「手前勝手世界食物語、第191話」

「今回もタイ料理」
いつも行くタイ料理の店でアラカルトを頼んだ。その中の一品が「白身魚の揚げ物、チリメ[ス合え」だった。白身魚一匹を油で揚げた中華風と同じようなものだが、不思議とこの白身魚の料理はどこにでもありそうで、いざ注文してみると「今日は魚がありません」と言われることが度々あるのだ。余り注文が入らない料理だからだそうだが、食材のストックがないらしい。通常は「マナ鰹」なのだが、今回食べた魚は何だったのだろうか?私は魚も鳥も花さえもよく名前が分からない。鯵とか鯖とか鮪などは分かっても、ちょっと風変わりな魚類は名前も知らないし、勿論姿さえも分からない。魚釣りの好きな方ならばまた違ってくるのだろうが、魚釣りもしない私はただ単に食べるだけなのだ。でも今回の魚も大変美味しかったです。
以上、今回も東京から勢古口がお送りしました。

「手前勝手世界食物語、第289話」

「バーニャ・カウダ」
最近ちょっと凝っている食べ物に「バーニャ・カウダ」がある。薄茶色をした半液体(ペースト状)のドレッシングだ。見た目、食感はピーナッツバターのようだ。イタリア等南欧料理のものだと思われる。主な成分は「ひまわりオイル」「ガーリック」「牛乳」「アンチョビ」「クルミ」「香料」だ。野菜や肉、魚等につけて食べる。バーニャ・カウダは人肌よりちょっと高めの温度にしたほうがよい。私は自宅では「湯煎」して温度を40?50度位にして食べているが、これが実に美味しい。いつも行くイタリアレストラン「VINO VITA」で出されて美味しかったので、市販の瓶詰めを買い求めたものだが、実はこのドレッシングのよいところは生野菜を沢山食べられるので「ダイエット」にも非常に効果があるという点なのだ。生や茹でた野菜類をこれで食べるとお腹は満腹になり、低カロリーダイエットとなる訳だ。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「バルーン事故」

私が初めて「熱気球、所謂バルーン」に乗ったのは2008年9月の「オーストラリアはケアンズ」だった。早朝の日の出を目指して暗いうちからホテルを出て野原に向う。熱いバーナーの炎が吹き上げ、徐々に気球が膨らむ。あっという間に5?600mまで上昇する。日の出が見えてきた。私は高所恐怖症なのでなるべくゴンドラの内側にいて、決してゴンドラから乗り出すことはない。二度目は2009年11月の「トルコはカッパドキア」だった。どんぐり状の奇石が立ち並ぶ有名な観光地で乗ったのだが、圧巻だった。バルーンというのは上下の動きは可狽ナも後は風任せ。どこに飛んでいくのか分からない。従ってバルーン回収のためのトラックが下の道を走ってバルーンを追いかけるのが面白い。さて、実は恐ろしい話しをその後中国の「桂林」で現地ガイドから聞いた。それは桂林でもバルーン観光があり、今回のエジプトの事故と同じように火災が起きて、パイロットが地上付近で飛び降りたため、バルーンが軽くなり、そのまま上昇し、遂には落下して多数の欧米人が死んだという。そんな話しを聞いたこともあり、もう二度とバルーンには乗るつもりがなくなった。「ルクメ[ル」には2008年9月に訪れたことがある。だがその時はバルーン観光はやっていなかった。やっていたらきっと乗っていただろう。高所恐怖症だから本当は高いところは怖くてしょうがないのだが、ついつい好奇心によって乗ったのだが、もう決して乗るまい。佐賀県ではバルーン大会が毎年開かれる。何度か列車の中から色とりどりのバルーンの大群が乱舞するのを観た経験があるが、それは、それは美しいものだった。だから安全な乗り物なのだろうが、不幸と言うのはいつ訪れるか分からない。

