「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「エヴァ」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年126作品目)映画エヴァ
他人の作品を盗み舞台での戯曲で名を揚げた男性と高給娼婦エヴァとのお話し。最初は単なる客だった彼が徐々にエヴァにののめりこんで行くのだが。

「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★★(今年127作品目)映画バトル
1973年、男尊女卑の米国プロテニス界で共にグランドスラムを得ている男女が、どちらが強いかを争ったお話し。感動、感激でした。

「シネマ歌舞伎 刺青奇遇」(東劇にて)私的批評眼★★★★★(今年128作品目)映画シネマ歌舞伎
亡き勘三郎と坂東玉三郎が演ずる夫婦の愛情を描く。流石の演技でした。

7月6日付け日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「菊とギロチン」が4つ星、「ジェラシック・ワールド 炎の王国」が4つ星、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」が3つ星、「セラヴィ!」が3つ星、「エヴァ」が3つ星、「名前」が2つ星、「モダン・ラブ」が2つ星でした。

7月13日付け日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「グッバイ・ゴダール」が4つ星、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」が4つ星、「乱世備忘 僕らの雨傘運動」が4つ星、「子どもたちが教えてくれたこと」が4つ星、「北朝鮮をロックした日」が3つ星、「君が君で君だ」が2つ星、「ルームシェアリング」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」「バトル・オブ・ザ・セクシィズ」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎観劇予定

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル、8月のフィリピン(72)、そして9月はハワイの予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「与楽の飯」(澤田 瞳子 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今123冊目)「東大寺造仏所炊屋私記」本与楽

「下り酒一番」(千野 隆司 著)講談社文庫 私的批評眼★★★★(今124冊目)「大店の暖簾」シリーズ第1弾本大店の暖簾

「ひなげし雨竜剣」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼★★★(今125冊目)「ひなげし雨竜剣」シリーズ第1弾本ひなげし

「隠密狩り」(牧 秀彦 著)徳間時代文庫 私的批評眼★★★(今126冊目)「松平蒼次郎始末帳」シリーズ第1弾本隠密狩り

「スペース・ニードル」

寝過ぎた。あっという間に寝てしまい、気が付いたらもう朝もいい時間。慌てて支度をする。9時待ち合わせにぎりぎりだ。既にT君は迎えに来てくれていた。結構自宅は私のモーテルから近いのだとか。今日はシアトルのダウンタウンでのAmazon本社見学が中心だ。まずシアトルの東側にあるワシントン湖を横断する「浮き橋」を渡る。ラッシュ時だ。(写真:T1)T1
この湖の周辺にはビル・ゲイツらの富豪たちの家があるという。確かに風光明美なところだ.対照的に一方にはホームレスのテントが建っていた。ホームレスの数だが全米で一位がニューヨーク、二位がロスアンジェルス、そして、何と三位がシアトルだということで地元の人も驚いたという。T2
MLBシアトル・マリナースの本拠地「セーフコ・フィールド」が観えて来た。(写真:T3)T3
続いて隣はNFLの「シー・ホークス」のホームである「センチュリーリンクフィールド」がある。(写真:T4)T4
殆どのプロスポーツのチームのホームグランドになっているのが、シアトルだ。地価上昇率が米国ナンバーワンだという。ダウンタウンが観えて来たが、道路は混雑している。(写真:T5)T5
さあ、Amazonの本社前に来た。この一風変わった円形の建物がそうだ。(写真:T6)T6
隣に「Amazon GO」という最新のコンビニがあった。(写真:T7)T7
事前登録が必要なのだが、スマホをかざして入店すると、オレンジ色のバッグ(フリー)を貰え、それに棚の商品を入れるだけ。そのまま出店すれば、自動的に決済されてしまうという。レジなし店舗なのだ。どうやっているのか?カメラが沢山あり、まず入店者の確認とその後の行動を全て捉え、何を袋に入れたのかまで判断しているのだとか。驚いたね。究極の人手排除なのだ。(写真:T8)T8
ここでT君の娘さんでAmazonで働くYさんと合流して、いよいよ本社に入る。入り口でゲスト用のカードを貰う。内部は緑あふれるセッティングだ。(写真:T9)T9
水槽に魚もいた。(写真:T10)t10
Amazonには全世界で50万人の社員がいるという。ここシアトルが発祥の地だとは知らなかった。
私とT君。(写真:T11)T11
Amazonで仕事をしている人も実にリラックスした姿だ。何もかもが自由な発想のようだ。(写真:T12)T12
Amazon本社前にて二人。(写真:T14)T14
ドッグランまで付いていて犬同伴での出社も可能のようだった。

