一日一快食

「J REPORT 2012 3月第4週号」
「リタイアメント・ノート 3年目9ケ月目」 「VOL.731 SINCE AUG. 12th、1983」
「晴海で再開発が進む」
夜明け前の晴海地区が見える。隅田川の河口部分、豊洲の向い側の晴海で大規模な再開発が行われていた。大手不動産会社がオフィースビルや超高層マンション群を建設しているのだ。既に開発された「トリトン・スクウェアー」の東側にあたる部分だ。都内のそれも中心部にこれだけ纏まった土地はもう残されていないだろうから、素晴らしい物件に違いない。広さは東京ドーム3個分位は充分にありそうだ。幾つもの区画に分けられていたから、色々な建物が出来るのか。勿論公園もあるし、野球場もあった。それもベースの位置が2箇所、マウンド上のプレートも2箇所設けられていたから、野球とャtトボールの両方が行える球場のようだ。その球場の内野には緑の芝生が張られていた。立派な野球場でした。

「iPAD」
興味本位で柄にもなく新型「iPAD」を買ってしまった。使いこなせるとは全く思わないが、衝動買いとは恐ろしい。これもインターネットで買えるから困る。ところが品が来たが、ャtトバンクのWI-FIは都合で2週間後でないと届かないという。だからそのままではインターネットにも繋がらないということが分かった。それまで電話しまくり漸く分かった。そこで既にノート型パャRンで使用している「E-MOBILE」に問い合わせたら、この機種は一種類のパャRン対応しかしていないと言うので、有楽町まで赴き契約変更した。明日になれば「LTE」という高速無線通信が可狽ニなるので、それからどういう風に使えるのかやってみよう。本当に叔父さんはインターネットの世界から落とされてしまうと実感した。

「手前勝手世界食物語、第243話」

「雛祭りとお食い初め」
3月3日に訪れたのは、先にもお話しした松戸の御寿司屋さん「大黒寿司」だ。娘の嫁ぎ先の親戚が経営する店だ。昨今、街中の寿司屋というのは流行らないらしい。今や「寿司屋」といえば「回転すし」と相場が決っているようだ。我が家の家族は一緒にも個人的にも殆ど回転寿司に行った事がない。そんな訳だから、回転寿司を論じることは出来ないが、今や寿司業界は、一に回転寿司、二にチェーン店になってしまい。個人経営の寿司屋は衰退の一途を辿っているのではないだろうか。この大黒寿司さんも以前は年末年始など大忙しで、出前などは親戚中で手助けをしていたらしいが、今では大分違うようだった。さて孫娘「栞」のために最初に出してくれたのは、眼の下1尺(約30cm)以上もあろうかという見事な「鯛の活き作り」だった。誠に見事な鯛だ。身も「こりこり」と締まっており美味しかった。白身魚は醤油のモロミで食べるのも美味しいが、今回は勿論「山葵醤油」だ。鯛の頭と骨は叔母が持ち帰った。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「春の雪」

東京も久々に白一色となったそんな日。都会の雪はあっという間に融ける。誰が作ったのだろうか?小さな雪だるまがまだ残っていた。3月も半ばになり流石に春めいてきた、と思ったらまた真冬のような寒さと雪。寒くなったり暖かくなったりしながら春の足音が微かだが聞こえてきたのだろうがいつになれば春になるのか?梅の開花が遅れているらしい。さて、思えば大学卒業の年の3月、友人達と車で雪の北海道にスキー旅行に出掛けたことがあった。3月1日に東京を出発して、群馬の前橋で友人の一人を乗せ、総勢4人は一路国道4号線を青森に向った。夜明けは仙台バイパスだった。青森の途中でスリップして車は約2mほどの崖下へ転落したが、直ぐに通り掛ったトラックに引き上げてもらい、怪我もなくすんだ。青森で一泊して青函連絡船に車を乗せて函館へ。函館でまた一泊してニセコに到着。ニセコアンヌプリに登ったが一瞬の内に霧が出て周囲が全く見えなくなり、慌ててスキーで下山したが、まさに死ぬかと思った時だった。今思えば笑い話だが、途中隊列を組んで登ってくる登山パーティーに遭遇して難を逃れた。ニセコは森林限界線の上にある山なので樹木等の目印が全くない山だった。北海道の道路を夏タイヤを履いた我々はチェーンの着脱を何度も何度も行いながら走った。雪道になればチェーンを直ぐに着け、普通の道路になればチェーンを直ぐに外す。それでも数本のチェーンが切れて使えなくなった。約1週間ニセコにいた後、札幌に。札幌では手稲山でスキーをしていよいよ旭川経由で大雪山系の山でこれまたスキーを堪狽オた。その時、ロープウェイの下で捜索隊に発見された自殺者の女性の遺体が収容されているのを見かけた記憶がある。夜に宿を出て雪の中で凍死したのだということだった。約3週間に亘るスキー旅行を終えて横浜の自宅に戻った時はすっかり春だった。そして4月に就職して最初の勤務地が仙台だったのは何の偶然だったのだろうか?スキー旅行中の雪の仙台バイパスの風景は今でも覚えているから不思議だった。

