「函館のうに丼」と「あおもりのラーメン」

第三日目、函館に朝は真っ青な空に魚の鱗のようは雲が浮かんでいた。空気は澄み切っている。函館山もくっきりと見える。お目当てはこれもミシュランで紹介されていた「うに むらかみ」だ。朝市仲通りの突き当たりだという。行ってみると既に行列が出来ていた。7時30分開店だ。中に入ってオーダー。私はこの店自慢の「無添加生うに丼」@2850円を頼む。約25分ほどで出てきた。「うに」が2段になってご飯の上に乗っている。わさびを醤油で溶かしたものを上から掛けて食べる。「うに」の甘みが口いっぱいに広がる。美味しい。ご飯と一緒に口に放り込む。箸はいつまでたってもご飯に到達しないかのような「うに」な量だ。これは美味だ。ついでに贈答用に「B級うに詰め合わせ」を注文する。インターネットでも注文できるという。さてこの店、「味噌汁」はお替り自由だ。海藻類がはいっていてこれも美味しい。納得の味でした。
函館から少し先の「大沼公園」に足を運び「小沼」の周辺を探索する。「水仙」が沢山咲いていた。さて、海峡線で青森へ向かう。青森も空気がからっとしていて冷房の必要がないような気分にさせられる。お目当ては「まるかいラーメン」だ。いつも青森ではここでラーメンを食べる。今年の一月にも来ている。店は大変混んでいた。あるのは「ラーメンの大盛か中盛」のみ。その他は「お握り」がおいてあるくらいで本当のラーメン専門店だ。中盛が@550円、大盛が@600円と格安だ。出汁は「煮干」が青森ラーメンの特徴だ。醤油ベースで煮干の香りが口中を潤す。中太麺とあとはチャーシューと支那竹と刻み葱とごくごく単純だ。それを一度に20杯づつ位茹で上がり出てきて客に配る。「大」か「中」だけだから配るのも簡単なもの。客席はどうだろう。40人は楽に入れるのではないだろうか?美味しかった。
青森港では「B級グルメ」のフェアをやっていて沢山の屋台に行列が出来ていた。凄い人の数だ。田舎では珍しいフェアだから市内近郊からも客が詰め掛けてきているようだ。港には函館にも青森にも既に引退した「青函連絡船」が保存されていた。青い海と空、本当に綺麗で北海道側からは海峡を挟んで青森側が、青森からは北海道がそれぞれ見えた。

2012年の映画のお話し
映画「最強のふたり」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年155作目)
フランス映画らしいエスプリが効いた映画だった。首から下が動かない富豪のヘルパーをすることになった黒人青年と富豪との心温まる実話。面白かった。お薦めです。

映画「コロンビアーナ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年156作目)
コロンビアで両親をマフィアに殺された少女が復讐を遂げるまでのお話し。少女はマフィアの追跡を逃れてアメリカに渡り、15年後には完璧な暗殺者になる。兎に角銃撃戦が凄い。

映画「ひみつのアッコちゃん」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年157作目)
小学5年生のかわいい少女「アッコちゃん」が魔法の鏡で大人に変身して化粧品会社を助けると言うお話し。御伽噺のような物語。

映画「I’m FLASH」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年158作目)
舞台は沖縄。新興宗教の若き教祖は、飲酒運転の上、事故を起こし人を殺し、同乗の女性も植物人間となってしまった。しかし警察に逮捕されることもなく、3人にヒットマンにガードされて過ごしていた。彼の趣味は素潜り。そんな彼を殺そうとするのは果たして誰か?不可思議な映画でした。

日経新聞9月7日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「デンジャラス・ラン」が4つ星、「夢売るふたり」が3つ星、「凍える牙」が4つ星、「ウェイバック・脱出6500km」が3つ星、「ディクテーター・身元不明でニューヨーク」が2つ星、「踊る大捜査線・ザ・ファイナル・新たなる希望」が3つ星、「莫逆家族」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」「ダークナイト・ライジング」「あなたへ」「最強のふたり」

「シノプスシ188」
「警視庁極秘捜査班」(南 英男 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年230冊目)
緊迫の刑事物

「もぐら 讐」(矢月 秀作 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年231冊目)
「もぐら 乱」(矢月 秀作 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年232冊目)
元刑事が捜査に協力して大活躍。新しい時代のヒーローか?

「青嵐の譜」上(天野 純希 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年233冊目)
「青嵐の譜」下(天野 純希 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年233冊目)
鎌倉時代、元が2度に亘り攻めてきた。若い日本の男2人と高句麗から渡来した少女らの時代に翻弄された物語。

「岳飛伝」上(北方 謙三 著)集英社 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年234冊目)
「岳飛伝」下(北方 謙三 著)集英社 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年235冊目)
幻王楊令が死んだ梁山泊はどこへ行くのか?中原は「金」、南には「南宋」、そして東に「梁山泊」。次の時代は南宋の軍閥を率いる「岳飛」だった。

「木場豪商殺人事件」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年236冊目)
「耳袋秘帖」シリーズ14段

「浮かぶ瀬」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年237冊目)
「取次屋栄三」シリーズ第7段

「空ろ蝉」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年238冊目)
「秋山久蔵御用控」シリーズ第5弾

「悪銭」(鈴木 英治 著)カドカワ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年239冊目)
「裏江戸探索帖」シリーズ第一弾
以上、勢古口が北海道からお送りしました。
「函館・むらかみのうに丼」

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