次に向かったのが、「スペース・ニードル」とその横の「チフリー・ガーデン&グラス」だ。
「デイル・チフリー」氏は国際的なマルチ・メディア・アーティストだそうだ。隻眼の人だ。ガラスを巧みに加工し色付けし、想像を絶する美の極致を造る。入るとまず驚かされる。その形と色彩に。まずは観ていこう。
(写真:T15)T15
(写真:T16)T16
(写真:T17)T17
(写真:T18)T18
(写真:T19)T19
屋外にも作品はある。(写真:T20)T20
スペース・ニードルの直下にある。(写真:T21)T21
(写真:T22)T22
本人の写真。(写真:T23)T23
彼の作品は数万ドルする。外に出た。(写真:T24)T24
いよいよ「スペース・二―ドル」に登る。約30分待ちだったが、このタワーは、1962年の万博の時に造られたもので、会場の中心部だったそうだ。高さ184m、展望台は159m、エレベーターで43秒で登れる。晴れていたのでシアトルとその周辺が実に美しい。
南側がダウンタウンでその右上に「マウント・レイニア」が観える。完全に白く雪景色している。(写真:T25)T25
レイク・ワシントンが眼下に。(写真:T26)T26
西側のエリオット湾の向こう側に未だ雪が若干残っているオリンピック山が観える。(写真:T27)T27
(写真:T28)T28

次に訪れたのは「コミックやゲームにロックの博物館」のようなところ。まずは「MARVEL」の作品群を観ていこう。元々1950年代から発行された漫画雑誌が「MARVEL」でその後1970年代に掛けて次々とヒーローを作り出していったというが、それが現代では映画として蘇り、新しいヒーローとなって登場しているという訳だ。スパイダーマンがいた。(写真:T29)t29
アイアンマンだ。(写真:T30)T30
アイアンマンのスーツを付けた私。勿論合成写真だ。(写真:T31)T31
アメリカン・ヒーローだ。(写真:T32)T32
その他ゲーム・コーナーだとか、ホラー映画のコーナーだとか、色々とあった。子供向けのファンタジーな映画の世界もあった。

そして昼食は港の前回も行ったことがある「エリオット・オイスター・ハウス」に。内部の調理場にはあらゆる海産物、特にオイスターが沢山並んでいる。(写真:T33)T33
丁度3時過ぎの「ハッピーアワー」なのでオイスターが格安で食べられる。3時から4時ならば一個1.5ドル。4時から5時までなら一個2ドル。そして5時以降だと同じオイスターが3.75ドルになる。如何にハッピーアワーが素晴らしいかが分かろう。さあ二人で2ダース、24個出てきました。(写真:T35)T35
海の牛乳と言われるオイスター。簡単にレモンを絞ってもよし、ホットペッパーを垂らしてもよし、カクテル風のソースをかけてもよし、といったところか。その他「フィッシュ・タコス」を食べた。これは4ドル。(写真:T34)T34
帰り掛けにフローテシング・ブリッジの上から「マウント・レイニア」が観えた。(写真:T36)T36
本日は時差ボケもあり、それに随分と歩いたのでクタクタになり、モーテルに送ってもらって、午後5時頃からベッドに入り、その後午後10時に起き出して、これを書き始めた。
明日はバーベキューとボールパークでのマイナーリーグの試合観戦だ。楽しみだ。

