吉原大門

「J REPORT 2011 8月第4週号」
「リタイアメント・ノート 3年目2月目」 「VOL.699 SINCE AUG. 12th、1983」
「吉原大門」
天丼を食べに浅草から都バスに乗って「吉原大門」へ行った。ここはご存知、江戸時代に遊郭があった場所だ。「大門(おおもん)」は今はないが、当時の人たちは日本橋辺りから船で大川を遡り、浅草の先、山谷堀で船から上がり、日本堤をここへと繰り出してきていたのだろう。今も吉原の花魁を見物するバスツアもあるようだし、「見返り柳」跡は今も残されているという。見返り柳というのは、昨晩同衾した花魁に心を残してきたので、ここで吉原を振り替えったと言われる場所に植わっていた柳というものらしいが、なんとも粋なものだ。江戸時代の古地図を観てみると「吉原」は長方形の四角になったおり、周囲を「お歯黒溝」と言われている掘割で囲まれていたらしい。勿論その訳は遊女たちの逃亡を防ぐことにあったという。さて今も吉原跡地にはかなり風俗関係の店があり、客引きの黒服の男性が出ているし、いかにもその筋の女性と思われる人たちが買い物から帰ってきたりして、やはりちょっと普通の街とは違った印象を与えてくれる。

「自転車は凶器」
早朝、愛犬の散歩中に中学生の乗った自転車に当て逃げされた。「こら、待て」と言ったら、何かわめきながら逃げて言った。こちらは身体障害者だから走れもしないから追いかけることも出来ない。翌朝、同じ時間同じ場所で待伏せして犯人を捕まえた。近くの中学校の生徒と称したが、「謝れ」と言ったのに「練習に遅れるから」とかいって、また逃げようとした。本当にどうしようもない「餓鬼」だ。サッカー部の早朝練習らしいが、人に後からぶつけておいて謝りもしないというのはどういう考えの餓鬼なのか?警察に引っ立てようかとも思ったが、名前と学校名、学年を聞いて後日学校宛にメールしたが、全く反応がない。夏休み中だからなのか?それとも教育に不熱心なのか?校長にでも文句を言いに行く必要があるだろう。かすり傷だったからよかったものの、本当に怪我や或いは死亡事故にも繋がる可柏ォがある自転車の運転には充分な注意が必要だということを再教育すべきだ。本当に頭に来た。

「手前勝手世界食物語、第212話」

「尾花」
東京で一番人気のある鰻屋さんといえば、勿論「尾花」だ。久し振り、恐らく数年振りに南千住の尾花を訪れた。開店直後の11時半だったが、既に一巡目の客が入っていて、外に行列が出来ていた。店側曰く、「これから一時間待ちです」とのこと。そとには椅子もあるが、私は立ちん坊。大きなミスト噴霧器付きの扇風機が廻っていたので意外に涼しかった。一時間待って、店に入ってから55分後に注文した「鰻重」の「中」が出てきた。因みに鰻の注文は並んでいる時にすることになっている。メニューを見てみると、「白焼 3300円」「うな重 3000円、3500円、4000円」「蒲焼 3200円 3700円 4200円」「中串蒲 8000円より」「筏 蒲焼 13000円より」「うざく 1500円」「う巻 1800円」「柳川 2300円」「あらい 1000円」「鯉こく 1200円」「焼鳥(二本) 1100円」「焼鳥重 2500円」「茶碗蒸し(10月から3月)1100円」とある。その他このメミューにはないが、「お新香」と「肝吸い」、それに飲み物類が注文できる。調理場を見てみると、凡そ男性が8名で、2名が捌き、2名が焼き、4名が盛り付けとその他の料理担当のようだ。4名の内2名は蒸しの仕事もこなしていた。女性陣も6≠V名ほどが店内を駆け回っていた。更に会計の窓口と下足番兼オーダー取りの女性が2名。板場の焼きの係りの人には頭の上から蛇腹のスポット冷房が流れていたが、そうでないととてもではないが火の前では暑くてたまらないだろう。さてこの店、鰻がなくなり次第店仕舞なのだ。過去にも何度となく仕事の後に来たことがあり門前払いをくらった経験がある。さあ、注文した3500円の鰻重と肝吸いが出てきたので食べた。時間はたったの10分。都合2時間以上で漸く食べられたが、やはりここの鰻は柔らかくて美味しかった。器も美しいし満足でした。さて過去、中串蒲や筏串蒲も食べた経験があるが、筏は流石大皿から溢れ出している超大型の天然鰻が丸まる一匹乗っていたが、これが出ると周囲のお客からため息が漏れるという優れものだ。昔は筏が1万円からだったからやはり値上げされていたが、チャンスがあればもう一度トライしたものだ。本当に美味しいのはこの筏だとお伝えしておく。お土産の鰻重の折を持って外に出たが、合計7450円は高いか安いかは食べてみれば分かるというもの。外にはまだ20人近くのお客が炎天下並んで待っていた。待ち時間1時間、店内で更に待ち時間1時間、さあどうしますか?お昼でなければお酒を飲みながら鰻が出てくるまでの間に焼鳥やう巻などを摘み時間調整するのだが、お昼では仕方がなかったので本を読みながら鰻を待っていた私でした。やはり尾花は尾花でした。
以上、暑さがぶり返した東京から勢古口がお送りしました。

