「日展」

これもまた先輩のお話し。これまでは毎年「光風展」という絵画展に出展していた岡山在住の「F氏」が今年は「日展」に初入選したというからこれは大変だ。もう「F画伯」と言ってもよいだろう。そんなことで六本木の「国立新美術館」に行ってきた。やはり絵画の世界では日本で最高峰の絵画展といえよう。F画伯?の作品は2階の22号室にあった。毎度同じ題材で描く「山門」だが、今回は秋の紅葉だ。同じ題材を元にして、四季の移り変わり、観る方向等で味付けして変化を与えて描くのだそうだ。彼も足掛け5年目での日展入賞だというから凄いものだ。それにしても皆さんの上手いこと上手いこと。流石「日展入選作」だ。素晴らしい絵画ばかりだった。時間の都合で「洋画」部門しか観ることが出来なかったが、もう一度行ってみたいと思ったほどだ。当日は、上野の「東京都美術館」で「メトロポリタン美術館展」を、そして六本木で「リヒテンシュタイン絵画展」を観ての日展だったが、いずれも素晴らしかった。「芸術の秋を堪煤vしました。

「16夜の月と晴海」

夜明けの空に「16夜」の月が光り輝いていた。写真は携帯電話のものなので写りが悪いので垂オ訳ないが、豊洲から晴海方面を観たものだ。今、晴海地区は大型マンション建設が続いている。

2012年の映画のお話し
映画「エクスペンダブルズ2」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年186作目)
まあ、沢山の人が死ぬこと死ぬこと。豪快な活劇が豪華出演者で演じられる。娯楽大作でした。

映画「アルゴ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年187作目)
イランの米国大使館占拠事件のおりに逃げ出した6人を救出する作戦。実話を描いたもの。手に汗握る映画でした。一見の価値有り。

映画「危険なMETHOD」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年188作目)
20世紀初頭のスイスの心理学者とオーストリアのフロイト教授との物語。一人の女性患者とのやり取りが主眼だが、よく分からない映画だった。

映画「声をかくす人」(銀座テアトルシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年189作目)
リンカーン大統領暗殺犯の一味として逮捕された下宿屋の女将。無実の民間人ながら軍事法廷で裁かれることになる。弁護士との法廷劇が見物。だが政治が全てに優先されてしまう悲劇に。本当に見ごたえのある映画だった。必見の絶対にお薦めの映画です。

映画「シェーン」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年190作目)
念願の映画を観ることが出来た。理由は今年6月に訪れたアメリカ西部の国立公園の一つ「グランド・ティートン」がこの映画の舞台となった場所だったからだ。美しい山々を実際この眼で観ていたのでその感動は更に増したのだった。

映画「終の信託」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年191作目)
医師と患者との関係で、安楽死か殺人かを争う。しかし2時間半、長過ぎた映画でした。

日経新聞11月2日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「黄金を抱いて飛べ」が5つ星、「北のカナリアたち」が3つ星、「リンカーン/秘密の書」が3つ星、「ウェリスとエドワード 英国王冠をかけた恋」が3つ星、「みんなと一緒に暮らしたい」が3つ星、「のぼうの城」が3つ星、「天のしずく」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」「声をかくす人」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」「アルゴ」

「シノプスシ195」
「おしどり夫婦」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年296冊目)「研ぎ師人情始末」7作目
「恋わずらい」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年297冊目)「研ぎ師人情始末」8作目
「江戸橋慕情」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年298冊目)「研ぎ師人情始末」9作目
「親子の絆」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年299冊目)「研ぎ師人情始末」10作目
「濡れぎぬ」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年300冊目)「研ぎ師人情始末」11作目
「こおろぎ橋」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年301冊目)「研ぎ師人情始末」12作目
武士でありながら市中で町人の暮らしをしている「菊之助」が臨時廻り同心の手伝いをして犯罪者を捕らえて行くというもの。中々面白かった。

「ブラック・ドナー」(濱 嘉之 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年302冊目)「警視庁情報官」シリーズ4作目
今回は「臓器売買」の闇ルートを探る。

