「手前勝手世界食物語、第247話」

「またまたメトロポール紅虎」
この店の登場はこの欄では2回目だ。なにせメニューが多い店だから、色々と味わってみたいと思い訪れた。3度目の訪問です。またまた偶然ながら社長さんがいて挨拶に来られた。恐縮です。メニューが多いというのは例を挙げれば「チャーハン」をみてみても10種類位あるのだ。「麻婆豆腐」をみても通常の「赤」、竹炭の「黒」、その他「緑」と「黄色」と4種類のメニューがあるから不思議だ。同じように一つの料理で色々なメニューを出すのがこの店の特徴といえよう。さてその日食べたものは、「サービス餃子」@0円、「ヒカリ魚カルパッチョ」@980円、「エビいか春巻」@840円、「牛スネ肉 麻辣メ[ス」@1900円、「紅い麻婆豆腐」@1000円でした。紅い麻婆豆腐はこれが普通の麻婆だろう。牛スネ肉は麻婆と同じ味付けだったのでオーダー失敗だった。エビいか春巻はこの店の名物との話しだったが、長さ約10cm、太さ1cmほどの細長いもので箸で掴みにくい春巻だったが、味はまあまあだった。段々客の数が増えているのを実感した。やはり「味と値段」が良ければ客は必ず来るものだなあ。きっとどこかの雑誌にも載ると思います。安心してお勧め出来る店です。
「紅虎」中央区銀座4?6?1銀座三和ビルB2F 03?3567?1?42
以上、勢古口が桜満開の東京からお送りしました。

「栞ちゃん」

初孫の「栞」が月に一階の病院通いの日、病院から自宅までの搬送を手伝っている。待合室で約1時間強待ったが、漸く現れた。栞は乳母車の中でぐっすりと寝ていた。今日はエコーで心臓を撮ったらしい。赤ちゃんは動くのでエコーを撮る時は睡眠剤を飲ませて寝てから撮るらしい。その影響からか全然眼を覚ましそうになかった。娘の話しによると、心臓の穴は急激に塞がりつつあり、医師も驚くほどの回復だそうだ。生まれた時から心臓に小さな穴が開いていて心配していたのだが、どうやら問題は解決しつつあるようだ。従って、「次回は半年後の通院でよい」ということになった。良かった。誕生して数日後に心臓の異常を聞かされたのが、私が「ロシア観光中」だったこともあり、不安で不安で仕方なかったが、助かった。その前日、私の妹の娘(私にとっては姪になる)が無事男子を出産した。3500gを越える大きな赤ちゃんだそうだ。名前は「怜也(りょうや)」といい、栞ちゃんと同学年になる「又従姉弟」だ。五体満足が一番だ。年度末の土曜日、娘が友人の結婚式出席のため、我が家に孫の「栞」を置いて外出していった。預かったはよいものの泣き止まず、どんな手段を使っても駄目だった。例の「I pad」の「赤ちゃんの泣き止み音」を聞かせている間は泣き止んでいるが、聞かせないと泣き出す。寝ないし、ミルクを飲んでいる時だけは泣き止む。おむつを替えても泣き止まない。結局半日泣きっぱなしでした。頼りにならないお祖父さんお祖母さんでした。

「液状化」
今回の東日本大震災で関東地区でも「液状化」が沢山発生した。特に「浦安」地区ではかなり大きな液状化による被害がでた。その影響もあり浦安の住民の一部が開発販売した大手不動産会社に訴訟を起こすという。ところが同じ浦安といっても道路一つ挟んで反対側は全く影響がなかったりと地域でも大きく違っているらしい。一方、私の住む江東区の湾岸地区は液状化が全く起こらなかった。そこで「東雲」や「豊洲」地区が再度脚光を浴びているとテレビで報じていた。同じような埋め立て地区なのにどうしてこうも違うのだろうか?更に東京直下型地震で「震度7」という卵ェが発浮ウれたり、「南海トラフ」での地震卵zでも震度7及び最高30mを越える超大型の津波もあるという恐ろしいお話しだ。これらは「最悪のケース」を想定した場合とのことだが、いやはや恐ろしい。「地震、雷、火事、親父」は昔から避けられない恐ろしさだったから諦めるか。