「スノコルミー滝」

4日目にレインフォレストというシアトルの西側の山に行くので、出発が早いので計画変更でボールパークへは土曜日に行くことになった。それで本日は冬の間T君が教えているスキー場に行くことにした。シアトルの東側、内陸部へと向かう。山にはまだ雪が残っている。(写真:U1)U1
スキー場だ。この辺りには3つ大きなスキー場があり、それらが有機的に連結されていて、バスやリフトなどを使って相互に行き来できるそうだ。(写真:U2)U2
T君は冬場は週5日、スキーを教えているというから凄い。そして2時間後、ピクニック地点に到着。せせらぎが流れている。(写真:U3)U3
そこで弁当を広げると奥様が作ってくださった「おにぎり」が出て来た。(写真:U4)U4
むしゃむしゃと頬張る。美味しいね。ちょっと日向なので暑い。F82度位ある。28℃だが、湿度が低いので決して不快ではない。そしておかずは、ヒレカツとジャガイモのフライだ。(写真:U5)U5
美味しく頂きました。川の流れも清流で気持ちいい。(写真:U6)U6
帰り際にもスキー場がよく見えた。(写真:U7)U7
(写真:U8)U8
右上の雪が残る山にもリフトがあり、あの頂上から色々なコースで下に降りられるという。

そして次が「スノコルミー滝」だ。人工の滝で水力発電の滝だ。(写真:U9)U9
今は水量が少ないようだが、貯めた水は真下に落として発電し、使用済の水は滝の横から排出されてきていた。
ホテルも併設されていた。(写真:U10)U10

シアトルのT君宅に行く。3年前に訪れた時はまだ建設中だったが、今は立派に完成していた。投資用に建てたという。勿論二人住まいには間違いなく大き過ぎる。3階建ての建物で、裏庭には木々や花々が植えられていた。(写真:U11)U11
たまに鹿が餌を求めて現れるという。自然豊かな住まいだ。
早速バーベキューが始まる。焼き手は夫の務めだとか。T君が野菜や肉を焼いてくれる。(写真:U12)UU
さあ、焼き上がりました。プライムリブが見事に焼けています。野菜も食べました。(写真:U13)U13
追加の肉はお腹一杯で申し訳なかったのですが、大半を残しました。もう満腹です。
正月の写真を見せてもらったが、奥様の手作りの正月料理がテーブルに満載だった。目の下一寸もの大きな鯛の焼き物もあったが、煮物も含めて、今の日本では飼い求めてしまうようなものを全て自宅で作られていたのには仰天だった。余程日本的な家庭でした。室内も日本風味溢れた飾り付けでこれまた驚かされた次第でした。さて、
明日が早い出発なので、お茶を飲んで帰ったのでした。T君宅のすぐ近くで野生の鹿に遭遇。(写真:U14)U14
(写真:U15)U15
一頭だけで草木を食べていた鹿。この辺では当たり前の光景で熊も出るとか。自然ですね。
T君によれば彼が卒業した州立ワシントン大学も今は地元の人が入りにくく、他州から多くの学生が押し寄せているという。「入り易く出にくい」という従来の大学が変わりつつあるのだろうか?また年金も昔は大企業はかなり企業側が負担してくれていたが、今はそういったことは殆どなく、多分日本も同じ確定拠出型年金になっているようだ。医療費の大半は保険会社との個別個人契約によるもので、低所得者向けのオバマケアによる保険制度には、公的負担が大きいことに対する批判も強いという。
以上、勢古口がシアトルからお送りしました。

「ミケランジェロ展」

J  REPORT2018年 7月第2週」
「リタイアメント・ノート 10年1ヶ月目」
「VOL.1063号 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールをください。
 sekoguti@aa.e-mansion.com  