「絵画展」

まず最初は「個人の絵画展」をご紹介。旧大同コンクリート工業時代の先輩で埼玉県在住のU氏からお葉書を頂き、大宮公園近くの喫茶店を訪れた。以前から彼は絵が得意で会社内にも飾っていたが、今回は個展を開き、即売しているという。喫茶店の壁には20点近くの絵が飾られており、かなりの数に売却済の札が掛けられていた。数万円の価格だったが、美しい水彩画というのか、風景中心だったが、なかなか見応えのある絵だった。さて彼がいなかったので、近くの公園を訪れた。時節柄大宮公園内の神社には「七五三」の人たちが沢山訪れていて写真を撮っていた。そんな時に携帯がなり、彼が喫茶店に来たと言うのでまた店に戻り懇談をした。絵は自分では描けないが、観るのは大好きだ。私自身は「加山雄造」の絵を一枚持っている。60数万円したが、今でも玄関に飾っている。かなり大きく多分20号位あるのだろう。南仏プロバンスの田園風景を描いたものだ。正に「家宝」だな。

「ぱそこんの修理完了」
数日でラップトップの「ぱそこん」の修理が終わった。このパャRンは2006年購入だからとても古いのだが、画面が11.5インチで小さいので海外に持って行くのに便利なので持ち続けていた。今回の修理には5万円以上掛かったが、仕方がないので直した。だが内臓されていたデータは取り出すことが出来なかった。一番残念なのは写真集だったが、大半はCDに落としてあったのだが、この2ヶ月分はバックアップしていなかったので、なくなってしまった。がっくりだ。特に孫娘の写真は撮り直せないので残念でしょうがない。最近の「ぱそこん」は画面が大きくなったので、持ち運びにちょっと不便を感じたので、修理したものをこれからも大切に使うつもりだ。

芸術の秋

「J  REPORT 2012 11月第2週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。766 SINCE AUG.12th、1983」
「東京タワー」
早朝、まだ日の出前の東京都心に光り輝く「東京タワー」が見える。昨晩は「13夜」ということで綺麗な月が見えたらしいが、低気圧が近付いてきているようで都心部は厚い雲に覆われていた。

「心太」
「ところてん」と読むのだが、どうしてこういう漢字を使うのか?理解に苦しむが、「心天」とも書くと言う。原料は「テングサ」等の海藻類で、煮詰めた「寒天質」を「天突き」というもので細長くしたものだ。98?99%は水分だと言う。丁度ダイエットによいと思いたち食べてみた。酢醤油に辛子が一般的な食べ方と思っていたら、砂糖をかける食べ方もあるという。地方によって随分違うようだ。

「江戸の街は左側通行」
江戸時代、武士は「帯刀」していた。所謂「二本差し」だ。普通は右利きだから、刀は左の腰に差す。それが「鞘当て」にならないように武士は左側を歩くことになる。これから左側通行が始まったようだ。武士にとっては無用な争いにならないようにとの配慮だったのだろう。同じことは「騎士道文化」が盛んだった「イギリス」も同様だったようだ。だが新天地「アメリカ」では右側通行になっている。イギリス以外の他のヨーロッパ諸国も右側通行だから、どうしてなのだろうか?よく分からない。しかし、日本とイギリスの共通点は正に「左側通行」で理由は「刀」にあったことは間違いないようだ。

「三和土」
「たたき」と読むが、これももう死語なのだろうか?玄関の内側の平らな場所だが、勿論江戸時代にも極々一般的にあったものだ。入口に面しているのは「土間」と同じだ。だが「土間」と「三和土」では何か雰囲気が違う。マンションなどの集合住宅では「三和土」も小さくなり過ぎて、そう阜サされることもないだろう。江戸時代ならば、普通の家や長屋でも扉や腰高障子の内側には土の「三和土」があった。そこでは草鞋を脱いだり、あるいは脇で煮炊きをしたりすることも出来た。道具類も置いてあったのだろう。日本語もどんどん死語が出てくる。普通の家でも三和土から部屋に上がる際には「上がり框(かまち)」に腰掛けて、「水桶」か「盥(たらい)」で足を洗ってからあがった。昔は草鞋や草履や下駄だったから、当然街中でも歩けば足は汚れる。それを洗ってから上がるのが当たり前だった。今は靴なので脱いでそのまま上がるが、昔の人の方が綺麗好きだったのかも知れない。

