「手前勝手世界食物語、第192話続き」

「レバーのクロアスティーニ」
「有楽町電気ビル北館」の地下一階にある「トスカーナの食堂 アルバータ」という店に初めて行った。入ってみるとまず驚いたのは家族連れが沢山来ていたことだった。それも小さな子供を連れた家族だ。更に驚いたのは「ワイン10種類飲み放題が90分で1000円」と書かれていたことだった。そこそこのワインが飲み放題だから嬉しい。それも1000円だから尚更嬉しい。写真は「レバーのクロスティーニ」というパンの上にレバーペーストを乗せて焼いたものだが、私はレバーペーストが好きだから、これも美味しかった。パン二欠片で300円というのも嬉しいものだった。全体にこの店の単価は安い。だから家族連れが多いのだろう。ピザは定番の「マルゲリータ」が800円だったが、まあまあ満足できる味だった。

「北京ダック」
良く行く店に西銀座デパート2階にある「上海湯包小館」と言う店がある。本店が名古屋だとは知らなかったが、愛知県を中心にかなりの店舗数があるようだ。さて銀座の店に行ってみると馴染みの店員さんが「今日は北京ダック食べます?」と聞いてきた。前回来た時に頼んだら時間が掛かると言われたのだが、今日は30分程度で出来るとのことで注文した。「広東式に肉を厚めに切ってね」と頼んでおいたので好みの状態で出てきて充分堪狽オました。値段との兼ね合いでいけばこの店の北京ダックはお勧め出来ると思います。因みに電話番号は「03?3566?4190」、北京ダックを食べたい方は事前に蘭???オておけば待たずに食べられるそうです。
以上、勢古口が地震直後の東京からお送りしました。

「手前勝手世界食物語、第192話」

「鳴門のうなぎ」
「松坂屋上野店」の地下に銀座に本店がある「鳴門」が「鰻の蒲焼」の店がある。安くて美味いので人にもお薦めしていた店だ。何回かこの欄でもご紹介したことのある店だ。久し振りに訪れたら値上げされていた。数年前まで「鰻丼」一人前は1000円だったが、現在の価格は1600円(消費税別)だった。お腹が減っていたので食べ始めてから写真を撮っていなかったことに気付いた。慌てて半分食べた残りを写真に撮った。さて肝心の鰻丼の味は?柔らかくて実に美味しかった。ここでは蒲焼を売っていて、カウンター4席で鰻丼か鰻重が食べられる。知る人ぞ知る通の店だ。絶対に損はしない。因みに銀座松坂屋の裏にある本店は「河豚」で有名な店だ。毎年一回だけ「河豚」を食べるが、それは両国の「ひょうたん」。嘗てもう20年以上前にはお得意様の接待を受けて何度となく銀座の「鳴門」を訪れて河豚を食べていたが、とても個人で入れる値段の店ではないので、今は店の前を通るだけになってしまったのが残念だが、味だけは値段に比例して素晴らしいものだったと舌だけが覚えている。

「大地震」

急遽差し替えました。昨日(11日)午後の地震は長く続く横揺れだったが、我が家では被害はなかった。しかし家族の帰宅が遅くなったので多少の心配はしたが、携帯のメールで連絡があったのでその点では早期に安心していた。翌朝(12日)、快晴の中、いつもの愛犬の散歩で付近には若干の被害等が見られた。まず近くの運送会社のブロック塀の前には赤いスコーンが立てられ崩壊の危険性を示していた。また豊洲の超高層マンションでは機械式立体駐車場が故障したらしく、入口前に住民の車がそのまま置かれていた。管理人がいたので聞いたところ、駐車場の機械のレールが外れているという。更に芝浦工業大学豊洲キャンパスでは自転車が殆ど倒れていた。豊洲の運河は全く船が通行禁止のため、ガラスのような静かな水面が逆に印象的だった。付近の水門は完全に閉められ、高潮や津波対策が既に取られており、水門内部は守られていた。娘が浦安の勤務先から帰宅したが、事務所付近は道路が凹凸になり、また一部液状化で水が出ていたと言っていたが、江東区の深川・豊洲周辺はその点は大丈夫だった。追伸:我が家ではお風呂の水が揺れで溢れ出し、床を濡らしたのと、靴の箱が落ちてきた程度でしたが、昨日は工事用ヘルメットを被り、緊急持ち出し物を取りまとめて枕元に置いて寝ました。

