「肝臓により牡蠣を食べる」

「手前勝手世界食物語、第334」
「肝臓によい牡蠣を食べる」
ここのところに暴飲暴食が祟って肝臓の数値が急激に悪化した。所謂ドクターストップ状態になってしまい、禁酒をせざるを得なくなってしまった。自業自得だから仕方がない。そこで禁酒は勿論だが、肝臓に良い食事をしようと思い「生牡蠣」を食べに行った。銀座コリドー街の「リブ&オーシャン・ハウス ハナハウス」という初めての店に行った。この店は銀座でも珍しい「24時間営業」の店だった。困ったのは椅子が樽型の椅子で背凭れがない。従って前のめりになるか、背筋を伸ばして座るしかなく、辛い姿勢での食事となった。最近は立ったままでの食事をする店も増えたが、歳をとるとなかなかそういう店での食事は希望したくない。同じ店内に肉の店とシーフードの店が同居していて、どこの席に座っても、どちらの料理も食べられるのが特徴か?さて、肝臓だが、3月始めの検査ではγ―GTPが600を超えていた。約一ヶ月禁酒をしたら4月3日には140まで低下していた。これでも普通の人から比べると大幅に高い。まあ当分の間、禁酒とダイエットで体調管理を厳しくするしかないのだろう。牡蠣は肝臓によいと言われているので家でも積極的に食べているので、それで数値がよくなったというのではないだろう。お酒が一番悪いということは分かったのだが。
以上、桜も散りつつある東京より勢古口がお送りしました。

「フィリップ・オステン教授のお話し」

「フィリップ・オステン教授のお話し」
先日、我が母校の「体育会昭和46年卒業」OBの例会があった。合計38部から70名が出席して懇談した。懐かしい顔だが、歳をとっているので名前が思い出せない人や、天辺が剥げている人、白い髪になっている人、まあ色々な叔父さんたちでした。さて当日のゲストは、ドイツ人ながら、「法学部教授」で且つ「体育会柔道部部長」の「フィリップ・オステン」氏で日独の教育等の違いを話された。1973年西ドイツのボンで生まれ、ハンガリー、アフリカ、オーストラリア、日本等で生活し、ベルリン・フンボルト大学法学部卒業、慶應義塾大学法学研究科に留学。フンボルト大学法学博士、ドイツ弁護士登録、2012年から慶応義塾大学法学部教授。現在柔道部部長も兼任している。非常に流暢な日本語を話されるのでまずは驚き。日独の差で一番驚いたのは、小学校4年の段階でドイツでは将来に進むべき道筋が決められてしまうということだった。勿論能力的な問題からの仕分けだという。但し、小学校から大学までドイツでは殆どが国立で授業料は無料だという。10歳で将来の進むべき道を決めるというのが、子供の意思を無視しているかどうかの議論は別として、ドイツではそれでも不自由なく社会が運営されているのも事実だ。スポーツについては、各地区には「クラブ」があり、クラブ単位での活動となり、日本のような学校単位のスポーツクラブ、部活動はないとのこと。東西ドイツ統合後、東ドイツで行われていた、スポーツ選手のエリート教育施設は全ドイツで取り入れられ、行われているとの話しだった。まあ、優秀なオステン教授のお話しには感銘しました。