「手前勝手世界食物語、第272話」

「病院食」
入院先の「聖路加国際病院」で私に与えられた食事は「1600KCAL FULL」というものだった。一日1600キロカロリーの食事ということなのだろう。これは非常に厳しいカロリー制限だ。3食毎にほぼ500から550キロカロリー程度だからそれは少ない。通常の成人男性の摂取カロリー数は一日2000キロカロリー以上だろうから、年齢を考慮してもかなりの制限食だといえよう。因みにある日の夕食のメニューは「カジキの鍋照風付きししとう」「かぼちゃ煮物」「キュウリの生姜醤油」「しめじ炒め」「ご飯150g」で合計「510キロカロリー」でした。これでは淋しいねえ。いつも夏場になると「太る」私にとっては好都合なダイエット期間なのかもしれないが、実に淋しい内容です。従って朝食午前8時、昼食正午、夕食午後6時にはしっかりとよく噛んで味わって食べないとお腹が空いて堪りません。食事の前1時間位からお腹が減って、減って耐えられない位でした。でもまあ病院食ですから仕方がないですね。それと勿論「禁酒」ですから、最初の二晩は眠れずに「うとうと」の連続で中々寝付けなかったですが、3日目以降はよく眠れるようになりました。「肝臓」のためにはよい「休肝日」となったようです。昼食には「うどん」と「サンドウィッチ」がそれぞれ一度づつ出てきました。やはりご飯のほうが腹持ちはいいようですね。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「豊洲」

先日のテレビでプロの不動産屋さんが選ぶ都内の住み易く「人気の高い街ランキング」で一位の「中野」等中央線沿線に伍して「豊洲」がランキング3位に入っていたが、そうして見ると確かに面白い傾向が見えた。例えばドイツの高級車「ベンツ」と「アウディ」の販売店も豊洲にはある。あるということは購買する意欲のある人が住んでいるということなのだろう。どんどん建てられる超高層マンション群、そして地下鉄の駅の改良工事も進んでいる。朝のラッシュ時の駅の混み具合はとんでもない状態だ。中央線沿線が人気だというのは理解出来るが、それの伍して豊洲が選ばれるとは思いもしなかったといえる。私の自宅は「塩浜」といって越中島通りに面していて豊洲駅までは徒歩で10分弱だ。「門前仲町」まではバスで10分、徒歩で30分だから最寄り駅は豊洲になる。息子のマンションは豊洲にある。まあ交通の便は非常によいことはこれまでも何度となくご説明しているので今更垂オ上げないが、寧ろ便利さと言う点で言えば「中央線沿線」よりも便利だろう。都心に4km弱、東京駅、有楽町、銀座、築地は至近距離だ。まあ、「緑」は若干少ないが、公園も近くにあるから「緑」と「便利さ」のどちらを「住環境」の要素に選ぶかによるだろう。我々中高年にしてみると、バスが利用できて都心に近く、兎に角便利だということだ。もう一つ、便利なのは「羽田空港」行きだ。豊洲駅前から「リムジンバス」で羽田空港までは20分、@700円だ。羽田からも一時間に一本のバスがあるから、羽田から京急やモノレールに乗って途中で乗り換えるよりは楽だ。

「病室から見える風景」

2009年の11月に膝の手術後のリハビリ中に倒れて緊急入院して以来の再びの緊急入院だった。窓からは聖路加タワーの塔の間から隅田川が見え、対岸の佃島も見える。静かな環境で持ち込んだ文庫本を11冊読んだ。毎日こういった生活が出来ればベストだが、それではお金が続かない。年金生活者にはちょっとばかり贅沢なお話しでした。

2012年の映画のお話し
映画「ミステリーズ 運命のリスボン」(シネスウッチ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年184作目)
4時間半の超大作だった。途中15分の休憩が入ったが、あっという間に終わったという感じだった。19世紀初頭のポルトガルのある青年の物語。その誕生の秘話から恋する女性に巡りあうといった人生ドラマでした。日系新聞の評価は5つ星でしたが、私は3つ星でした。

映画「ペンギン夫婦の作りかた」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年185作目)
石垣島に移住してきた中国人の男性と日本人女性の夫婦が帰化瑞ソする具合を描く。「辺銀」さんという苗字になる夫婦でした。

