「孫娘と私と似ているのは?」

垂オ訳ない。爺の馬鹿な独り言と思っていただきたい。産まれたばかりの孫娘が私と似ているのはなんと「耳」なのだ。私は所謂「福耳」で孫娘をじっと見てみると私と同じ福耳なのだ。耳の下の部分が膨れて大きく垂れているのが特徴なのだが、お釈迦様の耳がそれだが、私も一応福耳で孫にその遺伝子が伝わったのだろうか?確かにこれまで私はお金では苦労した経験が殆どない。孫にも生活に苦労してもらいたくない。どうか「福耳」の恩恵を受けて育ってもらいたいものだと、すっかり甘いお爺ちゃんになっている私でした。

「人間は二度死ぬ」
孫が産まれて尚更考えさせることがある。それは「死」だ。人間は二度死ぬという。一度目はそれこそ本当の肉体的な死だ。これは病気や歳や事故や色々とあるが、人間としての死だ。もう一度の死は「忘れ去られる」という死だという。誰からも忘れ去られ記憶から無くなってしまうという死だという。お墓に名前が記されているうちはまだなのかもしれないが、子供たちや孫達、荘キ達の時代になるともう完全に忘れ去られてしまうのだろう。過去帳や墓誌にしか残らない記憶の外に忘れ去られた時が本当の死なのだろう。孫が生まれてより一掃痛切に死を感じるようになった昨今でした。

山手線100年

「J REPORT 2011 12月第1週号」
「リタイアメント・ノート 3年目6ケ月目」 「VOL.715 SINCE AUG. 12th、1983」
「山手線100年」
今から100年前の1911年、明治44年に「山手線」は環状線として完成したという。「省線」という言葉は今は死語だろうが、多分当時は「鉄道省」の運営する鉄道だから、山手線もそう言われていたのだろう。ぐるっと東京のターミナル駅を巡る鉄道を造った国の考えには感服するしかない。多分レンガを積み上げて高架部分を造ったのだろうが、今は山手線だけでなく、少なくとも東京駅には、「中央線」「京浜東北線」「東海道線」「東海道新幹線」「東北・上越・長野新幹線」が走っている。地下には「総武横須賀線」「京葉線」「地下鉄丸の内線」もある。そして来年には「宇都宮・高崎線」が東京駅に乗り入れるという。まあ入り組んだ線路が絡み合っているものだ。そうそうヨーロッパの新幹線に類する高速鉄道が普通の一般の線路を走っていると言うことをご存知だろうか?日本や韓国、台湾は専用線路を新幹線は走る。だがヨーロッパは全ての列車が速度の差はあるものの、同じ線路を走る。350kmを出すものの、100km以下のものも同じ線路を走っている。どう調整しているのか?不思議だがそれが一つの技術なのかもしれない。高速鉄道の最前部と最後部の2両が動力車で引っ張って押して走る。中央部の車輌は人や物が乗るだけ。それがコンピュータの管理の上で同じ線路を走る。ある意味恐ろしいことだ。

「高所恐怖症」
私はれっきとした「高所恐怖症」だ。毎度思うのだが、どうして高所が怖いのだろうか?まず自分が落ちるのではないか?との恐怖感に襲われるのだ。それとカメラなど持っている物を落としそうな気持ちになるのだ。なぜなのかわからないが兎に角怖い。ところが飛行機に乗って窓から下を眺めても全く怖くない。寧ろ楽しみな位だ。それでいて高い建物の上では怖くて縁に寄れない。熱気球に2度乗ったことがある。一度目はオーストラリアのケアンズ、2度目はトルコのカッパドキアだった。乗ったが怖かった。もう再び乗ろうとは思わない。それと高い建物の床がガラス張りのにも近寄れない。助けて下さい。高いところは怖いよ。どなたか解消法対処法があったら教えて下さい。

