「警察官は善か悪か?」

先日驚いたことに遭遇した。私の地元近くのSC、東雲橋交差点付近でバスを待っていたところ、一台のパトカーがやって来た。丁度通行人が横断禁止場所を横断していたのを発見したパトカーからマイクで「渡るな」としかりつけているのだ。それが遂に切れたのか「言うこときけねーのかよ、こら!」と巻き舌で怒鳴りだしたのだ。聞いているこちらのほうが頭にくる。たかが警官が市民に向けて言っていいことか?その言葉使いは何を履き違えているのか?本当にどうしようもない馬鹿者の警官だ。この交差点、横断歩道橋はあるだが、信号がある横断歩道までは100m以上離れていて、いつも横断禁止を渡る人が多いところではあるのだ。だが言っていいことと行って悪いことの判断が出来ない警官は首にしろ!と言いたくなる。何様のつもりでいるのか?お前こそ、公僕だろうに。こちらは税金を払ってお前達を雇ってやっているのだぞ。ご主人様と言っても過言ではないはずだ。明治時代に逆戻りしたかと錯覚してしまうお話しでした。昔、江戸時代似は町々には自治組織があり民間で「辻番所」というのを設けていて治安維持に当っていた。これが明治以降になって日本独特の「交番」というものに自然発生的に移行していったのだろうが、悪弊だけは今も伝統的に警官に残ってしまっているのは実に残念なことだ。

「手前勝手世界食物語、第225話」

「利久庵」
日本橋三越の前にある「利久庵」に行って見た。久し振りに訪れたが、客は一人か二人組ばかりで早速相席させられた。次々と客は訪れる。私が頼んだのは「おろしそば」@950円也。向いの席の男性は「牡蠣卵綴蕎麦」だった。相当にいい値段なのだろう。大概の人は「大盛」を頼んでいた。昼時だから人の出入が激しい。すぐに注文の蕎麦が出てきた。薬味には「葱、鰹節、海苔」、そして勿論「大根おろし」が付いていて、盛り蕎麦風にして食べる。見た目より量が多く、それぞれの薬味を堪狽オて満足の一品だった。大阪時代には「美々卯」本町店に行って昼時だと「賑わい蕎麦」をよく食べた。ご存知の通り、大阪は「うどん」の街で蕎麦は余り美味しくないが、「美々卯」の蕎麦はそれなりに美味しく、「賑わい蕎麦」は豊富な品数の薬味との取り合わせが美味しく、更に蕎麦は「出雲蕎麦」のような小さな器に盛られてきて食べ放題だったが、これもまた楽しみな一品だった。蕎麦はやはり大阪、関西より東京ですね。もう一つ、関西になくて関東、東京にあるのが美味い「トンカツ」だ。大阪は牛肉が中心の食文化圏なので美味しいトンカツに巡り会った事がなかった。やはりトンカツの本場は東京だと思っている。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「東京スカイツリーは?」

来年の一番人気商品の卵zは?なんと5月にオープン嵐閧フ「東京スカイツリー」だという。先日第一展望台がマスコミに公開されたらしいが、350mまで昇るのに50秒の超高速エレベーターは「東芝」製だとのこと。私は日立だと思っていたので、東芝さん大変垂オ訳御座いませんでした。震災直後の新聞記事に日立製だと載っていたので間違えてしまいました。さてそんなスカイツリーだが、写真は浅草「駒形橋」袂からのものだが、「アサヒビール本社」越しに見えているのがそれだ。このアサヒビールは有名なフランスの芸術家が作った「金色の雲」に象徴される先見性なのだが、21世紀にシンボルであるスカイツリーとのコラボもなかなかのものだ。京都の年間5千万人には遠く及ばないだろうが、恐らくスカイツリーだけで最低でも2千万人以上の集客力はあるだろう。これに東京ディズニーリゾートの2千5百万人を合わせれば相当の数が江都の東を訪れることだろう。

歌舞伎「吉例顔見世大歌舞伎」(新橋演舞場にて)

