映画

映画「ミッション・8ミニッツ」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年182作目)
アメリカ軍の特殊研究施設では死亡する直前の8分前に戻すという技術が開発された。それはテロ対策に利用させるのだという。一人のアフガンで戦う男が戦死した。だが彼の記憶はシカゴに向う電車の中の男に転送された。そして彼の任務はこの列車を爆破し更にシカゴ市内で爆破事件を起こす犯人を見付け出すというもの。何回も失敗しては8分前に戻る男。そこで漸く糸口が見え出してきた。ちょっと変わったSF物だったが、意外に面白い。

映画「三銃士」(みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年183作目)
フランス国王に忠誠を誓う三銃士とダルタニアンの物語。ヴェニスでダビンチの飛行船の設計図を奪い取った三銃士たち。だが設計図のコピーを美人ダブルスパイに奪われ、それがイギリスに渡ってしまう。そしてフランス王妃の貴重な首飾りも奪われてしまった。奪い返すべく三銃士とダルタニアンはイギリスに向う。飛行船同士の戦いは果たしてどうなるのか?勿論分かってますよね。主人公達が負けるはずがない。

映画「ステキな金縛り」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年184作目)
三谷幸喜監督作品。深津絵里演じる弁護士はいつも失敗ばかり。最後の仕事として与えられたのは殺人事件。犯人は妻を殺したとされている。しかし容疑者の夫はアリバイがあると主張する。そのアリバイとは落ち武者の幽霊が出てきて金縛りにあっていたというもの。こうして幽霊が証人として出廷するという前代未聞の裁判が始まった。単純に面白いお話しでした。

映画「ウィンターズ・ボーン」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年185作目)
ちょっと不思議な作品だった。アメリカ西部の田舎町で父親が行方不明になった。その父親は麻薬製造の疑いで裁判所に出廷を命ぜられていた。出廷しなければ保釈金の担保に家と森を獲られてしまう家族は、病気の母親と17歳の娘とその幼い弟と妹だった。娘は父親を探し始めるが、父親の昔の仲間達に手ひどいめにあわされてしまう。父親は既に殺されていたのだった。そして彼女は父の骨を捜すのだが。

映画「フェアゲーム」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年186作目)
実話だ。911後、アフガンに続きイラクに核兵器や大量破壊兵器があるとしてイラク侵攻を行った米国だったが、実はCIA内部では核兵器はイラクにはないという事実を掴んでいた。しかしホワイトハウスは強引にその情報を無視した。そんな中でCIA工作員だった妻の実名が公開され社会から抹殺されそうになった事件が起きた。元外交官の夫と共にホワイトハウスの権力と戦う夫婦の物語。

映画「ゲーテ 若きヴェルテルの悩み」(日比谷シネシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年187作目)
先月のドイツ旅行でゲーテの生まれたフランクフルトの家「ゲーテハウス」や、彼が住んでいた家や親友シラーとの銅像などを観ていたせいか凄く感動させられた。ゲーテが法律家の道を歩む過程で知り合ったロッテという美しい女性との愛やその破局を描いた小説「若きヴェルテルの悩み」が出来た過程を描く。必見の価値あり。お勧めです。

日経新聞11月4日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「家族の庭」が4つ星、「ハラがコレなんで」が4つ星、「1911」が3つ星、「ラビット・ボール」が4つ星、「グレン・グールド」が3つ星、「東京オアシス」が1つ星、「がんばっぺフラガールズ!」が3つ星でした。

「シノプスシ147」
本「辻風の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年330冊目)
本「悪滅の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年331冊目)
本「深雪の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年332冊目)
本「碧燕の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年333冊目)
本「哀斬の剣」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年334冊目)
根津権現の辻番所を預かる「留蔵」と、浪人「田部伊織」、そして彼らに命を救われた記憶喪失の若者、仮称「辻風弥じゅう郎」が世の中の悪者達を退治していくというもの。だが遂に彼は己の過去を思い出した。

本「傷」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年335冊目)
「慶次郎縁側日記」 元南町奉行所同心の森口慶次郎は45歳の年寄り。ある店の寮番をしながら暮らしていた。そこで起きる事件は?

本「雷迅剣の旋風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年336冊目)
本「電光剣の疾風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年337冊目)
本「天空剣の蒼風」(牧 秀彦 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年338冊目)
根津権現の辻番所に現れたのは七千石の大身旗本の息子「本多誠四郎」だった。去った「辻風弥じゅう郎」に換わって影始末を行うことになった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。