「BTL STEAK」

「手前勝手世界食物語、第374号」
「BTL STEAK GINZA」
テレビで新しいお店と言うことで紹介されていたのがアメリカから進出してきたステーキの店だった。その名は「BTL STEAK GINZA」。ネットで予約していってみた。銀座は「コーチ」の店から入ったところにあったが、確かここには以前香港の有名な超高級中華料理店が入っていたはずだ。4月末にオープンしたというこの店。熟成肉のTボーンステーキ「プライム・ポーターハウス」750g、@16000円を頼む。最初に超大きなクロワッサン風のパンが出てきた。焼き立てで薄い皮が熱々、中は空洞で直径20cmほどもあった。クリームを付け塩を降り掛けて食べるという。さて、いよいよお肉だ。鉄板の上に大きなTボーンステーキが乗っていた。既にナイフで切り分けられていて、半分がフォレで半分がロースで焼き方はミディアムレア、味付けは自分で行う。頼んだソースは日本の醤油とマスタード。肉を皿に取り、スプーンで肉に好みで醤油他を掛ける。肉はアメリカ産アンガス牛だ。実に柔らかくてジューシーで美味しい。ちょっと高いが銀座ということで許してあげよう。アメリカでも多分50ドルも出せば食べられると思うが、致し方あるまい。ワイン一本一番安いので@4500円でした。美味しいけれど高いから、まあもう行けないだろう。和牛神戸肉は確か22000円だったと思う。私は素適庵のUSビーフかOGビーフで我慢します。
以上、梅雨入りした東京から勢古口がお送りしました。

「富士山の大噴火はあるのか?」

「さいたま歴史研究会7」
「富士山の大噴火はあるのか?」
最も近年に起こった富士山大噴火は、「宝永大噴火」と呼ばれている宝永4年11月23日、新暦に直すと1707年12月16日に当たるのだが、午前10時頃山頂の東南、標高2700m付近で大噴火が発生し、火口径1300m、深さ1000m、マグマ噴出量10億立方m、更にテスラと呼ばれる火山弾や砂が吹き上がったという。火山弾の大きさは蹴鞠位というから直径20cm程か?大量の火山灰は江戸にまで到達し、約1.5cm積もったという。火口付近の村は壊滅状態、2?3mほども積り、小田原でも50?60cm、藤沢で30cmも積もったという。さてでは前兆はどうなっていたのか?まず「元禄地震」(新暦1703年12月31日)、相模トラフが動きM8?8.2でほぼ関東大震災と同じ震源地だったと思われ、津波により伊豆、鎌倉、房総沿岸で死者7千人以上を出した。そして4年後に「宝永大地震」(1707年10月28日)が起きた。これは南海トラフを中心に東海トラフ、東南海トラフが同時に動いたものでM8.6の巨大地震で伊豆半島から九州佐伯までの太平洋岸が大津波に襲われた。これは今要注意と言われている東南海地震と同じものだと言われている。この大地震の1ヵ月半後に富士山は大噴火を起こしたのだが、宝永地震後、富士山では毎日10回から20回の火山性地震と振動、地鳴りが続いていたという。結果として御殿場周辺の村々は火山灰に覆われ、全く耕作が出来ない土地になってしまい、その復旧にはなんと70年も掛かったという。では富士山は次はいつ噴火するのかだが、2011年の東日本大地震を宝永大地震と重ね合わせると、2015年が宝永大地震そして宝永大噴火となる可能性があるというのだ。富士山で平成大噴火が起きると、では東京に住む我々はどうなるのか?まず火力発電が全滅して停電になってしまう。交通は完全に麻痺、経済活動は東海道が止まり、大打撃。また火山灰を吸い込んで肺に深刻な損傷を与える。もうどうしようもない状態だ。こんな状態を切り抜けられるのだろうか?太陽も遮断されてしまって暗黒の世界になったらどうしよう。こんな想定が考えられるというから恐ろしい。