「水族館」

数寄屋橋交差点の「SONYビル」前に毎年恒例の沖縄からの「ミニ水族館」がお目見えした。世の中「水族館ブーム」だという。日本は世界にも珍しい「超水族館大国」とのことで「数」「質」とも世界一だという。本当に全国各地に水族館はある。最近池袋のサンシャインに驚くべき水族館がオープンしたようだが、色々と魚の見方も変わったものだ。屋上の水槽はイルカが泳いでいる姿を下から見上げるとまるでイルカが空に浮かんで泳いでいるように見えるという。一度観てみたいものだ。

「円高と株安」
米国の景気停滞卵zや「国債格付け下げ」等が絡まって、このところの急激な「円高」と世界的な「株安」にはまいる。含み益が激減してしまった。まだまだ利益はあるものの、8月第一週に一瞬躊躇したために売り逃げ出来ずに利益を失ってしまった。投資信託も円高の影響でこれまた損害大だ。「リーマンショック」の再来のようなものだ。米国の債務問題が一端解決したのではと気を緩めたところを、米国債の格付け下げ騒ぎで世界株安で大損だ。一般投資家にとっては「魔の格付け会社」といえよう。何でこんなに格付け会社の影響力が強くなったのか?サブプライムローンでは全く間違った格付けをしていたくせに。本当に嫌になってしまう。

「ごろべい」

銀座4丁目の交番の角にあるコーヒーハウスの横に「狛犬」のように「ごろべい」と名付けられた犬だから猫だか分からない石の像がある。分かり難いから目立たないが、何なのだろうか?目の前の交番を睨んでいるような「ごろべい」だが、待ち行く人には殆ど眼に入らないように通過して行く。土日の歩行者天国ともなれば多数の人で賑わう銀座だが、この「ごろべい」の眼には何が写っているのだろうか?角の交番には名物叔父さんがいる。ボランティアなのだろうが、銀座の知恵袋的存在らしく、観光客などの問い合わせに応じて色々と教えているようだ。同じような紙袋を持った中国人観光客がワイワイ言いながら通過していった。今や中国人は日本経済を支える重要なお客様だ。その購買意欲たるや凄まじいものがあるという。きっと「ごろべい」も喜んで大歓迎していると思う。

「右肩」
左膝を昨年の9月に手術して、その後永年の無理が祟って右膝痛になってしまったが、実は左膝と同じような時期から悪くしているのは「右肩」なのだ。大学時代はフットボールのクォーターバックをやっていた。その時、右肩を壊している。4年の秋のシーズンには試合前に駒沢の国立第二病院で毎回痛み止めの注射を打ってもらって、試合をしていた。そんな無理に無理が重なって、50歳を過ぎた頃から右肩が真っ直ぐに上がらなくなってしまった。勿論今でも右肩は真上に上げることは不可狽セ。中途半端に曲がったままでしか上げられない。なんだか身体中がガタガタになってしまっている。情けない限りだ。膝のほうはモモの筋肉が落ちたが、それでも毎日ほぼ10kmのウォーキングには耐えられている。走ることは無理だし、ゴルフも出来ないが、それでも歩けるだけましだろう。満身創痍の私でした。