「丹羽氏の講演会、後記」

「丹羽氏の講演会、後記」
果たして中国はどこへ行くのだろうか?丹羽氏の言うように14億の民を統治するには今の体制即ち「中国共産党独裁政権」でしかなしえないのだろうか?中国国民と言うのは、「お金」さえあれば「自由」はいらないのだろうか?「民主主義」「自由主義」が忘れ去られた中国に未来はあるのだろうか?数々の疑問が浮かぶ。そんな中国の危うさを池上彰氏の著書「ニッポンの大問題」の中から抜粋してみると、「5つのチャイナリスク」、その1は「公害問題と食の安全」。これは日本が1960年代に経験したことだが、日本では公害反対運動が起き、結果として問題を解決したが、中国では政府が強制的に反対運動を押さえつけるのでデモも出来ない。その2、「格差拡大で暴動」。現実に中国には3つの格差があると言われているという。「都市と農村」「東部と西部」「富裕層と貧困層」がそれで「戸籍」でも差別があり、農村の人たちは沿岸部に移住することが出来ない。移動の自由も認められていない社会と「汚職」の蔓延が更なる格差を生んでいるという。その3、「不動産バブルの崩壊」。今問題となっている「シャドーバンキング」が引き起こしている不動産バブルが既に崩壊し始めているという。中国のGDPにはこの不動産バブルによる取引が加えられているので、実質的なGDPは発表数値より低いのではとも池上氏は言っている。この原因の一つに人民元を元安に誘導している為替制度の問題もあるという。その4、「労働者人口の減少」。中国では既に安価な労働力は望めない。人件費は更に上がる。その原因が「一人っ子政策」による労働人口の減少だという。その5、「軍の暴走」。14億の民の頂点に立つ「チャイナ・セブン」という「習近平」氏らの最高指導部だが、彼らは果たして「人民解放軍」をコントロールできるのだろうか?という疑問だという。こういった丹羽氏と反対の意見の池上氏の意見も尤もだと思う。今、世界には北朝鮮や中国だけでなく、独裁政権というのが存在している。だが、未来永劫このような体制が続くとは考えられないのだが、中国人は馬鹿なのだろうか?そんなことはない。2500年も昔「孔子」が現れ、世の中に警鐘を鳴らした。きっとこれからの中国にも自由平等を唱える人たちが現れる時代が訪れるのだと確信している。

「大江戸と洛中展」

「大江戸と洛中」
両国の「江戸東京博物館」で開催されている「大江戸と洛中」展を観に行った。江戸東京博物館が所蔵している江戸時代の地図や屏風、絵、木像等、余り一般に公開されない物が出されていた。「淀君」が着ていたと言われる着物があったが、丈が短いので恐らく淀君は小さな女性、多分身長は140cm程度だったのではないかと私は想像した。2代将軍「徳川秀忠」直筆の書や、武家の具足等もあり、興味深いものが多かった。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「アデル、ブルーは熱い色」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55作目)
約3時間の超大作だ。カンヌ国際映画祭でパルムドール賞、監督賞、主演賞を獲得した。10代の女性の愛、セックス、同性愛、そして失恋を描く。全編の1時間近く?は濃厚なベッドシーンだ。

映画「リベンジ・マッチ」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年56作目)
60代になった二人の元ボクサーが30年振りに再戦をするという。これまでの戦績は1勝1敗の五分。果たして、彼らの身体はボクシングを出来るようになるのか?そしてその結果は?まあ、ありえないお話しでした。

映画「サンブンノイチ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57作目)
借金に追い詰められた男たち3人が計画したのは銀行強盗。だが、二組の男女が彼らの金を更に狙う。敵の敵は見方?裏切りの裏切りは仲間?逆転の末の逆転の更にまた逆転のドラマでした。

映画「サクラチル」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年58作目)
会社優先主義の男とその家族はボケ始めた父親を抱えている。初めて一家で旅に出た先は、祖父の故郷だった。ちょっと歯が浮くお話しでした。

映画「ドラえもん 新・のび太の大魔境?ペコと5人の探検隊」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年59作目)
本当は角川映画で「ドン・ジョン」を観る予定だったが、時間を間違えて、仕方なく、「ドラえもん」を観た。

日経新聞4月12日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「アクト・オブ・キリング」が5つ星、「チョコレートドーナツ」が5つ星、「ウールズ・エンド/酔っ払いが世界を救う」が4つ星、「セインツ」が3つ星、「パラノーマル・アクティビティ」が3つ星、「世界の果ての通学路」が3つ星、「クローズ、EXPLODE」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」

「2014 旅の記憶シリーズ」  2013年の旅では、「ペルー」が51カ国目、「南アフリカ」が52カ国目、「ジンバブエ」が53カ国目、「ボツワナ」が54カ国目、「ザンビア」が55カ国目でした。
2014年の国内旅行は、第一回目は九州福岡と水俣(1月)、第二回目は能登(1月2月)。第三回目は長崎(三月)です。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年2回目」
「鳳凰祭三月大歌舞伎」夜の部「盲長屋梅加賀鳶」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「乗合船」(北原 亜以子 著)新潮社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年78冊目)「慶次郎縁側日記」シリーズ最終巻

