「手前勝手世界食物語、第267話」

ここのところ、「食物語」のネタが貯まっているので、一挙3編アップすることにしました。まあ、減量しなくちゃと思いながら、色々と食べ歩いていますね。多少食通になったかな?
「お彼岸はお萩を食べる」
大人になるまでは「甘党」だった私に、祖母と母が彼岸になると「お萩」を作って食べさせれくれた。大人の握り拳よりも大きなものだった。前夜から小豆を水にしたし、それを砂糖と一緒に煮、蒸し上がった「もち米とうるち米」を餡で包む。何個食べても飽きないものだった。秋のお彼岸の時は「お萩」と言われている。理由はこの時期に「萩の花」が咲くことによるらしい。そして当然ながら春のお彼岸の時には「ぼた餅」となるらしい。昔は本当にこの春と秋のお彼岸が待ち遠しかったことを思い出す。

「SIAMの生春巻」
日比谷の某ビルの最上階10階にある「タイレストラン」が「SIAM(シャム)」だ。まあ月に一回程度は行っているだろうか?この店、従業員も経営者もタイ人のようで、それでも皆日本語は上手い。いつも食べるのは「生春巻」と「タイ風冷奴」だ。生春巻は定番なのでご存知だろうが、タイ風冷奴は、お豆腐の上にタイ風の辛いタレと香草が沢山乗っていて、私は大好きだ。一つ店の人から聞いた話しなのだが、ちょっと辛い豚肉炒めに8分の1程度に切られた生のキャベツが添えられている料理なのだが、こうして出てくると日本人は生のキャベツに肉や野菜を挟んで食べているのを見て、タイ人のその人は驚いたという。「何故か?」と言うと、「タイではこのキャベツは口直しの意味であり、辛い味の物を食べた時に辛味抜きのために生のキャベツをかじる」というのだ。だから日本に来て「キャベツに具材を挟んで食べる風習」に驚いたという。タイでも同じことをしていると思っていた我々には驚きにことだった。どこのタイ料理屋でもこのようにキャベツに挟んで食べるように言われるのだが、本場は違うらしい。今度タイに行ったら確認してみよう。

「墓参りと家族会」

秋の彼岸の連休には長男夫婦が旅行に行ってしまうということなので、1週間早めて「敬老の日」に青山墓地への「墓参り」に行った。次男は会社とのことで、長男夫婦、長女夫婦とその娘「栞」、そして私たち夫婦の7名での墓参だった。この日も暑かった。まだ彼岸前だったが、それでも何組かの墓参りの人たちがおられた。隣のお墓がまたまたいつものように荒れ放題で草が覆い茂っており、うちの方にも侵入しつつあったので、そこの草木も刈った。ちょっと動いただけで汗がほとばしった。参ったね。いつものように「般若心経」を読経して終了。

2012年の映画のお話し
映画「コッホ先生と僕らの革命」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年164作目)
1871年の帝政ドイツ時代。イギリス留学から戻って英語の教師を始めたコッホ先生は子供たちにサッカーを教える。度重なる父兄らからの反対にあうのだが、子供たちはサッカーの魅力に惹かれて行く。スポコン物だが、爽やかな映画でした。

歌舞伎観劇「秀山祭九月大歌舞伎」(新橋演舞場にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年3回目)
昼の部は、「菅原伝授手習鑑・寺子屋」と、「天衣紛上野初花・河内山」でした。共に主役は「中村吉右衛門」と「市川染五郎」でしたが、ご存知の事故で「染五郎」の「寺子屋」の「松王丸」役は代役「吉右衛門」で、吉右衛門が当初嵐閧ウれていた「武部源蔵」役を代役「梅玉」が演じていました。「寺子屋」は、菅原道真公の恩義に報いるために息子の首を差し出した松王丸の人情話。「河内山」はお数奇屋坊主の「河内山宗俊」(吉右衛門)が松江公の手元から囚われている女性を助け出すために仕掛けた騙しのテクニックのお話しでした。

映画「ヴァイオハザード? リトリビューション」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年165作目)
日本発の大ヒットゲームの映画化5作目。兎に角銃撃戦と格闘戦ばかりでした。シリーズ初めての3Dとか。

映画「天地明察」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年166作目)
小説のほうは既に読んでいたが、まあまあの作品になっていたとは思うが期待ほどではなかった。徳川4代将軍時代にそれまでの暦を中国から伝来の暦から和製の「大和歴」に治した人たちのお話しでした。