「ミケランジェロと理想の身体」
上野の国立西洋美術館で開催中の「ミケランジェロ展」を訪れた。(写真:M1)M1
副題に「神のごときと称された史上最高の芸術家。奇跡の初来日。天才の生み出した傑作」とあった。
ルネッサンスの巨匠であるミケランジェロは、自身を「彫刻家」だとしていた。
唯一写真可能であったのが「ラオコーン」という作品だったが、これはミケランジェロではない。トロイ戦争を台座にして造られたもので、ヴィンチェンツォ・デ・トッシ作だ。周囲を回って撮影した。1584年(写真:M2)M2
(写真:M3)M3
(写真:M4)M4
(写真:M5)M5
(写真:M6)M6
パンフを観てみよう。表紙はミケランジェロの「ダヴィデ=アポロ」(写真:M7)M7
壮年期(50歳代、1530年頃)の傑作と言われている。未完の作品だ。身体が微妙にS字を描いている。
パンフの裏を観よう。(写真:M8)M8
左から「聖セバスティアヌス」。マリオット・ベルティネッリ作。1509-10年。
その隣は「ヘラクレス」。作者不明
まず子供の絵は「遊ぶブットーたち」。スケッジャ作、1450-70年
その下の彫刻は「ブットーとガチョウ」。作者不明、1世紀半ば
パンフの内側(写真:M9)M9
右の彫刻は「若き洗礼者ヨハネ」。ミケランジェロの作品だと、近年判明したもの。サン・ピエトロ寺院の有名な「ピエタ」を造る前、20歳代の作品だ。ラクダの布衣を羽織っている。日本公開初作品だ。
一度ご覧になることを薦めます。

「国立西洋美術館・常設展Ⅴ」
先日の日経新聞に「松方クレクション 悲願の全容解明」「美術史研究 前進に期待」との記事が載っていた。新しい資料の発見があり、これが今月に刊行予定の総目録に繋がるという。期待が膨らむ。

「アルジェリア風のパリの女たち」(写真:B9)B9
ルノワール作 1872年
ルノワールはドラクロワの作品から場面設定を借りながらも、縦長の画面に対角線を強調した動きのある構図を作り、さらに裸体の女性たちを中心に添えて独自色を出そうとしている。オリエント風を装ったパリの売春宿と見做されるまでに戯画化した感がある。

「花の中の子ども」(写真:B10)B10
マネ作 1876年
印象派の画家たちの尊敬を集めつつ、グループ展には参加しなかったマネであるが、1870年代には彼らの技法を取り入れた。光溢れる戸外の人物像を明るい色彩とスケッチ風の筆致で描いた本作にも、その試みを見ることが出来る。

参考資料「MASTERPIERCES The National Museum of Western Art,Tokyo」編集:国立西洋美術館
絵の注釈は全て同上の本から抜粋しています。

「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「ハンソロ スターウォーズストーリー」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年119作品目)映画ハンソロ
いくつのシリーズがあるのだろうか?

「アメリカン・アサシン」(TC日本橋にて)私的批評眼★★★(今年120作品目)映画アメアサ2
テロで恋人を失った男がCIAにリクルートされ、殺人部隊に身を投じるというお話し。

「正しい日、間違った日」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年121作品目)映画ただしい日
ソウル郊外の町で行われた映画の発表会前日、監督が町で知り合った女性とのやり取りを同じシチュエーションで2度行うというちょっと変わった映画。どれが正しいのかどれが間違っているかは観客の判断か?

「パンク侍 斬られて候」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年122作品目)映画パンク侍
むちゃくちゃな映画だ。時代設定は江戸時代か?所謂一揆のようなのが起こり、それを取り締まるのが主人公。最後は猿軍団の手助けを得て勝利?するというもの。はちゃめちゃな映画でした。

「いつだってやめられる! 7人の危険な教授たち」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年123作品目)映画いつだって
イタリアのコメディー。大学を追われた元教授たちが一攫千金を夢にて合法ドラッグを製造販売するというもの。面白い。

「オンリー・ザ・ブレイブ」(TC日比谷にて)私的批評眼★★★(今年124作品目)映画オンリー
アリゾナ州のある市の山火事専門の消防隊の実話。襲い来る火事の恐ろしさに唖然。

「アーリーマン」(TC上野にて)私的批評眼★★★(今年125作品目)映画あーりーまん
古代の石器時代人と青銅器時代人との間で起こった戦争だったが、最終的にはサッカーで決着をつけようというもの。

6月29日付け日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「パンク侍、斬られて候」が4つ星、「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」が3つ星、「オンリー・ザ・ブレイブ」が3つ星、「天命の城」が3つ星、「正しい日、間違えて日」が4つ星、「猫は抱くもの」が3つ星、「審判」が3つ星でした。

