「手前勝手世界食物語、第242話」

「またまた、炭蔵へ」
最近ちょっと凝ってしまって東銀座・歌舞伎座裏の「炭蔵」にそれこそ月2回以上のペースで行っている。この店の売りは「ホルモン」だ。焼肉店なのだが、兎に角ホルモンばかり食べている。他の肉も勿論あるのだが、牛の内臓部分だけ食べている。「シビレ」という部分も美味しい。店の名前の通り「炭火」のコンロの上で焼く焼肉は不思議だが美味しい。焼いて食べる時には「刻み葱」に「塩」と「胡麻油」を混ぜたものを上に乗せて食べるだけのシンプルなものだが、これが美味しいから堪らない。人間が今のように地球上で繁栄を獲得出来たのは、やはりカロリーの摂取量が増えたことが必然的な理由だろう。元々は森からは木の実や果実を拾い、海からは貝や魚を獲り、動物たちを捕獲しての生活だったのが、穀物を栽培するということで定住しカロリー源が増えて人口を増やすことに成功したのだろう。そんな生活の中で動物を捕獲して食べる。或いは家畜化して行くという過程を経て、今の我々がある訳だから、焼肉もある意味伝統的な人間の食生活なのだろう。大昔からの伝統を大切に守りながら、今日も楽しく食事をしています。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

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