「手前勝手世界食物語、第308」

「鳴門の鰻」
年に一度位しか食べない「鰻」。「上野松坂屋」の地下にある「銀座鳴門」の出店で「うな丼」を食べた。何度かご紹介しているが、本店は銀座松坂屋の裏にある有名な店で冬は「ふぐ」の名店だ。上野の店はカウンター5席のイートインだ。丁度8月から値上げの直前だったので「ラッキー」だったかな?うな丼は柔らかい鰻がしっとりちょっと柔らかすぎる位のご飯の上に鎮座していた。美味しいの一言。「タレは大豆と小麦で出来ています」と書かれてあったが、まあ、この鰻ならば納得です。値段は「うな丼」が@2310円(8月からは@2520円)、「鰻重」は@3045円(8月からは@3255円)でした。上野は鰻でも有名な店がたくさんある。確かに美味いが高いという店が多いが、この鳴門は比較的リーズナブルな店で次々とお客が入ってきていた。鰻ももう日本人の口から遠ざかるのかも知れないなあとつくづく思いながら味わいました。美味しいものは世界中の人が虎視眈々と狙っているから、その内日本には来なくなってしまうかと心配しています。年に一度位は鰻を食べよう。
以上、夏真っ盛りの東京から勢古口がお送りしました。

「SONYビル前の水族館」

例年通りに数寄屋橋交差点に沖縄は「美ら海」(ちゅらうみ)の魚たちがやって来た。熱帯魚が美しい姿で泳いでいる。水槽を囲む人たちがちょっと邪魔だが、まあ仕方ない。一風の涼が銀座の片隅に訪れていた。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?24」
江戸時代の商人たちは幕府から認められた「株仲間」という組織を作っていた。これは「組合」のようなもので「独占」が正式に認められていたということだ。株仲間の数が一定数に決められ新規参入を抑えていた。例えば「風呂屋」も株仲間があり、新規参入が阻止されていた。従って「株」は売買されて、勿論親から子へと相続もされたが、他人に売買もされていた。株仲間と言う権利を買うということだ。こうして「業界保護」をすることにより、価格の沫獅??hぐと同時に幕府は「上納金」を株仲間から集めた。「運上金」とも言うが、税金みたいなものだろう。業界の株仲間は「寄合」を持ち、情報交換や価格協定をしていたというから、現在では考えられないことだ。まあ昔から日本には「根回し」や「談合」という言葉があるように、決して競争社会だった訳ではない。保守的な封建的な社会が江戸時代だったのだ。そんな中で庶民たちはそれなりに伝統を護りながら、生活を楽しんでいた。所謂「九尺二間」の長屋の家賃は月に「350文から500文」程度だったというから、今の価値でいうと5000円強から7500円だから、まあ安かったといえよう。保守的な社会体制だったから、260年余も幕藩体制が続いたのかも知れなかった。

「家族で中華街へ」

2005年に亡くなった母の姉91歳(私の叔母)からのお誘いで、家族で中華街に行った。叔母、叔母の娘家族(従姉妹)と私夫婦と長男夫婦、長女夫婦と孫娘らだ。正月以来の集まりだ。孫娘の「栞ちゃん」1歳8ヶ月は、ちょっと恥ずかしげに目を伏せがちだった。いつも行く「海員閣」の二階で普通ならばコース料理なのだが、アラカルトでもよいとのことで「車海老の殻煮」「車海老ケチャップ煮」「牛肉と野菜のうま煮」「シュウマイ」「海鮮かた焼きそば」「チャーハン」等を食べた。相変わらず中華街は混んでいた。中華街パーキングに車を止めたが、ビルも新しくなっていて、しかも観光バス用の駐車場も完備されていたし、一階フロアーには待合室や子供の遊技場も出来ていた。孫娘も遊技場で喜んで遊んでいた。歌は歌うし、言葉もはっきり言うのが「嫌だ」だから面白い。意思侮ヲは実にはっきりしている。

「私は老人?」
この日、考えさせられたことが二つ起きた。まず一つは「運転免許証」の更新だった。平成21年にスピード違反があったので、これまでの「ゴールド免許」から普通の免許になるのだが、来月で65歳になる私には「適性検査」の受講が待っていた。「記憶力、判断力、反応の早さ」等を調べるものだった。まあ、5点満点の4点だったが、帰宅したら今度は区役所から「介護保険被保険者証」が来ていた。介護保険の対象者になっていたのか?まあ65歳と言うのはそういう歳なのだろうか?それにしても年齢を考えさせられた一日でした。

「ニッコウキスゲ」

ニッコウキスゲは比較的高い山などに自生している花だが、先日の青森県八戸市種差海岸にも美しいニッコウキスゲが群生していた。やはり北に来たなあと実感させられた。8月末には北海道の「礼文島、利尻島」に渡る嵐閧セ。花はどうだろうか?

