「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「パリの調香師 しあわせの香りを探す」(HTC有楽町にて)私的評★★★(今年12作品目)
香りを嗅ぐ能力を一時的に失った調香師の女性がハイヤーの運転手に助けられ復活する物語。

「天才画家ダ・ヴィンチのすべて」(TCシャンテにて)私的評★★★(今年13作品目)
最近もダ・ヴィンチ没後500年の映画を観たが、本編は各地の美術館や個人所蔵のダ・ヴィンチ作品の解説だ。エルミタージュの「授乳の聖母」、ルーブルの「モナリザ」、ミラノの「最後の晩餐」、その他私も実物を観た作品等をじっくりと鑑賞した。

「秘密への招待状」(TCシャンテにて)私的評★★★★(今年14作品目)
印度で寄付金を基に孤児院を営む38歳の女性に、ニューヨークの実業家女性から200万ドルの寄付を考えているが、まずニューヨークに来てもらいたいとの話しがあり、そこで娘の結婚式に出て欲しいと言われた。結婚式場に行くと、そこには彼女の元夫が娘の父親として、そして娘は何と彼女が生み養子に出したはずの子供だった。果たして何故彼女は招待されたのか?謎が謎を呼ぶ。

2月12日付日経新聞の「シネマ万華鏡」の映画評価は、「すばらしき世界」が4つ星、「ベイビーティース」が3つ星、「秘密の招待状」が3つ星、「マーメイド・イン・パリ」が3つ星、「ファースト・ラブ」が3つ星、「私は確信する」が3つ星、「ノンストップ」が3つ星でした。

「私の2021年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!! 
★★★★★=
★★★★=「聖なる犯罪者」「羊飼いと風船」「天国にちがいない」「秘密への招待状」

「2020 観劇シリーズ」 2020年の歌舞伎観劇は6度でした。
1月の初春海老蔵歌舞伎(新橋演舞場)を観劇しました。

「2021年大相撲観戦シリーズ」2020年の大相撲観戦は2場所でした。
1月場所の11日目の桝席チケットをゲットしています。

「2021年旅暦」
1月に米沢と新潟に。

「2021 本の記憶シリーズ」  2020年の読書数は、364冊でした。
「風鳴の剣」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年31冊目)「若さま同心徳川竜之助」シリーズ第2弾

「盗賊かもめ」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼★★★★(今年32冊目)「照れ降れ長屋風聞帖」シリーズ第11弾

「次から次へと」(野口 卓 著)イチオン時代文庫 私的批評眼★★★★(今年33冊目)「めおと相談所奮闘記」シリーズ第7弾

「友の友は友だ」(野口 卓 著)イチオン時代文庫 私的批評眼★★★★(今年34冊目)「めおと相談所奮闘記」シリーズ第8弾

「亀戸天神」

「亀戸天神」
西の「湯島天神」に対して、東はと言えば「亀戸天神」だ。湯島が本郷台地に続く丘の上にあるのに対して亀戸は郊外の田園地帯にある鄙びた神社だったのだが、梅屋敷があったように梅の名所でもあった。
鳥居(写真:B1)
太鼓橋に登る。境内には藤の棚が続く。(写真:B2)
スカイツリーもすぐそこだ。(写真:B3)
白梅(写真:B4)
おや、黄色の花が咲いていた。(写真:B5)
紅梅(写真:B6)
梅の花はまだまだ咲き始めだ。人出も少ない。(写真:B7)
絵馬はここでも沢山ある。(写真:B8)
(写真:B9)
(写真:B10)
(写真:B11)
春になれば藤棚には藤の花が咲き乱れる。今はまだ梅の花だけだ。(写真:B12)
(写真:B13)
(写真:B14)
有名な和菓子の店にも人はいなかった。
それでも東京に梅の花の季節が訪れつつあった。

