「マルタ島の旅、成田からドバイへ」

「J  REPORT 2017 1月第3週号」
「リタイアメント・ノート 8年7ヶ月目」
「VOL。985号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com

「旅暦70、マルタ島の旅」
「成田空港からドバイへ」
1月10日火曜日、連休明けだ。夕方に成田からの「エミレーツ航空」のドバイ行きの便でマルタ島に向かう。第2ターミナルのエミレーツ専用のラウンジで白ワインを飲み、ステーキを食べる。今回はエミレーツのビジネスクラス利用で往復30万円、勿論ホテル代や食事代も含めてだから超安いツアーだ。エコノミークラスだと88,000円だ。
ラウンジの中のトイレには、洗い場があった。(写真1:洗い場)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

多分礼拝前に身体を綺麗にするためのものではなかろうか?勿論トイレ内に「祈りの部屋」もあった。(写真2:祈りの部屋)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

敬虔なイスラムの人たちのためだろう。
ボーイング777の最初の食事は「ビーフシチュー」を頼んだ。(写真3:ビーフシチュー)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ちょっとばかり味が濃い気がする。
夜9:10発で中継地のドバイには日本時間午前8:45着。時差5時間だから、現地時間は午前3:45ということになる。着陸の2時間前に朝食がでた。オムレツを頼んだつもりだったが、何か分からない卵料理が出て来た。(写真4:機内食朝食の卵料理)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「ドバイ国際空港からキプロスへ」
1月11日水曜日
駐機場からバス(ビジネスクラス客専用)で約10分、広い空港を走りに走って漸くターミナルに着く。乗継便まで3時間以上あるから、またまたエミレーツのラウンジに入り、休憩した。すると「礼拝に参加せよ」と伝える祈りの調べのような声によるメロディーが朝の5:45に聞こえて来た。ジュースと軽食でまたまた食事。食べてばかりいるようだ。気温20度ということでターミナルの中は冷房が効いている。ドバイには半日観光も含めて何度かトランジットでも訪れている。エミレーツは資金が沢山あるので、ドバイの空港には多数のボーイングやエアバスの機体が見える。エアバスA380のダブルデッカーの大型機が数機見える。裕福な航空会社だ。我々が次に乗るのもB777-300だ。(写真6:B777)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「キプロスからマルタへ」
ドバイから直接マルタに行くのではなく、途中「キプロス」経由だった。地図を見てもらおう。本来ならばドバイから北西に真っ直ぐ行けばいいのだが、そこは紛争地帯のイラク国境付近、そしてシリア上空となる。従って我々の機は、一路西に飛び、ペルシャ湾を越えサウジアラビアに入った。(写真7:地図)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そのままサウジ上空を経由してシナイ半島まで行く。エジプトだ。(写真8:地図)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そこから北に方向転換してキプロスへと向かう。多分1時間以上ロスタイムがあるだろう。(写真9:地図)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キプロスはトルコの南、シリアの西に位置する島国だ。「キプロス紛争」で有名だが、1955年からの紛争は未だに続いているというのだ。トルコ側が島の東を、ギリシャ側が西を占拠し、間にイギリス軍が細長い緩衝地帯を設けているという不思議な国だ。トルコとギリシャの代理戦争が行われているのだ。キプロスで66か国目の訪問国となった。(写真10:市街地)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キプロスまでドバイから4時間15分、さらに1時間半待ちで、ここからは一路マルタ島に向かう。(写真11:地図)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

また機内食が出た。今度は魚にした。(写真12:機内食の魚)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「マルタ島到着」

「マルタ島到着」
キプロスから約2時間20分程でマルタに到着。成田を出てほぼ24時間経っていた。流石に疲れた。南米行きと同じようなものだった。何しろ経由地がドバイとキプロスの2か所だったからだ。今回の格安ツアーは東京、大阪、名古屋から集まっていて合計33名だという。まあビジネスに乗っていたのは十数人だろうか?B777から降りる。(写真13:降機)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここもバスだが、ビジネス客専用のバスだ。全員が集合するまでに約1時間も掛かった。ここマルタは1964年まではイギリスの支配下にあったので、道路は左側通行、公用語はマルタ語と英語だという。人口41万人、面積は東京23区の半分ほど、淡路島とほぼ同じだという。EUに加盟しているので通貨はユーロだ。国旗が見えた。白と赤に十字架がある。マルタ十字というらしい。(写真14:国旗)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