映画「人生、いろどり」(シネスゥッチ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年167作目)
徳島県上勝町で実際に起こったこと。過疎の町で年寄りの女性たちが始めた「葉っぱ」を料亭等飲食店に売る事業を巡る物語。今では大成功したとのこと。

映画「鍵泥棒のメャbド」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年168作目)
大衆浴場で転倒して記憶を失った男になりすました男。記憶を失ったのは殺し屋、なりすましたのは役者。そこに結婚願望の美女が現れての喜劇となる。中々面白かった。

日経新聞9月21日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ロック・オブ・エイジズ」が4つ星、「ヴァンパイア」が2つ星、「ヴァイオハザード?」が2つ星、「そして友よ、静かに死ね」が4つ星、「コッホ先生と僕らの革命」が3つ星、「王様とボク」が2つ星、「ル・コルビュジェの家」が4つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」

「シノプスシ189」
「風渡る」(葉室 麟 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年240冊目)
戦国時代から秀吉の時代に掛けてのキリスタンたちの布教活動とキリスタン大名らの動きを追う。

「深川思恋」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年241冊目)
「剣客船頭」シリーズ5

「交代寄合伊那衆異聞・散斬」(佐伯 泰英 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年242冊目)
シリーズ17作目。いよいよ上海での戦いが始まった。

「君微笑めば」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年243冊目)
「姫は、31」シリーズ3作目。松浦藩の姫様「静湖姫」が大活躍。

「公儀鬼役御膳帳」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年244冊目)
「連理の枝」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年245冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ2作目
「春疾風」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年246冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ3作目
「春疾風」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年246冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ3作目
「ゆずり葉」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年247冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ4作目
「外待雨」(六道 慧 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年248冊目)
「公儀鬼役御膳帳」シリーズ5作目、最終回。
将軍お毒見役を「鬼役」という。お庭番を束ねる鬼役と薩摩藩の激しい戦いと食のお話し。

孫娘は左利き?

「J  REPORT 2012 9月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。759 SINCE AUG.12th、1983」
「孫娘は左利き?」
久し振りに生後10ヶ月を迎えた「孫娘」(外孫)がやって来た。もう「ハイハイ歩き」は当たり前で、「掴まり立ち」をしながらの「歩行」もかなりできるようになっていた。それで部屋中を動き回り、目に付くものは何でも触り、直ぐに口に入れてしまう。特に興味を引いていたのが我が家の愛犬シーズの「もも」だ。犬を追いかけ、尻尾を掴み、毛を引き抜こうとし、耳を引っ張るので愛犬は逃げ惑っていた。一番迷惑していたのが「もも」だったのだろう。さて、母親がいなくなるともう「大泣き」していくらあやしても駄目だ。遂には泣き疲れ、ハイハイしたまま眠ってしまった。そんな腕白お嬢さんだが、物を掴むのが、どうみても「左手」が多いのだ。右よりも左を使う頻度が多い。物を口に持って行くのも左なのだとすると孫娘は「左利き」なのだろうか?我が家の家系には、左利きはいないが、どうも旦那の亡くなった父親が左利きだったようだから、隔世遺伝かもしれない?まあ、左利き大歓迎ですが、発育が楽しみです。

「ショルダーバッグ」
この夏は暑かったので、背広やジャケット類は殆ど着なかった。そのため財布を入れるために「ショルダーバッグ」を持ち歩いていた。今使っているのはANAの機内販売で買い求めた「エディフィス」というメーカーの品だ。これを私は右肩から左脇の下へと斜めに掛けている。ところが街を歩いていると同じようなショルダーバッグを持っている人を見ると、左肩から右脇へと掛けている人のほうが多いことに気が付いた。比率で言うと7:3で左肩派のようだ。どうしてなのだろうか?私は利き腕は右利きだが、携帯電話は全て左手一つでボタンを押し操作する。ショルダーバッグは不思議なことにどうしても左肩からは掛けられない。なぜなのだろうか?分からない。皆さんは右肩派?それとも左肩派?

