「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「シンプル・フェイヴァー」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年39作品目)映画シンプルフェイヴァー
友人の女性が子供を預けたまま行方不明になる。そして数日後、湖で死体が発見される。女性には400万ドルの死亡保険が掛けられていた。そして死亡した友人の夫と彼女は不倫関係になるのだが、実はこの後不思議なことが次々と起こり、彼女はその死因を追求し始める。一転二転そして三転と目まぐるしく結末が変わる。面白い。

「運び屋」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★★★(今年40作品目)映画運び屋
仕事に没頭し家族と疎遠になり、且つ事業に失敗した90歳の老人が選んだのは、メキシコマフィアの麻薬運搬で大金を稼ぐこと。実に巧妙に作られた映画で台詞が非常によい。エスプリの効いた言葉に溢れている。今年最高の映画の一つだろう。

「マイ・ブック・ショップ」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★(今年41作品目)映画マイブックショップ
1950年代初頭のイギリスの田舎の漁港にある古い建物を買い取って未亡人が書店を初めた。しかし、地元の有力者からの抵抗に合う。どの時代にも革新を嫌う勢力はいるものだ。最後が辛い。

「家族のレシピ」(TOEI銀座にて)私的批評眼★★★(今年42作品目)映画家族のレシピ
中華系シンガポール人の母と日本人の父を持つ男性が、自身のルーツを探りにシンガポールに行く。そこで母の弟や祖母に会い、懐かしいレシピを習うという話しなのだ、祖母は彼を受け入れない。理由は自分を捨てて日本に去った娘を許せなかったのだ。

「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年43作品目)映画二人の女王
16世紀後半、スコットランド女王はメアリー、イングランド女王はエリザベス。メアリーは陰謀により王位を追われるが、息子を授かっていた。エリザベスに庇護を求めるが事実上幽閉されてしまう。こう言った二つの宮廷での陰謀劇が描かれている歴史的事実でした。

3月15日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「サンセット」が4つ星、「スパイダーマン スパイダーバース」が4つ星、「Bの戦場」が5つ星、「まく子」が3つ星、「君は月夜に光り輝く」が3つ星、「ふたりの女王」が3つ星、「サッドヒルを掘り起こせ」が4つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」「運び屋」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」「ねことじいちゃん」「翔んで、埼玉」「あの日のオルガン」「天国でまた会おう」「マイ・ブック・ショプ」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて 
2月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。6月に孫を連れてハワイアンズに、また7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ。5月、8月はハワイの予定。

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「不治」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼★★★★★(今年46冊目)「表御番医診療禄」シリーズ第13弾完結編本不治
いやあ、面白かった。歴史物や時代物は「後出しじゃんけん」と言われるが、作家自身が歯医者であったこともあり、その内容の深さは読む価値があった。5代綱吉の時代の話しだが、何度読んでも読み飽きなかった。

「あきない世傳 金と銀 六」(高田 郁 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★★(今年46冊目)「あきない世傳 本流篇」シリーズ第6弾本あきない世傳6

「同心部屋御用帳」(島田 一男 著)コミック時代文庫 私的批評眼★★★(今年47冊目)「同心部屋御用帳」シリーズ第1弾本同心部屋御用帳

「男の料理」(岡本 さとる 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年48冊目)「居酒屋お夏」シリーズ第9弾本男の料理

「あったか けんちん汁」(坂井 希久子 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年49冊目)「居酒屋ぜんや」シリーズ第6弾本あったかけんちん汁

「入り婿侍商い帖」(千野 隆司 著)角川文庫 私的批評眼★★★★(今年50冊目)「凶作年の騒動」シリーズ第3弾本入り婿侍

「凜ちゃんの発表会」

「凜ちゃんの発表会」
土曜日の午前中に幼稚園の発表会があるというので、娘のところに向かう。毎年行っている発表会だ。4歳児のグループの一つで孫娘の凜ちゃんが赤ずきん役で出るという。いました。いました。3人の赤ずきんちゃん役の中央が孫娘です。まあ、見てやってください。(写真:R1)R1
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貴重な記録として残しておきます。でも可愛いね。