勿論ここは敬虔なカソリックの国「マルタ共和国」だ。その昔「聖マルタ騎士団」が十字軍としてやってきて、ここから聖地エルサレム奪還に向かったのだ。その昔はフェニキア人、その後カルタゴ(今のチュニジア)、そしてローマの支配となったが、いずれにしても地中海貿易の重要な拠点だったのだ。ローマの後は長くイスラムの地となり、ノルマン人、スペイン人と続き、聖マルタ騎士団の島となるのだ。彼らはフランスを中心としたヨーロッパ各国の貴族でお金持ちの次男三男が金を出してこの島を買ったのだ。そこで十字軍として戦い、イスラムの国であるオスマントルコを破った歴史がある。島はイタリアのシシリー島の南、アフリカ大陸の北に位置する交通の要衝だ。さてマルタで67か国目の訪問国となった。
何しろ小さな島だからどこに行くにも大した時間は掛からないらしいから、「15分国」と言われているという。15分で行けるという意味だろう。

「イムディーナ城」
島の中央部の小高い丘の上に「イムディーナ」と呼ばれる城郭がある。堀を巡らせた城だ。(写真15:城門)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

由来を記したレリーフがあった。(写真16:レリーフ)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

城門を潜る。(写真17:城門)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

直ぐに小さな教会があった。(写真18:教会)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

城門の内側にはこの城の守護神である「聖パウロ」を刻んだ像があった。(写真19:聖パウロ像)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

広場には観光客目当ての馬車がいて、御者が客待ちをしていた。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この城郭都市はメインストリートの脇道は細く曲がりくねっている。(写真21:横道)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

これは敵の侵入を防ぐ目的だ。中心部に大聖堂があった。(写真22:大聖堂)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「聖パウロ大聖堂」だ。壁面には時計と対をなす「カレンダー」があった。(写真23:カレンダー)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マルタの建物は石灰岩で建てられている。淡いピンク掛かったベージュ色の石だ。城壁の端に立つと眼下に首都バレッタなど海岸の街が見える。今ではこの辺りは有名な避暑地になっている。(写真24:バレッタ)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大聖堂に入る。5ユーロだった。中々に小さい割には立派だ。床の下には沢山の聖職者たちの墓があるという。正面の祭壇も美しい。(写真25:祭壇)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ステンドグラスが綺麗だ。(写真26:ステンドグラス)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(写真27:ステンドグラス)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

祭壇の裏側にパウロが海で遭難しかけた絵があった。有名な人が描いたらしいが、よく聞き取れなかった。(写真28:パウロの遭難)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「受胎告知」の絵もあった。マリアが大天使ガブリエルより下に描かれているから、まだ普通の人間だった時の絵だという。(写真29:受胎告知)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この国ではキリスト教はマリア信仰なのだ。(写真30:マリア様)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

神の子イエスを産んだマリア様を信仰の糧としている。大聖堂前の広場の一角に「聖母子像」が刻まれていた。(写真31:聖母子像)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

広場に公衆電話機があった。カード式だ。今時珍しい。(写真32:電話)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

イギリス風なのだろうか。

「孫娘と映画に」
正月明け、孫娘たちがやってきた。そして昨年から頼まれていた映画に孫を連れて行くことになった。「妖怪ウォッチ」というアニメだ。孫は映画を観ながら、歌を歌ったり、新しい妖怪が出てくると名前を教えてくれたりと楽しんでいた。でも疲れますね。(写真:孫と映画を)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「2017 私の映画鑑賞記録」
「ダーティ・グランパ」(TCみゆき座にて)私的批評眼★★★(今年3作品目)
ロバート・デ・ニーロがお祖父さん役で兎に角エッチな映画でした。

「妖怪ウォッチ」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年4作品目)
ホエホエールという鯨を巨大にしたような怪物が空を飛ぶ。それを主人公の少年が妖怪仲間と共にやっつけるというもの。人気漫画のアニメでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

日経新聞1月13日(金)の「シネマ万華鏡」の映画評価によれば、「ブラインド・マッサーコ」が4つ星、「パリ、恋人たにの影」が4つ星、「牝猫たち」が4つ星、「本能寺ホテル」が2つ星、「変魚路」が3つ星、「疾風スプリンター」が3つ星、「天使にショパンの歌声を」が3つ星でした。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、
海外旅行は、