「銀座風景」

「銀座風景」
緊急事態が1か月延期された最初の休日に久々に私用があり、銀座の中央通りに行った。そこには歩行者天国はないものの多数の人出があった。春の気配が近い気温だったが、北風が毎秒4-5mと強く体感温度はかなり厳しい状態でした。
そこで驚いたのは「銀座松屋」の壁面だった。なんだ、あれは!!
一面漫画のような絵が描かれていた。(写真:C1)
(写真:C2)
(写真:C3)
私にはこれが何だか、全く分からなかった。分かった方がおられたら教えてもらいたい。

「TEN」

「手前勝手世界食物語、第582話」
「TEN」
いつも行く有楽町イトシアの中華料理店「TEN」ではかなりの客が入っていた。(写真:D1)
まず紹興酒を頼む。(写真:D2)
この店の名物である「小籠包」(写真:D3)
次が「春巻」(写真:D4)
とここまでは順調に来たのだが、その後が全く続かない。最初に注文した時の一品が来ないのだ。30分も経ったので問い合わせると、案の定注文受け忘れだ。この店の一部は日本人でないので何度かこのようなオーダーミスが過去もあった。「もういらない」というと支配人が出て来て「今から直ぐ作ります。その間紹興酒をただで追加しますので、お許しください」と来たのだった。それでは仕方ないと待つこと10分。漸く「生野菜の蒸し焼き」が出てきた。(写真:D5)
締めとして「重慶式麻婆豆腐」(写真:D6)
「五穀米五目炒飯」(写真:D7)
を追加した。味はいい店なのだが、こうしたミスが常に起こるのが玉に瑕でした。
以上、そろそろ春の足音が聞こえてきそうな東京から勢古口がお送りしました。

「和宮 江戸へ」

「J  REPORT 2021 2月第2週号」
「リタイアメント・ノート 11年8ヶ月目」
「VOL.1198 SINCE AUG.12th、1983」
「和宮 江戸へ」
両国の江戸東京博物館で開催中の「和宮 江戸へ ふれた品物 みた世界」展を訪れた。
幕末、14代将軍となった家茂の元に公武合体の象徴として降嫁した和宮。家茂は御三家和歌山藩から徳川本家に養子に入った16歳の青年。一方和宮は天皇の娘として同い年の16歳として京から江戸へとやって来た。中睦ましい夫婦だったというが、家茂は21歳で亡くなる。そんな和宮が持参した品や徳川家にあったものなどを展示していた。(写真:A1)
まずは「村梨子地葵葉菊紋散花唐草蒔絵 茶碗・茶台」(和宮所用)(写真:A2)
「紺絵子地竹雌雄鶏図刺繍 袱紗」(写真:A3)
「鴇縮緬地流水梅樹文様 袱紗」(写真:A4)
「いと毛御車行列御役人附」(写真:A5)
「和宮様御下向行列図 中山道御下向御休伯御本陣附」(写真:A6)
「和宮様御当着道筋御固。江戸泰平御固場所附」(写真:A7)
「絹地五本骨扇に大の字紋・胸当」(写真:A8)
「三つ折人形」(写真:A9)
「松葉麻地 布袋」(写真:A10)
「白絽地丸に鳶紋 陣羽織・胸当」(写真:A11)
「御勝土器」(写真:A12)
「葉菊紋婚礼調度」(和宮所用)右・村梨子地葉菊紋散蒔絵 耳盥」
左・村梨子地葉菊紋散蒔絵 衣桁」(写真:A13)
「女乗物」(写真:A14)
「村梨子地葉菊紋散花桐唐草蒔絵 櫛台」(写真:A15)
「銅葵葉菊紋 炭箱」(写真:A16)
「銀葵葉菊紋鶴亀松竹梅文 渡金・歯黒次・しょうず」(写真:A17)
「村梨子地葉菊紋散花桐唐草蒔絵 耳盥・輪台共」(写真:A18)
「村梨子地葉菊紋散花桐唐草蒔絵 眉作業」(写真:A19)
(写真:A20)
「黒塗葵浮線菊紋散牡丹唐草蒔絵 雛道具」(写真:A21)
(写真:A23)
(写真:A24)
「黒塗桜花唐草蒔絵 十種香道具」(写真:A22)
政治的な目的とは言え、京の都から江戸への長い道のりを経て、降嫁された和宮の心を安らいだものがこの中にあったのだろうか?あったと言いたい。当時の最高の技術を以って造られた数々の品に感動させられた。
そして十五代将軍慶喜は、水戸家から一橋家に養子に入り将軍となり、大政奉還後、鳥羽伏見の敗戦を経て世の中は明治へとなるのでした。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ニューヨーク 親切なロシア料理店」(シネスイッチ銀座にて)私的評★★★(今年9作品目)
警察官でDVの夫から逃れてニューヨークにやって来た母と二人の男の子。ホームレスとなった親子を救ったのはロシアレストランだった。人間の暖かさと冷酷さが際立つ物語でした。