2012年の映画のお話し

映画「スーパーチューズデイ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年63作目)
民主党の大統領候補が目指すはスーパーチューズデイの決戦地「オハイオ」。そこで勝てば大統領も目前だ。そこで行われる汚い駆け引きとは?政治は純粋な心では勝ち抜けない。

映画「ルート・アイシッシュ」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年64作目)
イラクの首都バクダッド市内から空港までの道を「ルート・アイリッシュ」と呼ぶ。そこは世界一危険な道路なのだという。民間警備会社の警備員の車が襲われ、4人が死亡した。その内の一人の親友が遺族である妻と共に事件の真相を探ろうとする。殺された原因はテロではなく、仲間割れの結果ではないかと疑いだす。果たして真実は?イラクの生々しい現実が浮き彫りになる。

映画「ドライヴ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年65作目)
ロスアンジェルスで自動車の整備工として働く若い男の物語。彼は内職として犯罪者を車で逃げさせるということもやっている。所謂ドライバー役だ。そんな彼が住むアパートの隣人に美しい女性と幼い息子がいた。夫は服役中だった。そんな夫が帰ってきた。しかし監獄での借金でまたまたトラブルが起きる。そしてドライバーは彼等一家を助けるために協力するのだが、事態は最悪の方向に進んでしまう。面白かったが、殺人シーンは強烈だった。

映画「ヘルプ」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年66作目)
1968年のアメリカ南部ミッシシッピー州の田舎町。人種差別が最も高い州だ。そこで黒人女性たちは代々メイドが仕事だった。それがヘルプの語源だ。白人から差別され恐怖の中で生活する黒人たち。だがジャーナリストを目指す若い白人女性は彼女たちの証言を元に本を出版しようとする。それは彼女たちが経験した白人達との真実の出来事だった。今年観た最高の映画でした。絶対に観てください。アカデミー賞助演女優賞受賞作。

映画「高野聖」(東劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年67作目)
坂東玉三郎主演の「泉鏡花」作品のシネマ歌舞伎。飛騨の山奥で修行僧が美しい女の住む家に一夜の宿を借りる。そこで起きる摩訶不思議な世界を描く。

日経新聞4月6日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「アーティスト」が4つ星、「KOTOKO」が4つ星、「SPEC?天=vが2つ星、「ビースト・ストーカー」が4つ星、「レッド・ティアーズ」が3つ星、「ラーメン侍」が2つ星、「コーマン帝国」が3つ星でした。

「シノプスシ169」
本「銀漢の賦」(葉室 麟 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年93冊目)
直木賞を受賞した葉室氏の作品。「第14回松本清張賞」受賞作品。藩の家老と鉄砲組の男は幼馴染。藩の運営が元になり領主から追っ手を差し向けられた元家老を助けて脱藩を手伝うことになった。果たしてその結末は?

本「いのちなりけり」(葉室 麟 著) 文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年94冊目)
葉室氏というのは中々いける作家だということがよく分かった。無骨なしかし一途な武士の生き方と恋心を描く秀作でした。

本「秋月記」(葉室 麟 著) 角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年95冊目)
九州の小藩「秋月藩」は本藩「福岡藩」に乗っ取られそうになる。若き小四郎たちが立ち上がり、藩を牛耳っていた家老を追い出すが、実はこれが本藩が狙っていた裏技だった。実に面白い着想のお話しでした。作者は凄い。