「お食い初め」

雛祭りと合わせて生後3ヶ月半の初孫「栞」の「お食い初め」の儀式を行った。昨年お宮参りを深川の「富岡八幡宮」で行った際に神社から戴いた道具類に「煮物」「赤飯」「ハマグリのお吸い物」等々を乗せ、中心に近所の神社から拾ってきた「玉砂利」の洗ったのを置き準備万端整った。知らなかったが、この玉砂利を食い物に見せかけて食べさせるマネをさせると「赤ん坊の歯が強くなる」という謂れがあるらしい。写真は石を食べさせるマネをしているものだ。このような儀式は健康で丈夫な子に育ってもらいたいという親たちの願いが元になっているのだろう。昔は赤ん坊の生育率が低かったから、季節のそして年齢の節々で大切に育つようにとの願掛けを行い、子どもの無事な成長を祈ったのだろう。元気で大きくなろう、栞ちゃん

2012年の映画のお話し

映画「ヒューゴの不思議な発明」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年44作目)
パリの終着駅の屋根裏に一人で住む少年「ヒューゴ」の物語。亡くなった父が博物館から持ち帰った不思議な古い人形。その鍵穴の形はハート型だった。駅の玩具売り場で働く老人に大切なノートを奪い取られたヒューゴは老人のあとを追う。そこで少女と知り合う。偶然にもその少女はハート型をした鍵を持っていた。鍵を人形に差し込む。そしてそこで見つかるのは?20世紀初頭の映画創世記の切ない物語だった。実にハートフルないい映画でした。お薦めです。

映画「ライアーゲーム リボーン」(日比谷スカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年45作目)
集められたのは20人の男女。各自20枚のメタルを持って20億円を巡って行われるゲームは「椅子獲りゲーム」と「親の投票」の組み合わせだった。しかし椅子獲りゲームの陰には「国獲りゲーム」の要素が隠されていた。騙し騙され、そして最終的な勝利者は誰になるのか?

映画「シャレード」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年46作目)「午前10時の映画館、過去の名作シリーズ」
なんてオードリー・ヘップバーンは美しいのか。主演はオードリーとケリー・グラント。夫が殺されたオードリーはパリの自宅に戻るが、全ての家具は夫によって売り払われていた。その葬儀にやってきたのは4人の男たちとCIAだと名乗る男。彼らは夫が持ち逃げした25万ドルを返せと彼女に迫る。そして次々と彼らは誰かによって殺されていく。果たして25万ドルはどこにあるのか?彼女の身も危うくなるのだが。面白いと同時にどうしてオードリーの目はあんなに大きいのだろうか?本当に美しい女性でした。

映画「PINA 躍り続けるいのち」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年47作目)
ドイツの天才舞踊家ピナ・バウシュを描いた3D映画。撮影の直前に亡くなった彼女のことを団員達が思い出しながら語りながら、彼女が演出した踊りを繰り広げるが、これほど舞踏が色々なことを阜サできるとは思わなかった、意外な感動の映画だった。満席でした。

映画「エル・ブリ」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年48作目)
こんな不思議な映画は初めてだ。スペインの超有名なレストラン「エブ・ブリ」のお話し。営業は6月16日からの半年間のみ、それも蘭?qのみ。残りの半年間は新しい料理の創作期間だ。お客には3時間に35種類の料理を提供する。半年の間に200種以上もの新作を考え出すという店なのだ。厳しい躾に耐えたスタッフたち。オーナーがOKしなければお客には提供されない料理。驚きでした。映画は創作している半年間とその年のオープンした数日間を見せるだけの単純なものでした。一度行きたいね。