「博多ほたる」
銀座はプランタンの裏にあるベルビア館7階に新しい店が5月にオープンした。その名は「博多ほたる」という。博多名物の地鶏焼き、モツ鍋、玄界灘の魚、鯛茶等々があり、売りも「博多」だ。そこで「刺身盛り合わせ」と頼んだところ出てきたのは写真のものだ。味はまあまあだったが、飲み物が高いのが銀座の悪いところ。ショバ代が高いからだろうが、もう少しなんとかしてほしい。それでないとリピーターになれない。

「入梅と紫陽花」

「参勤交代」(浅田次郎著「一路」より参照)
江戸時代に行われていた参勤交代だが、もともとの発想は江戸に駆け参じる軍事行軍の意味があったという。所謂「すわ、鎌倉」だ。約300の大名の半数が江戸に在府し、半数が国許にいる訳で、それらが1年おきに交代で江戸まで行軍する。従って江戸には常に半数の大名による防衛軍がいることになり、徳川家は安泰ということになる。またこの制度は一石三鳥の恩恵があったという。まずは参勤交代の旅で街道の宿場や沿道にお金が落ちる経済的効果。次が軍事行軍であるので武士の軍事訓練が出来る。そして江戸には大名の妻と子供たちがいるので人質の役割になり、謀反を起こせない。更に実際には江戸と国許との間で一年毎の行き来で江戸の文化が国元にも伝わるという効果もあっただろう。参勤交代の行列が通過する時、武士以外は土下座しなければならないので、先触れが大名の通過を事前に連絡する。従って一般庶民は戸を閉ざして家の中で大人しくしていれば土下座する必要もなかったそうだ。加賀藩の行列などは4000名もいたのだから通過だけで何時間も掛かり、それでは庶民は堪ったものではない。だから行列通過時の街道は誰もいなかったという話しを聞いたことがあった。参勤交代は江戸に着く日時を厳重に守らなければならず、指揮をする者はさぞかし大変だったろう。映画の「超高速参勤交代」でも遅れてはならずとして走るが、遅延して不行き届きとして処罰されては困るからだった。加賀藩は基本的には越後廻りの北国街道から中山道に入り江戸まで119里を12泊13日で走ったという。また当時の旅の原則は「暮六つ泊まり七つ立ち」、即ち夕方6時までには宿に入り、翌朝4時には宿を立つのだ。

「江戸城の大きさ2」
前回江戸城の大きさは、内郭で約30万坪、外郭で約150万坪であったと申し上げた。これに匹敵するのは加賀前田藩位で江戸には本郷の上屋敷の他に3つの屋敷があり、合計32万8千坪あったという。

「入梅と紫陽花」
スーパーの売り場に梅酒造りの材料が沢山置かれていたと思ったら、東京地方の梅雨入り宣言がなされた。所謂「入梅」だが、正に梅酒の季節になったということだ。鬱陶しい日が一ヶ月余り続くと思うとがっかりする。だがこの季節結構夏祭りも多い。博多の勇壮な「祇園山笠」や、築地の「波除神社」の祭りもこの時期だ。銀座の片隅に密かに「紫陽花」の花が咲いていた。誰が植えたのか?これからは紫陽花と雨の季節だ。

「北斎の江戸百景から」

「北斎の江戸百景から」
雨が降り出したばかりの新大橋の上を急ぎ歩く人々を描いたものである。実に生き生きとした絵だ。この絵をソックリ真似た構図のゴッホの絵もある。それほど北斎の絵は当時のヨーロッパの画家たちに影響を与えたのだ。

「3S会開催」
3人のエスさんが集まった。またまた旅行の計画だ。今月の末に行くのは北東北。秋田経由で五能線に乗り、五所川原や弘前、そして青森で美味しいものを食べて、釜石で新しい世界遺産候補を見て帰ってくる2泊3日の旅だ。旅はそれ自体も楽しいが、計画を練るのも楽しい。旅行中、酒を飲み過ぎないようにしないと駄目だなあ。

「2015年の映画のお話し」
映画「トゥモローランド」(TC日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年93作目)
ウォルト・ディズニーが夢見た未来の社会を描く。そこでは人類は滅亡の危機を迎えていた。果たして人類を救うことが出来るのか?

