映画

映画「小川の辺」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年110作目)
藤沢周平原作。海坂藩を脱藩した男を上意で討ち取ることを命ぜられた東山扮する武士は行徳の町へと行く。だがその男の妻は彼の妹だった。妹も剣術をする。果たして妹との戦いにもなるのか?武士道の難しさを描く。ちょっと流れが遅すぎる映画だった。

映画「ハングオーバー2」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年111作目)
柳の下の泥鰌を狙った作品。前作はラスベガス、今回はタイ。仲良し4人組の一人がタイ人女性と結婚することとなり、タイにやってきたが、またまた記憶を失うほどの二日酔に。

映画「蜂蜜」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年112作目)
ベルリン映画祭金熊賞獲得のトルコ映画だ。山村に住む3人家族。夫は養蜂家、妻は茶畑で働く。幼い息子は小学生だが、人前で言葉が出せないという病気。その年は蜂蜜がとれず父は更なる山奥へと向うが、戻ってこない。そんな家族愛を描く。幼い息子が残された母のためにも一日も早く大人になろうと必死の努力をする姿が痛ましい。

映画「マイティー・ドー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年113作目)
北欧の神話にある題材を映画化したもの。宇宙には9つの世界があり、その一つは地球を含む宇宙だ。9つの一つの世界から兄弟王子の兄が父の王から未熟と言われて地球に追放となる。そして弟が派遣してきた怪物が地球に現れ、兄「メ[」を襲うのだった。単純な物語だけにそれなりに面白かった。

映画「薔薇の名前」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年114作目)
古い作品だが、ショーン・コネリー主演だった。1327年の北イタリアの僧院。次々と起こる殺人事件を一人の修道士とその弟子が解決に挑むというものだが、当時の時代背景には「異端」というものがあり、キリスト教に異端しているか?どうかが問われていて、「悪魔」が存在していると思われていた。真実と悪魔祓い、迷信との戦いでもあった。実に面白かった。

映画「デンデラ」(丸の内東映にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年115作目)
いつの時代なのかは分からないが、老人が70歳になると裏山に捨てられる、所謂「姥捨て山」があった。一人の老女が雪の降る山に捨てられた。しかし、凍えて寝ている間に何者かに助けられていた。目覚めたそこには過去山に捨てられた多数の老女たちが生活していたのだった。もう30年も前に捨てられ今100歳になる女が最初にこの村「デンデラ」を作ったという。彼女たちは自分達を捨てた村を襲い村人達を皆殺しにしようとしていた。だがその前に熊に襲われ、またなだれに襲われ、次々と死んでいった。果たして彼女たちの運命は?

日経新聞7月8日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「サンザシの樹の下で」が3つ星、「コクリコ坂から」が3つ星、「アイ・アム・ナンバー4」が2つ星、「海洋天堂」が3つ星、「ちいさな哲学者たち」が4つ星、「陰謀の代償」が3つ星、「鋼の現金術師」が4つ星でした。

「シノプスシ132」(読書シリーズ132)
本「無頼の絵師」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年180冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ11作目。
本「比丘尼茶碗」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年181冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ12作目。
本「雨女」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年182冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ13作目。
本「世間の辻」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年183冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ14作目。
本「女げんの供養」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年184冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ15作目。
本「千本雨傘」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年185冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ16作目。
本「遠い椿」(澤田ふじ子著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年186冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ17作目の最新作。
京都の公事宿「鯉屋」に居候している「田村菊太郎」は、京都東町奉行所同心組頭の家に生まれたが、放蕩の果てに家を出たように装って異母弟に家を継がせた。子供の頃から神童と言われていた彼は、奉行所を手伝ったり知恵を貸したりして活躍するのだった。NHKテレビドラマ「はんはり菊太郎」でも放送された原作だ。「罪を憎んで人を憎まず」がモットー。京都の町の暮らし向きが良く分かる作品だ。

本「酔眼の剣」(稲葉稔著、)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年187冊目)「酔いどれて候」シリーズ1作目。
本「凄腕の男」(稲葉稔著、)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年188冊目)「酔いどれて候」シリーズ2作目。
本「秘剣の辻」(稲葉稔著、)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年189冊目)「酔いどれて候」シリーズ3作目。
浪人の「遭H里新兵衛」は酒がなくては生きてゆけない気儘な生活を送っていた。しかし、剣術の上は免許皆伝の腕前。岡っ引きの「伝七」に頼まれ捕物の手伝いなどして生計を立てていた。

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