「2017 本の記憶シリーズ」
「機は熟せり 下」(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年3冊目)「クリフトン年代記」シリーズ第6段

「邪悪 上」(パトリシア・コーンウエル 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年4冊目)本邪悪上

「邪悪 下」(パトリシア・コーンウエル 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年5冊目)本邪悪下

「声なき蝉 上」(佐伯 泰英 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年6冊目)「空也十番勝負」シリーズ青春編本声なき蝉上

「ラバト」

「ラバト」
次にこの城壁の外側部分にある街「ラバト」に向かう。目と鼻の先にある街だ。街角に十字架を持つイエス・キリストだろうか?(写真33:十字架を持つ男)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このラバトの地下には沢山の土蔵されたお墓がそのまま眠っているという。街の特徴の一つに道路に面した建物の2階部分には「飾り窓」が道路にせり出していることだ。(写真34:窓)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

隣の建物の壁と壁がくっついているため、少しでも採光をよくするためだという。街の小道はやはり細いものだ。(写真35:小道)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここにも「聖パウロ教会」があった。(写真36:教会)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

生活が宗教と一体化しているのが見て取れた。
ホテルにチェックインしてから、夕食に島の北側の漁村に食事に出掛けた。ホテル前には「カジノ」があった。日本も「IR法案」でこうしたカジノを造るのだろう。果たして必要なものなのか、私は疑問に思っている。月を見上げるとほぼ満月近くになっていた。(写真37:月)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夕食は「海鮮リゾット」で、ホタテと海老が入っていたが、水っぽくてシャバシャバしていて余り美味しくなかった。(写真38:リゾット)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

メインはアルミホイールに包み蒸された魚だった。(写真39:蒸した魚)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

鯖みたいな魚だったが、味気もなく、これかよと言いたくなるような不味い料理だった。ここの店は駄目でした。

「ゴゾ島」

「ゴゾ島」
1月12日木曜日
マルタには人が住む島が3つに無人島が2つあるという。その一つのゴゾ島へ行く。まず朝4時から、このレポートの昨日までの文を作成。この国、水に問題があるという。理由は年間の降水量が600mmと非常に少ない。従って飲料水は海水をろ過して使用しているという。友人が以前この島を訪れた時にはロンドンや香港にあるようなダブルデッカーのバスがあったというが、どうも今は最新式の普通のバスになっているようだ。今、泊まっているホテルも古い。設備も古い(でも4つ星だそうだ)。まあ仕方ないか。マルタに降りた日本人は、我々グループが33名、同様マルタ7日間が約20数名、阪急のグループが約20人とかなりの人が降り立った。今はシーズンオフなのだから、日本人は大歓迎なのだろう。流石、中国人は少ない。実は昨年、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの二人が共演した映画「By the sea(日本題=白い帽子の女)」を観た。そのロケ地がマルタだったというので、それを探したいと思っていたのだ。多分それがゴゾ島にありそうな気がする。マルタ語の言葉はやはりラテン系の言葉で、地中海地方の言葉が混ざり合っているようだ。例えば
Bonju  「おはよう」ボンジュ はフランス語系
Bonsowa 「こんばんは」ボンソワ もフランス語系
Merhba  「いらっしゃい」メルハバ はトルコ語系
Sahha  「さよなら」サハ はフランス語系
Skuzi  「すみません」 スクージはフランス語ないしはイタリア語系
Granzzie 「ありがとう」グラッシー はイタリア語系
となるようだ。朝、ホテルの前のカジノから大型のタンクローリーが出て来て、Uターンしたが、これが何と給水車だった。水を運んでいたのだ。(写真40:給水車)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

水事情が分かる光景だった。ホテルを出て、島を東の海岸から北の海岸を通って西の端のフェリー乗り場まで行く。途中、天然の塩田があり、大昔からここで塩を生産していたという。名産品でもあるという。(写真41:塩田)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

道路のあちこちに「speed kills」という標識がある。「スピードは落とす」という意味だろうが、killの前にいたずらでSが書き加えられていた標識を観た。「スピードは技術だ」とでも言うのだろうか?これを観て思い出したのが、戦時中の日本での標語で「贅沢は敵だ」という看板に「素」が加えられて、「贅沢は(素)敵だ」と皮肉っていたが、これ同様面白いものだった。約30分程でフェリー乗り場だ。(写真43:フェリー)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

