「手前勝手世界食物語、第299話」

「天竜の餃子」
東京名物の一つだと思っているのが、銀座1丁目交差点付近の中国料理の店「天龍」の「巨大餃子」だ。これまでにも「池袋サンシャイン内の餃子ミュージアム」や「東京ャ宴}チ」などにも出店しているが、もうかれこれ40年近く前から私は通っている店だ。最初に連れて行ってくれた方は「大成建設」の資材の方だった。ご存知の方ももう少なくなってきただろうが、元々大成建設は銀座に本社があった。今の「プランタン」のところが大成建設の本社や関連施設があった土地だった。だから近くには「大倉商事」の本社もあった。大成建設が新宿の高層ビルに移ったのは、都庁のビルが出来る前だったから、もう何年前になるのだろうか?記憶から飛んでしまったような大昔のような気がする。さて、「天竜」の店内でたまたま、円形テーブルの隣の席に若い男女が来たが、ガイドブックは日本のものだったが、話している言葉は中国語なので日本人ではないと思い話しかけたら、女性の回答は、「台湾から来た。日本語は読めないが、絵を観てこの店を探した。5日間東京にいる」とのことだった。それでも餃子2人前に焼飯、その他酢豚も頼んだようだったから、「ここの店の餃子は東京一美味しいが、ボリュームがあるから、ホテルに持ち帰ればいいよ」と言ってあげたが、二人で一生懸命食べていたが、やはり若いから完食してしまった。とてもじゃないが、私には食べきれない量だった。ここのところ、外国人観光客が確実に東京、それも銀座周辺には増えていると実感する。これも「円安効果」か「アメノミクス」なのだろうか?
以上、紫外線が強い東京から勢古口がお送りしました。

「みゆき通り」

数寄屋橋交差点の旧「東芝数寄屋橋ビル」が壊されていることは既にご存知だと思う。その工事現場の壁には近くの「泰明小学校」の生徒さん達の絵が印刷されて唐轤黷トいる。元々この辺りは江戸時代は「数寄屋橋御門」あり、そこには「南町奉行所」があった場所だ。今の泰明小学校と東芝ビルの前の通りが「みゆき通り」だ。昭和の一時期「みゆき族」という最先端のファッションを着た若者集団が闊歩していた通りだ。通りの名前の由来は、泰明小学校の前の石碑によれば「明治天皇」がこの道を通られて、築地や晴海方面にお出掛けになったこと、所謂「行幸」されたことから「御幸」と付けられたと書かれていた。今の「東京海洋大学越中島校舎」の外れに明治天皇が行幸されて、ここから海軍の軍艦の「観閲式」を行ったという大きな石碑もある。多分その際に皇居から「みゆき通り」を通られて、この地を訪れたのだろう。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?15」
江戸時代の末、イギリスの外交官で「アーネスト・サトウ」という日本人の名前のような英国人が来日した。彼の書物を読むと、いかに当時の日本が美しく素晴らしかったかが書かれている。まずは道路が綺麗でゴミなどが落ちていない。皆きちんとした清潔な着物を着ていた。礼儀正しく、親切だ、というものだ。町が綺麗だと言う事で相当驚いていたようだ。まあ当時産業革命により発展していたイギリスは石炭の煙がもうもうとしていたのだろうから、それは江戸の空気は綺麗だったのだろう。江戸の町の特徴の一つに「リサイクル」ということが言える。まず何でも勝手に捨てたり燃やしたりはしない。再利用を必ず行う。例えば紙だって使ったら更に練習用に墨で真っ黒になるまで使う。最後はきっとかまどの火付けに使われたのだろう。糞尿は勿論郊外の田畑の飼料になっていって完全リサイクルされていた。陶器類だって欠けても継ぎ合わせる仕事があったというし、鉄類の鍋釜は再生されていた。最終的なゴミとなったものは燃やせるものは薪として「風呂屋」にも行っただろう。捨てるものなどなかったと言ってもいいだろう。魚の骨は植木の肥料になっていたのかも知れない。まあ我々が考えるよりもっと江戸時代の人は「物を大切にしていた」ことは間違いないだろう。驚いたことに、5月15日付け日経新聞夕刊第一面のコラム「あすへの話題」で元金融庁長官の話しとして、こんな記事が載っていた。「電車は時刻通りに正確に来るし、街は清潔で空気もきれい。治安が良く、深夜でも女性が普通に街を歩ける。人は優しくて親切だし、食事は美味しい。云々」だったが、これは現代の「英国人留学生たちが抱いた日本の印象だ」という。150年前のサトウ氏が感じたことと殆ど一緒なのだ。それほど日本の良いところは変わっていない。この話しはまた次回にでもして見よう。