「手前勝手世界食物語、第227話」

「ローストビーフ」
久々に以前の会社のOBたちと会食をした。場所は「銀座東武ホテル」内のレストラン。ここビュッフェスタイルの食べ放題に飲み放題が付いて、5000円を切る。平日で且つ65歳以上だと更に安くて4000円だ。私は生憎65歳以下なので4300円だったが、その他の方は全員65歳以上だったので、4000円コースだった。ここの名物は「ローストビーフ」と「鉄板焼きステーキ」だ。その他、和洋中華も含めて色々な料理もあるし、デザートも豊富だ。これまで一度訪れた時は(勿論事前に電話蘭?オたが)満席だったが、今回はがらがらだった。意外に穴場なのかも知れない。味は流石ホテルのシェフの料理なのでまずは安心して食べられる。ドリンクはビール、ワイン、ウィスキー、焼酎が飲み放題だし、ャtトドリンクも充実しているから、家族連れにも都合がいいだろう。ローストビーフはナイフを入れてすぐに切れて咽喉越しも嬉しい。寧ろステーキよりもローストビールのほうが絶対にお勧めだ。年末までに一度行かれたら宜しいのではないか?お勧めです。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

映画

映画「孔子の教え」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年194作目)
キリストが生まれる500年も前の中国は諸国乱立の時代だった。そんな時代に「孔子」は「礼と仁」をもって国を治めようとしていた。しかし政治と理想とは決して上手く成り立たなかった。そんな孔子と弟子達の物語。

映画「追憶」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年195作目)
学生時代に同級生だった二人の男女は戦時中にニューヨークで偶然に再会し恋に落ちる。しかし彼女は信念を行動に移そうとする性格で中々彼との溝が埋まらない。彼は脚本家としてロスアンジェルスへ行き、彼女の付いて行くのだが、果たしてその結末は?美しい音楽が何とも堪らない映画でした。

日経新聞11月25日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「タンタンの冒険」が3つ星、「クリスマスのその夜に」が4つ星、「アーサー・クリスマスの大冒険」が3つ星、「怪物くん」が3つ星、「ハードロマンチッカー」が2つ星、「クロサワ映画2011」が3つ星、「サルトルとボ?ヴォワール 哲学と愛」が2つ星でした。

「シノプスシ150」
本「針いっぽん」(佐伯泰英著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年354冊目) 「鎌倉河岸捕物控」シリーズ第19作目 
「金座裏」の岡っ引き9代目「宗五郎」と、10代目「政次」が今度は大奥の争いに巻き込まれる。人気シリーズ最新作。

「ロシアの旅、後記」

「聖母マリア様」
モスクワの一角に物凄い数の行列があった。向っている先は教会だ。聞いてみると「聖母マリア様」の「帯」が飾られているという。通常はこの帯はギリシャの山の上にある修道院に「秘宝」として置かれていると言う。従って当然「女人禁制」の場所だから女性は観ることはできない。しかし今回はロシアにやって来た帯を女性も観ることができるというので長い行列が連日出来ているという。この帯に女性がキッスをすると子宝に恵まれるという。勿論ガラスのケースに入っているので直接触れることは出来ないがその効用は如何に。本当にマリア様が着用していた帯かどうかはキリスト教徒ではないので、その科学的真贋の程は別として、本物と信じて集まった人たちには何も言うことはない。「信じるものは救われる」ということで宜しいのではないだろうか。さてロシア正教のクロスの切り方は右手を上、下、右、左とカャ潟bク等の順序とは違う。また教会内では立ったままで膝まづくことはないのだそうだ。所変われば色々と変わるものだ。

「和食とロシア」
最近のロシアでの流行りに「和食ブーム」があるという。ドイツでも感じたことだが「お寿司」は世界的な料理になっているようなのだ。ここロシアでも「ロシア料理と和食」を同時に出す店が流行っており続々と出来ているというのだ。確かにモスクワの昼食時に向いの席のロシア人たちが寿司を食べていたのに遭遇した。男性は巻物を女性は握りをそれも箸を使って器用に食べていたのを見かけたが、ヘルシーさを売り物にした和食がしっかりと定着しつつあるようだった。