「寒風吹き荒ぶ東京マラャ刀v

本当に冷たい風が吹き捲り、寒くて困った。そう「東京マラャ刀vだ。なんと3万6千人が走る国内最大のマラャ搭」技だが、先頭ランナーをと豊洲の「春海大橋」で丁度見掛けた。ここからはゴールまであと約5kmだ。次々とランナーが来るが、観ている人のほうが寒くて応援の声も小さくなりそう。久々に歩いて自宅から銀座まで出た。銀座は大勢のランナーと観衆で一杯だ。交通規制が行われているので、道路は横断できず、地下鉄等の地下通路を使うしかない。しかし、日本人はマラャ唐ェ好きだね。正月の「箱根駅伝」もそうだが、応援がハンパではない。これほどマラャ唐竕w伝が好きな国民は世界中で一番ではなかろうか?海外では走る人たちは多いが、これほど熱狂的に応援するのは恐らく世界一ではなかろうかと勝手に思っている私でした。お蔭様で歩いて約5km、銀座まで無事到着しました。本当に2ヶ月ぶり位なのでちょっと疲れました。朝の愛犬との散歩が約1時間、そして昼に銀座まで一時間、腰はまだまだ本格的回復ではなく、針を打ったところがじんわりと痛いが、腰から下、所謂下肢の痛みは完全になくなった。

「歌舞伎座 再オープン」

2月25日にはビル自体は完成し、いよいよ4月から「GINZA KABUKIZA」の杮落としが始まる。4月から6月までは3部興行だ。伝統芸狽フ歌舞伎を観るのは楽しい。

「アカデミー賞発普v
作品賞=「アルゴ」
主演男優賞=「ダニエル・デイ・ルイス」(リンカーン)
主演女優賞=「ジェニファー・ローレンス」(世界にひとつのプレイバック)
監督賞=「アン・リー」(ライフ・オブ・パイ)
脚本賞=「ライフ・オブ・パイ」
助演男優賞=「クリストフ・ワルツ」(ジャンゴ)
助演女優賞=「アン・ハサウェイ」(レ・ミゼラブル) 等々

2013年の映画のお話し
映画「世界にひとつのプレイバック」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年31作目)
如何にもアメリカ的な話題ばかり。地元プロ・フットボールチームに熱狂する父親、離婚寸前の主人公と若い未亡人が挑むダンス大会等々、社会の縮図を描いたもの。最後は賭けの勝負となるのだが?「アカデミー主演女優賞」獲得作品。

映画「ダイハード ラストデイ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年32作目)
まあ、ようもお金を掛けて車を潰したなあという実感の映画でした。最期には「ヘリコプター」まで壊した。でもつまらなかった。シリーズもここまで来るとネタがないといった感じだ。

映画「故郷よ」(銀座シネスィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年33作目)
1986年4月25日とは?チェルノブイリ原発事故の日だ。原発から3km離れた町で暮らしていた人々とその後の10年を描く。放射狽フ恐ろしさを教えてくれる。

映画「草原の椅子」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年34作目)
離婚した独身男性と大学生の娘がいる家庭に4歳の少年が突然飛び込んでいた。母親からは沫ヘを振るわれ、父親は子供を投げ出した哀しい宿命を背負った少年。彼等を巡る人間関係の末に彼等はパキスタンの田舎へと旅する。そこで観た自然の美しさに心を現れる人々。なかなかいい映画でしたよ。

映画「かぞくのくに」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年35作目)
25年ぶりに北朝鮮から息子が日本に帰ってきた。息子は41歳、脳腫瘍の疑いがあり日本で治療をするための3ヶ月間の一時帰国だった。そこで起こる在日朝鮮人家族、それを囲む朝鮮総連、北の監視員たちの織り成すドラマが実に現実的に描かれている。徐々になぜ息子は北朝鮮に行ったのか?が徐々に分かってくる。恐ろしいドラマだった。

日経新聞3月1日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ジャンゴ」が4つ星、「野蛮なやつら」が4つ星、「フライト」が3つ星、「ダークホース」が3つ星、「すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん」が2つ星、「インターミッション」が3つ星、「わすれないふくしま」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」