「時雨ごこち」(河治 和香 著) 角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年96冊目)
「紋ちらしのお玉」シリーズ3作目で最終回でした。幕末の江戸、柳橋の芸者「玉勇」こと、「お玉」は男性と寝るとその男の家紋を身体に彫っていた。そんな彼女と幕末に活躍し、そして死んでいった沢山の男たちとの物語。官軍の江戸攻めから遂に明治を迎える。生一本の江戸の女を描く秀作です。このシリーズ、絶対お薦めします。

「雪割草」(今井 絵美子 著) 角川春樹文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年97冊目)
「立場茶屋おゆき」シリーズ10作目。品川宿で立場茶屋と料理旅館を経営する「おりき」の物語。

「高輪、泉岳寺、品川」

江戸時代の古地図で高輪や泉岳寺を観ながら歩く。日本橋を出た「東海道」は、今の「泉岳寺駅」のところからは街道の横はもう直ぐに江戸湾の海になっている。そしてこの先品川を過ぎて八つ山までの陸側は「お寺」と「大名旗本屋敷」なのだが、それらと街道の間が「宿場町」となっていたらしい。即ち、江戸湾の波打ち際に「東海道の街道」があり、「宿屋」が道に沿って立ち並び、その後に「寺や武家屋敷」が立ち並んでいるという具合だ。赤穂浪士で有名な「泉岳寺」もそうだが、品川の先「御殿山」は有名な「桜も名所」で観光名所になっていたという。江戸前の魚を食べさせる店もあっただろうし、春の桜の盛りにはきっと江戸から多くの人が訪れ、海を楽しみ、食を楽しみ、桜を愛でたことだろう。今は全て海側は埋め立てられており、そんな面影を見ることは出来ないが、今から150年も前はそこは海だった訳だから。国道一号線の海側というのは、今はJRと京急の線路と駅舎だが、かつてはあそこが浜辺で沖合いまで海が続いていたということなのだ。仄聞するところによると、江戸時代はこの品川の浜で潮干狩りが出来、大層な人で賑わっていたという。なんとものんびりした光景だったろうか。

「亀島川の河口」
隅田川に流れ込む「亀島川」の一番隅田川側にあるのが「南高橋」「日本橋川」から小網町のところから分岐して南側に流れている。こうして出来た島が「新川」だ。新川は北側に日本橋川、東側に隅田川、西と南側に亀島川に囲まれている。写真は南高橋から亀島川を上流のほうに観たものだ。こんなところに沢山の船が係留されていることにびっくりさせられた。正に江戸は「水都」でもあった訳だ。恐らく昔はこの辺りは「船宿」等が沢山あり、船を使って水遊びやはたまた水運に利用されてきたのだろう。

「オムロンは偉い」
健康関連商品の製造販売の「オムロン」の体脂肪も図れる体重計をもう5年ほど前に購入して家に置いてあったのだが、液晶侮ヲ板の一部が欠けて侮ヲしなくなっていたので、オムロンに電話してみた。するとクロネコヤマトで引き取り修理してくれるという。「修理に料金が掛かるようだったら電話する」ということだった。翌日早速クロネコさんがやってきて体重計を渡した。それから1週間。電話がなかったから「ただで修理してくれたのかなあ?」と思っていたら、届きました。液晶画面は修理されており、尚且つ電池も取り替えてくれていた。綺麗に掃除までしてあり、新品同様になって返って来た。ありがとうございました。感謝します。「オムロンは偉い」