日経新聞3月9日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「戦火の馬」が5つ星、「RIVER」が4つ星、「シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム」が3つ星、「シェイム」が3つ星、「おかえり、はやぶさ」が2つ星、「超迫ヘ者」が3つ星、「プリピャチ」が3つ星でした。

「シノプスシ165」
本「顔をなくした男」上(ブライアン・フリーマントル 著) 新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年60冊目)
本「顔をなくした男」下(ブライアン・フリーマントル 著) 新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年61冊目)
「チャーリー・マフィン」シリーズ14作目の作品だ。MI5のスパイであるチャーリーは妻で元KGB、現「ロシア連邦保安局」の上級職員でもある「ナターリア」とその娘「サーシャ」をイギリスに亡命させるためのモスクワに潜入した。一方MI6主導で同じロシア連邦保安局副局長家族の亡命も並行して行われようとしていた。それはチャーリーたちを囮として陽動作戦をしようとするものだった。果たしてチャーリーたちの運命は?本当に面白いこのシリーズ。私が大好きなシリーズだ。このシリーズ15作目で完了するという。手に汗握る展開に驚きばかり。本当に見事なプロットで読者を引き込んで行ってしまう。まるで自分自身がスパイになってモスクワ中を走り回っているようなお話しでした。絶対のお薦めです。

本「日光代参」(佐伯 泰英 著) 新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年62冊目)「新・古着屋総兵衛」シリーズ三
異国の血が入った10代目総兵衛がいよいよ動き出す。「影様」が徳川家を裏切るのか?そしてそれを「大黒屋総兵衛」はどう対応しようとするのか?

本「奉行始末」(上田 秀人 著) 中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年63冊目)
「闕所物奉行裏帳合」シリーズ六。いよいよこのシリーズも最終回を迎えた。目付「鳥居耀蔵」に見出され「闕所物奉行」に抜擢された「榊 扇太郎」は、筆頭老中「水野越前守」にも好かれ、江戸の闇を見詰める役割を果たしていた。しかし鳥居のやり方に不満を覚えた榊は水野の政敵から狙われるのだが、江戸城内の権力闘争が逆転に次ぐ逆転となる。運命に翻弄される榊。最後はどうなるのか?

本「お化け大名」(幡 大介 著) 双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年64冊目)「大富豪同心」シリーズ六
本「水難女難」(幡 大介 著) 双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年65冊目)「大富豪同心」シリーズ七
江戸の豪商「三国屋」の孫息子「卯之助」は祖父の金の力で南町奉行所の「同心」の株を買って貰い町方の同心となる。次々と襲い掛かる禍を見事に裁いて江戸中でもやり手同心として名を馳せた。

本「若殿八方破れ」(鈴木 英治 著) 徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年66冊目)
本「若殿八方破れ 木曽の神隠し」(鈴木 英治 著) 徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年67冊目)
信州松代藩の嫡男「真田俊介」は、大名の息子とは思えぬ男。いつも江戸の町へ出て悪を懲らしめる。そして長崎への長旅に出るシリーズだ。

本「闇の梟」(鳥羽 亮 著) 角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年68冊目)「火盗改鬼与力」シリーズ2
与力の「雲井竜之介」が活躍するシリーズ。今回は「ふくろう党」と言われる窃盗団が相手だ。

本「ため息橋」(井川 香四郎 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年69冊目)「船手奉行うたかた日記」シリーズ3
本「咲残り」(井川 香四郎 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年70冊目)「船手奉行うたかた日記」シリーズ4
若手の船手奉行所同心の「早乙女薙左」の活躍を描く。

お食い初め

「J REPORT 2012 3月第3週号」
「リタイアメント・ノート 3年目9ケ月目」 「VOL.730 SINCE AUG. 12th、1983」
「雛祭り」
3月3日は「雛祭り」の日。亡き母の姉である89歳の叔母を連れて、娘家族が住む松戸に出掛けた。嫁ぎ先の親戚が営んでいる「大黒寿司」でその日は祝いの宴を持つことに成っていた。まずは娘家族のマンションで「雛人形」の前に家族で並び、記念写真を撮影した。外孫の「栞」は多少ぐずっていたが、人が多いと目をあちこちに向けて人の姿を追う。声を掛けてやるとこちらを見て「キャッキャ」と笑う。大きな声を出すこともある。まだまだ知恵が発達していないが、既に興味津々といったところか。テレビも観ているようだ。兎に角人の姿を追うのには驚かされる。声がすると顔を向けるし、人影が見えると眼で追う。「何だか男顔だ」と栞を観た人は言うそうだが、お祖父さんにはそうは観えないよ。可愛い部分が少ないので「睫毛が長いね」というのが他人の評価だという。確かに睫毛は実に長い。だが笑い顔は実に可愛いと思っている。その内大きくなれば美人になりますよ。さて話題は変わるが「NEW IPAD」を蘭?オた。日本語音声入力も出来るという優れものだという。16日に発売され当日到着するらしい。果たして使いこなせるのか?疑問だらけだが、一番高いのを買ってみた。まあ、殆ど使えこなせないとは思うが、努力してみよう。面白そうだから。付属部品を含めて約6万円でした。一番メモリーの多いのを無理して買ってしまった。