「手前勝手世界食物語、第266話」

「旅暦41、グルメ旅、後記」
残された最終日の「大人の休日倶楽部」の切符を使って長野県上田市を訪れた。上田から「しなの鉄道」に乗り替えて「信濃国分寺」へ行く。そこから歩いて「蕎麦屋」に行ったのだが、月曜日で休みだった。月曜日だと言うことを忘れていた。がっかり。仕方なく上田駅まで戻り、以前入ったことのある店を探すことにした。駅前から坂を登り「旧北国街道」沿いの古い町並みのところにその店はあった。数年前にも一度訪れていたが、その店の名は「おお西」という。この店の蕎麦の特徴は「発芽そば」というところにあるらしい。まあどんなものか知らないが、以前訪れた時には何かの新聞記事のコピーが置いてあり、「信州蕎麦に美味しいのはないが、うちのは美味しい」というようなことが書かれていたと記憶している。店の人にその話しをしたら「まあ、自信たっぷりねえ」と笑っていたが、「そんな記事のことは知らない」とその女性店員は言っていた。蕎麦の実を発芽させてそれを臼で挽いて粉にしているという。それではその「発芽そば」@1575円を食べてみることにした。細目の蕎麦が冷たく冷やされて出て来た。出汁は「鰹節」か。確かに咽喉越しはよい。つるつると入って行く。「二八そば」だろうか。量はそれなりに多い。でも直ぐに出て来たから、「挽きたて、打ちたて、茹でたて」でないことは間違いないだろう。ちょっと残念な結果でした。どうもご主人はおられず、女性店員が2名いただけでした。ご主人はいろいろと著作も多い方だけれど、「蕎麦屋の主人が店にいなくてどうするの?もっと蕎麦に力を入れるべきだ」と思いました。
以上、まだまだ暑い東京から勢古口がお送りしました。

「朝焼け」

猛暑が続いているが、その日は朝焼けが実に美しい朝だった。なんだか地震でもくるんじゃないかと奇妙な気持ちにさせられた。北海道に行っている間も北海道も30度以上だったが、比較的朝晩はまだ東京よりは涼しかった。日中でも日陰に入れば涼しく感じるから、まあ少しは助かった。地震の前に起こる自然現象に「雲」などがあるようだが、連日のように「東南海地震」や「首都直下型地震」、果ては「富士山噴火」等が報じられているから、ちょっと空を見ただけで何かを想像してしまうのは私だけだろうか?いつも持ち歩いている「カメラ」は、オリンパスのデジカメなのだが、どうも超高機狽フデジカメがオリンパスから出ているらしい。20数万円するらしいが、軽くてズームも凄いという。ちょっと高いが重たいカメラを持ち歩いている人には都合がいいらしい。オリンパスにャjーが出資することが決ったと新聞に報じられていた。今、日本の電機電器業界は大変だ。シャープの創業者の記事も新聞に載っていたが、100年前には実に斬新な企業だったのが、今や経営危機に襲われている。戦前からの企業も戦後からの企業も岐路に立たされているのは事実だ。日本復活は果たしてあるのか?問われているのは企業経営者だけではない。政治家はどうなっているのか?疑問ばかりが頭をよぎる。

「中学同級生たちの集まり、後記」

先日の中学のクラス会での写真で右から「K君、O君、そして私」だ。昭和23年生まれか24年早生まれの団塊の世代たちだ。その中の誰かが世界55カ国に旅したと話していたので、これまで余り計算してこなかったが、私は果たして何カ国なのか、勘定してみることにした。アジアは「中国、韓国、台湾、香港、マカオ、ベトナム、カンボジア、マレーシア、タイ、シンガポール、インドネシア、スリランカ」で13カ国、オセアニアは「オーストラリア、ニュージーランド」で2カ国、北米は「アメリカ、カナダ」で2カ国、中南米は「チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル」で4カ国、中東アフリカは「アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン、エジプト、チュニジア」で5カ国、ヨーロッパは「フィンランド、スウェーデン、ノールウェイ、ロシア、オランダ、ベルギー、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、ギリシャ、スイス、スペイン、オーストリア、チェコ、スロベニア、ハンガリー、クロチア、ボスニアヘルツェゴビナ、モンテネグロ、セルビア、イギリス、トルコ」で23カ国。合計は「49カ国」でした。今年はこれに「ポルトガル」が加わる嵐閧セ。まだまだ行っていない国が沢山あるなあ。これからは年2回程度に減らして海外旅行に行くつもりだ。ANAのマイルも7万マイル以上貯まっているから、ヨーロッパでもアメリカでもただで行けるから、それも考えて嵐閧??gむつもりだ。
私が中学に入学したのは昭和36年だ。学校は横浜市港北区日吉に今もある。東横線の日吉駅から歩いて10分ほどだった。だが、当然のことながら日吉駅から電車で渋谷方面に帰る同級生は多いが、横浜方面に帰るのは数人だった。だから少数派はだいたい一緒に帰ったものだった。他のクラスも同様で横浜方面に帰るのはやはり少数派。だからそれなりに仲良くなった。多数派の渋谷方面組は多過ぎて分からないが、中学時代の生活は本当に楽しかった。いじめなど全くなかったし、毎朝、バスケットか野球をやりに始業時間の1時間も前に登校していた。本当に楽しい中学時代だった。中学入学時のクラスはそのまま卒業時まで同じなので3年間親しんだ仲間達との再会は本当に楽しかった。今はどうか知らないが、当時は一クラス50名で5クラス、合計250名、内小学校からの進学組が100名で外部から受験してくるのが150名だった。「ベビーブーマー」と呼ばれた世代だった。