2013年の映画のお話し
映画「31年目の夫婦げんか」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年127作目)
結婚して31年目の中年夫婦に訪れたのは倦怠期。そこで夫婦そろって治療をうけることになるのだが、果たして離れてしまった二人の心は元に戻るのだろうか?コメディーでした。

映画「終戦のエンペラー」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年128作目)
日本人以外が観ても余り面白いとは思わないが、昭和天皇に敬意を浮オて観ることをお薦めする。日本人ならば一度は観るべきだ。

映画「ニューヨーク、恋人達の2日間」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年129作目)
NYKに住む離婚歴のアル夫婦。女性はフランス人で男の子の母、男性は黒人で少女の父。こんな二人のところにパリから女性の父と妹、そして妹の恋人がやってきて大騒ぎを起こすというドタバタ劇。

映画「美食神の超食宝」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年130作目)
グルメを探求するというアニメ。これもよく分からなかった。

映画「ペーパーボーイ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年131作目)
1969年のフロリダ。殺人犯とされた男を救おうとする新聞記者と、殺人犯に勝手に熱を上げて牢屋の外から婚約を垂オ込んだ女。不思議な組み合わせの不思議な物語でした。ニコール・キッドマン演技が凄かった。

日経新聞8月2日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価では、「ローン・レンジャー」が3つ星、「最愛の大地」が4つ星、「マジック・マイク」が3つ星、「モスダイアリー」が3つ星、「アイアン・フィスト」が3つ星、「謎解きはディナーのあとで」が2つ星、「あかぼし」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」

「シノプスシ230」
「検証捜査」(堂場 瞬一 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年227冊目)

「烈日」(今野 敏 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年228冊目)「ハンチョウ警視庁安積班」シリーズ

「即ち人を捨てず」(六道 慧 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年229冊目)「御算用始末日記」シリーズ第3弾

「炎天の雪、上」(諸田 玲子 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年230冊目)

夏休み、真っ盛り

「J  REPORT 2013 8月第2週号」
「リタイアメント・ノート 5年2ヶ月目」、
「VOL。805 SINCE AUG.12th、1983」
「夏休み、真っ盛り」
一度簡単にご紹介したが、「ゆりかもめ新豊洲駅」の前の空地にテンポラリーな遊戯施設「そらスタジオ」が出来ている。同じようなものが夏休みの間、六本木の「東京ミッドタウン」にも設けられたという。近くて遊べるということで、人気もあるようだ。8月になり、残る夏休みも徐々に少なくなってきた。旧盆の休みも近くなり、いよいよ夏休み真っ盛り。相変わらず「東京ディズニーリゾート」は大賑わいらしいし、「東京スカイツリー」も大混雑しているようだ。何度もお伝えしているが、銀座周辺には外国人観光客の足が完全に戻り、且つ増えたと実感する。それとは関連ないがJRは「回数券」の販売を止めた。なぜだろう?恐らく「SUICA」や「PASMO」等の電子マネーが普及したことにより、回数券の利用率が減ったためなのだろう。同じことは「公衆電話」にも言える。もう公衆電話機を見ることの方が難しいほど設置が減っている。当然ながら固定電話ではなく、「携帯電話」の普及によるものだということは明白だ。先日訪れた北海道では台湾からの個人観光客が「北海道レイルパス」を持っていて、それであちこち、特に「温泉」を目指して移動しているのも目にした。私も3S会のメンバーで昨年6月に「スイスパス」でスイス国内の列車を乗りまくった経験がある。海外観光客が便利に使えるパスがどのようなものがあるのか知らないが、日本の旅をぜひ鉄道でしてもらいたいと思っている鉄道ファンでした。

「心臓検査でアレルギーが!」
心臓の具合がおかしいので先月から「聖路加国際病院」で検査を受けている。最初は「超音波」検査だったが、次に「造影剤」を注入しての「CT検査」だった。検査の初めにも言われていたのだが、「アレルギー反応」の可柏ォがあるということだった。以前の造影剤検査の際に、咳きが出たらしい。それで疑われていたのだが、正に造影剤注入後、「突然顔が真っ赤になり、くしゃみが連発」されるようになった。慌てて医師が駆けつけ、「筋肉注射と点滴に追加液剤」が加えられた。勿論「酸素マスク」も併用された。CT検査のほうの撮影は終わったので一安心だが、その後「緊急外来」のベッドに移動させられて、一時的な入院となり、約1時間後介抱されたが、アレルギー蘭hのための飲み薬を貰って帰宅した。小学生の食事アレルギーによる死亡事故などもあるから、きっと危ないこともあるのだろう。お蔭様で呼吸が乱れるようなことはなかったが、一時的に酸素摂取量が91%にまで落ちていたから、何か異常事態が身体の中で起きていたことは事実だったようだ。CTの結果は来週の嵐閧セ。