「癌闘病記―第16回」
特に変化なし。困っているのは口内炎のようで舌が辛い物熱い物に反応して痛むことと、身体中の痒みが取れないこと。その他は食欲もあり体重も増えて来ている。来週水曜日にはMRI検査があり、三週間後にはMRIの結果と大腸内視鏡時の組織検査のヒアリングがあるのでそれまでは今のままの治療を継続することになる。
それにしても食事の種類が限定されてしまい、旨いものが食べられず美食家を自称している私としては生きる希望が失せそうだ。
「新世紀展」
中学の同級生K君の奥様が会員として出品されている新世紀展が例年通り上野で開催された。癌宣告を受けてから美術館を訪れるのは初めてだ。だから1年振りとなる。68回目となるこの展示会へ毎年大作を出展するのは本当に大変なことなのだろうと想像する。さて東京都美術館を訪れる。(写真:A1)
2連作の大作だ。(写真:A2)
美大卒の奥様の趣味なのだろうが、これは素人ではない。玄人の作品だ。ここ数年毎年見せてもらっているので作風も理解しているが、ある意味主婦目線でありながら、日常を描く作品に圧倒される。
題名は「日常図録2024」。水色を基調としながら普通の室内を何気なく描く。いやあ、頭が下がります。ご苦労様でした。来年も良い作品を見せてください。ありがとうございました。
以上、そろそろ梅雨入りの声も聞こえそうな東京から㔟古口がお送りしました。
0
0
0
0
0
0
0
次は前週のJ REPORTに続きます。