「チッタデッラ巨石遺跡」

「チッタデッラ巨石遺跡」
今から5600年前に造られたと思われる「巨石群遺」がこの島にはある。イギリスの「ストーン・ヘンジ」のようなものを想像していたが、もっと構造物に近いものだった。流石に屋根はなかったが、立派な巨石群で出来ていた。(写真61:巨石遺跡)

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当時の人たちの信仰の場だったのだろう。出土した骨からDNAを採取し頭部の骨を復元したのがあったが、現代人より後頭部が飛び出していて、細長かった。(写真62:復元模型)
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それでも数メートルの高さの巨石をどうやって切り出し、運び出し、建てたのかが 不明で想像するしかない。(写真63:全景)
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今は海に向かっている正面は一部崩れ落ちている。直径30cmほどの丸い岩が沢山あることから、これがコロの役割をした石で、この石を敷き詰めた上に岩を乗せて引っ張り運んだのではないかと思われているらしい。(写真65:コロ石)
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内部は幾つかの部屋に分かれている。(写真66:内部の部屋)
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壁の厚みは20cmはある。(写真67:壁石の厚み)
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(写真68:厚み)
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(写真69:厚み)
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この遺跡の説明文のパネルがあった。(写真70:パネル)
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ここに住んでいた人たち、即ちこの遺跡を造った人たちは身長が150cmほどで、魚介類を全く食してこいなかったと思われる。なぜなのか?勿論分からないが、ある時突然いなくなってしまったという。天変地異なのか、病気だったのか、或は食料不足により飢餓なのか?理由は分からないが全滅したことだけは確かなようだった。ここからの眺めは最高だ。海峡を挟んで、こちら側がゴゾ島、中間にコモス島、その向こうにマルタ島が見える。(写真71:3つの島と海峡)
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フェリーでマルタ島に戻る。夕焼けが美しい。明日も晴れるのだろうか。(写真72:夕焼け)
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夕食は昨日訪れた「ラバト」のレストランだ。途中ライトアップされた「ジュガンディーヤ」が観えた。(写真73:ライトアップ)
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空には満月が見える。(写真73-2:満月)
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料理のメインは牛肉の煮込みだった。(写真74:牛肉煮込み)
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夕食時にはミネラルウォーターとワインが付く。この夜も次々とデキャンタに入った赤と白のワインが出て来て、すっかり酔ってしまった。なぜ、これだけのサービスをするのか?多分今回のツアーはビジネスクラス利用者が多かったから、旅行会社としてはリピーターになってもらおうという企みがあるのではなかろうか?そんな想像をしながら飲んでいた。
ということでマルタ島の旅の前半をお送りしました。後半は次週に続きます。