「勝鬨地区の夜景」
有明の東京湾に新しい橋が架かったらしい。(注:まだ架かっていなかった。現在建設中の「東京ゲートブリッジ」でした)中央防波堤の先にあるらしいから都内で最も新しい橋ということになるのだろう。タクシーの抜け道になっているらしい。さて今回の話しは「勝鬨地区」の夜景。勿論その勝鬨地区の中心は「勝鬨橋」だ。永年に亘ってこの橋は隅田川の一番下流に架けられていた橋だった。それが晴海と豊洲を結ぶ橋や、更に下流に「レインボーブリッジ」が架けられてその座を終えた。嘗てはこの橋が可動式で跳ね上がり、その下を船が通過したことを知る人も少なくなってきただろう。先日テレビを観ていて驚いたのだが、昭和30年代に流行った言葉で「巨人、大鵬、卵焼き」の卵焼きと言う言葉を抜いて何が入るかという問いに今の10代の子供たちは50人に聞いて誰も答えられなかった。この言葉繋ぎは当時子供たちが好きなものを並べたものなのだが、巨人人気も衰えてきたし、大鵬という力士がいたことを知っている人も減った。卵焼きは変わらないものの時代の変化にはついてこられない状況ということだろう。勝鬨橋も何の橋だったか知る人は老人ということなのか?この橋が日露戦争勝利の記念に「勝鬨の渡し」というのが設けられ、その後橋が昭和になり造られたということを知る人はもっと少ないだろう。勝鬨地区には大きなビルが建てられ企業も多く進出しており、「地下鉄大江戸線・勝鬨駅」の混雑は凄まじいことは既にご存知だろう。

「愛犬のお話し」
映画「わさお」を観たのでついでに我が家の愛犬「もも」の話しをしよう。6歳?7歳?の「シーズの雌犬」なのだが、毎朝の散歩は基本的に私の仕事だ。晴れている日はいいのだが、雨が降ると散歩に出たがらない。雨に濡れるのが大嫌いなのだ。そこで仕方なく車で近くのスーパーの立体駐車場まで行って屋根のある部分を歩き回ることとなるのだ。他の犬は雨用の服を着て雨の中を散歩しているのにどうして我が家の犬は雨が嫌いなのだろうか?雪が降っても同様だ。「犬は喜び、庭駆け回り、猫は云々」というのは全く我が家のには通用しない。困ったものだ。最近「ペットロス」というのに悩まれる方がおられるという。これは愛おしいペットが亡くなった時起きるらしい。確かに愛情を持って子供同然に暮していたペットの不慮の死は本当に苦しいだろう。いつの日からかどこかで覚悟をしている必要があるとのことだった。

映画

映画「ローマの休日」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★+★(今年33作目)
もう感激でした。過去にも何度か観ている映画でしたが、本当に素晴らしいと思いました。オードリー・ヘップバーンの美しさに改めて驚かされ、作品の質の高さにこれまた涙し、感動、感動、そして感動でした。勿論グレゴリー・ペックの演技も。評価も5つ星プラスもう一つ追加してしまいました。

映画「ツーリスト」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年34作目)
豪華競演の二人。SONY映画らしい娯楽映画です。舞台はイタリアはベネツィア。脱税でイギリスの警察から追われる男は、同時にギャングからも金を奪ったとして追われている。その恋人役がアンジェリーナ・ジョリー、追われている男に間違われているのがジョニー・デップ。軽快なコメディータッチ。まあまあの出来でした。

映画「アレクサンドリア」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年35作目)
4世紀末のエジプトはアレクサンドリアの街にあった図書館が物語の中心。この街にはキリスト教徒とユダヤ教徒が共存していた。しかし徐々に勢力を増すキリスト教徒。一方、主人公は無神論者の天文学者で美しい女性であり、弟子達に慕われていた。異教徒で魔女の烙印を押された彼女の悲劇的な運命を描くと同時に宗教の恐ろしさを示していた。

映画「悪魔を見た」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年36作目)
兎に角ショッキングな映画だった。沫ヘ、セックス、猟奇的殺人と何でもあり、生首が飛び交う凄いものだった。事件はシークレットサービスの男性(イ・ビョンホン)の婚約者が雪の中、行方不明となりバラバラ死体で発見された。復讐を誓う男は残虐な犯人、正に悪魔のような男を追い詰め、まるで狩りの様に捕まえてはわざと逃がす。簡単には殺さないと宣言するのだが?韓流スターが出る映画なので女性客が多かったのが印象的でした。

