
鍋が煮えてきました。(写真:A5)
蟹を入れました。(写真:A6)
さて店の雰囲気はどんなのか?目の前の壁です。(写真:A7)
(写真:A8)
「しゃぶしゃぶ」「刺し」に続いては「蟹焼き」だ。(写真:A9)
この3点セットで蟹シリーズは完了した。
目の前の壁にミニチュアの蕎麦セットがあった。(写真:A10)
「野菜の天麩羅」(写真:A11)
最後が「蟹雑炊」だ。(写真:A12)
もう満腹です。それにしてもこの店、行列が途切れません。人気店です。(写真:A13)
市場は活気があるが、もう時代が変わりつつあり、昔の市場の面影はありませんでした。完全に観光地化されていますね。(写真:A14)
(写真:A15)
(写真:A16)
金沢駅へ戻る。(写真:A17)
まだ午後1時過ぎだ。
実は小松空港からの帰りの便は18:30なので、もう疲れていて観光など出来そうにないので、新幹線に切り替えて帰ることにした。毎週あちこちに飛び廻り、美味い物を食べるのにも結構疲れる。
新幹線で約3時間で東京に帰ろう。富山からは「立山連峰」が今日はよく見えた。(写真:A18)
糸魚川から見た立山連峰。(写真:A19)
(写真:A20)
上越妙高から見た日本アルプス。(写真:A21)
本当に綺麗な山々でした。でも疲れました。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ゴヤの名画と優しい泥棒」(TCシャンテにて)私的評価★★★★★(今年21作品目)
英国で起きた実話だ。ナショナルギャラリーからゴヤの名画「ウエリントン侯爵」が盗まれた。盗んだのは普通の老人だった。彼は公共放送BBCが受信料を払わないと観られない事態を改善しようとして議会に訴えていた。そして名画を人質として、BBCのテレビ放送解放を警察と交渉するのだが、遂に捕まってしまい裁判となる。この結末が実に面白いし愉快だ。こんなほのぼのとした映画が私は好きだ。

3月4日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」は、「MEMORIA メモリア」が4つ星、「焼け跡クロニクル」が4つ星、「親密な他人」が4つ星、「ある職場」が3つ星、「ポゼッサー」が3つ星、「ムクウェゲ 女性にとって世界最悪の場所で闘う医師」が3つ星、「余命10」が3つ星、「ブルーサーマル」が3つ星、「中村屋酒店の兄弟」が3つ星、「永遠の1分」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」。「義経千本桜 渡海屋大物浦。
3月大歌舞伎を観劇予定。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本。長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢に行きました。
3月には釧路に丹頂鶴を見に行き、5月には沖縄に行く予定。
海外には8月にハワイに行く予定。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「だれだっけ」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年48冊目)「わるじい慈剣帖」シリーズ第8弾

「恋ほおずき」(諸田 玲子 著)中公文庫 私的批評眼★★★(今年49冊目)

「死者の威嚇」(小杉 健治 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年50冊目)

「出帆編」(高田 郁 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★★(今年51冊目)「あきない世伝金と銀」第12弾

「新・入り婿商い帖」(千野 隆司 著)時代小説人気シリーズ文庫 私的批評眼★★★★(今年52冊目)「同」第3弾

「渦中」(上田 秀人 著)集英社文庫 私的批評眼★★★(今年53冊目)「辻番奮闘記」第4弾

「鵺退治の宴」(早見 俊 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今年54冊目)「闇御庭番」第9弾