「富士山の見える町」

遠く透き通った空気の先に「富士山」が見える。昔はごく当たり前の風景だったのだろうが、今は高層ビルが建ち並び都内から富士山を観ることも希になった。それでもたまに富士山が見える場所に立つと胸を打つ。日本人にとっての富士山は宗教のようなものなのだろう。正に神様が宿る場所だと感じるのだった。

2012年の映画のお話し
映画「デンジャラス・ラン」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年159作目)
元CIAの工作員が原題でもある「SAFE HOUSE」、証人等を隠しておく家のことだが、この家に収容された。彼は何か秘密を持っている。そこに何者かの集団が襲い掛かり、護衛たちを殺して行く。脱出したハウスキーパーの若い男性と工作員が逃げるのだが、追跡は終わらない。何者が追いかけて来ているのか?その黒幕は?

映画「躍る大捜査線 THE FINAL」(日比谷スカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年160作目)
警察内部の人間が起こした殺人事件。その問題点を明らかにするために青島係長は辞任勧告まで受けることになるのだが、最後は勿論ハッピーエンドです。15年間ご苦労様でした。これで終わりです。

映画「凍える牙」(丸の内TOEI銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年161作目)
韓国はャEルで起きた連続殺人事件に対応する警察を描く。その手口は犬と狼を掛け合わせた犬が人を襲うというもの。殺人の動機は娘の復讐だった。それを中年の刑事と若い女性刑事が解決する。

映画「ハーバークライシス」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年162作目)
台湾の映画だが、まあ色々な要素が全て織り込まれた活劇だ。ある爆弾を奪おうとするグループに挑戦する一人の警察官とヤクザが主人公だ。銃撃戦、カーチェイス、殴り合い、挙句は飛行機のハイジャック等もう大変です。

映画「夢売るふたり」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年163作目)
居酒屋をやっていた夫婦は火事で全てを失う。自前の店を持つために始めたのは旦那が女性を引っ掛け、結婚鷺を働くと言うもの。人間が陥る夢と犯罪を描く。

日経新聞9月14日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ライク・サワン・イン・ラブ」が4つ星、「わたしたちの宣戦布告」が4つ星、「天地明察」が3つ星、「鍵泥棒のメャbド」が3つ星、「白雪姫と鏡の女王」が3つ星、「イラン式料理本」が3つ星、「スケッチ・オブ・ミャーク」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」

「シノプスシ189」
「風渡る」(葉室 麟 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年240冊目)
戦国時代から秀吉の時代に掛けてのキリスタンたちの布教活動とキリスタン大名らの動きを追う。

「深川思恋」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年241冊目)
「剣客船頭」シリーズ5

財布を買い換える

「J  REPORT 2012 9月第3週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。758 SINCE AUG.12th、1983」
「久し振りに仙台会」
オジサンたちが集まってわいわいやってます。これは昭和40年代後半に仙台で机を並べた同僚達の集まりです。内2名はわざわざ仙台からやってきました。その時代、「総合商社 丸紅」の「仙台支店の金属課」は総勢17名いたということだから大変な大所帯だったわけで。当時は「日本列島改造論」に沸き経っており、東北地方も「東北新幹線」の着工等で大型土木工事やらなにやらで活況を呈していた、そんな時代を過ごした仲間達だ。現役はたった一人だが、皆元気にやっている。