「合同クラス会」

「合同クラス会」
昭和39年卒の中学校の合同クラス会があった。この年、秋には東京オリンピックが行われた年だ。あれから55年が経った。総数約250名だったが、というのは留年する人もいるので確実な総数を私は知らない。その内物故者が33名、14%の死亡率だ。70歳、古希を迎えてこの数字が低いのか高いのかは分からないが、徐々に己の寿命を知る歳になったということか?
86歳になるS先生は体育の先生で初めて私たちのクラス担任をされたので、一番思い出の多いクラスだと語られていた。(写真:F1)F1斎藤先生
そして懇談会だが、出席者は80数名にも及び、米国からポートランド在住のK君も参加された。彼のロスの家でお世話になったこともあり、また建築家になったY君ともビートルズ談議に花が咲いた。弁護士のS君、中央区長に立候補するY君、神奈川会メンバーの商社マンM君とI君、小学校校長だったN君、大手メーカー勤務だったK君、同じくK君、またまたK君、医者のT君とS君、大手銀行マンだった野球のW君、地中海や太平洋をヨットで放浪したS君と多彩な我がクラスの仲間たち。
締めは部歌(校歌)斉唱でした。(写真:F2)F2旗
懐かしい顔もいれば、誰だか全く分からない人もいて、年月の経過を感じたクラス会でした。
現在の部長(校長に当たる)が出席されて現状の学校の話しをされたが、1年生は1クラス24人が10クラス、2年3年は6クラスでクラス替えなしだそうだ。我々の時代は5クラスでこれも3年間クラス替えなしだった。また来年会いましょう。
以上、春近しの東京から勢古口がお送りしました。

「浜離宮庭園にて」

『J REPORT 2019年3月第3週』
「リタイアメント・ノート 10年9か月目」
「VOL.1098号 SINCE AUG.12th,1983」
「浜離宮庭園にて」
春の天気は虚ろい易い。雨が降ったり、晴れたりと変化が激しい中、明日は雨との予報があったので、晴れ間を縫って汐留の浜離宮庭園を訪れた。都会のど真ん中とは思えない静けさに季節、季節の花々が咲いていた。今の時期は「梅」と「菜の花」だ。「紅千鳥」という梅が赤く咲いていた。(写真:H1)H1
有名な「三百年の松」がどっしりと根を張り、枝を大きく広げていた。(写真:H2)H2
松の前で記念写真を撮る人たちも多い。
そしてメインの「菜の花畑」だ。黄色で満開の花だ。(写真:H3)H3
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花畑の脇には「白梅」も綺麗に咲いていた。(写真:H6)H6
こんな都会のオアシスを訪れる人も多い。構想ビルの間に咲く花と木々でした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「スパイダーマン スパイダーバーン」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年34作品目)映画スパイダーマン
遂にスパイダーマンのアニメが登場した。新しいスパイダーマンは複数いたのだ。アカデミー賞アニメ部門賞作品。

「グリーンブック」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★★★(今年35作品目)映画グルーんブック
グリーンブックとは南部を旅する黒人用の旅行案内書だ。イタリア系白人のドライバーと一緒に黒人天才ピアニストが、1962年まだ人種差別の激しい南部を8週間の演奏旅行をする。そこで起こる差別と称賛に合いながら、二人の友情が強まる。事実のお話しだそうだ。アカデミー賞作品賞とピアニスト役が助演男優賞を取っただけのことはあった。最高に感動の映画でした。今年必見の作品だ。絶対にお勧めだ。(注:日経新聞の解説は余りにも詳しく種明かしし過ぎだ)

「天国でまた会おう」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年36作品目)映画天国で
第一次大戦時に顔の半分を吹き飛ばされた金持ちの息子と、彼によって戦場で助けられた男が世間を相手に復讐を行うというもの。理不尽な戦争と親子関係の断絶の中、真の愛情とは何なのだろうかと問い掛ける映画で、本当に素晴らしい社会派映画でした。これも必見ですよ。

「岬の兄妹」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年37作品目)映画岬の兄妹
港町に住む兄は足が悪く失業中。妹は知恵遅れの色情狂。金がなく遂に妹に売春をさせることに。さてその先は?

「ウトナ島、7月22日」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年38作品目)映画ウトナ縞7月22日
77名がたった一人の男に殺された事件を描く。実話だ。2011年、ノールウェーで同時テロが起きた。一つはオスロの市庁舎爆破事件、そしてもう一つが当時の労働党青年部が行っていたウトナ島サマーキャンプでの無差別殺傷銃撃事件だった。緊迫の場面がワンカトカメラで延々と続く。恐ろしい現実が襲い掛かる。恐怖の出来事でした。