「傾城反魂香」土佐将監閑居の場
「道行初音旅」吉野山  ご存知静御前の吉野山道行
「魚屋宗五郎」新皿屋舗月雨暈 妹を殿様に手打ちにされたと聞いた宗五郎は酒の勢いを借りて屋敷に乗り込む。

映画「ゲーテ 若きヴェルテルの悩み」(日比谷シネシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年187作目)
先月のドイツ旅行でゲーテの生まれたフランクフルトの家「ゲーテハウス」や、彼が住んでいた家や親友シラーとの銅像などを観ていたせいか凄く感動させられた。ゲーテが法律家の道を歩む過程で知り合ったロッテという美しい女性との愛やその破局を描いた小説「若きヴェルテルの悩み」が出来た過程を描く。必見の価値あり。お勧めです。

映画「家庭の庭」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年188作目)
ロンドンに住む「トムとジェリー」の老夫婦を囲む家族と友人達の物語。家族愛とは?友人愛とは?中々面白く問いかけてくる映画でした。友人の中年女性「メアリー」の演技が良かった。

映画「ラビット・ホール」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年189作目)
4歳の息子を自宅前の交通事故で亡くした夫婦の物語。夫は息子の思い出を忘れないとするが、妻は一時でも早く忘れたいとし互いが擦違う。そんな時妻は偶然息子を事故で殺した高校生と出会う。原題の意味は、事故を起こした高校生が描いた漫画に出てくる兎の穴のこと。

映画「1911 辛亥革命」(丸の内TOEIシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年190作目)
ジャッキー・チェン主演なので期待して行ったが、期待外れ。中国国民向け革命PR映画のようだった。つまらなかった。

日経新聞11月11日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「マネーボール」が4つ星、「恋の罪」が4つ星、「コンテイジョン」が4つ星、「孔子の教え」が4つ星、「第7鉱区」が3つ星、「アンダーコントロール」が4つ星、「真夜中からとびうつれ」が3つ星でした。

「シノプスシ148」
本「波浪剣の潮風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年339冊目)
本「火焔剣の突風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年340冊目)
本「若木の青嵐」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年341冊目)
本「宵闇の破嵐」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年342冊目)
本「朱夏の涼嵐」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年343冊目)
留蔵が預かる根津権現の辻番所に現れたのは七千石の大身旗本の息子「本多誠四郎」だった。去った「辻風弥じゅう郎」に換わって影始末を行うことになった。だが誠四郎は家を継ぎ、その後には肥後からきた「土肥純三郎」が入ってきたが、次々と弱点を現してしまう。

日本橋百年

「J REPORT 2011 11月第2週号」
「リタイアメント・ノート 3年目5月目」 「VOL.712 SINCE AUG. 12th、1983」
「日本橋と古地図」
日本橋が100年目を迎えたそうだ。石造りの現在の橋になって100年だという。中々立派な橋だが、東京オリンピックの際の高速道路作りのために川の中に橋脚が立てられ、橋の面影は一遍してしまって現在に至っている。道も川もその筋は江戸時代と変わっていない。ここ日本橋は江戸の中心として、五街道の出発点として、現在では基準点として、その役割は変わらない。先週の半蔵門から日比谷にやってきてそのまま南町奉行所の横を通り抜け、今の銀座通りを左折すると、その周辺は全て町屋だ。当時は「なになに丁」という名前が付けられていて、日本橋まで両側2ブロックづつ合計4ブロックが町屋となっていた。因みに銀座4丁目の南側(新橋側=今の銀座5丁目)は当時は「ヲワリ丁2丁目」、銀座通りを北上すると「ギンザ丁4丁目、3丁目、2丁目」となり「京橋」を渡ることになるのは今も昔も一緒だ。京橋から日本橋まではブロック毎に町の名前が変わって行く。余りに細かく町名が記されているので紹介は止めておこう。さていよいよ「日本橋」だ。橋を越えた右側が「本舟丁」となっていてここが「魚河岸」だ。江戸時代、一日千両稼ぐのは「魚河岸」「吉原」「歌舞伎」とされていた。江戸の台所がここ日本橋にあった訳だ。日本橋から神田明神に至るまでの広い地域が町屋となっている。今の日本橋から神田、浅草橋方面は民家が立ち並んでいた訳だ。話しはちょっと変わるが、時代劇に出てくる「切り餅」と言われるお金の包みがあることはご存知だろう。実はこの切り餅は「25両」で一包みになっている。中身はと言うと一両小判ではなく、その4分の1の「一分金」という板金が100枚入っていたのだという。これで25両になっていて大概はそれを包んだ両替屋か大店の封印がしてあり、25両を証明していたという。「切り餅」一つで25両、4つで100両、40個で1000両だ。一両は銭の相場にもよるが、大体現代の価値では8万円から10万円と言われているから、千両とは8千万円から1億円だったといえよう。1両を持って外出して、買い物をするにしてもお釣りが来ないので1両は余り利用価値が有ったとはいえないから、「1分金」即ち2万円から2万5千円は高額貨幣としての役割はそれなりにあったといえよう。