「私の2018年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「はじめてのおもてなし」「スリー・ビルボード」「リメンバー・ミー」「レディー プレイヤーワン」「万引き家族」「空飛ぶタイヤ」

★★★★=「嘘八百」「バークバル」「ネイビーシールズ」「ジオストーム」「デトロイト」「ロングロング・バケーション」「ルイの9番目の人生」「ジュピターズ・ムーン」「ローズの秘密の頁」「犬猿」「ぼくの名前はズッキーニ」「リバーズ・エッジ」「ミッドナイト・バス」「シェイプ・オブ・ウォー」「坂道の上のアポロン」「しあわせの絵の具」「トゥーム・レイダー ファースト・ミッション」「B・P・M」「ペンダゴン・ペーパーズ」「ウィンストン・チャーチル」「とレイン・ミッション」「ジョマンジー」「ダンガル きっと、つよくなる」「ラブレス」「ワンダーストラック」
「ザ・スクエア」「弧狼の血」「モリーズ・ゲーム」「モリのいる場所」「犬ケ島」「ゲティ家の身代金」「ファントム・スレッド」「ワンダー」「天命の城」「女と男の観覧車」「告白小説、その結末」「ブリグズビー・ベア」

「2018 観劇シリーズ」
3月大歌舞伎=昼の部「国せん爺合戦」、「男女道成寺」、「芝浜革財布」
7月大歌舞伎観劇予定

国内旅行は、1月の東北。6月は北海道の予定。
海外旅行は、1月の台湾。2月の香港。5月のモンゴル(71)。7月のシアトル、8月のフィリピン(72)、そして9月はハワイの予定。

「2018 読書記録」 昨年は256冊の本を読みました。
「群青色の波」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今121冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第41弾本群青色

「鎖鎌秘話」(岡本 さとる 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今122冊目)「若鷹武芸帖」シリーズ第2弾本鎖鎌

「都バスに新車両登場2」

「都バスに新車両登場2」
乗ったバスの雰囲気が何か違う。何が?と思ったら、新型車量だった。
とご報告したが、直ぐに私の見落としを示唆してくれた友人M君。このバスは「FCV」所謂「燃料電池車」だということだ。なるほどそれならば乗り心地もよく未来の自動車の一つなのだろう。東京都も環境に配慮した新車両を導入したんだと感心しました。M君ありがとう。

「さいたま歴史研究会―24」
「太平洋戦争、最後の20日間」(写真:S1)S1
余り歴史の授業で教わってこなかったのが、戦前戦中の出来事だ。社会人になって色々な本や映画で知ったこともあるが、敗戦直前の日本を改めて学んだ。

「1945年」終戦の年
2月4日=ヤルタ会談(写真:S2)S2
写真上段に並ぶ3人は、左から「チャーチル」「ルーズベルト」「スターリン」だ。ドイツ敗戦が近づく中、戦後処理として、ソ連の対日参戦を決めて、その代償として樺太、千島のソ連帰属を認めた秘密協定が結ばれた。(これがあるから、北方4島は返還されるわけがないと私は今も思っている)

7月17日から8月1日まで、ポツダム会談が行われた。写真下段では「アトラー英国首相(チャーチルは選挙で敗れたため)」「トルーマン米国大統領(ルーズベルトが死去したため、副大統領が昇格)」「スターリンソ連首相」。
この時、トルーマンがスターリンに「原爆が完成した」と耳打ちしたという。これでソ連参戦が確認された。