「ニッポンの大問題」(池上 彰 著)文芸春秋刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年79冊目)

「騒擾の発」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年80冊目)「お髷番承り候」シリーズ第8段

「手習い師匠」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年81冊目)「取次屋栄三」シリーズ第12段

「桜咲き、桜散る」

「J  REPORT 2014 4月第3週」
「リタイアメント・ノート 5年10ヶ月目」、
「VOL。842 SINCE AUG.12th、1983」
「桜咲き、桜散る」
開花から4?5日で満開となった桜はそろそろ散り始めている。春分の日に旅行中だったので墓参りに行けなかったので、平日の昼間に「青山墓地」を訪れた。意外や意外、青山墓地は桜の盛りで、墓参りなのか桜見物なのか分からないが、沢山の人が来ていた。都営墓地だから年間の管理費は2000円台と本当に安い。都心の一等地にあるにも拘わらずだ。だから空きが出ると非常に高い競争率となるようだ。私の家の墓地は一坪に満たないが、青山道りからも近く、本当に便利だ。元々大身旗本の「青山大膳」氏が住んでいたところを明治以降になって墓地としたらしいが、当時渋谷村辺りは寂しい田舎だったというのだから、この辺りもきっと同じようなものだったのだろう。

「STAP細胞」
まあ、テレビを始めとした報道を観ていると、この騒動はなんなのか?と呆れる。研究所のほうも、役人感覚と言うのが、責任回避に必至だし、当事者もこれまた論理的矛盾を孕んだ回答だし、この騒ぎ、どこに落ち着くのか?いずれにしても科学者として冷静に判断してもらいたいのだが、これは「ノーベル賞ものの発見」なのか、それとも「佐村河内氏並みのペテン」なのか、奇妙な事件だ。

「桜餅」

「手前勝手世界食物語、第333」
「桜餅」
江戸の花見の名所と言えば、「墨堤」「飛鳥山」「品川御殿山」「上野」等々が有名だった。その中でも八代将軍吉宗が植えさせたとされる「墨田川沿いの堤」即ち「墨堤」は江戸の中心部からも近いことから庶民も沢山繰り出したらしい。吉宗の時代に「山本屋」が売り出したのが「長命寺の桜餅」だった。享保2年(1717年)に長命寺門番の「山本新六」が桜の葉を塩漬けにしたもので餅を包むものを売り出したという。値段は一個4文というから、大体80円前後だろう。吉宗は1716年に将軍になっているから、その翌年に隅田川に堤防を固めるために植えさせたらしい。それが今に伝わる銘菓となっているのだ。確かに現物を買い求めてきたら、製造販売元は「(株)ヤマモト」となっていたから、未だに江戸の歴史が伝わっているのかも知れなかった。3個で税込(8%)601円だから、まあ高いと言えば高いだろう。だが、この時期に食べるのがやはり一番だろう。
以上、勢古口が桜咲く東京からお送りしました。

「栄西と建仁寺」

「栄西と建仁寺」
東京国立博物館平成館で鎌倉時代の「禅宗」の高僧「栄西(ようさい)」と彼が建てた京都の「建仁寺」からの国宝等を公開している特別展を訪れた。国宝「風神雷神図屏風」や、「雲龍図」などが出展されていて、800年前からの日本仏教文化の一端に触れることが出来た。「海北友松」作の「雲龍図」の迫り来る龍の迫力は凄いものがあり、正に天から襲ってくるが如くだった。また「俵屋宗達」作の屏風絵「風神雷神」の面白げな姿形と色彩には現代にも通ずる芸術性が感じられた。本当に素晴らしいものばかりだった。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?44」
「新年おめでとう」の意味は?
映画にもなった「武士の家計簿」を書いた「磯田道史」氏の著書の中にこんなことが書かれていた。「新年おめでとう」とはどういう意味なのか?それは「めでたい」のではなく、「木の芽、草の芽が、冬至から一日一日、陽気が生ずるにしたがって萌え出る。この陽気は物を育てる気で、人の慈悲仁愛の心と同じ。天地にも人間にも好ましい気だ。つまり、陽気が生じて、草も木も芽が出たいと思うのが、おめでたいということである。人間の場合は新年できたない心を洗い流し、人間の本心である優しい気持ちに戻ることが、【新年おめでとう】の真意である」 ちょっと長い文章を引用したが、これは幕末の囚人が妹に送った手紙の内容だ。この囚人の名前は?「吉田松陰」だ。彼の教えた「松下村塾」からは、高杉晋作、桂小五郎、伊藤博文らが育っていった。

