大地震

「J REPORT 2011 3月第3周号」
「リタイアメント・ノート 2年9ヶ月目」 「VOL.671 SINCE AUG. 12th、1983」
「湯島天神」
「梅の花」で有名な湯島天神には沢山の「絵馬」が飾られていた。入学を祈願するものばかり。流石湯島天神だけのことはある。カンニングの新しい手口が問題となり受験生が逮捕される事態にまで発展しているが、人とは誠に勝手なものである。「神頼み」するかと思えば他人の力を借りてインターネットでカンニングしようとしたり、目的達成のためには手段を選ばない訳だ。京都大学受験の彼も「神頼み」のみしていればよかったものを他力本願ではやはり駄目だった訳だ。昔、カンニングペーパーなるものを試験前に作った経験があるが、作るために写していたら結局覚えてしまって不要になった。勉強はやはりきちんとやるべきものなのだろう。大学時代は運動部の練習が忙しいから試験前に友人にノートを借りてそれを手書きでノートに写した。転記しているうちに覚えてしまうのが私の勉強方法だった。まあ学生時代には勉強をした記憶が余りないことも事実ですが。

「左膝」
膝の人工関節置き換え手術をして丁度半年経った。当初はどうなるのか?と心配していたが、最近は膝の腫れもかなり減り、関節の動きもよくなりつつある。ただ関節が柔らかくなった代わりに膝のお皿に痛みが走るケースが起こるようになった。週1回になったリハビリの先生に聞いたら、可動域が広がってきたから逆に何かを挟み込むようなことが起きたのでは?とのことだったが、まあ直りつつあるのはありがたい。それまで感じなかった神経が復活してきていると思えばそれなりに納得できることでもある。そこで5月には海外旅行も再開しようかと思っている。ギリシャ・南イタリアとエーゲ海クルーズなのだが、昨年3月にも南イタリア・シチリア島へは行ったし、ギリシャも既に行ったことはあるのだが、ナポリのカプリ島の「青の洞窟」や、「ポンペイ」の遺跡は初めてだし、今回はクルーズだからまた違った旅を味わえると思っている。11日間の長旅だが、楽しみにしている。

「東京マラャ刀v

2月の最終日曜日に行われた「東京マラャ刀vは我が家の近くもコースになっているので銀座へ行く途中に眺めながら行く。今年は天候に恵まれて3万6千人の人たちが思い思いのスタイルで走っていた。例年、東京マラャ唐ヘ天気が良くない。雪だったり雨だったり寒かったりだったが、今年は打って変わって穏やかな天候で気温10度前後とマラャ唐ノは最適な気候だった。築地の晴海通りと新大橋通りの交差点も沢山の応援の人も含めて走る人たちの熱気も凄かった。3位に市民ランナーが入ったということで一気に盛り上がったが、築地辺りではもう大半のランナーは歩いていた。全行程のほぼ3分の2近くなのだろうが、もう少し頑張ればと思ったが、それでも諦めずに皆さん歩いていた。

「東京スカイツリー」
3月1日に報道によれば、午後1時30分頃、601mとなったという。雲か霧かに霞んでいるが、光州タワー600mを抜いて単独の電波塔としては世界一になったというから素晴らしい。今月中には最終の634mに到達するという。東京の新名所になった。

