「手前勝手世界食物語、第243話」

「雛祭りとお食い初め」
3月3日に訪れたのは、先にもお話しした松戸の御寿司屋さん「大黒寿司」だ。娘の嫁ぎ先の親戚が経営する店だ。昨今、街中の寿司屋というのは流行らないらしい。今や「寿司屋」といえば「回転すし」と相場が決っているようだ。我が家の家族は一緒にも個人的にも殆ど回転寿司に行った事がない。そんな訳だから、回転寿司を論じることは出来ないが、今や寿司業界は、一に回転寿司、二にチェーン店になってしまい。個人経営の寿司屋は衰退の一途を辿っているのではないだろうか。この大黒寿司さんも以前は年末年始など大忙しで、出前などは親戚中で手助けをしていたらしいが、今では大分違うようだった。さて孫娘「栞」のために最初に出してくれたのは、眼の下1尺(約30cm)以上もあろうかという見事な「鯛の活き作り」だった。誠に見事な鯛だ。身も「こりこり」と締まっており美味しかった。白身魚は醤油のモロミで食べるのも美味しいが、今回は勿論「山葵醤油」だ。鯛の頭と骨は叔母が持ち帰った。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

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