「丹羽氏の講演会」

「シンガポールの旅、後記」
意外だとおもったことが幾つかあったのが、今回のシンガポールの旅だった。まずは「バリアフリー」だ。あれだけ地下鉄が発達しているのだが、階段が意外に多くて、バリアフリーになっていなかった。だからお年寄り、身体障害者、ベビーカー利用者に決して優しい都市ではなかったことだ。エレベーターはバリアフリーとはいえない。車椅子での通行が可能でなければ意味がない。マリーナベイサンズ前のデッキには階段しかなかった。これでは車椅子はどうしようもない。意外なシンガポールの姿でした。次は予想されていたことではあるが、「韓国の躍進」だろう。以前は「日本語」を習う生徒が多かったというが、今は「フランス語」か「韓国語」だという。シンガポールは多国籍民族の国だから、「英語、中国語、マレー語」が話せるのは当たり前で、それ以外の言語となると、「昔日本語、今韓国語」だそうだ。文化面も含めて東南アジアは今や正に韓国の牙城になりつつあるらしい。建築についてもあの「マリーナベイサンズ」も韓国のゼネコンが造ったという。今に見ていろ!韓国よ!!日本は必ず復活するぞ。それともう一つ、野球の原形となったのは英国育ちの「クリケット」だが、ご他聞に漏れずシンガポールでもやっていたが、その隣で野球をやっているのには驚いた。シンガポールでも野球をやっているんだ!!!