6km先の「ゴゾ島」まで行く。二つの島の間に小さな「コミノ島」があり、この脇を進む。あちこちに騎士団が造った「見張り塔」がある。(写真44:塔)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マルタには50以上あるという。さて、朝の海は結構波が高い。

「青の窓」
海岸線は太古の昔の海底が隆起した場所で、至る所に貝の化石がある。足の踏み場がないといった感じ。(写真45:貝の化石)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そんなところに波と風で出来た大きな穴が開いていた。まるで窓のようなので「青の窓」と名付けられたという。(写真46:青の窓)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

同じような穴が開いた部分から船が通る小さな隠し船着き場があった。(写真47:港)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ローマ時代の映画の撮影にも使われたという場所だそうだ。沖に地元の人が「クロコダイル・ロック」という岩があったが、私の感覚では「亀岩」だと思う。(写真48:亀岩?)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

さて、例の映画のロケ地だが、昼食を摂ったレストラン近くの海岸で行われたのだが、主演の二人はホテルの部屋も別々にしていたというから、当時から離婚危機はあったのだろう。2週間、周囲を封鎖して撮影したという。
昼食は「海鮮のオーブン焼き、盛り合わせ」だったが、豪華なもので、貝は4種類、ムール貝、マテ貝、浅利他、魚介は蛸と烏賊でこれは結構美味しかった。満足しました。(写真49:海鮮盛り合わせ)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

「ジュガンディーヤ」

「ジュガンディーヤ」
島の中心部に中世に建てられた城砦がある。(写真50:城砦)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その内部に大聖堂がある。(写真51:大聖堂)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マリア様がファザードの中央にある。(写真52:マリア像)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

内部は如何にもそれらしい荘厳な感じだ。(写真53:内部)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

マリア様の昇天の絵があった。(写真54:昇天の絵)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

天井に騙し絵があった。下から観るとまるでドーム状の天井のように見えるのだが、実は騙し絵で平坦な天井に描かれているのだそうだ。(写真55:天井の騙し絵)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この大聖堂の司祭の一人のお墓があり、金属製のデスマスクとガラスケースには司祭を模したマネキンが置かれていた。(写真56:お墓)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

カソリックの教会だから、マリア信仰だが、当然キリスト受難の絵もある。(写真57:キリスト)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ゴルゴダの丘に向かうキリストだ。さて次は城砦の周囲を廻ってみた。ここが島で一番高い部分なのだろうか。正に360度が一望出来た。あちこちにテーブルマウンテン状の丘がある。(写真58:テーブルマウンテン)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

このゴダ島はマルタ島と違い、粘土層の土が沢山あるので、保水効果が高く、湧き水があちこちに出るので、農作物もよく取れるという。牛舎もあり、乳牛を飼ってもいる。帰りがけに城砦の下の街で土産を買った。(写真60:土産物)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

イチジクのジャムだ。孫たちにあげるつもりだ。

「チッタデッラ巨石遺跡」

「チッタデッラ巨石遺跡」
今から5600年前に造られたと思われる「巨石群遺」がこの島にはある。イギリスの「ストーン・ヘンジ」のようなものを想像していたが、もっと構造物に近いものだった。流石に屋根はなかったが、立派な巨石群で出来ていた。(写真61:巨石遺跡)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

当時の人たちの信仰の場だったのだろう。出土した骨からDNAを採取し頭部の骨を復元したのがあったが、現代人より後頭部が飛び出していて、細長かった。(写真62:復元模型)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それでも数メートルの高さの巨石をどうやって切り出し、運び出し、建てたのかが 不明で想像するしかない。(写真63:全景)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

今は海に向かっている正面は一部崩れ落ちている。直径30cmほどの丸い岩が沢山あることから、これがコロの役割をした石で、この石を敷き詰めた上に岩を乗せて引っ張り運んだのではないかと思われているらしい。(写真65:コロ石)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

内部は幾つかの部屋に分かれている。(写真66:内部の部屋)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

壁の厚みは20cmはある。(写真67:壁石の厚み)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(写真68:厚み)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(写真69:厚み)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この遺跡の説明文のパネルがあった。(写真70:パネル)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ここに住んでいた人たち、即ちこの遺跡を造った人たちは身長が150cmほどで、魚介類を全く食してこいなかったと思われる。なぜなのか?勿論分からないが、ある時突然いなくなってしまったという。天変地異なのか、病気だったのか、或は食料不足により飢餓なのか?理由は分からないが全滅したことだけは確かなようだった。ここからの眺めは最高だ。海峡を挟んで、こちら側がゴゾ島、中間にコモス島、その向こうにマルタ島が見える。(写真71:3つの島と海峡)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