「財布を替えた」
先日、財布を落としてしまい、大変苦労したので、「縁担ぎ」「厄落とし」も兼ねて財布を買い換えることにした。結論から言うと財布は見つかって被害はなかったのだが、その財布はフランス製のブランド品で実はもう20年以上も使っており、元々の茶色や模様が見えない位に手垢?か何かで汚れてしまっていた。但し丈夫だから使用しているのに問題はない。まあ円高だから思い切って買い換えることにしたが、これで後20年は持つことが可狽セとすれば、私にとってこれが「人生最後の財布買い替え」となるのだろうか?そう考えるとしんみりしてしまう。

「函館のうに丼」と「あおもりのラーメン」

第三日目、函館に朝は真っ青な空に魚の鱗のようは雲が浮かんでいた。空気は澄み切っている。函館山もくっきりと見える。お目当てはこれもミシュランで紹介されていた「うに むらかみ」だ。朝市仲通りの突き当たりだという。行ってみると既に行列が出来ていた。7時30分開店だ。中に入ってオーダー。私はこの店自慢の「無添加生うに丼」@2850円を頼む。約25分ほどで出てきた。「うに」が2段になってご飯の上に乗っている。わさびを醤油で溶かしたものを上から掛けて食べる。「うに」の甘みが口いっぱいに広がる。美味しい。ご飯と一緒に口に放り込む。箸はいつまでたってもご飯に到達しないかのような「うに」な量だ。これは美味だ。ついでに贈答用に「B級うに詰め合わせ」を注文する。インターネットでも注文できるという。さてこの店、「味噌汁」はお替り自由だ。海藻類がはいっていてこれも美味しい。納得の味でした。
函館から少し先の「大沼公園」に足を運び「小沼」の周辺を探索する。「水仙」が沢山咲いていた。さて、海峡線で青森へ向かう。青森も空気がからっとしていて冷房の必要がないような気分にさせられる。お目当ては「まるかいラーメン」だ。いつも青森ではここでラーメンを食べる。今年の一月にも来ている。店は大変混んでいた。あるのは「ラーメンの大盛か中盛」のみ。その他は「お握り」がおいてあるくらいで本当のラーメン専門店だ。中盛が@550円、大盛が@600円と格安だ。出汁は「煮干」が青森ラーメンの特徴だ。醤油ベースで煮干の香りが口中を潤す。中太麺とあとはチャーシューと支那竹と刻み葱とごくごく単純だ。それを一度に20杯づつ位茹で上がり出てきて客に配る。「大」か「中」だけだから配るのも簡単なもの。客席はどうだろう。40人は楽に入れるのではないだろうか?美味しかった。
青森港では「B級グルメ」のフェアをやっていて沢山の屋台に行列が出来ていた。凄い人の数だ。田舎では珍しいフェアだから市内近郊からも客が詰め掛けてきているようだ。港には函館にも青森にも既に引退した「青函連絡船」が保存されていた。青い海と空、本当に綺麗で北海道側からは海峡を挟んで青森側が、青森からは北海道がそれぞれ見えた。

2012年の映画のお話し
映画「最強のふたり」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年155作目)
フランス映画らしいエスプリが効いた映画だった。首から下が動かない富豪のヘルパーをすることになった黒人青年と富豪との心温まる実話。面白かった。お薦めです。

映画「コロンビアーナ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年156作目)
コロンビアで両親をマフィアに殺された少女が復讐を遂げるまでのお話し。少女はマフィアの追跡を逃れてアメリカに渡り、15年後には完璧な暗殺者になる。兎に角銃撃戦が凄い。

映画「ひみつのアッコちゃん」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年157作目)
小学5年生のかわいい少女「アッコちゃん」が魔法の鏡で大人に変身して化粧品会社を助けると言うお話し。御伽噺のような物語。

映画「I’m FLASH」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年158作目)
舞台は沖縄。新興宗教の若き教祖は、飲酒運転の上、事故を起こし人を殺し、同乗の女性も植物人間となってしまった。しかし警察に逮捕されることもなく、3人にヒットマンにガードされて過ごしていた。彼の趣味は素潜り。そんな彼を殺そうとするのは果たして誰か?不可思議な映画でした。

日経新聞9月7日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「デンジャラス・ラン」が4つ星、「夢売るふたり」が3つ星、「凍える牙」が4つ星、「ウェイバック・脱出6500km」が3つ星、「ディクテーター・身元不明でニューヨーク」が2つ星、「踊る大捜査線・ザ・ファイナル・新たなる希望」が3つ星、「莫逆家族」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」

「シノプスシ188」
「警視庁極秘捜査班」(南 英男 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年230冊目)
緊迫の刑事物

「もぐら 讐」(矢月 秀作 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年231冊目)
「もぐら 乱」(矢月 秀作 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年232冊目)
元刑事が捜査に協力して大活躍。新しい時代のヒーローか?