「栄枯盛衰」

「有楽町西武」が閉店したのが昨年のクリスマス。それから未だ内部を伺うことは出来ないが、どうも改装工事をしている雰囲気はない。写真は「有楽町阪急」の3階から見たものだが、内部は12月のままで但し商品は全て撤去されている状態のようだった。栄枯盛衰とはよく言ったもので、栄えるものがあれば必ず衰えるものもある。歴史は繰り返され、また栄枯盛衰も繰り返される。有楽町に西武デパートがオープンした当時は恐らく百貨店の全盛期だったのだろう。それが今ではどこの百貨店も苦戦しており、次々と閉店しているのが現状だ。そうかと思えば、九州新幹線の全線開通を目指して開業する「JR博多駅」の新しい駅ビルには「JR阪急博多店」が新規開店するという。元々このビルには地元の百貨店が入っていたはずだが、新規に名乗りを上げたのが阪急だった。そういえば最近行っていないが、大阪駅梅田周辺では百貨店ラッシュが続いているようだ。阪急がリニューアルし、三越が新規出店し、その他阪神も大丸もあるし、駅ビルもある激戦区だ。やはり人の動く場所でないと百貨店は成り立たないのだろう。それにしても色々な企業が経営統合していった。百貨店もそうだったが、遂に信託銀行も「三井住友信託銀行」が4月に発足するという。三井信託、中央信託、そして住友信託の3行が統合されたものらしい。経営の規模を追わないと成り立たないのだろうが、これまた栄枯盛衰の一つの浮黷セろう。

映画

映画「英国王のスピーチ」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年29作目)
前評判通りの映画だった。そしてアカデミー賞も作品賞を含めて4部門獲得のニュースも。エリザベス女王の父親「ジョージ6世」の吃音を治すために雇われたのはオーストラリア人の教師だった。医者でもない一介の教師である彼と国王との心の繋がりを経ながら、吃音を治すための治療の過程が実に面白い。教師と国王はやがて友人となる心温まる映画だった。絶対にお薦めの映画ですよ。見逃さないでください。

映画「ナルニア国物語 第3章」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年30作目)
3Dのメルヘン映画。主演が子供の俳優だとどんどん大きくなってしまうので大変だろうが、CGを駆使した流石のハリウッド映画でした。今回は暗黒の島を探し、悪者達を退治するというもの。

映画「ブローン・アパート」(銀座シネパトスにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年31作目)
イギリスはロンドン、偶然知り合ったジャーナリストの男性と人妻。彼女は夫と4歳の息子がサッカーの試合見物に行っている間に自宅で浮気をする。だがテレビでのサッカー中継の最中にスタジアムがテロリストにより爆破される。そして夫と息子を含めて1000人以上の人が死ぬ。ジャーナリストの男性の独自調査により警察が隠していた事実が徐々に浮かび上がってくる。彼女は自爆犯の一人の息子に近付くが、警察はその息子を狙撃しようとする。果たして事実は?

映画「恋とニュースの作り方」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年32作目)
朝の番組が視聴率低調のため新たに起用された若手女性プロデューサーのサクセスストーリー。彼女は番組復活の策として超ベテランのリポーターを出演させたのだが、彼は自己主張ばかりしていて彼女の意に反していた。彼女は次々と新たな企画を打ち出し視聴率は一挙に回復していくのだが。

日経新聞3月4日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ブンミおじさんの森」が5つ星、「アンチクライスト」が4つ星、「アレクサンドリア」が3つ星、「死にゆく妻との旅路」が3つ星、「シリアスマン」が4つ星、「再生の朝に」が4つ星、「アメイジング・グレイス」が3つ星でした。

「シノプスシ113」(読書シリーズ113)
本「旗本始末」(上田秀人著、中公文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年47冊目)
「闕所物奉行裏帳合四」、闕所物奉行である「榊扇太郎」は品川を牛耳っている「狂い犬の一太郎」との戦いに巻き込まれる。
 
本「妖し陽炎の剣」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年48冊目)
「介護人・野晒唐じゅう郎」の第2段。死体や人を切ることで刀の試し切りを仕事とする本名「狩谷唐じゅう郎」は京都の名工が打った「京女鬼丸」という7本の刀を探し出すことになった。

本「抹殺」(佐伯泰英著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年49冊目)
本「停止」(佐伯泰英著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年50冊目)
「古着屋総兵衛影始末」、新しく加筆されたシリーズ3作目と4作目。愛する千鶴を殺された大黒屋総兵衛は遂に復讐に立ち上がった。しかし、復讐は果たせたものの北町奉行所に囚われてしまった総兵衛の運命は?