「KGB本部ビル」
ロシアで行きたかった、観たかったものの一つに「KGB本部ビル」がある。「ルビヤンカ広場」に面してどっしりとした灰色の大きな建物がそれだった。まずモスクワの全体感を掴んでもらおう。モスクワ川に沿って北側に「クレムリン」が赤いレンガの塀に囲まれてある。その周囲を時計回りの一方通行の環状道路が巡っている。この道路の周囲は官庁街と芸術文化等の建物が立ち並ぶ。東京の皇居と内堀通りを想像していただければよいだろう。モスクワ川のクレムリンとは反対側は民間の裕福な人たちが住む場所で昔から金持ちが寄贈した教会も立ち並ぶ。さてクレムリンを廻る環状道路の一角に「ルビヤンカ広場」があり、そこにKGBがあったのだ。ここで行われた悲劇の数々、一度入ったら絶対に生きては出られないといわれた「ルビヤンカ監獄」もそこにはあった。私の愛読書の一つである作家「フリーマントル氏」の「チャーリー・マフィン」シリーズは、イギリスは「MI6」の中年スパイであるチャーリーの活躍を描くが、ロシアに度々脚を運ぶチャーリーはロシアの女性と恋に落ち娘までいるという設定だ。このルビヤンカ広場をチャーリーも歩いただろうと想像するだけでワクワクしてしまう。ご存知だろうが、プーチンもメドベージェフもKGB出身だ。ロシアを操る元KGBの官僚たち。だからロシアは恐ろしい。

「年末ジャンボ宝くじ発売」

24日木曜日、有楽町は「西銀座チャンスセンター」前には例年通りの長い行列があった。今年は当り籤が倍増していると言うので、平日にも関わらず多くの人たちがお年玉と初夢を求めて並んでいた。どこで買おうとも確率は同じだと思うのだが、発売絶対数が多い、東京西銀座、大阪御堂筋等で当り籤が多く出るのは確率問題から当然なのだが、それでもゲンを担いで皆並ぶ。「買わなければ当らない。しかし買っても当らない」のが宝くじだ。税金を納めるつもりで買うしかないか?

「添乗員」
ロシア旅行の添乗員さんは経験14年の女性でした。彼女、帰国したら直ぐに今度は「京都」への2泊3日の旅の添乗だという。会社も酷使しているが、今国内旅行が絶好調だそうだ。どこも満杯で旅行会社は大忙しとのこと。震災以降、旅行を控えていた人たちがいよいよ動き出したらしい。特に今が紅葉真っ盛りの京都は大変な観光客の数だと言う。まあ漸く日本も復活復興に向い始めたといえよう。

初孫誕生

「J REPORT 2011 11月第4週号」
「リタイアメント・ノート 3年目5月目」 「VOL.714 SINCE AUG. 12th、1983」
「初孫誕生」
「初孫」が産まれました。11月15日午後4時31分、長女舞が女児を産みました。中々可愛い美人(身贔屓な爺馬鹿かな?)ですよ。体重3246g、身長52cmの大きな身体をしたしっかり者です。まずは母子共に元気なので一安心です。本当に可愛いね。美人ですよ。自分の子供が産まれた時に感じたのとは別の感覚です。次世代に繋がるDNAを持った分身が現れたという感覚ですね。100年後、いや1000年後に続く私のDNAをぜひ彼女に繋げてもらいたいと思います。誕生日の二日後、ロシアに旅立った。しかしロシア到着の次の日(18日)のメールで「新生児によくありがちの心臓の雑音があるので都立病院での検査入院することになった」との連絡があった。まあどんなのか?と安心しきっていたら、よく19日には「心臓に穴が開いている。心房中隔欠損症と心室中隔欠損症で二つ開いている。治療の方法は来週月曜日(21日)に医師と相談して、薬か手術か決めるそうです」と驚きのメールだ。奇形児なのか?心臓病でもう長くは生きられないのか?本当に旅行中だが、びっくりして涙、涙、情報も少ないし、海外からではどうしようもないので正に泣き面に蜂といった具合でした。元気な姿を見ていたし、娘からの授乳にも一生懸命に対応していた孫娘なのに神様はどうしてこんなに無情なのか?どうして我が孫なのか?もう苦しみました。21日に医師との対話後のメールでは「1週間位様子を見て入院するが、薬で対応するか、兎に角様子見、よければ週末に退院」とのこと、どうも切羽詰まった状況ではないようなのでまずは一安心か?そして22日午前8時に成田到着、すぐに娘に電話すると、「新生児は皆誕生時には心臓に穴が開いている。それは母体内にいる時には心臓を無理に使わずバイパスとなっているので穴が開いている。だが誕生するとすぐに塞がるが、孫の場合は穴が若干大きいのと塞がるのに時間が掛かっている」というのだ。100人に一人位の率で発生するらしい。それでも本当にほっとした。ああ神様ありがとうございます。また涙、涙、びっくりして旅行どころではなかったのでした。あんなに元気な姿だった孫娘は「栞(しおり)」と名付けられました。明日には病院に見舞いに行ってきます。
「栞ちゃん」、産まれて来てくれてありがとう。病院に行きました。未熟児を中心とした集中治療室には肘まで洗ってから見舞い人は入る。その日我々が訪れる30分位前にミルクを100cc飲んだと言う。栞ちゃんは起きていたが、物言う訳ではなし、母親に抱かれて眼を開けたりつぶったりしていた。まだ一度も私は抱いていないが、まだ首も据わっておらず、もう暫く様子をみよう。周囲の赤ちゃんたちに比べても大きいので心臓に問題があるなどとは全く思えない元気な孫娘でした。可愛いねえ。

