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「ロシアの旅、後記」

「聖母マリア様」
モスクワの一角に物凄い数の行列があった。向っている先は教会だ。聞いてみると「聖母マリア様」の「帯」が飾られているという。通常はこの帯はギリシャの山の上にある修道院に「秘宝」として置かれていると言う。従って当然「女人禁制」の場所だから女性は観ることはできない。しかし今回はロシアにやって来た帯を女性も観ることができるというので長い行列が連日出来ているという。この帯に女性がキッスをすると子宝に恵まれるという。勿論ガラスのケースに入っているので直接触れることは出来ないがその効用は如何に。本当にマリア様が着用していた帯かどうかはキリスト教徒ではないので、その科学的真贋の程は別として、本物と信じて集まった人たちには何も言うことはない。「信じるものは救われる」ということで宜しいのではないだろうか。さてロシア正教のクロスの切り方は右手を上、下、右、左とカャ潟bク等の順序とは違う。また教会内では立ったままで膝まづくことはないのだそうだ。所変われば色々と変わるものだ。

「和食とロシア」
最近のロシアでの流行りに「和食ブーム」があるという。ドイツでも感じたことだが「お寿司」は世界的な料理になっているようなのだ。ここロシアでも「ロシア料理と和食」を同時に出す店が流行っており続々と出来ているというのだ。確かにモスクワの昼食時に向いの席のロシア人たちが寿司を食べていたのに遭遇した。男性は巻物を女性は握りをそれも箸を使って器用に食べていたのを見かけたが、ヘルシーさを売り物にした和食がしっかりと定着しつつあるようだった。

「KGB本部ビル」
ロシアで行きたかった、観たかったものの一つに「KGB本部ビル」がある。「ルビヤンカ広場」に面してどっしりとした灰色の大きな建物がそれだった。まずモスクワの全体感を掴んでもらおう。モスクワ川に沿って北側に「クレムリン」が赤いレンガの塀に囲まれてある。その周囲を時計回りの一方通行の環状道路が巡っている。この道路の周囲は官庁街と芸術文化等の建物が立ち並ぶ。東京の皇居と内堀通りを想像していただければよいだろう。モスクワ川のクレムリンとは反対側は民間の裕福な人たちが住む場所で昔から金持ちが寄贈した教会も立ち並ぶ。さてクレムリンを廻る環状道路の一角に「ルビヤンカ広場」があり、そこにKGBがあったのだ。ここで行われた悲劇の数々、一度入ったら絶対に生きては出られないといわれた「ルビヤンカ監獄」もそこにはあった。私の愛読書の一つである作家「フリーマントル氏」の「チャーリー・マフィン」シリーズは、イギリスは「MI6」の中年スパイであるチャーリーの活躍を描くが、ロシアに度々脚を運ぶチャーリーはロシアの女性と恋に落ち娘までいるという設定だ。このルビヤンカ広場をチャーリーも歩いただろうと想像するだけでワクワクしてしまう。ご存知だろうが、プーチンもメドベージェフもKGB出身だ。ロシアを操る元KGBの官僚たち。だからロシアは恐ろしい。

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