7月28日=ポツダム宣言が日本に伝えられる。その内容の趣旨は6点。
     「軍国主義の廃止」「連合国による日本占領」「全ての植民地の放棄」「主権の限定」「武装解除」「千層犯罪人の処罰」 注:米国が求めていた「天皇条項」、即ち天皇制を残すという案は削除された。
これに対して「最高戦争指導者会議」は意見が真っ二つに分かれた。鈴木貫太郎首相の態度は煮えきれない。
その中、戦争遂行派は、阿南陸相、梅津陸軍参謀本部総長、豊田海軍軍令部総長の3名、
受諾派は、東郷外相、米内海相、平沼枢密院議長の3名だった。この時点での新聞発表は「ポツダム宣言を黙殺する」こととした。その理由は、「ソ連の仲介による和解の模索中」「国体護持が不明」「本土決戦を準備していた」ことによった。
鈴木貫太郎内閣。(写真:S3)S3
集合写真の前列右側が米内海相。その隣が鈴木首相。中段の二人は鈴木首相夫妻。彼は2・26事件で銃撃され重傷を負うが、妻が彼に覆いかぶさり、とどめを防ぎ九死に一生を得た。二人の隣の写真は「東郷外相」。A級戦犯となり病死したが、本来は外交官であり、駐独、駐ソ大使を務めたことが戦犯になった要因か?その隣は「近衛公爵」、ソ連への和平仲介役としてソ連に派遣される予定だった。終戦直後自殺する。
下段左の家は、鈴木首相宅で終戦の日の午後2時に放火され全焼した。右下の人物は木戸孝允の孫で内相。

8月6日=ポツダム宣言後、ここまで何も決められず、日にちだけが過ぎていったが、遂に広島に原爆が投下された。米国はソ連に対抗して極東地域での発言権を得るためと戦争早期終結を目指して行った。
また、この日原爆投下前の午前0時にソ連が満州に侵入した。

「日ソ中立条約」=1941年4月13日に締結されたもので、4月25日発効。5年間の効力を持つが、期間満了の一年前まで破棄の通告が必要。ソ連は1945年4月5日に駐ソ大使の佐藤大使に条約破棄を告げていたが、その効力は1946年4月まではあったのだった。
ソ連の参戦は日露戦争の復讐の意味があった。陸軍兵士158万人、戦車・自走砲5556台、航空機3446機が投入された。一方米国の予想ではソ連参戦がないと、あと18ヶ月戦争は続き、米軍に死者は更に100万人増えると予想していた。この時点で米軍は既に以下の作戦を検討していたという。
「オリンピック作戦」=1945年11月1日開始。九州に50万人以上の兵を沖縄経由で上陸させ、九州全土を制圧させる。順次、中国四国近畿と制圧。
「コロネット作戦」=1946年3月1日開始。関東上陸。九十九里海岸上陸か?
「ブラックリスト作戦」=日本占領作戦。戦後の支配体制。

原爆投下とソ連の参戦により、戦争終結を断行する必要に鈴木首相、東郷外相は傾くが、9日の午前10時からの戦争指導会議では、相変わらず軍人3人が強烈に受諾反対を唱え、4条件を出してきた。それは「国体護持の確認」「武装解除は日本が自主的に」「戦犯処置は自国で」「占領は小範囲、短期間に」と難題を出した。(写真:S4)S4
左から米内海相(元々三国同盟や日米開戦にも反対しており、受諾派)、左から阿南、梅津、豊田の反対派。反対派は実は軍部の強硬派を押さえられず、反乱の可能性があると考えており、保身を図ったものか?

9日午後2時半より臨時閣議の開催=米内海相は「国体護持」の一条件のみと主張したが、阿南が独断で戦争継続を陸軍訓示として発表した。

9日午後6時半からの臨時閣議=この間、木戸は度々天皇に閣議の状況を説明していた。依然として判断が出なかった。宮中派と呼ばれる4人、高松宮、近衛、細川(熊本藩主の末裔)、重光が天皇の聖断を求めた。

9日午後11時50分に御前会議開催=ここでも1条件と4条件で対立が続く。

10日午前2時半=天皇は「東郷の提案(1条件=国体護持)を採用する」と聖断した。

10日午前中=スイス公使とスウェーデン公使から連合国側に「国体護持」の質問を発した。

12日=米国バーンズ国務長官よりの回答があり、その文中の「subject to」の解釈を巡って紛争。「天皇、政府の国家統治の権限は、連合国最高司令官の権限に(subject to)従属する」とすべきを、「権限の下に置かれる」と約した。また「最終的の日本の政治形態は、日本国民の自由に表明する意思により決定する」とも書かれていた。この誤訳?異訳?は天皇が奴隷のように扱われると危惧、解釈したことにより意図的に曲げられた。この時点でも軍人3人は徹底抗戦、本土決戦を譲らない。