映画

映画「モールス」(TOHOシネマ六本木にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年135作目)
原題は「LET ME IN」。冬、雪の日に12歳の少年の隣の部屋に一人の男性と一人の少女が引っ越してきた。実は彼女はバンパイヤーだった。男性は少女のために殺人を犯し、被害者の血液を抜き取っていた。そんなある日、少女と少年は夜の庭で知り合い互いに惹かれあうようになった。一方、少年は学校で虐めにあっていた。少女の連れであった男性が事故に巻き込まれ病院に運ばれた。そこで起こった出来事は?果たして吸血鬼である少女と普通の少年との間に何が起こるのか?サスペンスドラマでした。日本語の題名はモールス信号のこと。一方原題は「部屋に入れて下さい」という吸血鬼のお願いの言葉でした。

映画「ヒマラヤ 運命の山」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年136作目)
ヒマラヤのある山に登ったドイツチームの中の二人の兄弟の物語、実話だそうです。未踏はの山に挑む登山家兄弟を描く。暑い最中、涼しい怖い映画でした。

映画「ウエストサイドストーリー」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年137作目)
既に何度も観ているはずだったが、こんな内容だったのか?と実は驚いている。ブロードウェイ・ミュージカルの大ヒット作品だが、移民という人たちの争いの中でこんな悲劇があったとは。実に素晴らしい作品だった。

日経新聞8月12日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「ツリー・オブ・ライフ」が4つ星、「未来を生きる君たちへ」が4つ星、「メカニック」が3つ星、「ペーパーバード 幸せは翼にのって」が3つ星、「行け!男子高校生演劇部」が2つ星、「ヒマラヤ 運命の山」が3つ星、「ジョン・レノン、ニューヨーク」が3つ星でした。

「シノプスシ137」(読書シリーズ137)
本「日照り草」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年233冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ2作目
本「忍冬」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年234冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ3作目
本「花詞」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年235冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ4作目
北町奉行所の吟味与力「藤堂逸馬」3人が江戸の悪を魔ュ。

本「天地明察」(冲方 丁著、)角川書店刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年236冊目)
一人の江戸城に勤める「碁方」であり、「算学(数学)好き」である「春海」が22年の長きを掛けて遂に「大和暦」を完成させ改暦となるまでの物語。17世紀前半に既に日本でも「地動説」や「円周率3.14」が信じられていたということに驚かされる。当時の数学の水準の高さも凄い。2010年「本屋大賞」&「吉川英治文学新人賞」受賞作品でした。

本「雪の花」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年237冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ5作目
本「鬼雨」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年238冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ6作目
本「科戸の風」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年239冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ6作目
本「紅の露」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年240冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ7作目
本「惻隠の灯」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年241冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ7作目
北町奉行所の吟味与力「藤堂逸馬」ら3人が江戸の悪を魔ュ。

浅草

「J REPORT 2011 8月第3週号」
「リタイアメント・ノート 3年目2月目」 「VOL.698 SINCE AUG. 12th、1983」
「浅草と東京スカイツリー」
久し振りに「浅草」へ行って見た。相変わらず混んでいる。「浅草通り」から「東京スカイツリーとアサヒビール本社ビル」も見える。スカイツリーにはもうほんの小さなクレーンしか乗っていなかった。大体第一展望台の縦の長さの精々四分の一程度のクレーンのようにみえる。さて雷門からの仲見世の混雑雑踏は嫌なので裏通りを歩く。祭姿の男衆が沢山いたが何があるのか?まあ本当に人出が多い。昼時なので食べ物屋は大流行のようだった。浅草もスカイツリー人気の効果があるようで大変「結こう」なことではないか。老舗の「鰻屋」「天麩羅屋」そして「寿司屋」「蕎麦屋」と立ち並ぶ。「雷門」の前では例の大きな赤い提灯のところで記念写真を撮っている沢山の人たち。観光用の「車屋さん」の姿もあちこちにいる。外人観光客の姿も漸く少し増えてきたのだろうか?今年は「両国の川開き」の花火が延期され8月末になってしまった。「三社祭」も中止の憂き目にあった。淋しい限りではあるが、盛り場としての浅草はどうやら復活しつつあるようだった。

「立秋」
8月8日は暦では「立秋」、もう秋なのだ。旧暦では7月9日。旧暦の七夕から二日が経過していた。しかし、日本中に猛暑がぶり返している。「蝉の声」が凄まじい。それに伴い蝉の死骸が道路上のいくつも転がっている。最後の叫びを唱えているかのような蝉の鳴き声。秋とはとても思えない。立秋からあとは「残暑」と呼ばれる訳だが、いい加減に少しは涼しくなってくれよ。