「手前勝手世界食物語、第224話」

「チヂミ」
いつも行く銀座の韓国料理店に行った。いつもは込んでいないのに珍しく家族連れで混んでいた。サムゲプチョルや韓国風サラダを食べた後、「チヂミ」を頼んだ。海老入りチヂミということで一見豪華なチヂミが出てきた。チヂミは関西で言えば「たこ焼き」や「お好み焼き」なのだろう。これも各家、各店により違うようだ。以前会社があった東上野の韓国料理店街の店では「お婆ちゃん」が作る美味しいチヂミを食べたことがある。それぞれ特徴にある味が店店、家家であるようだ。ここの店のは標準的な味でした。
先日、母の7回忌の法要を青山墓地で行った。当日は生憎の雨模様だったので私が簡単に「般若心経」を唱えて場所を食事処に変えた。青山通りに面したシーアイプラザにある「富徳」、いわずと知れた「周富徳」さんの店だ。丁度当日周さんも店に顔を見せていた。「周さんの料理教室」が開催されるというので来ていたらしい。本物の周さんはテレビで見るよりも随分と歳をくっていたように見えた。「広東名菜」の店だという。柏にも支店があるらしい。昼なのでランチを頼んだが、味付けは薄味で美味しかった。ドイツで塩味の濃い料理ばかり食べてきたのでこの薄味を大変美味しく感じたのかもしれないが、周さんの名に恥じない料理だった。
以上、東京より勢古口がお送りしました。

「半蔵門と古地図」

麹町にある歯医者の定期点検を受けた帰りに銀座まで歩いてみた。新宿通りを皇居に向って進むと突き当りが「半蔵門」だ。古地図を見てみると今の半蔵門会館のところは「馬場」となっていてお堀に沿って馬場の北側は大名屋敷と旗本の屋敷が続いている。右手に折れて暫く行くと「井伊家」の大きな屋敷となる。今の三宅坂の最高裁判所のある場所だ。今は「内堀通り」と言われている通りは当時は「さいかち河岸」と呼ばれていたらしい。内堀通りを数百メートル行くと「桜田門」となる。ご存知「井伊直弼」が水戸浪士によって討ち取られたところだ。元の半蔵門に戻って今の新宿通りの周辺はずらっと町屋になっている。両側を大名屋敷に挟まれているが、新宿通りに沿って1から2ブロック両側は町人街になっている。今の「麹町警察署やFM東京」などがそれに当る。また半蔵門は「半蔵御門」と呼ばれていたようだ。古地図にはそう記されている。他の門もやはり御門となっている。さてお堀に面しては大名屋敷、その後側は旗本の屋敷、新宿通り周辺は町屋とこのように分離していたようだ。桜田御門からお城に入った右手、即ち日比谷側には譜代大名の屋敷が馬場先御門、和田倉御門まで続いている。今の「皇居前広場」に当るところだ。ここに譜代大名10家の上屋敷があったということだ。今の「有楽町マリオン」とJR有楽町駅の間が当時は「南町奉行所」があったところとなる。半蔵門から逆廻りに今の「英国大使館」の場所には「前田タンゴ」等5家の大名屋敷があったと記されている。さて古地図片手に東京を歩くのも面白いものだ。昔の道は必ず現在の道の元になっていて、そこには江戸時代が息づいているのだ。NHKテレビの「ブラタモリ」という番組があるが、これも昔の江戸と今の東京を比べながらの街巡り、楽しい番組だ。