日経新聞10月19日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「希望の国」が4つ星、「菖蒲」が4つ星、「エクスペンダブルズ2」が3つ星、「ひとつの星」が4つ星、「ペンギン夫婦の作り方」が3つ星、「演劇1、演劇2」が3つ星、「よみがえりのレシピ」が3つ星でした。10月26日夕刊では「終の信託」が4つ星、「アルゴ」が5つ星、「声をかくす人」が4つ星、「危険なMESOD」が3つ星、「高知戦」が3つ星、「ザ・レイド」が3つ星、「009」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」「アウトレイジ・ビヨンド」

「シノプスシ194」
「八丁堀夫婦ごよみ」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年278冊目)
「秋彼岸」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年279冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」2作目
「盗人葉波」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年280冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」3作目
「短夜の夢」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年281冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」4作目
「秋風の密命」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年282冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」5作目
「婿殿修行」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年283冊目)「算盤侍影御用」3作目
「婿殿勝負」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年284冊目)「算盤侍影御用」4作目
「婿殿大変」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年285冊目)「算盤侍影御用」5作目
「婿殿女難」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年286冊目)「算盤侍影御用」6作目
「婿殿帰郷」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年287冊目)「算盤侍影御用」7作目
「婿殿開眼」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年288冊目)「算盤侍影御用」1作目
「婿殿激走」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年289冊目)「算盤侍影御用」2作目
「裏店とんぼ」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年290冊目)「研ぎ師人情始末」1作目
「糸切れ凧」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年291冊目)「研ぎ師人情始末」2作目
「うろこ雲」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年292冊目)「研ぎ師人情始末」3作目
「うらぶれ侍」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年293冊目)「研ぎ師人情始末」4作目
「兄妹氷雨」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年294冊目)「研ぎ師人情始末」5作目
「迷い鳥」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年295冊目)「研ぎ師人情始末」6作目

「見舞いに来た栞ちゃん」

入院二日目の土曜日に孫娘の「栞ちゃん」が見舞いにやって来てくれた。病室までは入って来れないので、面会スペースまで車椅子で出掛けていった。孫娘は全く何のことか分からないのだろうが、もう生後11ヶ月経っており、1mほどは歩けるようだ。子供の成長は早い。歯もどんどん生えてきており、本当に成長が楽しみだ。

「坂道とプール」
私の実家は横浜は東横線白楽駅から歩いて10分ほどの丘の上にあった。子供の頃、駅前からの坂道を自転車で登るのは大変なことだった。それが小学4年生頃から楽に登れるようになった。驚きだった。もう一つ、近くに市営プールがあった。今でもあるのだが、その市営プールには夏休みには毎日泳ぎに行っていた。ある夏、泳がずに歩いてプールを横断すると水が口の際まで来ていて、あっぷあっぷして漸く横断出来た。ところが翌年の夏になったら、もうプールの水は顎の下にまでしか届かなかった。これが成長なのだろう。自分でも自分の成長に驚いた瞬間だった。「ああ、もう、子供じゃないんだ」と思ったものだった。白楽駅前には「白鳥座」という映画館があり、そこから坂道を登ると今も「白楽マンション」というのが建っている。そこには作家の「五木寛之」氏が今も住んでいるはずだ。坂道の上に交番があったが、今はない。交番から先は平坦な道で右側には「公園と動物病院」があり、左手には「モルモン教」の教会がある。また坂道になり、その坂の途中には女優の「岸恵子」さんの自宅があった。坂を登りきった道を暫く行くと我家への折道になる。昔はこの丘の頂上から富士山が見えた。今は家が一杯建ってしまってよく分からない。この家に一歳から大学を卒業する22歳まで住んでいた。今は父も母も亡くなり、妹家族が住んでいる。