春爛漫のボストン美術館展

「J REPORT 2012 4月第2週号」
「リタイアメント・ノート 3年目10ケ月目」 「VOL.734 SINCE AUG. 12th、1983」
「ボストン美術館展」
上野の「東京国立博物館 平成館」で「日本美術の至宝」を観て来た。明治の初めに来日した米国人たちによって日本からアメリカはボストンに持ち帰られた貴重な日本の美術品がそこにはあった。奈良、平安時代の仏教関連の絵画や仏像、鎌倉から江戸時代に掛けての絵画、和服、刀剣等素晴らしいものばかりだった。特に素晴らしかったのは「曽我 しょう白」が1763年(宝暦13年)に書いた8枚の襖絵「雲龍図」だ。一匹の龍を墨の濃淡だけで描いた弩迫力の作品だ。この時代と言うのは八代将軍「吉宗」(1685?1751)、徳川幕府の中興の祖の時代からも近く、田沼意次の時代で賄賂が横行していた時代だ。「元・v期のような華やかさはないが、それなりに江戸文化が華やかになっていた時代だったようだ。兎に角、驚きの作品ばかりだった。撮影禁止なのが残念でした。「雲龍図」は一度はご覧になるべき作品だ。ポスターにも描かれています。

「ユベール・ロベール 時間の庭」
もう一つ、同じ上野の「国立西洋美術館」ではフランスの画家「ユベール・ロベール」の絵画展も行ってみた。18世紀から19世紀初頭に活躍した彼は別名「廃墟のロベール」と言われるほど「古代ローマ時代の廃墟」を描くことで有名なのだという。ローマ時代の廃墟をイメージして、それを土台にして創作した絵画も沢山あった。彼はイタリアに留学し、数々のデッサンを残していた。
さて、6月30日には改装中の「東京都美術館」のリオープンには「フェルメール」の「真珠の首飾りの少女」もオランダからやってくる。これは必見だ。私は6月にはオランダでフェルメールの絵を観てくるが、東京で一枚でも観られれば嬉しい限りだ。

「手前勝手世界食物語、第246話」

「メトロポール紅虎」
一度、行った事がある店だったが、ちょっと雰囲気が変わっていた。元の店は銀座三越と銀座松屋の間の三菱東京UJF銀行のあるビルの地下2階の「紅虎餃子房」だったが、場所はそのままで新しくなっていたのは「メトロポール紅虎」というちょっと高級な中華料理の店になっていた。最初の日は前菜の「魚のカルパッチョ」が出てくるのが後になり、初めにメイン料理の「黒の竹黒麻婆豆腐」が出てきたりして混乱していた。まだオープン仕立てなので厨房も慣れていないのかとは思ったが、そんな時、腹の出た年配の男性が出てきて名刺をくれて料理について感想を聞かれたので、「出てくる順序が違う」と文句を言っておいた。帰宅して名刺を元にしてインターネットで調べてみるとこれが凄い。「際(KIWA)コーポレーション」という会社の資本金は5億円超、売上高250億円超の大企業の社長だった。全国に350店舗余りの店を経営しているという。行ったこともある店の名前もある。さて、この銀座4丁目の「メトロポール紅虎」は確かに味も美味しいし、値段もリーズナブルだった。最初の日は、「魚2種のカルパッチョ」@1280円、「棒餃子」@600円、「上海小籠包」@680円、「黒の竹炭挽肉麻婆」1200円、「赤の悪魔鶏ハーフサイズ」@1100円、どれも美味しかったが、黒の麻婆は絶品だった。赤の悪魔鶏も唐辛子が効いていてこれも素晴らしかった。本当にどれをとってもこの値段で銀座?といわせるものだった。1週間後、またまた訪れた。なぜかと言えばこの店のメニューの数が物凄く多いのだ。だから色々と試したくなったからだ。座席数300席だから店員の数もかなり多い。今のところ、客は少ないが、その内に味を当てにして沢山の客が入ればと社長も言っていたが、この店は多分当ると思う。その日は「サービス餃子」@0円、「おまかせ小菜3品」@1000円、「骨肉とゆで肉」@1000円、「真っ黒黒酢スブタ」@1500年、「ネギ蒸し今天魚(金目鯛一匹)」@3200円。店の人も驚きますよと言っていたが、「骨肉とゆで肉」はドカンと大きな豚骨の上に茹でた豚肉をたっぷり乗せた超ボリューミーなものでこれはちょっと驚かされた。その日一番はやはり「金目鯛」を蒸したもので、中華料理の中でも豪華きわまるものだろう。これも骨が残るだけまで食べ尽くした。「酢豚」も素晴らしかった。料理の味は本当に美味しいといえる。絶対お薦めの店でした。
以上、いよいよ春めいて来た東京から勢古口がお送りしました。