映画

映画「ミッション・8ミニッツ」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年182作目)
アメリカ軍の特殊研究施設では死亡する直前の8分前に戻すという技術が開発された。それはテロ対策に利用させるのだという。一人のアフガンで戦う男が戦死した。だが彼の記憶はシカゴに向う電車の中の男に転送された。そして彼の任務はこの列車を爆破し更にシカゴ市内で爆破事件を起こす犯人を見付け出すというもの。何回も失敗しては8分前に戻る男。そこで漸く糸口が見え出してきた。ちょっと変わったSF物だったが、意外に面白い。

映画「三銃士」(みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年183作目)
フランス国王に忠誠を誓う三銃士とダルタニアンの物語。ヴェニスでダビンチの飛行船の設計図を奪い取った三銃士たち。だが設計図のコピーを美人ダブルスパイに奪われ、それがイギリスに渡ってしまう。そしてフランス王妃の貴重な首飾りも奪われてしまった。奪い返すべく三銃士とダルタニアンはイギリスに向う。飛行船同士の戦いは果たしてどうなるのか?勿論分かってますよね。主人公達が負けるはずがない。

映画「ステキな金縛り」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年184作目)
三谷幸喜監督作品。深津絵里演じる弁護士はいつも失敗ばかり。最後の仕事として与えられたのは殺人事件。犯人は妻を殺したとされている。しかし容疑者の夫はアリバイがあると主張する。そのアリバイとは落ち武者の幽霊が出てきて金縛りにあっていたというもの。こうして幽霊が証人として出廷するという前代未聞の裁判が始まった。単純に面白いお話しでした。

映画「ウィンターズ・ボーン」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年185作目)
ちょっと不思議な作品だった。アメリカ西部の田舎町で父親が行方不明になった。その父親は麻薬製造の疑いで裁判所に出廷を命ぜられていた。出廷しなければ保釈金の担保に家と森を獲られてしまう家族は、病気の母親と17歳の娘とその幼い弟と妹だった。娘は父親を探し始めるが、父親の昔の仲間達に手ひどいめにあわされてしまう。父親は既に殺されていたのだった。そして彼女は父の骨を捜すのだが。

映画「フェアゲーム」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年186作目)
実話だ。911後、アフガンに続きイラクに核兵器や大量破壊兵器があるとしてイラク侵攻を行った米国だったが、実はCIA内部では核兵器はイラクにはないという事実を掴んでいた。しかしホワイトハウスは強引にその情報を無視した。そんな中でCIA工作員だった妻の実名が公開され社会から抹殺されそうになった事件が起きた。元外交官の夫と共にホワイトハウスの権力と戦う夫婦の物語。

映画「ゲーテ 若きヴェルテルの悩み」(日比谷シネシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年187作目)
先月のドイツ旅行でゲーテの生まれたフランクフルトの家「ゲーテハウス」や、彼が住んでいた家や親友シラーとの銅像などを観ていたせいか凄く感動させられた。ゲーテが法律家の道を歩む過程で知り合ったロッテという美しい女性との愛やその破局を描いた小説「若きヴェルテルの悩み」が出来た過程を描く。必見の価値あり。お勧めです。

日経新聞11月4日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「家族の庭」が4つ星、「ハラがコレなんで」が4つ星、「1911」が3つ星、「ラビット・ボール」が4つ星、「グレン・グールド」が3つ星、「東京オアシス」が1つ星、「がんばっぺフラガールズ!」が3つ星でした。

「シノプスシ147」
本「辻風の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年330冊目)
本「悪滅の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年331冊目)
本「深雪の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年332冊目)
本「碧燕の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年333冊目)
本「哀斬の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年334冊目)
根津権現の辻番所を預かる「留蔵」と、浪人「田部伊織」、そして彼らに命を救われた記憶喪失の若者、仮称「辻風弥じゅう郎」が世の中の悪者達を退治していくというもの。だが遂に彼は己の過去を思い出した。

本「傷」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年335冊目)
「慶次郎縁側日記」 元南町奉行所同心の森口慶次郎は45歳の年寄り。ある店の寮番をしながら暮らしていた。そこで起きる事件は?