本「妖鬼 飛蝶の剣」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51冊目)
本「京洛 斬鬼 番外編」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52冊目)
「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ第3作目と番外編。介錯人とは切腹する武士の首を打ち落とす役目。今回も強敵が次々と現れ唐じゅう郎を襲う。

本「暗闇の蝶」(マーティン・ブース著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年53冊目)
イタリアの田舎町に暮す一人のイギリス人男性、実は彼は蝶の絵を描く絵描きだという振れ込みなのだが、本当の姿は「暗殺用銃の製造」だった。特注の銃を手造りするのがその仕事だったが、そろそろ引退を考える歳になったので最後の仕事を請け負ったのだが、彼を付狙う男が現れた。果たして彼は逃げ切れるのか?

本「吟ヤの法則」上、下(クリストファー・ライク著、講談社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年54,55冊目)
スイスで夫婦で登山中の事故で妻を失った「国境なき医師団」の医師ジョナサン。妻に送られてきた手紙に入っていた荷札で荷物を引き取った直後、警官に襲われ殺されそうになったジョナサンはその場から逃走を図る。荷物の中身は10万スイスフラン他、車のキーなどだった。荷物の送り主を捜し求めると直前にその人物が殺されていた。こうして逃亡が始まった。裏にはイスラエルとイランの謀略が隠されていて、無人機で旅客機を打ち落とし、戦争を誘発させようとの陰謀が隠されていた。

社章

「J REPORT 2011 3月第2周号」
「リタイアメント・ノート 2年9ヶ月目」 「VOL.670 SINCE AUG. 12th、1983」
「社章」

サラリーマンになりたての頃から、与えられた会社の徽章は毎日必ず着けていた。私は背広を毎日変えていたので、社章を付け替えるのは私自身が行っていた。毎日背広の襟の穴に社章を付けて出社していた。50歳の時に倒産した会社の建て直しに派遣された時に、当然従来の会社の社章は外した。それから5月後の50歳最後の日に元の会社を退職し、骨を埋めるつもりで出向していた会社更生法瑞ソ中の会社に移ったのだが、元の会社に社章を返そうとしたのだが、どうしても見つからなかった。仕方なく紛失届けを出して退社した。それから12年後、自宅の机の中から一つの小銭入れがあったのを開けたら社章が出てきた。なんと不思議な運命だったのだろうか?その小銭入れには記念硬貨が沢山入っていた。千円や五百円や百円の記念硬貨だった。その中に社章が紛れ込んでいたのだった。どうして紛れ込んだかは全く分からない。

「ホームページ」
「J REPORT」をインターネットのホームページにしたのは、2001年11月からだ。それ以前は大体毎月1回ファックスで配信していた。それをインターネットに切り替えたのを期に週1回の配信にした。だから元々の「丸紅スチールニュース」「大同コンクリートニュース」そして「J REPORT」からと通算で670回ということは、もう22年以上続けていることになる。よくやっていると皆さんに言われる。継続は力なりなのだろうが、もうライフワークになってしまった。これからも出来る限り継続させようと思う。

「クライストチャーチ」

大地震が起きたニュージーランドは「クライストチャーチ」。1年半前の9月、当地は春盛りの頃だったが、非常に落ち着いた雰囲気の綺麗な街だったことを思い出した。南島は観光地が沢山ある。そんな南島の中心地がこの街だ。綺麗な小川が流れ、公園が多く、むしろ高い建物は余り見なかった記憶がある。中心地にある「大聖堂」も今回の地震で崩れ去ったようだが、確かに美しい一見の価値ある建物だった。ニュージーランドにイギリスから移民がやってきて初めて到着したのがこの街だったと思う。その名の通り、教会が沢山あった。丁度桜の季節で周辺にも満開の桜が観られた。郊外の現地の方の家でお茶とケーキをご馳走になった。皆親切な方々だった。そんな街が激震に襲われ崩壊してしまうとは卵zも出来なかった。それにしても恐ろしいことだ。行方不明の方の救出が待たれる。

