「今週の映画と本」
「私の2019年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
「シンプル・フェイヴァー」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年39作品目)
友人の女性が子供を預けたまま行方不明になる。そして数日後、湖で死体が発見される。女性には400万ドルの死亡保険が掛けられていた。そして死亡した友人の夫と彼女は不倫関係になるのだが、実はこの後不思議なことが次々と起こり、彼女はその死因を追求し始める。一転二転そして三転と目まぐるしく結末が変わる。面白い。
「運び屋」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★★★(今年40作品目)
仕事に没頭し家族と疎遠になり、且つ事業に失敗した90歳の老人が選んだのは、メキシコマフィアの麻薬運搬で大金を稼ぐこと。実に巧妙に作られた映画で台詞が非常によい。エスプリの効いた言葉に溢れている。今年最高の映画の一つだろう。
「マイ・ブック・ショップ」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★(今年41作品目)
1950年代初頭のイギリスの田舎の漁港にある古い建物を買い取って未亡人が書店を初めた。しかし、地元の有力者からの抵抗に合う。どの時代にも革新を嫌う勢力はいるものだ。最後が辛い。
「家族のレシピ」(TOEI銀座にて)私的批評眼★★★(今年42作品目)
中華系シンガポール人の母と日本人の父を持つ男性が、自身のルーツを探りにシンガポールに行く。そこで母の弟や祖母に会い、懐かしいレシピを習うという話しなのだ、祖母は彼を受け入れない。理由は自分を捨てて日本に去った娘を許せなかったのだ。
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年43作品目)
16世紀後半、スコットランド女王はメアリー、イングランド女王はエリザベス。メアリーは陰謀により王位を追われるが、息子を授かっていた。エリザベスに庇護を求めるが事実上幽閉されてしまう。こう言った二つの宮廷での陰謀劇が描かれている歴史的事実でした。
3月15日の日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「サンセット」が4つ星、「スパイダーマン スパイダーバース」が4つ星、「Bの戦場」が5つ星、「まく子」が3つ星、「君は月夜に光り輝く」が3つ星、「ふたりの女王」が3つ星、「サッドヒルを掘り起こせ」が4つ星でした。
「2019年の映画、私的評価表」
★★★★★=「ボヘミアン・ラプソディ」「グリーンブック」「運び屋」
★★★★=「蜘蛛の巣を払う女」「バハールの涙」「メリーポピンズ リターンズ」「女王陛下のお気に入り」「ちいさな独裁者」「ヴィクトリア女王」「半世界」「ねことじいちゃん」「翔んで、埼玉」「あの日のオルガン」「天国でまた会おう」「マイ・ブック・ショプ」
「2018年の映画はこんなでした」
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」「輝ける人生」「判決 ふたつの希望」「日日是好日」
「2019 観劇シリーズ」 2018年の歌舞伎観劇は3度でした。
1月大歌舞伎=歌舞伎座にて
2月競春名作喜劇公演観劇=新橋演舞場にて
「2019 旅暦」
国内旅行は、1月に2度北海道と1度の佐賀武雄温泉。6月に孫を連れてハワイアンズに、また7月に壱岐の島の予定。
海外旅行は、2月のハワイ。5月、8月はハワイの予定。
「2018 読書記録」 2018年の読書数は、252冊でした。
「不治」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼★★★★★(今年46冊目)「表御番医診療禄」シリーズ第13弾完結編
いやあ、面白かった。歴史物や時代物は「後出しじゃんけん」と言われるが、作家自身が歯医者であったこともあり、その内容の深さは読む価値があった。5代綱吉の時代の話しだが、何度読んでも読み飽きなかった。
「あきない世傳 金と銀 六」(高田 郁 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★★(今年46冊目)「あきない世傳 本流篇」シリーズ第6弾
「同心部屋御用帳」(島田 一男 著)コミック時代文庫 私的批評眼★★★(今年47冊目)「同心部屋御用帳」シリーズ第1弾
「男の料理」(岡本 さとる 著)幻冬舎文庫 私的批評眼★★★(今年48冊目)「居酒屋お夏」シリーズ第9弾