「天国にちがいない」(HTC有楽町にて)私的評★★★★(今年10作品目)
パレスチナ人の映画監督スレイマンがパレスチナからパリ、そしてニューヨークを旅して日常の中からの面白い動きを見出すというコミック的な話し。正に人間の心の底を見つめている。

「ヤクザと家族」(UC豊洲にて)私的評★★★(今年11作品目)
若くしてヤクザになった男の話し。任侠の世界だったはずがただの金儲けになっていき、対抗勢力との潰し合いが始まる。結果として殺人で懲役14年となり後に出所したが、出てきた世の中は町も人も変わっていて、彼の居場所はなかった。そこでヤクザの親分との家族関係が蘇るのだが、迷惑は全ての人々に関わってくる。生きるすべを失った男は本当の家族を見出せるのか?

2月5日付日経新聞の「シネマ万華鏡」の映画評価は、「春江水暖」が4つ星、「あたしの叔父さん」が4つ星、「写真の女」が3つ星、「樹海村」が3つ星、「ディエゴ・マラドーナ」が3つ星、「ダニエル」が3つ星、「哀愁しんでれら」が3つ星でした。

「私の2021年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!! 
★★★★★=
★★★★=「聖なる犯罪者」「羊飼いと風船」「天国にちがいない」

「2020 観劇シリーズ」 2020年の歌舞伎観劇は6度でした。
1月の初春海老蔵歌舞伎(新橋演舞場)を観劇しました。

「2021年大相撲観戦シリーズ」2020年の大相撲観戦は2場所でした。
1月場所の11日目の桝席チケットをゲットしています。

「2021年旅暦」
1月に米沢と新潟に。

「2021 本の記憶シリーズ」  2020年の読書数は、364冊でした。
「追跡」(千野 隆司 著)講談社文庫 私的批評眼★★★(今年27冊目)