「青嵐の譜」上(天野 純希 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年233冊目)
「青嵐の譜」下(天野 純希 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年233冊目)
鎌倉時代、元が2度に亘り攻めてきた。若い日本の男2人と高句麗から渡来した少女らの時代に翻弄された物語。

「岳飛伝」上(北方 謙三 著)集英社 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年234冊目)
「岳飛伝」下(北方 謙三 著)集英社 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年235冊目)
幻王楊令が死んだ梁山泊はどこへ行くのか?中原は「金」、南には「南宋」、そして東に「梁山泊」。次の時代は南宋の軍閥を率いる「岳飛」だった。

「木場豪商殺人事件」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年236冊目)
「耳袋秘帖」シリーズ14段

「浮かぶ瀬」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年237冊目)
「取次屋栄三」シリーズ第7段

「空ろ蝉」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年238冊目)
「秋山久蔵御用控」シリーズ第5弾

「悪銭」(鈴木 英治 著)カドカワ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年239冊目)
「裏江戸探索帖」シリーズ第一弾
以上、勢古口が北海道からお送りしました。
「函館・むらかみのうに丼」

「手前勝手世界食物語、第265話」

今回の「旅暦41」はある意味「ミシュランガイド北海道編、グルメ旅」でもある。ミシュランガイドの「一つ星」の店を3軒廻る旅だ。まず札幌の「すし処 ひょうたん」、次が帯広の「豚丼 鴨川」、そして最後が函館の「鮨処 美な味(みなみと読む)」だ。夕暮れの函館の街を函館山のほうに歩いていく。沢山の人たちが歩いているのが不思議だ。15分ほどでお店を発見した。勿論蘭?マだ。店には49歳、創業20周年のご主人と、女性が二人だけ。お任せで食べる。ネタをおもむろに下の冷蔵庫から取り出し、そのま目の前に並べるだけ。ここも生のままで冷蔵装置は使用していない。壁を見ると本日のネタとその産地が書いてある。殆どが道内、それも函館近辺のものばかりだ。聞くと本日は「バルガイ」とか言って前売り3500円、当日@4000円で5枚綴りの券を買って参加70軒ほどの店に立ち寄り、1ドリンク1品の料理が出来るイベントが開催されているという。以前はこの店も参加していたらしいが、一日に500名も来られてどうしようもないので参加を止めたという。確かにご主人一人しかカウンターにいないのだから500人には対応出来ないだろう。でも外は賑やかな人出が続いていた。さてお任せで最初に出てきたのは「松前漬け」、お酒は地元北海道増毛町の「国稀」というのを頼む。この店はビールか日本酒しかない。お造りは「小鯛、ホッケ、さより」だ。ホッケは金串を焼いてそれを押し付けている。次が「馬づらの刺身」、「焼きうにと煮たこ」、「真烏賊の刺身」(生きたままの烏賊を目の前でさばく。一日3尾のみの限定品だという。たっぷりの生姜とおろしに醤油をたらす絶品でした)、「たらこの粕漬け」(これはご自身で発案されたもので酒飲みのは最高の品だった)、「穴子の生地焼き」。握りは「鱸」、「赤身の鮪」、「鮪のトロ」(函館)、「小肌」(熊本産)、「平目の昆布〆」、「赤貝」(仙台湾)、「〆鯖」(釧路産)、「ボタン海老」、「うに」(戸井産)、「ハマグリ」、「煮穴子」、「卵焼き」(塩をつけて食べる)、「紅鮭」、最後にお椀でお吸い物が出た。まあ言葉にならないほどの美味しさだった。日本酒を5杯ほど飲んで、14000円強でしたが、これはもう一度来る必要ありの美味しさでした。ご主人は色々な鮨屋さんには出掛けていったその仕事振りを勉強してくるというから、どこの鮨職人も一緒だ。「鮪」は対岸が青森の大間だから同じものが函館にも揚がるという。極上の鮪でした。
今回の「ミシュランガイドのグルメ旅」は色々ありましたが、大成功だといえよう。