3月1日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「グリーンブック」が4つ星、「岬の兄妹」が4つ星、「天国でまた会おう」が4つ星、「移動都市 モータルエンジン」が3つ星、「翔んで埼玉」が2つ星、「サムライマラソン」が2つ星、「福島は語る」が4つ星でした。
3月8日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「運び屋」が4つ星、「月夜釜合戦」が4つ星、「ウトヤ島、7月22日」が3つ星、「マイ・ブック・ショップ」が4つ星、「たちあがる女」が4つ星、「家族のレシピ」が3つ星、「イップ・マン外伝 マスターZ」が4つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」「ねことじいちゃん」「翔んで、埼玉」「あの日のオルガン」「天国でまた会おう」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて 
2月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。6月に孫を連れてハワイアンズに、また7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ。5月、8月はハワイの予定。

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「判じ控」(倉坂 鬼一郎 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年39冊目)「ぬりかべ同心」本判じ控

「真田家の野望」(麻倉 一矢 著)徳間文庫 私的批評眼★★(今年40冊目)「けんか中納言光圀」シリーズ第2弾本真田家の野望

「桃太郎姫恋泥棒」(井川 香四郎 著)実業之日本社文庫 私的批評眼★★★(今年41冊目)「もんなか紋三捕物帳」シリーズ本桃太郎姫恋泥棒

「水底二千両」(千野 隆司 著)コミック時代文庫 私的批評眼★★★(今年42冊目)「密命同心 轟三四郎」シリーズ第2弾本水底の二千両

「大江戸監察医」(鈴木 英治 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今年43冊目)「大江戸監察医」シリーズ第1弾本大江戸監察医

「狙われた旗本」(佐々木 裕一 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年44冊目)「公家武者信平」シリーズ第5弾本狙われた旗本

「葉隠の婿」(坂岡 真 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年45冊目)「あっぱれ毬谷慎十郎」シリーズ第7弾完結編本葉隠の婿

「スバルの前身は中島航空機」

「さいたま歴史研究会―27」
「スバルの前身は中島飛行機」
創業者は「中島知久平」で、明治17年群馬県押切郡に生まれる。海軍大学卒業後、アメリカに留学し、飛行機の研究、操縦を習う。昭和5年衆議院議員に当選、政友会に属す。昭和20年東久邇宮内閣の軍需・商工大臣を務める。昭和24年66歳で死去。終戦後レッドパージにあうが、無事解放された。
彼はアメリカでの経験から「戦艦一隻の費用を使えば、優に3000機の飛行機を製作できる。飛行機の戦力は軍艦より遥かに優れている。飛行機は一か月の日時で完成する。今民間の会社を興して、官営中心の流れを変えないと、国の運命はどうなるだろうか?」と考えて、巨艦戦艦主義の軍部に反発して、自らが出資して、大正6年に群馬県に航空機生産の研究所を造った。
そして大正8年、外国製のエンジンを使い、機体は国産の飛行機を製造した。
また大正末期から昭和初頭に、現在の杉並区にエンジン工場を造り、国産エンジン「寿」を開発した。9気筒の小さなエンジンだった。(注:終戦時には18気筒2000馬力の大型エンジンも造った)
満州事変から日中戦争を経て、航空機の重要性が増し、13年に東京都武蔵野街に、陸軍機用エンジンの「中島飛行機・武蔵野製作所」が出来る。この工場は拡大に拡大を続け、敷地81万坪、従業員45,000人にもなる。
その生産機数は、20年までの累計で名古屋の三菱重工業を抜き、日本一となった。
では、どのような飛行機を製造したいたのか?
「陸軍機」
九七式戦闘機「隼」=海軍の「零戦」と同じ。昭和15年が紀元2600年ということで、隼は昭和12年に、零戦は昭和15年に造られたもので、エンジンは一緒だが、その仕様、内装等が違っていた。
その後、次々と改良がなされ、隼は一式では、陸軍最多の5760機を生産、時速495kmを出した。次の二式では時速580~605kmを出し、B29迎撃用となった。四式では「疾風(はやて)」は米軍機とも互角に戦ったが、急造のため故障も多く、また燃料の質の低下もあり、その力を発揮できなかった。
「海軍機」
九七式艦上攻撃機、双発陸上爆撃機「銀河」、夜間戦闘機「月光」、艦上攻撃機・魚雷搭載可能「天山」、「零式艦上攻撃機(時速518km、航続距離2200km)」等を造った。
零戦は三菱が開発したが、18年末までには三菱を抜いて中島の生産量の方が上回った。因みに累計製造数は三菱1029機、中島は1967機だった。更に19年12月7日に「東海地震」が起き、三菱の工場は倒壊して生産続行が不可能となった。
一方、米軍は19年10月には、サイパン、グアム、テニアンに空港を設けて、B29が1437機動員され、本土空爆が始まった。このため、中島飛行機にも被害が及びだす。19年11月1日に航空機による写真撮影で中島航空機の武蔵野製作所の全容が確認され、11月24日から翌年20年4月14日までに合計11回、B29延べ1198機による空爆を受け、焼夷弾と爆弾投下は3974トンにも上ったという。これにより工場の94%は破壊された。死者220名、負傷者700名と言われている。
終戦間近の19年8月にはドイツより入手したジェットエンジンの戦闘機の設計図を基に、製造を行い、20年6月に「橘花」というジェットエンジン特攻機を完成させたが、試験飛行中に墜落、二機目も8月7日に木更津での試験飛行中に墜落していて完成はされなかった。
終戦の2日後、社名を「冨士産業」に変更、財閥解体により12社に分割されるが、5社が合併して「富士重工」となり、群馬県太田市の本社にて自動車の製造を始めた。2017年4月より現社名の「スバル」となる。
創業者の中島氏の先見の明には驚かされる。またこんなに沢山の飛行機を造っていたことを初めて知った。戦時中には大きくの勤労学徒動員があり、多くの女学生が工場で働いていたことも分かっている。男子生徒は軍隊に、女子生徒は勤労動員され、13歳から17歳の少女が働いていた。武蔵野女子高等女学院の生徒4名も空襲の直撃を受け死亡している。悲しい出来事だった。