「レインボーブリッジと豊洲」

晴海から豊洲に渡った先、そこからレインボーブリッジ方面を見る。そこは東京ガスの工場跡地でここに築地市場がやってくることになっている。現在は進入禁止の立て札とフェンスで囲まれている。秋からはここで「土壌改良」工事が行われ、蕪yが除かれて安全な土に入れ替えられるはずだ。蕪yといっても数メートルは掘り出すのだろう。東京ガスの工場跡地がなぜ汚染土壌になっているのか?非常に不思議だが、昔は工場から出てきた廃棄物は捨てるか、埋めるか、していた訳で誰も汚染しているという認識はなかった。それが近年の環境問題意識の高まりと過去の公害からの反省から、こうした問題がクローズアップされた。今回の原発の問題にしても、放射線があちらこちらに飛び散ってしまい、これらを除去するということは実質問題不可狽セろう。そんな中、生活していかなければならない訳だから、20年後30年後の日本と言う国は果たして存在するのだろうか?まあ、その頃には私はもうこの世にいないのだろうが。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「晴海地区」

ララポート豊洲の前の隅田川河口に面した「キャナル・ウォーク」という道路から対岸の晴海地区を観る。もう10年も前に完成したのだったが、中心部には「トリトンスクウェア」がある。その周囲には高層マンション群もある。最寄り駅は「都営大江戸線・勝鬨駅」だ。後はバスかタクシーになるのだが、通勤時の地下鉄の駅の混雑振りは想像を絶するものがある。恐らく大江戸線でも最大級の乗降客を誇る駅のひとつだろう。更に東京湾側には「晴海ふ頭」があり、東京都の属する南の島々への航路もある。この晴海地区の中央を通っているのが「晴海通り」だ。皇居脇の日比谷から南南東にほぼ一直線で進み、勝鬨橋、黎明橋を越えたトリトンスクウェアの角で晴海通りは左に曲がり、豊洲方面へと続く。だが左折せずこのまま直進する道路と橋が既にあり、河口を越えたその先の豊洲地区が新しい「築地市場」に替わる「豊洲市場」の建設嵐闥nなのだ。上を走るモノレール「ゆりかもめ」には「豊洲駅」「新豊洲駅」の次には「市場前駅」という駅すら存在しているのだ。東京とは築地市場の移転計画を本年秋には着工し2014年度には完成されるという。人と車の流れが大幅に変わることは間違いないだろう。

映画

映画「トランスフォーマー」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年130作目)
宇宙からやって来たエイリアンたちは物体をサーチするとそのものに化けることが出来る、所謂トランスフォーマーで自動車に成り代わったり、機械人間になったりする。今回は別のエイリアンがやってきて地球上での戦いとなる。

映画「カーズ2」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年131作目)
レーシングカーとレッカー車の友情物語。レースシーンは素晴らしい迫力だ。

映画「デビル・クレスト」(角川シネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年132作目)
14世紀、庶嚮Rに従軍していた騎士ふたりが異教徒への余りに酷い迫害に戦線から脱走し帰国した。だがそこはペストが蔓延する世界だった。仕業は魔女のせいだとして一人の魔女と思われる若い女性を修道会に護送する役目を負わされた騎士たち。果たしてそこで何が起こるのか?

映画「復讐捜査線」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年133作目)
ボストンの警官が何者かに襲われ、そこにいた娘が殺された。警官は娘の不可思議な病状を心配していた折のことだった。原因は娘の勤務先で行われていた違法な研究ではなかったのか?政府機関の異常な動き、勤務先に不可解な態度。そして次々と起こる事件。果たしてその謎とは?なかなかの手に汗握るお話しでした。

映画「映画版・NARUTO2011」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年134作目)
アニメ。忍者の物語。

日経新聞7月29日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「一枚のハガキ」が4つ星、「モールス」が4つ星、「こちら葛飾区亀有公園派出所」が2つ星、「ドライブ・アングリー3D」が3つ星、「この愛のために撃て」が4つ星、「ミラル」が3つ星、「トライアングル」が3つ星でした。