「セブン・イレブン豊洲店」

意外と知られていないのが、「セブン・イレブン」の一号店だ。驚くなかれ、それは「豊洲」にあったのだ。今改装中でもう完成したのだろうが、ここがセブン・イレブン1万数千店(2013年1月で14800店くらいらしい)の最初に店だったのだ。何と1974年(昭和49年)5月だったという。当時の豊洲と言えば、周囲はまだ工場群ばかりでマンションも殆どなかった。古い都営住宅が工場群の間にあっただけだった。だから最初にフランチャイズに応募した方の勇気は素晴らしいものがあったといえよう。今ではどこでもあるし、逆に「セブン&アイ」ホールディングはアメリカのセブン・イレブンも買収してしまい、世界展開中だが、我が日本ではこの豊洲店が一号店だったのだ。私が今住むマンションに越してきたのが、昭和56年(1981年)だったが、当時でもまだマンションなど極々少なく、周囲は今もある都営アパートだけだったし、中心は石川島播磨重工業、三井製糖、巴組鉄工、三菱製鋼等々の工場だった。そんな中にぽつんと一軒の「コンビニ」、当時多分コンビニと言う言葉も珍しかったのだろうが、あったのはいかにも不思議だったといえよう。今、豊洲と言えば「高層マンション」と「オフィスビル」が建ち並ぶ「湾岸スポット」になっている。勿論周囲にはコンビにもショッピングセンターも映画館もあり、都会の喧騒を充分に味合える処だ。そんなコンビニだが、これも時代の流れか、度々古い店がなくなり、別なところに新しい店が出来ている。アメーバーのように増殖している不可思議なものでした。

「787再離陸」
漸く6月から日本でも最新鋭機「ボーイング787」の運行が再開されるという。NHKでも報道していたが、バッテリーの過熱を防ぐ対策やら、仮に発火した場合の煙の機外排出等の措置が講じられたという。安心して乗れるのが、本来の航空機なはずだから、一日も早く原因を究明し、乗客を安心させてもらいたがい、まずは「再離陸」楽しみにしています。マイルが今私は調べたら12万マイル残っているので、どこかに「787」のビジネスクラスで旅でもしてみようかと思っている。多分ニューヨークやロンドン往復ビジネスで6万から7万マイルのはずだから、楽に行けるはずだ。今年は世界三大瀑布の一つ「イグアス」を訪れた。秋にはアフリカの「ヴィクトリア・フォール」を観に行く嵐閧ネので、残りの一つ「ナイアガラ」を来年早々にでも行ってみようかと思っている。出来れば「787」に乗ってだ。

「縁起物」

いつも行く日比谷の「タイ料理の店、シャム」に縁起物たちが並んでいた。「招き猫」に「布袋様」か?タイの人たちは仏教徒だから、まあこういったもので縁起を担ぐのも理解出来る。「招き猫」は「左手」が「人を招き」、「右手」は「お金を招く」というらしい。どちらにしても幸運を運び入れたい心情なのだろう。

2013年の映画のお話し
映画「探偵はBARにいる2」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年75作目)
オカマが殺された。その昔、東京で北海道が地元の代議士の息子の愛人だったことがあったという。今、その息子は代議士となっていた。事件の背景にその代議士の影が垣間見えた。軽快なコメディーでした。

映画「LAギャングストーリー」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76作目)
1949年のロスアンジェルスで起こったギャングと警察との戦いを描く。実話に基づくという。派手な撃ち合いが見物か。

映画「県庁おもてなし課」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77作目)
同名の小説の映画化。高知県に設けられた「おもてなし課」が県観光の活性化を目指すという物語。

映画「落語研究会 昭和の名人5」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年78作目)
当日は最初の一話だけ聞いて殆ど寝てた。体調が悪かったのだろうか?聞き逃した分はもう一度観に行くつもりだ。

映画「私は王になる」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年79作目)
同じ題材を最近も観たが、韓国李王朝時代のお話しで、王子様と奴婢がそっくりなため入れ替わってしまうという韓国喜劇。中年の叔母さんたちが沢山来ていた。

映画「フッエージ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年80作目)
題名は「映画フィルムの長さ」。あるホラー作家が引っ越し先の家で8mmフィルムを屋根裏部屋から発見する。そこには過去の惨殺事件が克明に記録されていた。それは遂には彼等一家をも巻き込む。怖いですよ。