フェリーでマルタ島に戻る。夕焼けが美しい。明日も晴れるのだろうか。(写真72:夕焼け)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夕食は昨日訪れた「ラバト」のレストランだ。途中ライトアップされた「ジュガンディーヤ」が観えた。(写真73:ライトアップ)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

空には満月が見える。(写真73-2:満月)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

料理のメインは牛肉の煮込みだった。(写真74:牛肉煮込み)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夕食時にはミネラルウォーターとワインが付く。この夜も次々とデキャンタに入った赤と白のワインが出て来て、すっかり酔ってしまった。なぜ、これだけのサービスをするのか?多分今回のツアーはビジネスクラス利用者が多かったから、旅行会社としてはリピーターになってもらおうという企みがあるのではなかろうか?そんな想像をしながら飲んでいた。
ということでマルタ島の旅の前半をお送りしました。後半は次週に続きます。

「来る年、2017」

「J  REPORT 2017 1月第1週号」
「リタイアメント・ノート 8年7ヶ月目」
「VOL。984号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com

「来る年、2017」
明けましておめでとうございます。
元旦の朝、いつものように愛犬の散歩に午前5時半過ぎから出掛けた。比較的暖かいようだ。自宅から約2km先の「豊洲公園」に向う。隅田川河口に掛かる「レインボーブリッジ」がライトアップされて見える。(写真1:レインボーブリッジ)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

美しい姿だ。やがて遠くに「東京タワー」が見える。パリのエッフェル塔を模したこのタワーが出来てから60年近くが経つのだろうか、これも美しい姿だ。(写真2:東京タワー)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして近年の東京の名所のひとつになったのが「東京スカイツリー」。こちらは落ち着いた雰囲気のタワーだ。どちらかというと女性的な美しさだ。(写真3:スカイツリー)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

まだ空は白んでもいない。6時半になり徐々に明るさが増してきた。晴海大橋から豊洲方面を眺める。(写真4:豊洲の夜明け前)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

白からオレンジに空の色が変わりつつある。自宅マンションが見えてきた。もうじきに夜明けだ。(写真6:夜明け前)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夜明け前が一番寒いというが、気温5度位だろうか、家に帰ろう。そして7時、自宅で夜明けを迎えた。富士山の向こうに初日の出が上がった。(写真7:初日の出)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

富士山の山頂に黄金の太陽が光り輝いた。(写真8:富士の日の出)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

勿論これらの富士山の写真はテレビで観たもので、お許し願おう。さて、今年はと、肩に力を入れずに、ゆったりと生きたいとは思うものの、性格的にのんびり出来ない性質(たち)なので多分今年も全力疾走してしまうと思う。それでも精一杯生きようと思う。今年の抱負?まあ、やれることをやることですかね。一日一日を無駄にしないように生きたいと思います。

「孫息子にお年玉を」

「孫息子にお年玉を」
正月に昨年3月に生まれた孫息子の「蓮」君に初めてのお年玉を上げた。どうも寝ていたみたいでご機嫌斜めだった。(写真5:蓮君)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

だが、私が帰った後にお年玉を嬉しそう?にしていた蓮君を息子が写真に撮ってLINEで送ってくれた。(写真5-2:蓮君とお年玉)%ef%bc%95%e5%ad%ab%ef%bc%92
クリスマスにもプレゼントをしたが、3月の1歳の誕生日には何を上げようかな?楽しみですね。

「2016 私の映画鑑賞記録」
映画「アイ・イン・ザ・スカイ 最も安全な戦争」(TCシャンテにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年223作品目)%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b6%e3%82%b9%e3%82%ab%e3%82%a4
上空を飛ぶドローンからミサイルを発射させてテロリストを倒す作戦は、遠く離なれた安全な部屋からおこなわれていた。ターゲットの傍で幼い少女がパンを売り出した。果たしてテロリストを倒すために少女を犠牲にしてもいいのか?法規と道徳との狭間に揺れる人たち。最後は意外でした。