「肺癌」

その寺の狭い境内に「親鸞」の像があった。その日、東京は朝から快晴だったが、まだ風は冷たかった。私の大学時代のフットボールの先輩の葬儀が行われたのは、高輪のお寺だった。何人かの先輩の顔も見える。互いに挨拶して話しを聞くと、「肺癌」のステージ3だったという。享年68歳、短すぎる人生だ。ご冥福をお祈りします。合掌。その先輩H氏は、私が高校時代の大学生だったが、その当時は大学も高校も同じグラウンドで練習するし、日によってはポジション別に大学高校合同練習もした。それと合宿は福島県の「岳温泉」でこれも一緒だった。それにしても肺癌で死ぬ人が多いのには驚かされる。私の元の会社の上司も何人も肺癌でお亡くなりになった。それでも相変わらず「喫煙者」を見掛ける。「死を賭して」まで煙草を吸おうと思うのはなぜなのか?喫煙習慣という問題だけなのか?よく理解出来ない。私自身は昭和53年3月3日からきっぱりと止めている。なぜなのか?理由はその日、友人の結婚式があり、帰宅後観たNHKテレビの番組が肺癌特集で、物凄く汚れた肺を見せられてもう驚きとショックでその日から煙草は捨てた。翌日取引先の人と筑波に車で出掛けたが、私は助手席でチューインガムをずーっと噛み続けていた。それからほぼ一ヶ月はガムを噛む日々だったが、徐々にガムも少なくなり、完全に止めることになった。あれから33年経ったが、全く一本の煙草も吸っていない。それでも「受動喫煙」の被害は大なり小なり受けているので完全に煙草から逃れられているとは思わないが。

「ユニクロ銀座店」

ユニクロが「旗艦店」としてビル一棟借りで銀座のど真ん中にオープンさせた店にお客が殺到したらしい。まあ混んでいるうちは行くのは遠慮しておこう。夜、銀座6丁目のバス停でバスを待つ。バス停の真後ろがユニクロの店なのだ。真向かいは「銀座松坂屋」だから、目立つこと目立つこと。スペースをたっぷりとった店の雰囲気が外からも感じられる。それにしてもユニクロは今や一般的に定着してしまったから驚かされる。そういう私も日用品は殆どユニクロ製のものだからお世話になっているといえよう。品質がいいのと安いのとがマッチしているから素晴らしい。デフレ下の庶民の貴重な味方だ。さて中国人の観光客がバスの待ち合わせ場所にしているのが中央通り銀座8丁目の高速道路の下だ。その中国人たちですら自国にあるユニクロの店で買うよりわざわざ日本に来て日本のユニクロで買うというから面白い。今や世界ブランドになりつつあるユニクロにはそれなりの力があることが証明されたということか。30日には姉妹ブランドの更に安値の「G.U」というのも元のユニクロ銀座店跡(ワシントン靴店のビル)に出来たという。