映画「ハンガーゲーム FINAL レジスタンス」(TCみゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年94作目)
独裁国家に奴隷状態だった1から12までの地区は遂に革命の狼煙を上げる。いよいよ最終章に入った。ジャンヌ・ダルクのような反撃の象徴となった彼女は独裁者に立ち向かう。

映画「靴職人と魔法のミシン」(TCシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年95作目)
靴の修理をする職人の店の地下におかれていた古い靴用のミシンで縫った靴を履くと靴の持ち主になった。彼は是を利用して色々なことを行うが、その結果は?実に面白い発想で笑えました。

映画「おかあさんの木」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年96作目)
男子ばかり7人もの子を産んだ女性。早くに夫を亡くし、女で一つで子供たちを育てる。だが時勢が戦争へと日本を向わせる。子供たちは全員招集され戦地へ。次々と訪れる訃報。子供たちは皆戦地で死んでいく。母親の子供絵の愛情を描く。涙、涙の映画でした。

映画「夫婦フーフー日記」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年97作目)
付き合って17年目で結婚した夫婦に息子が出来た。だが妻は大腸がんで死亡する。しかし妻は夫の周りに現われる。まるで生きている幽霊のごとく。こんな二人?(一人プラス幽霊)の生き様が美しい。

日経新聞6月12日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「マッドマックス 怒りのデスロード」」が5つ星、「画家モリゾ マネの描いた美女」が3つ星、「約束の地」が4つ星、「ハイネケン誘拐の代償」が3つ星、「軌跡のひと     マリーとマルグリット」が3つ星、「ターナー、光に愛を求めて」が4つ星、「ローリング」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」「靴職人と魔法のミシン」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)5月の2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「真の雨 上」(小杉 健治 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年133冊目)「風烈廻り与力青柳剣一郎」シリーズ第30弾

「真の雨 下」(小杉 健治 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年133冊目)「風烈廻り与力青柳剣一郎」シリーズ第31弾

「一路 上」(浅田 次郎 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年134冊目)

「一路 下」(浅田 次郎 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年134冊目)

「梅雨入り」

「J  REPORT 2015 6月第3週」
「リタイアメント・ノート 6年12ヶ月目」、
「VOL。903 SINCE AUG.12th、1983」
「日曜の築地場外市場」
自宅からほぼ毎日銀座まで歩いているが、それでも痩せない。医師からは「出と入りの差ですよ」と言われているので、入りを制して出を増やせばいいのだが、中々それも出来ない。今日はたまには歩く道筋を変えてみようと思い、豊洲から勝鬨橋へ向い、晴海通りを銀座方面に歩いた。写真は「築地場外市場」だが、本来は大半の店はお休みだったのが、今はかなりの店が日曜も営業をしていて観光客で溢れていた。勿論場内は休みで競りも行われていないが、場外は観光客目当てで稼ぎ時のようだった。「ラーメン井上」はやはり休んでいた。今はラーメン一杯700円になってしまったが、昔は500円でチャーシューが沢山乗っていて、客は築地で働いている人が殆どだった。親父さんと手伝いの若い人の二人だけで次々と押しかける客のためにラーメンを作っていた。列が隣の店の前に並ぶため、隣の店では店の前に看板を出し、店の前に並ぶなと書かれていた。ここのラーメンは昔風東京ラーメンで醤油味鶏出汁のあっさり風味だ。店は昼で閉まってしまうが、早朝から列が絶える事はなかった。今は観光客のほうが多いかも知れない。