日経新聞5月17日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価では、「クロユリ団地」が4つ星、「ビル・ネニンガム&ニューヨーク」が4つ星、「きっと、うまくいく」が3つ星、「中学生円山」が2つ星、「探偵はBARにいる2」が3つ星、「旅立ちの島唄?15の春」が4つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」

「シノプスシ220」
「半斬ノ蝶」上(門田 泰明 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年142冊目)

「闇夜」(堂場 瞬一 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年143冊目)

「ヘッドライン」(今野 敏 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年144冊目)

「殺人初心者」(秦 建日子 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年145冊目)
この作者の本は初めて読んだが、それなりに面白かった。

「密売人」(佐々木 譲 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年146冊目)「北海道警察」シリーズ第5弾

「後添え」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年147冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ第11弾

「黄金観音」(小杉 健治 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年148冊目)「人情同心・神鳴り源蔵」シリーズ第1弾

「女衒の闇断ち」(小杉 健治 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年149冊目)「人情同心・神鳴り源蔵」シリーズ第2弾

リハビリ中

「J  REPORT 2013 5月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年11ヶ月目」、
「VOL。794 SINCE AUG.12th、1983」
「リハビリ」
背中の内視鏡を入れた傷口もほぼ塞がったようだ。手術からほぼ2週間、徐々に歩行距離も延ばし、約1万歩になろうとしている。朝の愛犬との散歩と日中の外出とまだまだ本格的な活動にはなっていないが、まあ順調な回復だといえよう。来週20日の月曜日の医師の診断結果次第で、次のリハビリ計画となろう。「三ヶ月後にはゴルフもOKですよ」と医師からは言われた。ところが膝の問題があり、ゴルフはもう8年以上全くやっていない。もうやるつもりもない。未だゴルフ場の会員権は2箇所持っているが、どちらも紙くず同然だし、手術した左膝は完治したものの、逆に負担が増していた「右膝」の痛みが最近酷くなってきた。「左膝から、腰、そして右膝」とまあよくも色々なところが痛くなるものだ。本当に「老化」には困りものだ。

「新幹線の見える場所」
有楽町の駅前からJRの線路を見上げると、新幹線が通過するのが見える。「ITOCIA」のレストランには「新幹線が観える座席」というのまである。日本を代浮キる「新幹線」だが、正式に日本式を採用したのは「台湾」のみで、「安全」だが、「コスト高」という相反する要素を抱えるため、次の路線が世界中のどこで採用になるのか?鉄道ファンでなくとも興味津々である。特に後進国では財政との板挟みになるため、「折角安全でも高くては」と二の足を踏む恐れが強いらしい。今から20数年前にイタリアを訪れた時、鉄道ではないが、「高速道路」では既に「ETC」が採用されていたし、速度制限も「135km」だった。現地の人の話しでは、「日本の高速道路はイタリアより30年遅れている」といっていたが、当時でも狭いイタリアの国土中に網の目のように高速道路網が張り巡らされていた。同じように複線の鉄路がどこへ行っても見られたから、「やはりイタリアでも日本より進んでいるなあ」と思ったものだ。なんとか「安全+低コスト」が出来るようになってもらいたい。

「手前勝手世界食物語、第298話」

「病院食」
「聖路加国際病院」に1週間入院した。ここの「病院食」は中々に美味しい。驚いたのは「5月5日の子供の日」の夕食だった。何が出たと思う?何と「赤飯」だった。その日の献立は、「赤飯150gとごま塩パック」、「清汁(菜の花、湯葉)」、「魚ウニ風味揚げ、掻き揚げ(所謂天麩羅である)と抹茶塩」、「筍の炊き合え」、「長芋、オカヒジキの山葵醤油」、「低カロリー羊羹」で合計611.9kCALでした。ご飯は毎食150gだから味わいながらゆっくり食べるしかない。それでも10分ほどで食べ終えてしまうが、一日三食全て病院食だから、一日の合計カロリーは1600kCALに制限されている。まあ寝たきりで殆ど歩かないのだから消費カロリーは少ないから、これで当たり前だろう。この日の夕食は本当に豪華でした。天麩羅も美味しかった。勿論赤飯も美味しかった。
以上、退院後の自宅から勢古口がお送りしました。