「春風の剣」(早見 俊 著)コミック文庫 私的批評眼★★★(今年28冊目)「密命将軍 松平通春」シリーズ第1弾

「口封じ」(小杉 健治 著)二見文庫 私的批評眼★★★(今年29冊目)「栄次郎江戸暦」シリーズ第25弾

「黒い染み」(佐々木 裕二 著)小学館文庫 私的批評眼★★★(今年30冊目)「春風同心十手日記」シリーズ第2弾

「新橋停車場」

「新橋停車場」
日本近代化の象徴でもある鉄道の歴史は、ここ新橋停車場から始まった。明治5年(1872)10月14日にここと横浜を結ぶ29kmの鉄道運行が行われた。
プラットホーム跡が発掘され、ほぼ当時の姿に再現されたのが、この施設だ。(写真:C1)
(写真:C2)
今回は車内レストランの特別展があるということで訪れたが、展示物は貧相なものだった。(写真:C3)
(写真:C4)
(写真:C5)
だがこの機会に日本の鉄道の原点を見つめ直すことも必要かと思う。
新橋と横浜を結ぶ鉄道を造ろうという中で、駅舎は明治4年5月に着工された。当初は駅舎も鉄道も鉄骨を輸入して行われる予定だったが、予算上の問題と日本では良質の木材があるということで、駅舎も木造で、鉄道線路も枕木も木で造られることになったという。駅舎は同年12月には完成した。線路は海岸線を走らせる予定だったが、その上には藩邸や民家があり、結果として品川では海の中に堤を築いて走らせたし、神奈川でも同様海の上を走ることになった。
そして開業の日、明治天皇も御臨席され同乗されて、始発列車は横浜(現在の桜木町駅)へと向かった。約53分の旅だった。これが日本の鉄道の歴史の始まりだった。その後30年間で日本では8000kmもの鉄路を敷き、日本中に線路を巡らせることになる。
実際の駅舎は関東大震災や戦争による空襲で何度も焼け落ちた。また大正3年(1914)には東京駅が新設され、それまでの烏森駅が新しい新橋駅となり、旧新橋駅は汐留駅として貨物専用駅となった。
話しを「走るレストラン」に戻そう。新橋横浜間位ならばよいが、これが延長され東京から大阪、神戸へと向かうとなると、時間節約のためにも食事を車内で摂る必要が出てきた。その結果、最初に山陽電鉄で始まったのが食堂車だった。
今は逆に食堂車もなくなり、且つ車内販売自体がなくなりつつあり、世の中の変化には驚きすら感じるのでした。
今、汐留の高層ビルの中にひっそりと復元された建物が建っているのでした。(写真:C6)
(写真:C7)
(写真:C8)

「節分、恵方巻」

「節分、恵方巻」
節分の日の豆まきは子供たちが幼い頃はしていたと思うが、最近はとんとしたことがない。日本伝統の行事もどんどん減っていくということか。
一方、恵方巻は最近ではスーパーでもコンビニでも大変沢山売られている。横浜生まれ横浜育ちの私は大阪に単身赴任するまで恵方巻自体知らなかった。関西の風習だとそこで知った訳だが、今では全国区になっている。(写真:恵方巻)
嘗てクリスマスケーキが大量に廃棄処分されたケースがあったが、恵方巻も廃棄が大問題となった。消費者が買わないものまで造るという商魂には日本人のもったいないという感覚はないのだろうか。食品ロスを減らそうという世の中の努力を無視するような商業主義は止めてもらいたい。私は恵方巻は未だに食べたことがない。

「GINZA 5 FIVEの凋落」

「手前勝手世界食物語、第581話」
「GINZA 5 FIVE の凋落」
昨年から続くコロナ禍の影響が最も色濃く現れた業界が飲食業だろう。都心を走る高速道路下にある数寄屋橋の「GINZA5FIVE」もその一つだった。(写真:B1)
地下一階の飲食店街では、まず蕎麦屋の隣のイタリアンの店が昨年末で閉店した。(写真:B2)
通路を観ても半分は板張りになっている。既に閉店したということだ。(写真:B3)
ここには「インド料理」の店、「トンカツ」屋さんがあったが、秋に閉店した。
反対側にあったサンドイッチ専門店は昨年春に閉店し「担々麵」の店になっている。(写真:B5)
壁には近くの案内が書かれていて何か空しく感じる。(写真:B6)
その日は担々麵の店「香家」に行く。
「白きくらげのサラダ」(写真:B7)
「豆苗炒め」(写真:B8)
「大根餅」(写真:B9)
「焼き餃子」(写真:B10)
「麻棘汁なし担々麵」(写真:B11)
最近塩分の摂取を著しく禁止しているので、塩分に過敏になっている。少し塩分が強いと直ぐに身体(舌)が反応する。これまで如何に塩分を摂り過ぎていたかが分かるというものだ。目標は一日6g以下である。
以上、史上最速の春一番が吹いた東京から勢古口がお送りしました。