「紀文の糖質ゼロ麺」

「手前勝手世界食物語、第373号」
「紀文の糖質ゼロ麺」
今、はまっているものの一つに「糖質ゼロ麺」がある。紀文の商品だが、「おからとこんにゃくで出来た麺」で内容量は180g、30KCALとダイエットには最適だ。ちょっと細めのうどんのような形状と固さだが、水で洗うだけで色々なタレで自らの好きな味で食べられる。カロリーの低さには驚かされるし、こんにゃくの嫌な味もなく、食べ易いのがよい。私はこの麺に醤油と生卵に鰹節、それにオリーブオイルを加えて食べたり、イタリアンのミートソースを掛けて食べたりと応用はいくらでも効くので、味を変えて食べている。一日2食食べることもある。中々減らない体重だが、この糖質ゼロ麺で減量したいものだと思っている。朝はこの麺一つ、昼は抜き、夜もなるべく少なめに食べているが、本当に減量は大変ですね。「結果にコミットする」というコマーシャルで客を引き付けているが、2ヶ月で痩せても、必ず起きるのがリバウンド。急激に痩せれば痩せるほどリバウンドの危機は強い。
以上、勢古口が梅雨入り直前の東京からお送りしました。

「松の廊下の模型」

「松の廊下の模型」
写真は両国にある江戸東京博物館の常設展に展示されている江戸城内の模型の一部で「松の廊下」のものだ。未だに松の廊下での吉良上野介襲撃には謎があるという。一番の問題点は動機だ。これも解明されないままに、赤穂藩主だった浅野内匠頭は切腹させられてしまった。判決は5代将軍綱吉の命令だったというが、弁明の機会もなくの切腹が後世に謎を残してしまった。実は江戸城内での刃傷沙汰というのは結構起こっているのだ。大名にとっても余程プレッシャーの掛かる勤務先?だったのだろう。

「江戸城の大きさ」
さて、それでは松の廊下があった江戸城とはどの位の大きさだったのかだが、広さは内郭の内側だけで30万坪、外郭を含めると150万坪あった。今で言えば、外郭は御成門、虎ノ門、溜池、赤坂、四谷、市ヶ谷、牛込、小石川、水道橋、万世橋、浅草橋、両国橋、新大橋、永代橋、日本橋、鍛冶橋、数寄屋橋などにぐるりと囲まれていた広大な城郭だったのだ。凄い大きさだと言えよう。それが明暦3年(1657年)の大火事でほぼ全焼してしまい、勿論天守閣も消失し、その後再建されていない。勿論外郭の内には町人地、寺社地もあった。大体が職業別に区枠されていたようだ。巨大な外郭が江戸城の姿だった。

「自然災害」
5月30日の土曜日の夜、都内も地震で大きく揺れた。その前には屋久島の隣の島で大噴火が起きた。ここのところ、荒れに荒れ、揺れに揺れている日本列島。日本人はこの列島に住み、そこで自然災害を克服して生活してきた歴史がある。列島の各地で噴火や地震のリスクを抱えながら、それでも乗り越えて生きてきた。我々もまた耐えて自然災害に向おう。

「御茶の水」
知らなかったが、JRの御茶ノ水駅の横にある谷だが、元々は大きな台地だったそうで、江戸に幕府が造られ水を通すために大土木工事を10年以上に渡り行い、谷を掘り下げ、そこに神田川を通したのだという。掘り出した土砂で日比谷から銀座に掛けての埋め立てを行ったという。これが徳川幕府の初期のことだった。1615年に豊臣家が大坂で滅びて、その翌年からこの工事が行われたというが、これも外様大名に命じたものだったのだろう。豊臣家が滅び、それでもまだ徳川家を虎視眈々と狙っている外様はいた筈だ。「お手伝い普請」と称した外様の体力を奪うこうした大土木工事が江戸時代の初期には次々と行われていったという。

「駿河台」
地名の由来は?大御所徳川家康が駿府に隠居した時に江戸から連れて行った家来達、所謂旗本だが、家康の死後、江戸に戻ってきて住んだのが、神田山という場所だった。その地名「神田山」だが、住んでいる武士たちが駿河から来たことから「駿河台」と呼ばれるようになったという。

「豊洲新市場」

「豊洲新市場」
今正に豊洲新市場の建設真っ盛りといった具合だ。建物の鉄骨も立ち上がりつつある。いずれにしても卸売市場は移って来るのだが、築地場外市場のほうは移動しないし、計画されていた新場外市場も中止とのことで、なんだか淋しい限りだ。それでも最近はタレントが吊ったマグロが築地のせりで高値で取引されたとか、またアメリカのセレブが築地場外のラーメン店「井上」で立ち食いしたとか、話題には事欠かない。それにしても最近の築地場外は土日も凄い人出だ。銀座からも近い築地はやはり東京観光の目玉の一つだった。