「2017 私の映画鑑賞記録」
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」(TCスカラ座にて)私的批評眼★★★(今年1作品目)
若者向けの恋愛ドラマですかね。%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%83%9c%e3%82%af%e3%81%af%e6%98%8e%e6%97%a5

「うさぎ追いし」(有楽町スバル座にて)私的批評眼★★★(今年2作品目)%e6%98%a0%e7%94%bb%e3%81%86%e3%81%95%e3%81%8e
信州は上田藩の下級武士の三男に生まれた山田勝三郎は、上京し、元御藩医の山極家に養子に入る。東大医学部を主席で卒業した勝三郎は4年間のドイツ留学のあと、医者の道ではなく病理学の道に進む。結核との闘いに明け暮れながら、癌は正常な細胞が外から加えられる刺激によって癌化することを証明しようとした。その際に使用した動物が「うさぎ」だった。日本人として初めてノーベル賞にノミネートされたが受賞はならなかったが、その偉大な医学に対する貢献から世界中から賞賛されている勝三郎の半生を描く。

「私の去年2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★
★★★★

「2017 観劇シリーズ」

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、
海外旅行は、

「2017 本の記憶シリーズ」
昨年、読んだ本の数は「273冊」でした。旅行を余りしなかったので、本の数が300冊に達しなかったのが残念だった。旅行をすると飛行機や電車の中で本を沢山読むことが出来るのだが、今年は300冊越えを目指そう。

「夢の女」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年1冊目)「取次屋栄三」シリーズ第17段%e6%9c%ac%e5%a4%a2%e3%81%ae%e5%a5%b3

「機は熟せり 上」(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年2冊目)「クリフトン年代記」シリーズ第6段%e6%9c%ac%e6%a9%9f%e3%81%af%e7%86%9f%e3%81%97%e3%81%9f%e4%b8%8a

「機は熟せり 下」(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年3冊目)「クリフトン年代記」シリーズ第6段%e6%9c%ac%e6%a9%9f%e3%81%af%e7%86%9f%e3%81%9b%e3%82%8a%e4%b8%8b

「初詣」

「初詣」
正月二日に「川崎大師」に初詣に出掛けた。駅前から参道を進む。やがて250mの看板で群集に飲み込まれる。お参りをして帰りの人たちが門前町から吐き出されてくる。(写真9:群集)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

延々と1時間、漸く門前に近づく。(写真10:山門)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そろそろ足が痛くなってきた。特に痛めている右膝が具合悪い。(写真11:山門前)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

でももう暫くで境内に入れる。「御護摩法要」の申し込みをした。「家内安全」と記した。そして本堂に入る。坊さんが法話をしている。やがて午後4時になり、御護摩法要が始まった。(写真12:御護摩の炊き上げ)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いつも思うのだが、宗教法人は無税だし、正月の稼ぎ時に集めたお布施はどうなるのだろうか?というよりもお坊さんたちは精進料理を食べているのか?どうみても栄養過多のような体形の坊さんが多いのが不思議だ。それでも敬虔な護摩修行は続く。(写真13:御護摩)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

約30分で終わり、御札を貰って帰宅する途中の電車の窓から、富士山の姿が微かに見えた。(写真14:富士山)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

江戸時代ならば、江戸市中からはどこからでも富士山が見えただろう。だから今も都内には富士見という名前の付いた場所が多く残っているのだ。

「RICE BOWL」

「RICE BOWL」
第70回ライスボウルが3日、東京ドームで開催された。1階席はほぼ満席、更に2階席も8割以上の埋まり具合だ。これほどの観客が入ったのは初めてではなかろうか。(写真:R1)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

盛り上がってきて、いよいよ選手入場。フィールド中央でエールを挙げる2チーム。まずは社会人日本一の「富士通フロンティアーズ」。(写真:R2)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして挑戦者は大学日本一の「関西学院大学ファイターズ」。(写真:R3)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

キックオフは麻生太郎氏。(写真:R4)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

試合は最初から富士通が圧倒する。関学はどんどん押されに押されて、結局フィールドゴールを許す。(写真:R5)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

得点は3:0で富士通が先行する。(写真:R6)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

その後、もう一本長いフィールドゴールを富士通が決めて6:0。更にQBキャメロンからのパスが見事に決まり、12:0(写真:R7)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

トライ・フォー・ポイントもキックで決めて13:0とリードを広げる。(写真:R8)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