「人の命」
先日、報道で中国で女子高校生が襲われ、半裸で見つかったが、警察官が死んでいるとして遺棄した事件があったという。強姦された上に殴られ、頭骸骨骨折で下半身が裸で寒さで死にそうな状態を見つけた村人に警察官は路上生活者が死んでいると断定し、霊柩車に乗せたと言う。更に運転手は近くの溝にその女子高校生を投げ捨てたという。日本でも他の国でも考えられない非人間的行為だ。私が嫌いな人種が二つある。それは「中国人とアラブ人」だ。両者に共通するのは、「過度の利己主義的個人主義、そして過度の金銭優先主義」だ。「人のことは知らない。我が身だけが可愛い。金儲け出来れば人がどうなろうと高墲ネい」。これが両者に共通した考え方なのだ。だから私は嫌いだ。アラブ人は砂漠の民だ。だから一生の間に砂漠で会う機会は一度しかない。とすれば相手からいかに盗むかを考えるのだという。同様に今の中国人にとってiPADであろうとなんであろうと、知的財産権は人には与えず、自分は勝手に使う。これがまかり通るのが現代中国なのだ。「儒教」の思想「仁、徳」はどこにいったのか?今の中国人に何を望んでも無理だろう。2歳の幼児が交通事故にあっても知らん顔して通る中国人、一体どうなっているのか?ユニクロを日本で買う中国人の心理には「他人を信用出来ない」、「同じ中国人でも信用出来ない」ということが根底にある。中国人は他国民だけでなく、同胞すら裏切るということだ。

2012年の映画のお話し

映画「マリリン 7日間の恋」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年58作目)
他の人は知らず、私にとっては非常によい映画だった。マリリン30歳、3度目の結婚をして、ロンドンでの映画撮影に訪れた。彼女の自信のなさ、情緒不安定な中での撮影に慄く。外に一歩出れば超有名スタートして人々に囲まれる彼女の内面の弱さ。そして一人の撮影所助手の若者23歳と知り合う。二人の短い7日間の儚い決して実らない恋物語。切なかったが、いい映画だった。マリリンの心の奥底を上手く描いていた。観て損はない。

映画「スターウォーズ エピメ[ド1 ファントム・メナス 3D」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年59作目)
こんな映画だったのか?というのが第一印象。2時間超だったが、確かにテンポよく面白かったが、一度は観たはずだったが、荒筋を忘れていた。

映画「素晴らし哉、人生!」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年60作目)「午前10時の映画館」
昔の古い白黒映画だったが、本当に良い映画だった。地方の街で暮す一人の男性。父親の後を継いで住宅金融組合を経営している。庶民の味方でお金を貸していた。人々に愛され家族に恵まれていたが、ひょっとしたことから窮地に追い込まれた。皆が神に祈った。天国で神様が彼を救うために一人の老人天使を地上に派遣するのだが。題名と同じく素晴らしい映画だった。

映画「僕達急行 A列車で行こう」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年61作目)
所謂「鉄道オタク」の二人の青年のお話し。出演者の名前は全て鉄道の列車の名前だ。鉄道に乗って音楽を聴くことが好きな「こまち」君、鉄道のメカが専門の「こだま」君。鉄道マニアが集まったみたいな映画でした。鉄道が走る姿が沢山出てくるから、オタクには見逃せないか。

映画「青い塩」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年62作目)
韓国のヤクザ映画。ヤクザを辞めて自由に生きようとしている男性が、派閥抗争から命を狙われる。元韓国代浮フ射撃選手である若い女性も色々な事情があって彼を殺す役割を負わされる。彼は生き残れるのか?

日経新聞3月30日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「少年と自転車」が4つ星、「ドライヴ」が4つ星、「スーパー・チューズディー」が4つ星、「センター・オブ・ジ・アース2」が3つ星、「マンク 破壊僧」が3つ星、「はじまりの記憶 杉本博司」が3つ星、「明日」が2つ星でした。

「シノプスシ168」
本「冬萌え」(藤原 緋裟子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年86冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ5
本「夢の浮き橋」(藤原 緋裟子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年87冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ6
本「蚊遣り火」(藤原 緋裟子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年88冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ7

本「入相の鐘」(鳥羽 亮 著) 角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年89冊目)「火盗改鬼与力」シリーズ3

本「梅灯り」(藤原 緋裟子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年90冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ8
本「麦湯の女」(藤原 緋裟子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年91冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ9
本「残り鷺」(藤原 緋裟子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年92冊目)「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ10
北町奉行所同心の平七郎が、定町廻りから橋廻りに格下げされたが、その腕を買われて奉行から特命を受けて活躍する江戸人情物語。