「東叡山寛永寺山門」

「東叡山寛永寺山門」
寛永寺の山門には戊辰戦争の際に官軍の砲撃で出来た穴が空いているとの話しを聞いたので、訪れてみた。修学旅行生が付近には沢山いたが、誰も山門など見向きもしない。引率の教師もここに山門があることすら知らないのだろう。震災、空襲と2度に渡り移されたために上野の線路沿いの場所に現在はある。よく目を凝らすと確かに向って右の門扉の中ほどに穴が空いていた。今、東京で戊辰戦争の痕跡を探すとするとここしかないだろう。

「2015年の映画のお話し」
映画「誘拐の掟」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年89作目)
妻を誘拐され、身代金を支払ったにも関わらず妻は殺された男が、主人公の元警察官で今は私設の探偵に犯人探しを依頼するというもの。同じような犯行が過去にもあり、やがてまた新しい誘拐が企てられた。果たして残忍な犯人達はどこにいるのか?最後は墓場での戦いとなる。

映画「あん」(銀座シネスウッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年90作目)
樹木希林の演技が光る。ドラ焼き屋にアルバイトで入った老女の餡を作る技が冴え、一気に人気のドラ焼き店になる。だが彼女の過去が何者かによって暴かれる。老女はハンセン病の元患者だった。そこから客が去って行く。ドラ焼き屋の雇われ店長と顧客の女子中学生が老女を訪ねる。中学生役を希林の孫娘が演じていた。今年一番感動した映画でした。良かった。満席でした。

映画「ジェームズ・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男」(角川シネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年91作目)
ソウル・シンガーのJBの半生を描く。歌が素晴らしい。

映画「新宿スワン」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年92作目)
新宿の町でホステス等を集めるスカウトの若い男性を描く。島争いや弱い女性を食い物にする組織との戦いと活劇が凄い。エリカ様が綺麗だった。

日経新聞6月5日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「海街DIARY」」が4つ星、「トイレのピエタ」が4つ星、「トゥモローランド」が3つ星、「靴職人と魔法のミシン」が3つ星、「おかあさんの木」が2つ星、「予告犯」が2つ星、「夫婦フーフー日記」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)5月の2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「猫鳴小路のおそろし屋」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年127冊目)「江戸城奇譚」シリーズ第3弾

「関宿御用達」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年128冊目)「入り婿侍商い帖」シリーズ第1弾

「異国の影」(佐伯 泰英 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年129冊目)「新・古着屋総兵衛」シリーズ第10弾

「わるじい秘剣帖」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年130冊目)「わるじい秘剣帖」シリーズ第1弾

「ちゃんちき奉行」(井川 香四郎 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年131冊目)「もんなか紋三捕物帳」シリーズ第1弾

「妖刀始末」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年132冊目)「御刀番 左京之介」シリーズ第1弾

「大英博物館」

「J  REPORT 2015 6月第2週」
「リタイアメント・ノート 6年12ヶ月目」、
「VOL。902 SINCE AUG.12th、1983」
「大英博物館展」
イギリスのロンドンにある大英博物館、そこから限定された100点が日本にやって来ていた。場所は上野の「東京都美術館」。国立東京博物館では「鳥獣戯画展」がやっており、こちらは90分待ちとのことだったが、大英博展のほうは比較的空いていた。古代から近世にまでの人類の歴史上の貴重な作品群だったが、これが大英帝国の戦利品かと思うと不思議な気持ちだった。必見の価値ある展覧会でした。日本産としては柿右衛門作、有田焼の象の置物が出展されていたが、素晴らしいものだった。本場の大英博物館には2度訪れたことがある。1989年と2009年の2回だ。エジプトのミイラの多さに驚いたのと、ロゼッタ・ストーンの現物を見た時の感動は忘れられない。