緊急入院

「J  REPORT 2012 11月第1週号」
「リタイアメント・ノート 4年5ヶ月目」、
「VOL。765 SINCE AUG.12th、1983」
「緊急入院」
またやってしまった。水曜日、朝シャワーを浴びていたら、右足付け根部分のリンパ腺が腫れていた。一瞬またやったか?と思った。というのも14年前に一度やっているからだ。それは「感染症」の一種で当時は水虫からバイキンが入り毒素が廻ったためだった。その時も緊急入院した。慌てて聖路加国際病院に電話して蘭???碵?スが、混んでいて診察は金曜日になった。そのうちに右膝下の部分が腫れ上がってきた。我慢をして漸く金曜日になった。やはり卵z通り?緊急入院となった。原因は右足先をかゆみでかきむしったためにそこ部分から細菌が身体に侵入したのだった。直ぐに点滴により抗生物質の投与から始まった。病名は「右下腿蜂巣炎」というなんだか分からない病名だった。要は「右足下部分の炎症」ということらしい。対応は抗生物質投与と安静、移動は病室内のみ、部屋から出る時は「車椅子」ということになった。右膝下は長さ15cm、幅10cmほどが赤く腫れ上がり痛みも伴っている。右足付け根のリンパ腺も2cm以上に腫れ上がっていた。検査の結果、水虫は発見されなかった。そして入院4日目の月曜日に漸く血液内の病原体も減ったので退院を水曜日にすると医師から言われた。ほっと一息付く。ご存知かどうか知らないが、この聖路加国際病院の入院時差額ベッド代は非常に高額なのだ。普通の、といっても勿論一般的な個室なのだが、差額が@31500円なのだ。勿論一泊でだ。一番高いのは10万円を越える。家族には点滴で安静にしているだけなので見舞いは不要と伝える。入院する直前慌てて一度家に戻り仕度をして再度病院に一人で向ったのだが、これまで書き溜めていたホームページ用の原稿をインターネット上のホームページに急ぎアップロードしてよく確認もせずに家を出たので、文字化けが多かったようだ。特に「パ(そ)コン」の「そ」の部分が文字化けしてしまい、垂オ訳御座いませんでした。斟酌して読んで下さい。ということでなんだかんだありましたが、入院6日目の水曜日に無事退院することが出来ました。前回14年前は10日間近く入院したから、今回はまあマシでした。それでも病院には20万円以上支払いしました。思わぬ出費でした。でもほって置くと最悪「敗血症」になり、死に至るということもあるというから恐ろしい。まあのんびりと読書三昧の6日間でした。

「手前勝手世界食物語、第271話」

「まねき鮨」
佐賀県武雄温泉駅から徒歩15分ほど、住宅街の真っ只中にその店はある。なかなか鮨屋があるとは気が付かない場所なのだ。蘭?オてあるから安心だ。まだ時間も早い。午後5時20分に店に入る。4年振りだろう。大歓迎を受けて、さあお楽しみの始まりだ。まず飲み物のオーダーをする。「芋のお湯割」を頼む。出て来た銘柄は「三岳」だった。この「三岳」の話しは別途しよう。まず最初の品は「有明海のくらげの酢の物」。このくらげ、直径5?60cmのもので漁師さんが切り取って塩漬けにしたものを店で塩抜きしたものだそうだが、コリコリして直接的な味はないものの珍味だ。次が「エビの燻製、オリーブ漬け」。甘エビを自家製燻製にして更にオリーブオイルに漬けている。「玄界灘の鯛」と「鯛の皮の湯引き」だ。地元で「きのす」と呼ばれる「すだちとかぼす」の中間の味の汁をかけて鯛の刺身は食べた。「ヒマラヤ産岩塩でも醤油」でもいける。さて焼酎を「天狗桜」という鹿児島産に替えて飲む。次が「〆鯖」、勿論玄界灘の鯖を極々浅く〆たもの。これも絶品。次が「ゴマ鯖」風に鯖にゴマと醤油をかけたもの。次が「鯖のはらわたの焼き身」、これも不思議と美味しい。次が本日の目玉、地元では「まじゃく」と呼ばれている「穴蝦蛄(あなじゃこ)」だ。我々が通常見ている蝦蛄とはちょっと形が違う。一見するとザリガニのような形をしている。これをまずは「水飴で煮たもの」。更には「素揚げ」したものと2種類の「まじゃく」を食べた。ャtトシェルのような食感で実に珍味だ。これならば酒が進む。次が「からすみを酒かすと赤ワインに漬けたもの」、次は「イャMンチャクの八丁味噌漬け」。最後は絶滅危惧種の「うみたけ」の干物だった。これらは殆どが「有明海」産の魚介類だ。珍味の連続でした。さていよいよ「握り」だ。唐津産「赤うに」、「鯵」、「秋刀魚のたたき酢の物」、「蝦蛄」、「鯖の巻物」、「かんぴょう巻き」、最後は「ぎんなん」でもうお腹一杯なので終了とさせて頂いた。19000円也。駅まで親父さんが車で送ってくれたが、美味しかったなあ。また行こう。
以上、勢古口が九州からお送りしました。