「手前勝手世界食物語、第226話」

17日、機内食を2食摂る。最新鋭の「B777-200」のプレミアムエコノミー席の座席前食事用テーブルは普通のエコノミーの倍はあり、楽に食事が出来た。
18日、朝はホテルのビュッフェスタイル。昼は地元料理の「ペリメーニ」という所謂「水餃子」だったが、これを「サワークリーム」をかけて食べる。意外に美味しかった。夜は「スリヤンカ」というミネステローネ風スープと、名物料理の「キエフ風チキンカツレツ」だった。今一か? 
19日、朝食会場が変更になっていたが、内容は殆ど変わらない。果物でバナナが出ていたので一房食べた。ココアがあったので甘く暖かいココアを飲んだ。昼はエルミタージュ美術館内のテールームで軽食。「ピロシキ」を注文した。「サーモン入り」と「野菜入り」の2種類なのだが、日本で食べたピロシキとは全く違う。現地の本物は練った小麦粉の中に具を入れて焼いてあるから、「具入りパン」のようで油ぎってはいない。日本のピロシキは油で揚げてあるが本場は違うが、美味しかった。夜は「ビーフストロガノフ」だったが、これも牛肉を「ホワイトメ[ス」で煮込んだもので「デミグラスメ[ス」で煮込んではいなかった。これまでのロシア料理全般の評価は卵zを上回っていた。当初ロシア料理は余り美味しくないのではないか?と思っていたが、ちょっと卵zがよいほうに外れた。ロシア人の主食は「小麦粉」だという。パンは色々と種類もあったが、「黒パン」は酸っぱくて美味しくなかった。
20日、朝はランチパックを部屋で食べた。昼食はモスクワのレストラン、トイレの水が流れないというので消臭剤の匂いがきつくて参りました。料理は「ボルシチ」とメインは「タラのフライ」、薄味のフライはまあまあだったし、ボルシチはそれなりに楽しめた。どのレストランでも各食事にミネラルウォーターが付いてきてそれもタダなのがありがたい。それと紅茶とコーヒーもタダなのもありがたかった。夜は「ポークャeー」だったが、これはまあまあでした。
21日、昼食は郊外のショッピングセンターで軽食を食べた。
以上、ロシアの旅を勢古口がロシア上空からお送りしました。

映画

映画「シネマ歌舞伎 熊谷陣屋」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年191作目)「中村吉右衛門」演じる熊谷直実の「一谷嫩軍記」
源平は一谷の戦いで討ち取った「平重盛」の首を大将の「義経」に見せる「熊谷直実」だったが、忠義のために重盛を逃した。従って実はその首は自分の息子のものだったという悲しい物語。昨年、「歌舞伎座」改築のため、最後の月の舞台を映画撮影したもの。

映画「マネーボール」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年192作目)
この秋一番お勧めの作品だ。オークランド・アスレティックスのゼネラル・マネージャーが弱小貧乏球団を如何にして優勝させるかと言うお話し。実に面白かった。必見の映画です。

映画「カイジ2」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年193作目)
今度は超巨大パチンコ、題して「沼」に挑むカイジたちです。

日経新聞11月18日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「アントキノイノチ」が3つ星、「新少林寺」が4つ星、「ジョージハリスン」が4つ星、「ラブ&ドッグ」が3つ星、「ラブ・アゲイン」が3つ星、「カリーナの林檎」が3つ星、「明日泣く」が3つ星でした。

「シノプスシ149」
本「涙橋の夜」(風野 真知雄著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年344冊目)「女だてら麻布わけあり酒場」4作目

本「お叙髣 ?v(和田はつ子著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年345冊目)
「お医者同心 中原龍之介」6作目