「メトロポリタン美術館展」

「メトロポリタン美術館展」(心奪われる美の至宝、来日)
六本木の国立新美術館で開催中の展覧会に行って来た。1860年代、アメリカは南北戦争後のニューヨークに、美術館は造られたものの展示物は全くなかったという。それが篤志家や富豪たちの寄付により19世紀後半から今までに何と150万点余の美術品が寄贈されたというから凄い。私もニューヨークへの旅行中に数回訪れたが、今回の企画には涙が出るほど嬉しかった。兎に角15世紀からのヨーロッパ画壇の貴重な作品が65点も展示されていて、これほどの展覧会はなかなか見られるものではない。(写真:M1)
まあ、色々というよりは是非見に行くことをお勧めする。素晴らしい絵画に圧倒されると思う。能書きは別として詳細は現地で確かめてもらい。
「女占い師」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(写真:M2)
「踊り子たち、ピンクと緑」エドガー・ドガ(写真:M3)
(写真:M4)
有名な画家の作品ばかりだが、どうしてこれほどのものが集められたのか、同時にアメリカの嘗ての国力の凄さに思い至る作品群でした。
でも気が付いたことがある。15世紀の宗教画も19世紀の印象派の絵も、人の目の色が黒か茶色なのだ。実は青い目の絵は殆どなかったと言えるのだった。何故だろうか?何かしらの効果を狙ったものなのか、疑問のまま会場を後にしました。
後日、一部屋分展覧会を見落としていたことに気が付き、再度訪問した。それはフェルメールの作品のある部屋だった。
オランダの画家「フェルメール」は生涯に35点の作品を描いたと言われている。その中で珍しく寓話を題材にしたのが今回の出展作品「信仰の寓意」だ。(写真:フェルメール)
これまで観た幾つかのフェルメール作品とは若干違い、「光の魔術師」と言われている彼の真骨頂とはちょっと感じが違う作品だった。何か古惚けた感覚だけが残ったような気がした。「真珠の首飾りの少女」の絵の印象が強過ぎるのかもしれないが。
まあ一度ご覧になるといい。

「正月以来の集まり」

「正月以来の集まり」
同期の仲間3人とと正月の新年会以来の集まりを開いた。場所は西武新宿駅に近い歌舞伎町の一角、正に戦後の混乱期に建てられ不法占拠していたかのような、混み入った細い路地裏にある古い店だった。店名は忘れたが兎に角古びた街にある古びた店だった。二代目のご主人が一人で切り盛りしているが、テーブル席に3名、カウンター席に4名程度しか座れないような小さな店だ。この日新宿の気温は何と20度だった。(写真:C1)
まず私は「ハイボール」を頼む。突き出しは「芋」だった。(写真:C2)
刺身が出て来たが、まずは「ホウボウ」だという。深海魚らしい。(写真:C3)
次の刺身の名前を忘れた。(写真:C4)
次の刺身はマグロの稚魚だという。(写真:C5)
名物らしいが「オールグリーン」という野菜炒めだ。(写真:C6)
聞くというところによると麻雀で役満を出した人の役が「オールグリーン」でその人のオーダーで作られたのが、この野菜炒めで、全てがグリーンの野菜で出来ているかららしい。
そして「ジャガイモ」(写真:C7)
「卵焼き」(写真:C8)
これまでに4名で日本酒の徳利10数本飲んでいるのだが、話しに弾みがついて、終わりが見えてこない。
最後はこれまた店自慢の「ステーキ」だ。(写真:C10)
いやはや、よく食べたし、よく呑んだ。まだまだ元気な老人たちでした。(写真:C9)
またやりましょう。

「中華料理のTEN」

「手前勝手世界食物語、第617話」
「中華料理のTEN」
何度も紹介している店だが、今回は「BIC CAMERA」の6階にある「スシロー」に行く予定だったが、何と115分待ちということで諦めて、イトシア別館にある「TEN」に入った。大体3か月に1回程度訪れているが、この日は全くの空席だらけ。お客が全くいない。やはり価格が高いせいなのだろうか。高くてはお客は来ない。この店も永くは持たないなあ。実はネットで調べていたら、南千住の「尾花」が2月から休業中だという。「鰻と言えば尾花」だと思っていたのだが、そんな老舗でもコロナに負けた。ちょっとサービスに手を抜けばあっという間に淘汰されるのがこの世界なのだろう。頼んだ順序とは違うがオーダーした品が出て来た。
「紹興酒」(写真:S1)
「重慶風麻婆豆腐」(写真:S2)
「トマトと卵のふわふわ炒め」(写真:S3)
「小籠包」(写真:S4)
「黒酢の酢豚」(写真:S5)
適当に酔って、適当に腹を満たし、早く帰ってゆっくり寝よう。
以上、春の声が聞こえるようになってきた東京より勢古口がお送りしました。