映画「わさお」(ユナイテッドシネマ豊洲ルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年37作目)
わさわさした白い毛の大きな秋田犬が「わさお」の名前の由来。日本一不細工な犬としても有名になった。お話しは子犬だった「しろ」があることをきっかけにして東京に送られてしまうが、その後生まれ故郷の青森の鯵ヶ沢まで戻ってきてそこで起きる事件を描く。子供向きだな。話しに無理があり過ぎた。

日経新聞3月11日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「神々と男たち」が4つ星、「ツーリスト」が3つ星、「SP 革命編」が3つ星、「塔の上のラプンツェルン」が3つ星、「台北の朝、僕は恋をする」が3つ星、「ランナウェイズ」が3つ星、「マイキー&ニッキー」が3つ星でした。

「シノプスシ114」(読書シリーズ114)
本「史記 武帝紀四」(北方謙三著、角川春樹事務所刊) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年56冊目)
武帝は漢の第七代皇帝であり、秦の始皇帝以来という「泰山封禅」をなし、神に祈る偉業を達成した。15歳で皇帝になって既に25年が経過していて独善的になっていた武帝。その時、北からは徐々に力を増してきた匈奴が漢に攻め入ろうとしていた。

本「忍びの国」(和田 竜著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57冊目)
今流行の「のぼうの城」の作者の作品で期待して読んだが、ちょっと期待外れだった。織田信長の次男「信雄」が伊勢の軍勢を連れて伊賀に攻め入るが、伊賀者の下人たちに敗れ去るというお話し。そこに出てくるちょっと変わった忍者が「無門」と呼ばれる男で、彼の活躍を通じて伊賀の忍者達が如何にお金を目当てに戦うかを描く。

本「決着」(佐伯泰英著、光文社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年58冊目)
「吉原裏同心」シリーズ最新作14作目です。蔵前の札差同士の争いに吉原も巻き込まれる。そこで主人公の「神守幹次郎」と妻「汀」が活躍する。

本「深川にゃんにゃん横丁」(宇江佐真理著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年58冊目)
深川山本町にある裏店の通称は「にゃんにゃん横丁」、理由は沢山の猫が住んでいるから。そこの大家の徳兵衛と店子達のお話し6篇の人情温まる下町物語です。

大地震

「J REPORT 2011 3月第3周号」
「リタイアメント・ノート 2年9ヶ月目」 「VOL.671 SINCE AUG. 12th、1983」
「湯島天神」
「梅の花」で有名な湯島天神には沢山の「絵馬」が飾られていた。入学を祈願するものばかり。流石湯島天神だけのことはある。カンニングの新しい手口が問題となり受験生が逮捕される事態にまで発展しているが、人とは誠に勝手なものである。「神頼み」するかと思えば他人の力を借りてインターネットでカンニングしようとしたり、目的達成のためには手段を選ばない訳だ。京都大学受験の彼も「神頼み」のみしていればよかったものを他力本願ではやはり駄目だった訳だ。昔、カンニングペーパーなるものを試験前に作った経験があるが、作るために写していたら結局覚えてしまって不要になった。勉強はやはりきちんとやるべきものなのだろう。大学時代は運動部の練習が忙しいから試験前に友人にノートを借りてそれを手書きでノートに写した。転記しているうちに覚えてしまうのが私の勉強方法だった。まあ学生時代には勉強をした記憶が余りないことも事実ですが。

「左膝」
膝の人工関節置き換え手術をして丁度半年経った。当初はどうなるのか?と心配していたが、最近は膝の腫れもかなり減り、関節の動きもよくなりつつある。ただ関節が柔らかくなった代わりに膝のお皿に痛みが走るケースが起こるようになった。週1回になったリハビリの先生に聞いたら、可動域が広がってきたから逆に何かを挟み込むようなことが起きたのでは?とのことだったが、まあ直りつつあるのはありがたい。それまで感じなかった神経が復活してきていると思えばそれなりに納得できることでもある。そこで5月には海外旅行も再開しようかと思っている。ギリシャ・南イタリアとエーゲ海クルーズなのだが、昨年3月にも南イタリア・シチリア島へは行ったし、ギリシャも既に行ったことはあるのだが、ナポリのカプリ島の「青の洞窟」や、「ポンペイ」の遺跡は初めてだし、今回はクルーズだからまた違った旅を味わえると思っている。11日間の長旅だが、楽しみにしている。