「江戸の庶民の生活は楽か?14」

話しはちょっと変わるが、「扇」というものはどこが発明したと思われるだろうか?元々「団扇(うちわ)」が平安時代に中国から入ってきた。その後、木を薄く削った数枚の板を使って紐で結んだ「扇」なるものが日本で発明されたという。まあ「木簡」のような形状だ。それが室町時代後期に「薄く削った竹を骨にして、一点に纏め要とし、紙を両面に唐骭`式」の今も使われているような「扇」が発明され、「日明貿易」の日本からの主力輸出品になったというから驚きだ。扇には立派な絵も描き込められたから確かに芸術品に値するだろう。これも日本人の器用さが生んだものだろう。竹を薄く削り、何枚もが重なるようになるためには先に行くほど竹は薄く削らなければ重なり合わない。まあ素晴らしい考え方だといえよう。因みに室町時代後期の日明貿易の輸入品は繊維製品(唐物)と銭だったという。当時の日本には銭を発行させるような政治的に安定した権力(勿論財力の問題もあったが)がなく、中国からの輸入の通貨「銭」が一般的に流通していたのだ。勿論江戸時代は自前の通貨だった。
さて写真は銀座通りに並行していた「三+(じゅう)間堀」の現在の姿だ。これは「三原橋」から見た画像だが、すっかり埋め立てられている。この地は「木挽町」と呼ばれていた場所だ。勿論「三+(じゅう)間堀」に掛かっていたのが「三原橋」だ。ご存知の通り、江戸の町は「掘割」が至る所に張り巡らされていた。基本的に江戸の町は埋立地が大半だったから、掘割があって当たり前だったといえよう。ここを沢山の船が通っていたのだろう。想像するだけで楽しくなってくるではないか?

「歌舞伎座観劇嵐閨v

漸く「株主優待」で「6月の歌舞伎座杮落とし」を観劇することが決った。毎日、歌舞伎座の前を通るが、兎に角凄い人の波だ。一幕だけの立ち見観劇の人の列も凄い。歌舞伎人気沸騰の感がある。来月はいよいよ歌舞伎座だ。座席は2階席最前部左ブロック通路側だから、ほぼ「花道」の真上ということになる。出し物は「壽曽我体面」と「新古演劇土蜘」だ。仁左衛門、菊之助、海老蔵、七之助、愛之助、菊五郎、吉右衛門、三津五郎らの出演だ。楽しみである。

2013年の映画のお話し
映画「ビトレイヤー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年72作目)
イギリスの警察官が犯罪者と警察内部の不正をあばくというもの。イギリスの銃の事情が垣間見ることが出来る。

映画「孤独な天使たち」(銀座シネスゥッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年73作目)
イタリアの14歳の少年は友達を作らない。1週間のスキーウイークに行った様に親には思わせ、自宅アパートの地下室に隠れて閉じこもる。そこに異母姉が現れる。彼女は麻薬が切れた禁断症状だった。そんな二人の男女の1週間を描く。

映画「偽りなき者」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74作目)
オランダの田舎町に住む42歳のルーカスは妻と離婚し息子も養育権も失っていた。彼は幼稚園に勤務していたが、一人の少女の嘘で変質者とされ村八分になってしまう。正に悲劇だ。最後が恐ろしい。

日経新聞5月10日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価では、「孤独な天使たち」が4つ星、「藁の盾」が3つ星、「LAギャングストーリー」が3つ星、「17歳のエンディングノート」が3つ星、「私が靴を愛するワケ」が2つ星、「モンスター」が3つ星、「戦争と一人の女」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」

「シノプスシ219」
「深重の橋」上(澤田 ふじ子 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年140冊目)
「深重の橋」下(澤田 ふじ子 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年141冊目)
室町時代後半、応仁の乱を挟んで生きた一人の男の半生を描く超大作。

「時刻普v

国内旅行の際には、いつもは「インターネット」で列車の時刻を調べていたが、やはり何といっても旅の友は「時刻普vだと思う。昨年6月のスイス、オランダ旅行時には「トーマス・クックの国際時刻普v片手に歩き回った。インターネットより格段に面白いのが時刻浮セ。あちこちを探りながら、ページを捲りながら、どの時間帯に乗るかを考えながら、調べる。これが「旅の醍醐味」だと思うのは私だけだろうか?松本清張氏の小説にもあったが、時刻浮フ妙は最高だ。今年も「JR東日本」の「大人の休日倶楽部」で国内鉄道旅行を楽しむつもりだが、多いに時刻浮ヘ利用させてもらおう。