「孫息子、3歳の誕生日」

「孫息子、3歳の誕生日」
孫息子の「蓮」が3月1日、3歳の誕生日を迎えた。
可愛い孫は元気に成長している。(写真:蓮君1)蓮君1
一番心配していうのが、一人っ子のまま我が儘放題で育つのでは?とのことだ。
まあ心配は親がすればいいことで爺さんがすることではないのだろう。(写真:蓮君2)蓮君2
後百年は生きるのだから、色々と経験して素晴らしい人生を歩んで貰いたいね。

「グリル・グランド」

「手前勝手世界食物語、第515号」
「グリル・グランド」
浅草会という会がある。同期の体育会の仲間の集まりだが、地区の大御所F君の紹介で訪れたのが、老舗洋食店「グリル・グランド」だ。浅草寺の後ろ、言問通りを越えた所にあるのだが、次々と訪れる客層には遠くより予約して来られる方もおられ、その人気振りに驚かされた。
では早速料理と行こう。まずは付き出し。「蛸、牛肉、ベーコン包み、白身魚」が出て来た。(写真:食1)食1
これが一品一品実にきめ細やかな味付けで、まるで頬が落ちるが如くの美味しさだ。
次が「海老フライ」。(写真:食2)食2
これも絶品だ。量は少ないが、我々70歳を超えた爺さんたちには丁度よい。
そして「ポタージュスープ」。(写真:食3)食3
適温で濃厚だ。塩味も抜群だ。
「サラダ」。(写真:食4)食4
メインの「ステーキ」。(写真:食5)食5
和牛なのだろう。柔らかく舌ざわり、歯ざわり、全てベストだ。絶妙の味付けのステーキでした。
久々に味合う美味しい洋食でした。
最後は「デザート」。シャーベットも美味しかった。(写真:食6)食6
その場で知ったのだが、中学の同級生のY君が次の中央区長選挙に立候補することになったらしい。彼ほど政治家向きではない人はいないのではないかと思うが、まあ70歳を超えてのチャレンジには頭が下がる。
満足して帰宅しました。日曜日は中学の同窓会だ。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「ル・コルビュジュエ展」