「手前勝手世界食物語、第190話」

「ル・ブール・ノワゼット」
パリにある店が東京の三越銀座店に支店を作った。伝統的なフランス料理だとか。ディナーコース5000円也を注文したが、どれも実に美味しいものだった。北海道産の鹿肉のステーキも食べたが、赤身の肉は柔らかく美味しかった。鹿肉と言えば、今回地震のあったニュージーランドでは最近鹿肉が好評で「鹿牧場」がたくさんあり、鹿が放牧されていた。昼食で確かクライストチャーチで鹿肉の照焼弁当を食べたと思う。脂肪分が少ないのでヘルシーだとして好まれているのだということだった。話しは替わるが、三越銀座店の新しい建物のレストラン街はやはりちょっと値段が高目だ。有名な店を無理やり引っ張って来たからか採算的にも苦しいのだろうが、庶民が通える店ではない。交際費を使っての接待ならば可狽セろうが、一般の人はせいぜい昼食程度にしなければ無理が祟るだろう。夜はやはり高いと感じた。これまでイタリアンのピザの店、中華の店、そして今回のフレンチの店と3軒いったが、高かったが美味しかったことも事実だった。だがまた行きたいと思う店はなかった。
以上、今回も東京から勢古口がお送りしました

「雪の跡」

昨晩降った雪も午前中からの快晴の天気と暖かい太陽の日の光で瞬く間に溶け出した。午後には都心に残っているのは除雪のために掻き集めた雪だけとなっていた。正に「淡雪」だった。何年に一度か都内でも10cm以上の積雪がある時がある。そんな時は交通が麻痺して都会の弱さを露呈するが、今回のような数センチの積雪では車にチェーンも必要ないし、子供たちが小さな雪だるまを作ることが漸く出来る程度だ。それにしても日本海側の山では3m近くも雪が積もっているというのは困ったものだ。除雪費用も大変だろうに。
「民主化の波」
昨年6月にチュニジアを訪れていた。カルタゴがローマによって滅ぼされた後にローマが造った「ローマ風呂」の遺跡がチュニスにある。この遺跡の横が「大統領宮殿」だ。ガイドから「宮殿にカメラを向けないで下さい。銃で撃たれますから」と言われていたが、確かに銃を持った兵士が監視していた。あれから半年、あっという間にチュニジアの独裁政権は崩壊してしまった。多分観光客もいなくなってしまったのだろう。チュニジアは北と東は地中海に、南と西はサハラ砂漠に囲まれた風光明媚なところだ。「チュニジアン・ブルー」と呼ばれる独特の美しいブルーが家々の壁を彩っている。蒼い空と海、そして透明感のあるブルーの壁、実に美しい国だと思った。砂漠地帯にはオアシスがあり、それなりに豊かだった。だが実情は一部の独裁者が全てを握っていて民衆には不満が鬱積していたのか?次に崩壊したエジプトには2008年の9月に訪れた。丁度「リーマン・ショック」のニュースを聞いたのがカイロで、だった。ここも観光が大事な収入源なのだろうから、現状では観光どころではないから大打撃だろ

映画 「男たちの挽歌」 (丸の内TOEIにて)

映画「男たちの挽歌」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年25作目)

驚いたことに観客の大半、殆ど全てといってもいいだろうが、女性客だった。脱北者兄弟の兄は弟と母を裏切って南に逃げた。母は殺された。漸くその後に脱北した弟は兄を憎みながら警察官になる。一方、兄は犯罪者となり、銃器に密輸に携わっていた。兄を慕うもう一人の犯罪者、彼ら3人の物語だが、結末は壮烈な銃撃戦となる。果たして兄弟は?

映画「ヒアアフター」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年26作目)

題名は「来世」の意味だと初めて知った。始まりは東南アジアを襲う「津波」だ。その迫力の凄さ、そこで臨死体験をしたフランスのジャーナリストの女性。交通事故で双子の兄を失った少年。そして過去の臨死体験から「霊博メ」になった男。これら3人が微妙に絡み合う。死後の世界はあるのか?その謎を描くクリント・イーストウッド監督作品。卵z以上に面白かった。星5つあげたい位の映画だった。

映画「洋菓子店コアンドル」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年27作目)