またまたパスが見事に決まる。19:0(写真:R9)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

前半戦は、20:0で終わる。(写真:R10)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

富士通のQBキャメロンは192cm、93kgの26歳。アメリカはルイジアナ工科大学卒でプロのNFLを目指していたが、外れて富士通に入社したという。今後は日本でアメリカンフットボールの普及に努めたいという優等生だ。スケールも凄いが、最も驚かされたのは彼のパスの投げ方だ。完全に頭の後から腕を振り下ろす本格派の剛速球QBなのだ。日本人は腕も短いし手も小さいので、頭の右上から投げ下ろす。或いは3クォーターから投げる。ところがキャメロンは完全に頭の真後ろから手を振り下ろしている。完全なオーバースローだ。これが早く、低く、正確で、そして長いボールを投げられる原因だろう。続いてエース・ランニングバックのゴードン。日系人の血を引く黒人だ。178cm、85kg、24歳はハーバード大卒のインテリだ。ディフェンスにも助っ人がいる。LBのニクソンは186cm、106kg、24歳、ニューメキシコ大卒。DBにはアディヤミ、178cm、85kg、25歳、サンディエゴ大卒。彼らが素晴らしい動きをしている。オフェンスではQBを守るパスプロテクトが完璧でキャメロンはじっくりとターゲットを探し、そして素晴らしいスピードでレシーバーのポケットに見事な玉を投げ込む。走ればRBが相手を引き釣りながら進む。関学にとっては全く体力、スピード、技術、何を取ってもその差の大きさに驚かされただろう。奇策を使うが、殆ど効かない。母校で富士通1年生のQB「高木翼」君は3軍で結局出番はなかったが、やはり社会人のレベルの高さが際立っていた。20分のハーフタームショーもあっという間に終わった。(写真:R11)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

富士通サイドではチアガールさんたちが頑張って応援している。後半も富士通がFGを決めて、その差を開く。23:0(写真:R12)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

だが、関学も意地を出して、漸くTDを奪い、2ポイントコンバージョンを試みるが失敗。23:6(写真:R13)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

富士通キャメロンからの絶妙なタイミングのロングパスがエンドゾーンの81番中村にドンピシャで決まる。29:6(写真:R14)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

TFPも決まり、30:6。関学も最後の反撃でランプレーでTD。30:12(写真:R15)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

TFPも今度はキックで決めて、1点追加、30:13となる。(写真:R16)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして試合終了。(写真:R17)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

興奮する応援団。MVPにはQBのキャメロンが順当に選出された。今回の試合には富士通OBで友人のK君からチケットを分けてもらい入ることが出来たが、席の確保に試合開始3時間前から並んでくれた同期のY夫妻にも改めて感謝申し上げる。それにしても富士通のレベルの高さに学生は全く手も足も出なかった。昨年の覇者パナソニックやIBM、そして一時代を築いたオービック等社会人を破る大学が出るのはよほどのことがないと無理だろうと感じた試合だった。因みに富士通の選手は皆現役の富士通社員で練習は土日休日のみ。あとは自主練習だそうだ。追伸、前述のK君によれば、キャメロンが加入した当時、パスレシーバー達は彼の早い強いボールをキャッチ出来なかったという。それが捕球出来るようになったこともチームの躍進の一つなのだろう。キャメロンから得られた魂はこれからも富士通に残るのだろう。

「エース 李 卓 君の夢」
母校の主将でエースランニングバックの「李 卓(リ たく)」君がJAL入社が決まったという。最終の立命館戦ではどうも肋骨の骨折のようで心配されたが、いずれにしてもリーグ戦7試合の結果、彼は勿論「TOP8」リーグのリーディングラッシャーとなった。キャリアー124回、獲得ヤード975ヤード、平均7.9ヤード、TD数15回は素晴らしいとしか言いようがない。彼はキックオフのリターナーもやっており、リターン数4回、獲得ヤード152ヤードなので、実質1000ヤードラッシャーの称号を与えてもよいバックスだった。恐らく今後10年や20年は現われない逸材だったといえよう。彼は名古屋の南山高校でもRBとして大活躍し、各大学がリクルートしていたが、結果母校に入学してその実力を発揮した。そして彼が卒業後の道として選んだのが、「JAL」、それもパイロットへの道だという。彼の夢がいつの日か花開き、太平洋の空を飛ぶ日を楽しみにして応援したいと思う。李君、本当によくやってくれた。母校の誇りだ。