「シノプスシ136」(読書シリーズ136)
本「必殺剣 虎伏」(鳥羽亮著、)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年216冊目)「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ13作目。
本「眠り首」(鳥羽亮著、)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年217冊目)「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ14作目。
本「双鬼伏」(鳥羽亮著、)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年218冊目)「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ15作目。
狩谷唐じゅう郎は、刀の試し切りや目利きで生計を立てている。時代は幕末、外国船が日本を度々訪れ不安な時代だ。老中首座阿部伊勢守から伊賀者を通じての依頼で色々と探索にも力を貸す長編時代物。

本「里美の恋」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年219冊目)「剣客春秋」シリーズ1作目。
本「女剣士ふたり」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年220冊目)「剣客春秋」シリーズ2作目。
本「かどわかし」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年221冊目)「剣客春秋」シリーズ3作目。
本「濡れぎぬ」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年222冊目)「剣客春秋」シリーズ4作目。
本「恋敵」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年223冊目)「剣客春秋」シリーズ5作目。
本「里美の涙」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年224冊目)「剣客春秋」シリーズ6作目。
本「青蛙の剣」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年225冊目)「剣客春秋」シリーズ7作目。
本「初孫お花」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年226冊目)「剣客春秋」シリーズ8作目。
本「彦四郎奮戦」(鳥羽亮著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年227冊目)「剣客春秋」シリーズ9作目。
江戸で一刀流の道場を営む「千坂藤兵衛」とその娘「里美」親子の剣客物語。婿となった「彦四郎」が師範代隣、活躍する。この作家の本をこのところ読み続けたが、なかなかに読みてがあるし面白かった。人気作家だけのことはあった。

本「坊主金」(藤井邦夫著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年228冊目)「評定所書役・柊左門裏仕置」シリーズ1作目
本「鬼夜叉」(藤井邦夫著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年229冊目)「評定所書役・柊左門裏仕置」シリーズ2作目
本「見殺し」(藤井邦夫著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年230冊目)「評定所書役・柊左門裏仕置」シリーズ3作目
本「見聞組」(藤井邦夫著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年231冊目)「評定所書役・柊左門裏仕置」シリーズ4作目
左門らが悪い奴を裏で仕置きするというお話し。

本「冬の蝶」(井川香四郎著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年232冊目)「梟与力吟味帳」シリーズ1作目
北町奉行所の吟味与力「藤堂逸馬」ら3人が江戸の悪を魔ュ。

「キティーちゃん」

西銀座デパートの二階にその店はあった。フロアーのかなりの面積を占めている。それは「キティーちゃん」のグッズコーナーだった。ピンクを中心とした色取りのキャラクター人形やグッズが所狭しと置かれて売られていた。実は本当に驚いたのはヨーロッパへ行った時、キティーちゃん人気の凄さだった。現地ヨーロッパの若い女の子たちに絶大な人気を誇り、各地にあるグッズコーナーで売られていて、また買われているのをみて本当に驚かされたのだった。確かに可愛いが、これほどの人気がある理由を私は知らない。日本発信のものでは漫画やそのキャラクター、或いは秋葉原の特異な文化、渋谷や原宿の服装等、色々あるとは思うのだが、キティーちゃんが海外でこれほどモテモテだとは知らず、己の未熟さを知らされたのだった。今はシーズンなので銀座の店には浴衣もありました。

「鳥の声」
私の自宅の周囲は比較的緑が濃く、特に隣の農水省の米穀倉庫には大きな樹木が生えている。ところがそこに沢山の鳥が住んでいる。朝晩は鳥の出勤時間と帰宅時間なのか、猛烈な鳴き声が一斉にするのが煩いほどだ。先日訪れたJR上尾駅前では「鳥害」のために遂に樹木の枝先を切り落として葉っぱが全くなくなったので鳥がいなくなったと聞いたが、我が家付近はそんなことはしていないので物凄い鳴き声が続いている。さて先日午前3時過ぎに突然ラジオから「緊急地震速報」が流れ出した。途端に鳥たちが猛烈に泣き出した。まだ揺れが来ていないにも拘わらず鳥たちは一斉に鳴き声を上げたのだ。地震波が到着していないのにである。自然界の生き物達の勘どころの凄さを目の当たりに見せられたような気がした。数秒後にぐらぐらと我が家も揺れだした。
緊急地震速報と同時に泣き出す鳥たち、驚きました。