本「雷迅剣の旋風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年336冊目)
本「電光剣の疾風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年337冊目)
本「天空剣の蒼風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年338冊目)
根津権現の辻番所に現れたのは七千石の大身旗本の息子「本多誠四郎」だった。去った「辻風弥じゅう郎」に換わって影始末を行うことになった。

「豊洲新市場」

いよいよ「築地市場」の新しい移転先である「豊洲市場」の工事が始まった。まだ小さな重機が入っただけだが、これから本格的に土壌改良工事等が行われ、その後建設工事となるのだろう。豊洲新市場と晴海を結ぶ新しい橋も既に完成しているので、築地側と豊洲側を結ぶ橋は都合3つとなる。下流から名前は知らないが新しい橋でまだ開通していないもの、中間に「豊洲大橋」、上流に「晴海大橋」となる。2年後に完成した暁にはこの辺りは交通渋滞の名所になってしまうのだろう。さて最近公務員住宅が問題となっている。「東雲住宅」もその話題の一つで36階建ての高層アパートでありながら5万円以下の安さに驚かれた方も多いだろう。東雲は豊洲の隣接地でもあり、都バスが数分おきに走っているし、「有楽町線豊洲駅」や「ゆりかもめ豊洲駅」にも歩いて10分程度で行ける場所にその住宅は建っている。真近に「イオン東雲SC」もあるから実に便利なところだ。庶民からすれば批判が出るのも当たり前だろう。その職住近接と安さゆえに。私の住むマンションの近くにも数棟の公務員住宅が昔からある。その実態は知らないが、恐らく付近の家賃の4分の1程度なのだろう。付近にある都営住宅よりは間違いなく安いと思う。

有楽町ルミネ

「J REPORT 2011 11月第1週号」
「リタイアメント・ノート 3年目5月目」 「VOL.711 SINCE AUG. 12th、1983」
「有楽町戦争、その後は?」
10月28日には遂に「有楽町ルミネ」がオープンした。その数日前から「プランタン銀座」とその隣の「マロニエゲート」が共同で「ジャイアンツセール」をやって活気を見せていた。出るものも迎え撃つものも正に気合が入っていた。ルミネにはかなりの行列が出来ていたが、それでどれほど売り上げが上がったかは知れないが、「ルミネ2」の一階にはお菓子売り場もあり、これまでの西武百貨店とは全く違ったコンセプトになっていた。有楽町駅前に一角には改札口からルミネに続く通りを「ルミネ通り」と称してお菓子やパン屋が並んでいた。これによって人の流れは変わるのだろうか?消費者にとっては競争原理が働いてくれることで良い品が安く買えるならばこんなにありがたいことはない。果たして有楽町戦争の勝者は誰になるのか?ということで休日の昼間、両方の店を覘いてみたが、阪急の客足は今一つ、かたやルミネは若い女性客を中心にして混んでいました。第一ラウンドはルミネが有利か?

「人工関節」
ある新聞記事に女形歌舞伎役者の方のお話しが載っていた。それによると永年の舞台で膝を痛めたという。確かに女形、即ち女性の立ち振る舞いのためには膝は常に若干曲げている。日本舞踊もそうだ。そこで膝が変形してしまい、結果として両膝を人工関節に置き換えたというのだ。私も昨年9月に左膝を人工関節にした。今でこそ普通の人と同じように歩けるようになったが、世の中にはこういった症状で悩んでいる人が如何に多いかと言うことを改めて認識させられた。芸のためとはいえ歌舞伎役者も大変だ。