『J REPORT 2019年3月第2週』
「リタイアメント・ノート 10年9か月目」
「VOL.1097号 SINCE AUG.12th,1983」
「ル・コルビュジュエ 絵画から建築へーピュリズムの時代」
国立西洋美術館開館60周年記念として行われている展覧会だ。同美術館を設計したル・コルビュジュエ氏は、建築委の設計家であると共に画家でもあり、家具の設計者でもあった。そんな彼の描いたのが「ピュリズム」の絵画。だが徐々に同時代のキュリズムの画家たち、例えばピカソらの影響を受けて、新ピュリズムへと変わっていく彼の絵画のスタイルが時代経過と共に分かる仕組みになっている。(写真:L1)L1
建築における彼の設計のスタイルは、「ピロティ」「屋上庭園」「自由な立体」「自由な平面」そして「水平な窓」の5点が特徴だという。注:ピロティとはフランス語の建築用語で、2階建て以上の建物で、一階部分の柱がそのままむき出しの構造物となっているものらしい。
入り口にはル・コルビュジュエ(1887-1965、本名はシャルル・エドゥアール・ジャンヌレ)が設計した建物の模型が並べられていた。
最初は、「画家オザンファンのアトリエ・住宅」(写真:L2)L2
模型製作は、横浜国立大学工学部建築学科、山田研究室
「メゾン。ドミノ」比留間真製作(写真:L3)L3
「ヴォワザン計画」ミクストメディア製作(写真:L4)L4
「イムーブーヴィラ」東京理科大学製作(写真:L5)L5
「スタイン=ド・モジリィ邸」芝浦工大工学部建築学科製作(写真:L6)L6
(写真:L7)L7
「展示室風景」(写真:L8)L8
「看板」(写真:L9)L9
「カタログ」(写真:L10)L10
カタログから見て行こう。ル・コルビュジュエ氏の絵画や集めた作品集だ。「多数のオブジェがある静物」(写真:L11)L11
「和音」彼の絵画のパートナーであったオザンファン氏作(写真:L12)L12
左がピカソの作品「静物」(写真:L13)L13
右がジョルジュ・ブラック作「食卓」
アトリエ風景だ(写真:L14)L14
フェルナン・レジェ作「サイフォン」(写真:L15)L15
彼の建築作品が絵画による影響を如何に受けているかが感じられる絵画でした。彼の絵画作品も多数展示されていた。やはり観客は如何にも建築家或は学生という方々ばかりでした。

「今週の映画と本」

「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「サムライマラソン」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年29作品目)映画サムライマラソン
1855年安中藩で行われた「遠足」を主題にして、空になったお城を幕府の隠密が襲うというお話し。これが日本で最初のマラソンと言われているという。

「ねことじいちゃん」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★★(今年30作品目)映画ねことじいちゃん
小さな島には年寄りと沢山の猫がいた。そこで起こる心暖かい人と猫との触れ合いを描く。こういう映画はいいね。心が和む。

「翔べ、埼玉」(TC上野にて)私的批評眼★★★★(今年31作品目)映画とんで埼玉
常に東京から馬鹿にされ、見下されている埼玉県がライバル千葉県と組んで東京をやっつけるというもの。卑下の仕方が半端ない。面白い。

「あの日のオルガン」(東劇にて)私的批評眼★★★★(今年32作品目)映画あの日のオルガン
昭和19年11月、東京の保育園が埼玉に疎開する。50数名の児童と保母たちの姿を描く。そして20年3月の東京大空襲では、子供たちの父母も保母も死ぬ人が続出する。8月の終戦までその努力は続く。涙、涙でした。子役の演技が大変だったろう。

「移動都市・モ―タルエンジン」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年33作品目)映画モ―タルエンジン
西暦3100年頃の地球には、巨大な移動都市ロンドンと小さな狩られる小移動都市、そして壁の向こうで移動しないで居住する人たちがいた。そこでロンドンが全てを支配しようとするのだが。余りにも突飛な映画で見ていて疲れた。

「ビールストリートの恋人たち」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年34作品目)ビールストリートの恋人たち
黒人の差別を皮肉る内容。一人の青年が警官の姦計に陥り、投獄され裁判も受けられず、妻は子供を産み育てるというもの。

2月22日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ギルティ」が4つ星、「ビール・ストリートの恋人たち」が4つ星、「あなたはいまだ帰ってこない」4つ星、「アリータ バトル・エンジェル」が4つ星、「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った」が3つ星、「あの日のオルガン」が3つ星、「空の瞳とカタツムリ」が4つ星でした。

「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」「ねことじいちゃん」「翔べ、埼玉」「あの日のオルガン」

「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」

「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて 
2月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて

「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。6月に孫を連れてハワイアンズに、また7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ。5月、8月はハワイの予定。

「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「乱雨の如く」(辻堂 隗 著)徳間文庫 私的批評眼★★★★★(今年33冊目)「疾風の義賊」シリーズ第3弾完結編本乱雨の如く

「室町無頼 上」(垣根 涼介 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年34冊目)本室町無頼上
彼の本は初めて読みましたが、中々でした。
「室町無頼 下」(垣根 涼介 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年35冊目)本室町無頼下

「鼠草紙」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年36冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第13弾本鼠草紙

「陽炎ノ辻」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年37冊目)「居眠り磐音 決定版」シリーズ第1弾本陽炎ノ辻
いよいよ磐音が再び帰って来ました。最初から書き直してものです。

「やっとおさらば座敷牢」(風野 真知雄 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★★(今年38冊目)「喧嘩旗本勝小吉事件帖」本やっとおさらば座敷牢
風野さんのユーモアには感服されられる。