「東京マラャ刀v

2月の最終日曜日に行われた「東京マラャ刀vは我が家の近くもコースになっているので銀座へ行く途中に眺めながら行く。今年は天候に恵まれて3万6千人の人たちが思い思いのスタイルで走っていた。例年、東京マラャ唐ヘ天気が良くない。雪だったり雨だったり寒かったりだったが、今年は打って変わって穏やかな天候で気温10度前後とマラャ唐ノは最適な気候だった。築地の晴海通りと新大橋通りの交差点も沢山の応援の人も含めて走る人たちの熱気も凄かった。3位に市民ランナーが入ったということで一気に盛り上がったが、築地辺りではもう大半のランナーは歩いていた。全行程のほぼ3分の2近くなのだろうが、もう少し頑張ればと思ったが、それでも諦めずに皆さん歩いていた。

「東京スカイツリー」
3月1日に報道によれば、午後1時30分頃、601mとなったという。雲か霧かに霞んでいるが、光州タワー600mを抜いて単独の電波塔としては世界一になったというから素晴らしい。今月中には最終の634mに到達するという。東京の新名所になった。

「栄枯盛衰」

「有楽町西武」が閉店したのが昨年のクリスマス。それから未だ内部を伺うことは出来ないが、どうも改装工事をしている雰囲気はない。写真は「有楽町阪急」の3階から見たものだが、内部は12月のままで但し商品は全て撤去されている状態のようだった。栄枯盛衰とはよく言ったもので、栄えるものがあれば必ず衰えるものもある。歴史は繰り返され、また栄枯盛衰も繰り返される。有楽町に西武デパートがオープンした当時は恐らく百貨店の全盛期だったのだろう。それが今ではどこの百貨店も苦戦しており、次々と閉店しているのが現状だ。そうかと思えば、九州新幹線の全線開通を目指して開業する「JR博多駅」の新しい駅ビルには「JR阪急博多店」が新規開店するという。元々このビルには地元の百貨店が入っていたはずだが、新規に名乗りを上げたのが阪急だった。そういえば最近行っていないが、大阪駅梅田周辺では百貨店ラッシュが続いているようだ。阪急がリニューアルし、三越が新規出店し、その他阪神も大丸もあるし、駅ビルもある激戦区だ。やはり人の動く場所でないと百貨店は成り立たないのだろう。それにしても色々な企業が経営統合していった。百貨店もそうだったが、遂に信託銀行も「三井住友信託銀行」が4月に発足するという。三井信託、中央信託、そして住友信託の3行が統合されたものらしい。経営の規模を追わないと成り立たないのだろうが、これまた栄枯盛衰の一つの浮黷セろう。

映画

映画「英国王のスピーチ」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年29作目)
前評判通りの映画だった。そしてアカデミー賞も作品賞を含めて4部門獲得のニュースも。エリザベス女王の父親「ジョージ6世」の吃音を治すために雇われたのはオーストラリア人の教師だった。医者でもない一介の教師である彼と国王との心の繋がりを経ながら、吃音を治すための治療の過程が実に面白い。教師と国王はやがて友人となる心温まる映画だった。絶対にお薦めの映画ですよ。見逃さないでください。

映画「ナルニア国物語 第3章」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年30作目)
3Dのメルヘン映画。主演が子供の俳優だとどんどん大きくなってしまうので大変だろうが、CGを駆使した流石のハリウッド映画でした。今回は暗黒の島を探し、悪者達を退治するというもの。

映画「ブローン・アパート」(銀座シネパトスにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年31作目)
イギリスはロンドン、偶然知り合ったジャーナリストの男性と人妻。彼女は夫と4歳の息子がサッカーの試合見物に行っている間に自宅で浮気をする。だがテレビでのサッカー中継の最中にスタジアムがテロリストにより爆破される。そして夫と息子を含めて1000人以上の人が死ぬ。ジャーナリストの男性の独自調査により警察が隠していた事実が徐々に浮かび上がってくる。彼女は自爆犯の一人の息子に近付くが、警察はその息子を狙撃しようとする。果たして事実は?