本「下流の宴」(林 真理子著)毎日新聞社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年346冊目)
娘が勧めてくれた本。中産階級の家庭からドロップアウトした20歳の息子が沖縄の離島出身の22歳の女性と結婚をすると言い出し、それぞれの家庭が揉める出来事を描く。正に下流に生きる男女の物語。

本「史記 五」(北方謙三著)角川春樹事務所刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年347冊目)
「武帝紀」、匈奴との戦いに敗れた漢の将軍「李陵」は捕虜となったが、彼が裏切ったとの誤報に接した武帝によって家族が全員殺されたことを知る。そして彼は匈奴と一緒に歩む道を選ぶ。

本「一朝の夢」(梶 よう子著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年348冊目)
「松本清張賞」受賞作品。朝顔の新種改良に命を掛けた同心と幕末の世を描く秀作。

本「わけあり円じゅう郎江戸暦」(鳥羽 亮著)PHP文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年349冊目)シリーズ第1作目
本「わけあり円じゅう郎江戸暦」(鳥羽 亮著)PHP文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年350冊目)シリーズ第2作目 「七人の兇賊」
本「わけあり円じゅう郎江戸暦」(鳥羽 亮著)PHP文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年351冊目)シリーズ第3作目 「奇剣 稲妻落し」
ある大名の隠し子だった「橘 円じゅう郎」は剣の腕を見込まれて人を助けて稼ぎとしていた。

本「血族の澱」(上田 秀人著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年352冊目) 「お鬚番承り候」シリーズ第3作目 
将軍家綱の月代をあたる役目の「深室賢次郎」は将軍の特命を受けて活躍する。

本「波濤剣」(上田 秀人著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年353冊目) 「将軍家見聞役元八郎」シリーズ第4作目 
将軍家重の命を受けて琉球にまで渡る三田村元八郎だった。

11月20日(日曜日) 第四日目

早朝、5時半ホテル出発で空港へ。途中地元アシスタントの「ナージャさん」の話し。ロシアの平均月収は20300ルーブル、約6万円だとか。しかし職業別には医師15000ルーブル、教師16000ルーブル、油田技術者6万ルーブルとのことで年金は平均月8500ルーブル、定年は男性60歳、女性55歳。不動産については、サンクトペテルブルグ市内中心部のトイレ・キッチン付き小規模ルームで4百万ルーブル、郊外で2百万ルーブル、中心部のレンタルで月15000ルーブルと収入に対して比較的高い。学歴が高いほど収入が低いという矛盾を抱えているようだ。保育園には1歳から、幼稚園には3歳から通えるが順番待ちだという。親は子供が生まれるとすぐに保育園や幼稚園を蘭?キるという。徴兵制のロシアだが金持ちの子供は賄賂等で絶対に徴兵にいかないという。いずれにしても賄賂が横行している社会らしい。空港までナージャさん、送ってくれてありがとう、スパシーボ!!
サンクトペテルブルグから南へ750kmのモスクワの夜明けは9時。東の空から真っ赤な太陽が昇ってきたのを機内からみた。因みに日没は5時だった。市内中心部の「赤の広場」「クレムリン」「聖ワシリー寺院」「レーニン廟」「グム百貨店」等お決まりの観光コースを歩く。気温は1度だというが風が冷たい。赤い壁に囲まれたクレムリンはイメージが全く違ったのと、赤の広場を後進する軍隊を謁見する党中央委員たちの立つ場所がレーニン廟の2階だというが、非常に低いところだったのでこれは本当に驚かされた。何か高い建物の上から見ているような印象を映画やテレビで持っていたものだから、あまりの低さに「目から鱗」だった。「宇宙飛行士博物館」は旧・A時代に唯一米国をリードしていた部門だったから、祖国の栄光を背負っていた飛行士たちの気概が伝わってくる施設だった。日曜日とはいえ家族連れが多く目に付き、ロシアの人々がいかに宇宙飛行士たちを尊敬しているかが分かった。
ここまでの旅行で「ロシアのイメージ」は確かに変わった。まず当初はロシアといえば「熊」、獰猛で野蛮で強引で低脳といった印象、それが今は「貧富の差が激しい寒くて厳しい気候に必死に住む人たち」或いは「小熊のプーさんの親戚のおじさん的?」に変わりつつある。あと一日どのように変わるのだろうか?