「丹羽氏の講演会」
民主党政権下に初めて民間人として「中国駐在大使」に起用された「丹羽宇一郎」氏の後援会があり、無料と言うことで「S会のさーさん」と一緒に参加させてもらった。伊藤忠商事の社長、会長を務めた氏の歯に衣着せぬ発言に200名近くの聴衆は拍手喝采だった。主な発言を纏めて見よう。
「2:6:2の比率」「日中共同声明4回を守れ」「サンフランシスコ講和条約の遵守」等々だった。まず最初の「2:6:2」だが、これはどこの社会でも優秀な人が2割、普通の人が6割、駄目な人が2割いるという。会社も同じ。また上の2割だけを集めても、これまた同じ2:6:2の比率になるという法則だそうだ。何を言いたいのか?中国人でも日本人でも悪い人も良い人もいるということ。確かに中国人は公衆道徳に欠けるきらいがあるが、それは別としてもこの比率は人間であれば同じだということ。だから中国人に対する見方は、自分で観て、接して、感じて、自分の頭で判断して欲しい。人の話しを鵜呑みにしないでもらいたいということだった。でも私の意見では中国人は人口が多いだけでなく、この比率は「2:4:4」だと思っている。これは経験から来た実感である。次の「日中共同声明」だが、これは1974年の「田中角栄と周恩来」の共同声明、日中国交正常化以来、4回の共同声明が出されているという。歴史認識の問題にもなる訳だが、この共同声明をお互いがしっかり守ることが必要だということだ。その際、「田中・周会談」で「尖閣列島」の問題は先送りし、お互いが触れないとした原点に立ち返るべきだというのだ。尖閣を中国側は絶対に自国の領土だと思っているという。それは明、清の時代からの認識だとのこと。言い出せば切りがない。また「サンフランシスコ講和条約」で日本は敗戦国として世界45カ国と講話した。それを忘れて戦犯や侵略をなかったものとしようとしている現政権を暗に批判していた。講和条約は日本が戦争に負けたことを認め、そこから独立国として世界平和に貢献するというのを世界中の45カ国と約束したことなのだから、遵守しなければならない。「チャイナ7」とは中国共産党の最高幹部7名だ。14億人の中国人、56の民族、92%は漢民族だが、残りは55の民族で構成されていて、それらだけでも日本の全人口とほぼ一緒だ。そんな中国を統治するのに欧米式の民主主義では統治できない。従って現共産党政権を維持するしか方法はないのだという。今、中国は「一人っ子政策」から変わろうとしているという。2012年の中国の出生者数は約1600万、死亡者数は約1000万人、少なくとも5?600万人人口増加となっているという。それも普通は男児105:女児100なのが、中国では120:100だという。これも一人っ子政策の弊害だ。子供が女の子だと分かると堕胎してしまうのだという。また、既にGDPは日本の2倍になっているという。1位アメリカは日本の3倍、2位中国は日本の2倍、そして3位日本と続くが、これが中国の今の実力だ。早晩アメリカを抜く日も遠くないのだろう。中国は日本の40年前の姿だという。給与は毎年15%程度上昇している。公害問題も発生している。丁度40年前の日本が経験したことが今の中国で起こっている。そして中国はもはや日本など当てにしていない。アメリカ、欧州、そして韓国、皆鵜の目鷹の目で中国市場を狙っている。日本国内に中国弱体化論が出ているようだが、そんなことはない。中国は益々強くなるとの丹羽氏のご意見だった。だから民間レベル地方レベルでの中国人との関係を良くし、強化しなければならないともいう。そこで私は思うのだが、政治家とは10年先、100年先の国の姿を考えて行動するのが政治家で、自分の思うままを貫けばいいというような短絡的な政治家はいらない。今の安倍首相が正にそれだ。100年後の日本の姿を描いているとはとても思えない。「歴史認識、靖国問題」も「集団的自衛権」も「憲法改正・解釈」も国民を無視して進めようとしているとしか思えない。我々が自民党に政権を与えたのはそういうことをやって欲しい為ではなかったはずだ。安倍の思い上がりもいい加減にして欲しいという印象を抱きながら講演会を聞いていた。今、日本は右傾化していると海外のメディアは報じている。果たしてそうなのか?30日付の日経新聞のコラムでは「左傾化していた戦後の日本を中道に戻しているだけ」と書いていたが、果たしてそうなのだろうか?最後に氏が言ったのは「戦争だけは絶対にしないように」ということだった。ということは「日中戦争がありうる」ということなのか?

「上野の桜」

「上野の桜」
前日の暖かさで都内の桜は一挙に満開となった。生憎、雨模様だった日曜日の上野。だが夕方近くになり、雨も上がり、空には青空すら見えてきた。今まで隠れていたかのような花見客が突然、雲が湧くように現れだした。ブルーシートを早速敷いて宴会の準備も始まったようだ。上野の桜は勿論満開でした。果たして週末まで持つのかな?やはり、桜は日本の心の花ですね。それにしても美しい。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「あなたを抱く日まで」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年50作目)
アイルランドの少女が出来心で妊娠してしまった。彼女は修道院に駆け込みそこで出産。だが子供は幼いうちに養子に出されてしまう。50年後、彼女の息子探しが始まった。そしてアメリカで息子を見つけるが、既に死亡していた。哀しい悲しい物語でしたが、母の愛情の強さ、息子の郷土を思う心が美しかった。

映画「LIFE」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51作目)
雑誌LIFEが廃刊となった。最終号の表紙を飾る写真を求めて、一人の社員が首を覚悟で旅に出る。そして見つけたものは?意外に面白かったです。

映画「坂東玉三郎・日本橋」(TOHOシネマズ日本橋にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52作目)
泉鏡花の作品を玉三郎が主演演出を行った愛憎劇。

映画「白ゆき姫殺人事件」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年53作目)
美しい女子社員が残忍な手段で殺された。犯人は同僚の女子社員ではないかと疑われる。一人のテレビ局の害虫社員がその事件を追うのだが、思わぬ展開になって行く。果たして犯人は誰なのか?