映画「恋とニュースの作り方」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年32作目)
朝の番組が視聴率低調のため新たに起用された若手女性プロデューサーのサクセスストーリー。彼女は番組復活の策として超ベテランのリポーターを出演させたのだが、彼は自己主張ばかりしていて彼女の意に反していた。彼女は次々と新たな企画を打ち出し視聴率は一挙に回復していくのだが。

日経新聞3月4日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ブンミおじさんの森」が5つ星、「アンチクライスト」が4つ星、「アレクサンドリア」が3つ星、「死にゆく妻との旅路」が3つ星、「シリアスマン」が4つ星、「再生の朝に」が4つ星、「アメイジング・グレイス」が3つ星でした。

「シノプスシ113」(読書シリーズ113)
本「旗本始末」(上田秀人著、中公文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年47冊目)
「闕所物奉行裏帳合四」、闕所物奉行である「榊扇太郎」は品川を牛耳っている「狂い犬の一太郎」との戦いに巻き込まれる。
 
本「妖し陽炎の剣」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年48冊目)
「介護人・野晒唐じゅう郎」の第2段。死体や人を切ることで刀の試し切りを仕事とする本名「狩谷唐じゅう郎」は京都の名工が打った「京女鬼丸」という7本の刀を探し出すことになった。

本「抹殺」(佐伯泰英著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年49冊目)
本「停止」(佐伯泰英著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年50冊目)
「古着屋総兵衛影始末」、新しく加筆されたシリーズ3作目と4作目。愛する千鶴を殺された大黒屋総兵衛は遂に復讐に立ち上がった。しかし、復讐は果たせたものの北町奉行所に囚われてしまった総兵衛の運命は?

本「妖鬼 飛蝶の剣」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51冊目)
本「京洛 斬鬼 番外編」(鳥羽亮著、祥伝社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52冊目)
「介錯人・野晒唐じゅう郎」シリーズ第3作目と番外編。介錯人とは切腹する武士の首を打ち落とす役目。今回も強敵が次々と現れ唐じゅう郎を襲う。

本「暗闇の蝶」(マーティン・ブース著、新潮文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年53冊目)
イタリアの田舎町に暮す一人のイギリス人男性、実は彼は蝶の絵を描く絵描きだという振れ込みなのだが、本当の姿は「暗殺用銃の製造」だった。特注の銃を手造りするのがその仕事だったが、そろそろ引退を考える歳になったので最後の仕事を請け負ったのだが、彼を付狙う男が現れた。果たして彼は逃げ切れるのか?

本「吟ヤの法則」上、下(クリストファー・ライク著、講談社文庫) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年54,55冊目)
スイスで夫婦で登山中の事故で妻を失った「国境なき医師団」の医師ジョナサン。妻に送られてきた手紙に入っていた荷札で荷物を引き取った直後、警官に襲われ殺されそうになったジョナサンはその場から逃走を図る。荷物の中身は10万スイスフラン他、車のキーなどだった。荷物の送り主を捜し求めると直前にその人物が殺されていた。こうして逃亡が始まった。裏にはイスラエルとイランの謀略が隠されていて、無人機で旅客機を打ち落とし、戦争を誘発させようとの陰謀が隠されていた。

社章

「J REPORT 2011 3月第2周号」
「リタイアメント・ノート 2年9ヶ月目」 「VOL.670 SINCE AUG. 12th、1983」
「社章」

サラリーマンになりたての頃から、与えられた会社の徽章は毎日必ず着けていた。私は背広を毎日変えていたので、社章を付け替えるのは私自身が行っていた。毎日背広の襟の穴に社章を付けて出社していた。50歳の時に倒産した会社の建て直しに派遣された時に、当然従来の会社の社章は外した。それから5月後の50歳最後の日に元の会社を退職し、骨を埋めるつもりで出向していた会社更生法瑞ソ中の会社に移ったのだが、元の会社に社章を返そうとしたのだが、どうしても見つからなかった。仕方なく紛失届けを出して退社した。それから12年後、自宅の机の中から一つの小銭入れがあったのを開けたら社章が出てきた。なんと不思議な運命だったのだろうか?その小銭入れには記念硬貨が沢山入っていた。千円や五百円や百円の記念硬貨だった。その中に社章が紛れ込んでいたのだった。どうして紛れ込んだかは全く分からない。

「ホームページ」
「J REPORT」をインターネットのホームページにしたのは、2001年11月からだ。それ以前は大体毎月1回ファックスで配信していた。それをインターネットに切り替えたのを期に週1回の配信にした。だから元々の「丸紅スチールニュース」「大同コンクリートニュース」そして「J REPORT」からと通算で670回ということは、もう22年以上続けていることになる。よくやっていると皆さんに言われる。継続は力なりなのだろうが、もうライフワークになってしまった。これからも出来る限り継続させようと思う。