13日=最高戦争指導会議、臨時閣議が開かれるも反対派、受諾派の溝は埋まらない。

14日午前10時半=御前会議開催(写真;S5)S5
反対派に意見を述べさせるが、最終的には天皇の聖断となり、連合国に受諾を通知すると共に、翌日天皇自らがラジオ放送することとした。学者が放送用の原稿案を提出。これは川田瑞穂により作成され、陽明学者安岡正篤が手を入れた。それに対して阿南が細部に亘り苦情、批判を繰り返し、40箇所も手直ししたという。

14日午後11時半=天皇が宮内省に設置した録音室に入り、5分で詠み終えたが、これを2度行った。問題は軍が録音盤を奪取し放送を阻止しようとすることで、隠し場所に苦慮した。陸軍事務局、大本営参謀を兼ねていた軍人2名が近衛第一師団の師団長を暗殺し、近衛兵を連れて宮内省に乱入した。しかし録音盤を発見出来なった。

15日午前10時=この日、朝から再三に亘り「天皇陛下、おんみずから御放送遊ばされます」と放送されていたが、いよいよ録音盤がNHK放送会館と第一生命会館地下スタジオに運ばれる。

15日正午=和田放送員の第一声に続いて、下村総裁の声で「ただいまより重大な放送があります。全国の聴取者の皆様御起立願います。天皇陛下におかれましては、全国民におんみずから大詔を宣らせ給うことになりました。これより謹みて玉音をお送り申します」
その後、玉音が放送された。

17日=東久邇内閣が組閣された。

この20日間の日本人の死者は後の調査で、何と70万人にのぼることが分かった。これは太平洋戦争全体での日本人死者合計数310万人の20%以上に当る。失った20日間の時間もさることながら、失った貴重な人命の多さに愕然とした。「会議は回る」という言葉があるが、正にこの20日間、戦争遂行者は何を考えていたのだろう。

15日に阿南は割腹自殺し、録音盤奪取に向かった将校2人も拳銃自殺。反乱に加わった近衛師団の将校以上は自害した。彼らエリートたちは、士官学校或いは陸軍大学卒で実際の戦闘には加わらず、地下防空壕で采配していて死ぬ恐れはなかった。命令する者は死なず、命令された者が死ぬ時代だった。

「川口という街」

「川口という街」
嘗て「キューポラの街」と言われていた埼玉県川口市。確かに駅前には二つの像があった。一つはキューポラ、即ち鋳物制作に携わる人を描いたもの。(写真:K1)K1
そして鋳物を溶かす、多分これがキューポラと思われる。(写真:K2)K2
しかし、今の川口は実は「中国人」の街なのだ。数多くの中国人たちが住み働いているのが実情なのだ。そんな川口で「4S会」を開催した。

「飛龍閣」

「手前勝手世界食物語、第492号」
「飛龍閣」
4S会を川口の中華料理屋「飛龍閣」で開いた。(写真:食1)食1
実は先週「大人の休日倶楽部パス」を利用して私は蕎麦の旅を日帰りで行ったが、彼らは北海道から北東北の旅に出ていたのだった。今回は北海道の旅には参加出来なかったが、都度彼らからはLINEで写真とメッセージが送られてきていたから、行動は全て把握はしていた。
さて今日も2時間食べ放題、飲み放題で@2960円コースを頼む。まずは3種の前菜だ。(写真:食2)食2
豆苗炒め(写真:食3)食3
ピータン豆腐(写真:食4)食4
エビチリ(写真:食5)食5
豚の角煮(写真:食6)食6
焼き餃子(写真:食7)食7
フカヒレの玉子炒め(写真:食8)食8
カシオナッツと豚肉の炒め(写真:食9)食9
チンジャトロウス(写真:食10)食10
焼き春雨(写真:食11)食11
満腹になりました。
以上、勢古口が東京からお送りしました。
なお、来週はシアトルに行きますので、ひょっとすると配信が行われない可能性があります。その場合は2週分を纏めて後日配信致します。