「手前勝手世界食物語、第242話」

「またまた、炭蔵へ」
最近ちょっと凝ってしまって東銀座・歌舞伎座裏の「炭蔵」にそれこそ月2回以上のペースで行っている。この店の売りは「ホルモン」だ。焼肉店なのだが、兎に角ホルモンばかり食べている。他の肉も勿論あるのだが、牛の内臓部分だけ食べている。「シビレ」という部分も美味しい。店の名前の通り「炭火」のコンロの上で焼く焼肉は不思議だが美味しい。焼いて食べる時には「刻み葱」に「塩」と「胡麻油」を混ぜたものを上に乗せて食べるだけのシンプルなものだが、これが美味しいから堪らない。人間が今のように地球上で繁栄を獲得出来たのは、やはりカロリーの摂取量が増えたことが必然的な理由だろう。元々は森からは木の実や果実を拾い、海からは貝や魚を獲り、動物たちを捕獲しての生活だったのが、穀物を栽培するということで定住しカロリー源が増えて人口を増やすことに成功したのだろう。そんな生活の中で動物を捕獲して食べる。或いは家畜化して行くという過程を経て、今の我々がある訳だから、焼肉もある意味伝統的な人間の食生活なのだろう。大昔からの伝統を大切に守りながら、今日も楽しく食事をしています。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「筑波山」

前回「富士山」を取り上げたので、今回は「筑波山」。関東平野は、西に「富士山」「丹沢連山」、北に「秩父連山」、そして北東に「筑波山」が見える。基本的に関東平野は広いが、その中心部にある山が「筑波山」だ。先日面白いテレビ番組を観た。それは鉄道の「儲かり度合」の比較だった。日本で一番儲かっている鉄道路線は、順番に、1位「東海道新幹線(JR東海)」、2位が「山手線(JR東日本)」、3位が「京浜東北線(JR東日本)」、そして4位が「筑波観光鉄道」なのだという。因みに5位は先日火事を起こした「地下鉄御堂筋線(大坂市営)」だそうだが、堂々4位に筑波観光鉄道のケーブルカーが頑張っていた。この山、関東平野の中央部に、まるで「お臍」のように突起しているからおかしい。

「野口英世像」

上野のお山に久々に行った。目的は「東京国立博物館」。現在は特別展はやっておらず常設展だけだった。その中で驚いたことがいくつかあった。一つは「根付」だった。「高松宮様」が寄贈された根付の数々。実に見事な作品類だった。江戸時代、力は武家から商人へと写っていった。貨幣経済が発展するに連れてその傾向は益々強くなっていく。そんな町人文化の一つがこれらの「根付」だった。微妙な精密な細工物の根付。利用は色々な小物を帯などに止める際の備品なのだが、一つ一つが実に丁寧に作られており、江戸文化の一つの象徴だろう。しかしこれらの大半は実は幕末から明治に掛けて大量に国外に持ち去られてしまったのだった。日本人にとっては大したものではなかったが、外国人にとっては驚きの品々として土産物として持ち帰られたという。もう今では造る人もいないだろうし、それほど貴重な品なのだ。二つ目は「江戸時代の地図」だ。「伊白煙h」が作った日本全土の地図になんと驚くことに「緯度線」が記載されていたのだった。私にとっては本当に驚きだった。世界的な基準である>b>「緯度経度」が既に日本でも通用していたということ。何も驚くには当らない「天地明察」という小説では星を観測しながらその場所の位置を計測していく江戸時代の人たちのお話しが描かれているが、このお話しは1600年代半ばのお話しであるから、伊白煙hは18世紀後半の人だから緯度も経度も日本に伝えられていて当たり前だったのだが、その地図に正確に記されていたことには驚かされたのだった。館内の「仏像」も「国宝」「重要文化財」等々が目白押しでそれは素晴らしいものだったが、極々つまらなそうな「根付」や「古地図」にも驚きや面白みが沢山詰まっているのでした。最後にお山にはなんと「野口英世像」があったことだ。アフリカで亡くなった野口博士の偉業を称えてあるのだが、初めて発見したのでした。