「シノプスシ210」
「田沼の置文」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年58冊目)「乾 蔵人 隠密秘録」シリーズ第2弾

「黄金の峠」(井川 香四郎 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年59冊目)「あばれ旗本御用斬り」シリーズ第1弾

「悲愁の剣」(佐伯 泰英 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年60冊目)「長崎絵師通吏辰次郎」シリーズ第2弾

「用心棒血戦記」(鳥羽 亮 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年61冊目)

「青猫騒動」(早見 俊 著)学研文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年60冊目)「婿同心捕物控え」シリーズ第5弾

「切開」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年61冊目)「阜苳ヤ医診療・vシリーズ第1弾

「久留米の恋がすり」(鈴木 英治 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年62冊目)「若殿八方破れ」シリーズ第5弾

「婿殿懇願」(牧 秀彦 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年63冊目)「婿殿」シリーズ第8弾

「薄毛の秋」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年64冊目)「若さま同心徳川竜之助」シリーズ第3弾

「守り刀の声」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年65冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第25弾

「返り討ち」(岡本 さとる 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年66冊目)「剣客太平記」シリーズ第6弾

真冬のカーニバル

「J  REPORT 2013 3月第2週号」
「リタイアメント・ノート 4年9ヶ月目」、
「VOL。783 SINCE AUG.12th、1983」
「真冬のカーニバル」
例の「3S会」の集まりで3月に行く「南米」のひとつ、「ブラジル」の料理を食べに行こうと言うことになった。当日、実は私は急激な「低血圧」になってしまい、椅子に座っていても眩暈がする位の状況だった。脈を診ても殆ど感じない。ということは、恐らく高いほうで80、低いほうで50程度まで血圧が低下していたのではなかろうか?まあ、そんな体調だったが、ブラジル料理の食べ放題飲み放題の店に行った。渋谷道玄坂は東急百貨店本店前の「トゥリカーノ」だ。そこでブラジルのバーベキュー料理「シュラスコ」を堪狽キるはずだった。その店では時間により「リオのカーニバル」のようなダンサーの踊りがあるという。ところが私は生憎の低血圧状態でワインを飲んではいたが、どうも盛り上がらない。ご存知のように「シュラスコ」は、長い鉄串に色々な種類の肉を刺したものを焼き、それを削ぎ切りにして食べるというもの。牛、豚、鶏等なんでもござれだが、これが実に美味しい。長い鉄串を客の皿の上に立て、大きなナイフで肉を削ぎ切りにするのだが、これを受ける客のほうはトングで切り口を掴んで肉が落下するのを防ぎながら、皿に肉を取るのだ。テーブルの上にはカードがあり、これが出ている限り、肉は次々と運ばれてくる。満腹したらカードを倒す。これで終了だ。いよいよダンスが始まり、お客も多数舞台の上で踊りだした。軽快なリズムで踊る人たち。楽しいはずだが、私は一向に体調が回復せず、一人だけ先に帰らせてもらった。渋谷からタクシーで自宅まで30分ほどで帰ってきた。体調がいい時にでもまた行ってみようか。

「腰痛、再発か?」
脊髄の手術後、1週間経ったので病院を訪れた。だが、その直前からまたまた腰が痛くなり、手術前の半分ほどの痛さがぶり返して来た。どうやら「ひょっとして腰痛再発」なのかも知れない。腰が全体的に痛くなり、歩き出すとお尻の部分から太ももの後ろの部分にピッと強烈な痛みが走るのだ。手術前に比べればまだまだよいのだが、歩くのに苦労し始めた。やはり「成功率20%だ」ということが本当だということが漸く分かってきた。個人差があるのだろうが、3月の旅行だけは無事に終えて、その後で再手術するかどうか判断しよう。それにしてもたった1週間で再発とはなんと情けないことなのだろうか?兎に角、痛い。痛くなってきた。