「日経新聞朝刊・私の履歴書」
面白い人も面白くない人もいるが、まあ所謂「功なり名を遂げた方々」の履歴書だが、「岡本綾子さん」のは面白い。まだ始まったばかりだが、彼女の真摯な姿勢が伺え毎朝楽しみにして読んでいる。

「振り込め詐求v
先日の夜8時頃、「非通知」の電話が入った。誰かと思って出ると「あっ、ミツルだけど」というから、これは間違いなく振り込め詐??/b>だと思ったが、それに付き合って話しをして警察に連絡して逮捕するのも面倒なので直ぐに切った。こういった電話はしょっちゅう掛かってくる。それほど誰でもターゲットにして狙っている訳なのだろう。今日もニュースで1000万円取られたといっていたが、なんでこんなのに引っ掛かるのか本当に理解に苦しむ。まあ自分もそんな人たちの仲間にならないように気を付ける必要があるのだろうか?そういう年代になったのかもしれない。お金の価値を分かっていないのか?本当に息子だと思っているのか?一度息子や孫たちの声を確認したらいい。そんな簡単な罠に引っ掛からなくなると思う。まず人は疑うべきだ。お金は簡単には手に入らないのだから。

手術後記

「J  REPORT 2013 5月第3週号」
「リタイアメント・ノート 4年11ヶ月目」、
「VOL。793 SINCE AUG.12th、1983」
「手術後記」
ここで先日の手術の状況を振り返ってみよう。まず5月2日の朝7時40分に歩いて5階の病室から、4階の手術してまで看護士の付き添いの元、歩いて向う。そしてベッドに横になり、口を鼻を覆う透明なプラスティックのマスクをさせられ、当初嵐閧フ8時より少し早めに麻酔をかがされる。看護士の女性が綺麗だったので「綺麗で助かった」と冗談を飛ばしたところで意識がなくなった。そして気が付いて時間を尋ねたら「午後1時15分」だった。だから約3時間の手術だったようだ。後日見せてもらったビデオと医師の話しを総合して、手術中の経過を考えてみた。後で気が付いたのだが、身体の前面、胸から下腹部までぴったりとした透明なシートが唐轤黷トいた。理由は患者によっては水泡が出来るためだそうだ。というのも私はその後、仰向けにされて特殊な手術台に乗せられた。腰の部分が一番高くなるような台に仰向けで数時間いるのだから、おでこには「たんこぶ」が出来ていたし、胸の大半に圧迫によると思われる痛みがあった。そして背骨のちょっと右側から直径1.6cmの管を入れる。これが「内視鏡」だ。この管を通じて数種類の細い器具を入れて手術するのだ。ビデオでまず移ったのが、背骨を削るシーン。「回転する器具」が骨を削っていた。恐ろしい。脊髄と脊髄の間に管を挿入するには骨が邪魔をするらしく、管が入るスペースを造るために削っていたようだ。そして「先に丸い玉が付いた器具」これは引っ掛けるためのもの、「挟み状のもの」「鳥のくちばしのようなもの」等々を入れて、体液が入っている袋二つを取り除くのだが、すぐ後には真珠色をした「神経の束が入っている筒状のもの」(これが一番大切なのだが)、これを傷付けないようにしながら、患部を取り除くのだ。真っ赤な袋が切り刻まれ、鳥のくちばしで外に出されるシーンが続く。さて、入院後の検査の写真がある。左側は「造影剤」の流れを追っているものだ。本来真っ直ぐに進まなければならない造影剤が途中で「砂時計」のようにくびれてしまっている。この部分に「袋」が二つ出来ており、脊髄の中を走っている神経の束を圧迫しているのがよく分かる。右の写真はレントゲン写真だが、これもくっきりと二つの袋が見えている。こうして約3時間に亘る手術が10分程度に纏められていたビデオを医師の説明の元に観る事が出来た。手術後、ベッドに戻ると、酸素マスクと、両手には点滴の針が刺さり、点滴は一箇所、尿の管が出ていて、腰の患部からは血を抜く管も出ていたが、不思議と痛みは殆ど感じなかったのは幸いだったと言えよう。痛み止めの薬は最初の晩は飲んだが、それ以降は全く飲まなかった。そして1週間後退院することとなった。医師の説明によれば、再発生の確率は他病院で5%程度なので、勿論当病院ではこれまでにないが、ほぼ完治するとのこと。実際には1週間経って、右の尻と右太もも外側が動くと痛む。これが脊髄からきているものなのか?それとも長期間にベッドに横たわっていたためなのか?まだ分からないが、必至にリハビリでウォーキングして身体を治すことに専念している。