映画「チームバティスタ・ケルべロスの肖像」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年54作目)
ある別荘の地下室で9名が死んでいた。重水を飲まされての殺人事件だった。果たして犯人の本当の狙いは?医薬行政の隙間を狙う。

日経新聞4月5日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「アデル、ブルーは熱い色」が4つ星、「ワレサ、連帯の男」が4つ星、「リベンジ・マッチ」が3つ星、「ダブリンの時計職人」が3つ星、「ジャッカス クソジイのアメリカ横断チン道中」が2つ星、「チスル」が4つ星、「白ゆき姫殺人事件」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」

「2014 旅の記憶シリーズ」  2013年の旅では、「ペルー」が51カ国目、「南アフリカ」が52カ国目、「ジンバブエ」が53カ国目、「ボツワナ」が54カ国目、「ザンビア」が55カ国目でした。
2014年の国内旅行は、第一回目は九州福岡と水俣(1月)、第二回目は能登(1月2月)。第三回目は長崎(三月)です。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年2回目」
「鳳凰祭三月大歌舞伎」夜の部「盲長屋梅加賀鳶」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「乳児の星」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年71冊目)「新・若さま同心徳川竜之介」シリーズ第6弾

「雨の底」(北原 亜以子 著)新潮社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年72冊目)「慶次郎縁側日記」

「どうせおいらは座敷牢」(風野 真知雄 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年73冊目)「喧嘩旗本勝小吉事件帖」シリーズ第2弾

「お江戸の意外な生活事情」(中江 克己 著)PHP文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74冊目)

「花かがり」(今井 絵美子 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年75冊目)「立場茶屋おりき」シリーズ第17弾

「裁きの鐘は(上)」(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76冊目)「クリフトン」シリーズ第3弾

「裁きの鐘は(下)」(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年77冊目)「クリフトン」シリーズ第3弾

「桜、咲く」

「J  REPORT 2014 4月第2週」
「リタイアメント・ノート 5年10ヶ月目」、
「VOL。841 SINCE AUG.12th、1983」
「桜、咲く」
例の3S会の「さーさん」のお誘いで浦和の桜を観に行った。「玉蔵院」というお寺の庭にある「しだれ桜」が見事な姿を見せていた。その日は急激に気温が上がったために、前日まで三分咲き程度だった桜が一挙に花開いたようだった。その後「別所沼」周辺の桜も観て、帰りに地元で人気の焼き鳥屋に立ち寄ったが、土曜日と言うこともあり、家族連れを含めた沢山のお客が訪れ、満席状態だった。本当に次から次へとお客が来て、断るのに大変な焼き鳥屋さんでした。その「さーさん」は、去年4月から続けていた「中国語」の勉強をこの3月で終えて、4月からは新たに外国人相手の「観光ガイド」の資格を取るべく英語の勉強を始めるという。その為に先生からは「禁酒、欠席なし」を言い渡されているという。65歳の手習いどころではない。本格的にガイドになるのだというから驚きだし、その頑張りに敬意を称したい。

「若々しく見える人は長生き!」
NHKラジオで90歳以上まで生きる生き方を放送していた。スウェーデンのストックホルム大学やアメリカの研究所の永年に亘る追跡調査だが、幾つか条件があるのだが、それが意外に簡単なのだ。「知的活動、身体活動、社会活動、生産活動」の4つ。この4つを実践すると、していない人とでは約9歳長生きができるというのだ。これは実際の追跡結果だという。具体的には体重維持(痩せ過ぎない、太り過ぎない)。無理な運動はしない。レストランとかで外食をしよう。煙草はやめよう。お酒は適当に飲もう。社会貢献活動をしよう。野外に出よう。友達と愉快に付き合おう。等々だったと思うが、これらを地道に積み重ねると、数歳づつ命が延びて、やがて90歳を超えるという。これなら私にも出来る。これは75歳になった人に対しての教えだというから、まだ充分に間に合う。目指そう、90歳。私でも出来そうだ。頑張るぞ。簡単に言うと、「家事をすること。外食をすること。買い物に行くこと」がお薦めだそうです。誰にでも出来そうな長寿作戦でした。もう一つ、「若々しく見える人」も長生きするそうです。