映画

お待ちかねの「アカデミー賞」は、「アーティスト」が5部門独占でした。日本では4月公開です。

映画「トライライトサーガ ブレイキング・ゾーン」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年37作目)
そこでは人間と「人狼」、そして「ヴァンパイア」が共存していたが、若き人間女性とヴァンパイアが遂に結婚、妊娠した。そこで起こるのは対立か?共生か?このシリーズはあと最終回を待つばかりとなった。

映画「ものすごくうるさくて ありえないほど近い」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’C
RITICAL EYE)★★★(今年38作目)
題名は英語名をそのまま直訳したもの。なんのことやらと思っていたら、意外や意外な展開に。9・11から10年が経ちアメリカでもこの事件を直視した映画が出来てきた。父親が9・11で死んだ少年が父の残した鍵の鍵穴を探してニューヨーク中を歩くというお話し。心温まるものだった。主演の少年の演技に尽きると言っても過言ではなかった作品だった。

映画「アンダーワールド 覚醒」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年39作目)
よく分からないお話しでした。人間世界に敵対する「人狼族」、そして「ヴァンパイア族」。ヴァンパイアの女性が人狼の男性と恋に落ち産まれた娘を巡り、一度は人類により粛清された人狼族が復活し、襲い掛かるというもの。娘を守るためにヴァンパイアの女性が戦いを挑む。

映画「昼下がり、ローマの恋」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年40作目)
オムニバス形式の3部作。流石イタリア映画だ。お色気あり大人向けの映画だ。ローマの弁護士がトスカーナの田舎に老夫婦を家から追い出しに行く。本来は違法なのだが、騙すつもりだった。だがその結末は?二つ目はジャーナリストの中年男性がひょっとした浮気からストーカーの若い女性に捕まってしまう。そして三つ目は、アメリカから来た老教授が友人の娘と恋に落ちてしまうというもの。

映画「顔のないスパイ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年41作目)
一度死んだと思われていたカイウスという名前の暗殺者が再び現れ上院議員を殺した。その手口は細いチェーンによる絞殺だった。引退した元CIAスパイの「ポール」(リチャード・ギア)が呼び戻され、カイウスを追う事になる。一緒に組むのがハーバード卒のFBIの若手だった。果たしてカイウスは誰なのか?意外に詰まらなかった。

映画「英雄の証明」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年42作目)
2000年前のローマ時代、共和制の都市国家「ローマ」の物語を現代風にアレンジしたもの。一人の将軍が戦争には勝利するものの政敵によってローマから追放される。そして彼は隣国、常に敵として戦ってきた将軍の元を訪れその配下に入りローマへの復讐に走るというもの。シェークスピアの悲劇を土台にしたお話しだそうだ。

映画「ヤングアダルト」(日比谷シャンテシネルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年43作目)
大都市ミネアポリスに住む37歳×一の美人作家(実はゴーストライター)が故郷の田舎町に戻る。そこで出会ったのは昔の恋人。だが彼には勿論妻も産まれ立ての赤ん坊もいた。大人になりきれていない彼女がそこで体験するのは?

日経新聞3月2日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ヒューゴの不思議な発明」が5つ星、「アリラン」が4つ星、「ライアーゲーム」が2つ星、「父の初七日」が4つ星、「タクティカル・ユニット」が3つ星、「世界最古の洞窟壁画」が2つ星、「ピナ・バウシュ」が3つ星でした。

「シノプスシ164」
本「いのちの絆」(井川 香四郎 著) 幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年56冊目)「船手奉行うたかた日記」1

本「鬼剣 ヤンマ」(鳥羽 亮 著) 光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57冊目)「隠目付江戸日記」四
隠居したものの藩から請われて隠目付として江戸で暮す「海野洋之助」にまたまた舞い込む依頼は?

本「黒冬の炎嵐」(牧 秀彦 著) 光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年58冊目)
シリーズ14作目。「裏稼業」とは悪を蔭で殺すというもの。庶民から訴えられたもんを吟味して浪人2人と木戸番の老人が立ち上がる。

本「巣立ち雛」(井川 香四郎 著) 幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年59冊目)「船手奉行うたかた日記」シリーズ2