鹿児島から男を追って東京の有名な洋菓子店にやって来た娘「なつめ」と、元天才シェフ、店のオーナーシェフ等が絡み合ってなつめの成長を見守るというもの。何事にも諦めない「なつめ」の姿が気持ちよい。

映画「180度SOUTH」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年28作目)

ドキュメンタリー映画だ。ある青年がロスアンジェルスから1万マイル南にあるチリの沖にある島「パタゴニア」へ登山に向かうというもの。途中、波乗りをしながら、また船の修理のためイースター島にも立ち寄り、遂にパタゴニアの自然に触れながら山に挑戦するが、最後の最後で断念してしまうまでの実写だ。自然が実に美しい。

日経新聞2月25日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「英国王のスピーチ」が5つ星、「悪魔を見た」が4つ星、「ナルニア国物語第3章」が3つ星、「GONZO」が3つ星、「戦火の中へ」が3つ星、「男たちの挽歌」が3つ星、「恋とニュースのつくり方」が3つ星でした。

「シノプスシ112」(読書シリーズ112)

「悲愁の剣」(佐伯泰英著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年39冊目)

「白虎の剣」(佐伯泰英著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年40冊目)

「長崎絵師 通吏辰次郎」シリーズ。長崎の絵師だった男が訳あって東南アジアを放浪し帰国。江戸と長崎で活躍する姿を描く。佐伯氏の初期の本だ。

「雀のお宿」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年41冊目)

瀬戸藩に起こる事件を女性の視点から描くシリーズ2作目だ。武士社会の刹那さ辛さがよく描かれている。

「ときめき砂絵いなずま砂絵」(都築道夫著、光文社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年42冊目)

「なめくじ長屋捕物さわぎ」の第5段目。砂絵描きのセンセーが謎を解く探偵物。実に面白いし江戸の街の様子が良く分かる傑作です。

「潜入捜査」(今井敏著、実業之日本社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年42冊目)

久々に今井氏の警察ものを読んだ。1991年に発浮ウれた初期の作品だが、今読んでも面白い。やくざと見れば徹底的に叩き潰す警官のお話し。携帯電話がまだ普及していない時期のことだからまた古い時代が懐かしく思えるから不思議だ。

「母子燕」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年43冊目)

「星の契」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年44冊目)

「梅の香」(今井絵美子著、ハルキ文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年45冊目)

「出入師夢之丞覚書」シリーズの3作品。今は浪人をしている「半名夢之丞」は母との二人暮らし。剣道の町道場の師範代として手伝っているが実入りがないため、裏の仕事を始めた。それが「出入師」、揉め事を解決させ双方から手数料を取るというもの。頭の機転と腕がなければならない。

「鬼哭の剣」(鳥羽 亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年46冊目)

「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ第1作目。介錯人とは切腹する武士の首を打ち落とす役目。老中水野と南町奉行鳥居ら一派との戦いを描く。

「都心に雪が」

息子の結婚式当日は雪の藍 睛外れたが、その後都心にもかなりの雪が降った。今年は日本海側を中心に大雪だったが、東日本にも、そして都内にも大雪が降った。夜明けに愛犬との散歩に出掛けたが、犬が歩きたがらず、寒さに震えていて引きずるようにして何とか散歩をした。犬も雪の中を喜び翔る位でないと困る。家の中に住む犬だから外の寒さは嫌いなのだろうか?それでも散歩の後半には漸く雪にも慣れたのか自ら歩き出し無事に終了したのにはありがたかった。

「千両箱」
最近、時代物の小説を読む機会が多いのでちょっと気になることがある。千両箱というのは実際にはどの程度の重さなのかということだ。調べてみると「一両」は「五匁(もんめ)」で約18グラムだという。そうすると「切り餅」一つは25両だから、450グラムだ。これはちょっと見た目よりも重たいぞ。千両となると約18キログラム。それに頑丈な箱に入っているわけだから、推定で約30kgにもなるのだろうか?千両箱を背負って泥棒が逃げるとなるとこれはかなり大変な訳だ。「よっこらさ」と担ぎ上げるという次第だろう。