「手前勝手世界食物語、第311≠サの1」

「博多名物、鯛茶」
博多天神の「割烹、よし田」に行く。勿論お目当ては「鯛茶」だ。半年ほど前「日本橋高島屋」の全国名物展で「鯛茶」を食べさせていた「東京K」のが余りにも不味かったので、本当の意味での口直しはここ「よし田」で食べ直すこととした。ご存知のように、名古屋名物の「鰻のひつまぶし」と同じで、鯛茶もまずは「鯛の刺身」と「山葵」、「醤油の浸けタレ」をかき回して混ぜ合わせる。そしてお櫃からよそった熱々の白いご飯の上に刺身を乗せ、「刺身とご飯」を味合う。その後刺身と醤油ダレを一緒にご飯にかけて、そこに「熱いお茶」をかけて「茶漬け」にして食べる。二通りの食べ方で鯛を楽しむ。これが実に美味い。博多に来た時は必ず寄る馴染みの店と味でした。@1200円に値上がりしていたが満足でした。

「大宰府天満宮」

西鉄線で「大宰府天満宮」に行った。「菅原道真公」を偲んでではないが、たまには神様に頭を下げてみたくなった。御神籤を引く。「小吉」とあった。金運も何もかも余り良くない占いだったが、まあヨシとしよう。そこそこ観光客も来ていたが、兎に角暑いのには参った。

「八月歌舞伎観劇」(歌舞伎座にて、今年3回目)
「梅雨小袖昔八状、髪結新三」
江戸の人情噺だ。大店の娘を浚ってきた「髪結新三」と娘を解放させようとする「大家」との掛け合いが面白い。

2013年の映画のお話し
映画「スマーフ2」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年141作目)
実写とアニメを組み合わせした現代版お伽噺。

映画「ホワイトハウス・ダウン」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年142作目)
テロリスト集団がホワイトハウスを襲う。実は内部からの手引きがあったのだった。偶然に見学ツアーで居合わせた警官とその娘が大統領を救う。

映画「エンド・オブ・ウオッチ」(銀座TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年143作目)
ロスアンジェルス警察のパトロール警官2人の活動を描く。白人、黒人、ヒスパニックのギャング達が蠢くロスの犯罪多発地帯で命を掛けてのパトロールの実態らしいが迫力満点だ。

映画「タイピスト」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年144作目)
これはフランス版スポ根映画だ。1959年のルマンディーで秘書を目指す女性にタイピングの才狽??ゥ出した保険会社経営者が彼女をタイプの大会に出す。地方大会、フランス大会、そして世界大会を目指すというもの。こういう映画、最高だよ。私はこういった基本的にハッピーエンドの映画が大好き。絶対観てね。勿論私的には5つ星でした。平日の昼間にも拘らず満席でした。昨年の「アーティスト」以来の名作だと思う。

映画「スマイル・アゲイン」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年145作目)
文句なしにいい映画だった。元サッカースター選手と別れた妻、そして息子。この3人の生き様を描くが、愛情溢れる映画だった。こういったベーシックな愛情物語が大好きだ。

日経新聞8月16日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「楽園からの旅人」が4つ星、「タイピスト」が4つ星、「ホワイトハウス・ダウン」が3つ星、「スマーフ2」が3つ星、「ザ・タワー」が3つ星、「トランブゾン協奏曲」が3つ星、「陸軍登戸研究所」が3つ星でした。そして、8月23日付けでは、「スタートレック・イントゥ・ダークネス」が4つ星、「悪いやつら」が3つ星、「エンド・オブ・ウゾッチ」が3つ星、「メキシカン・スーツケース」が3つ星、「ガッチャマン」が3つ星、「上京ものがたり」が3つ星、「リターン」が3つ星でし。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」「タイピスト」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」「スマイル・アゲイン」

「シノプスシ233」
「デビュー」(今野 敏 著)実業之日本社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年249冊目)

「ポーカー・レッスン」(ジェフリー・ディヴァー 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年250冊目)
好きな作家の珍しい短編集だ。

「うだつ屋智右衛門縁起帳」(井川 香太郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年251冊目)

「恋知らず」(井川 香太郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年252冊目)「うだつ屋智右衛門縁起帳」シリーズ第2弾

「女泣川ものがたり」(都筑 道夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年253冊目)
中川から隅田川まで、本所と深川のさかいを流れている川を「小名木川」という。だが別名「女泣川」と呼ばれ、深川の岡場所が流行っていた頃から、幾多の女が泣き、その涙が流れているという。好きな作家の作品だったが、実に面白かった。

九州へ

「J  REPORT 2013 8月第5週号」
「リタイアメント・ノート 5年2ヶ月目」、
「VOL。808 SINCE AUG.12th、1983」
「九州へ」
酷暑の日本列島を西へと飛んだ。ほぼ一年振りの九州は福岡だった。東京で歌舞伎を観てから行ったから、到着は午後8時過ぎ。その足でいつも行くもつ鍋の「七山」で「焼肉」と「もつ鍋」を頂く。先日家族が訪れてお世話かけたお礼を兼ねてだ。翌日はバスで「福岡タワー」に行く。博多湾が一望出来る。東京タワーに次いで日本で三番目の高さだという。博多湾に浮かぶ島々、青い海、白い砂、湾の手前には結婚式場があった。近くの「福岡市博物館」で「インカ帝国展」も見学する。今年3月に訪れた「クスコ」「マチュピチュ」らから発掘されてものや「ミイラ」なども展示してあった。映像が多く使われていて、インカの姿が再現されていた。それにしても福岡は暑い。ニュースによるとフランスのパリは「最低気温12度、最高気温20度」とあった。確かに2008年8月に長女と次男とで訪れたパリは寒かったが、もうヨーロッパは秋なのだろう。

「手前勝手世界食物語、第310」

「340gのステーキ」
いつも行く西銀座の高速道路下「インズ2」の地下にある「素適庵」、最近非常に混んでいて、これならば蘭???オたほうがいいとおもうほどの混雑振りだ。まあリーズナブルでそれなりに美味しいので客が来るのも当たり前かも知れないが、余り混むのもどうかと思う。カウンター席に座ったら、コックさんから「お久し振りですね。お元気そうで」と声を掛けられた。「いや、元気じゃないよ」と言っておいたが、このところの心臓やらアレルギーやら肺癌の疑いやら、まあ問題含みでは元気でいられるわけがない。さて、本日は思い切って、最大の大きさの「340gのステーキ、さん、よん、まる」を注文した。5000円弱だが、食べ応えがある。大きいステーキと言えば、初めて南米に出張した時、アルゼンチンのブエノスアイレス、ラプラタ川河口の店で食べた2ポンド、約900gのステーキは凄かった。若かったから全部食べたが、満腹を通り越していた。いつもハワイでは「Tボーン」のこれも2ポンドを食べていたが、骨がある分、肉は多少少ないから食べられたが、歳をとると多分もう食べられないだろうと思う。
以上、まだまだ暑さが続く東京から勢古口がお送りしました。

「お台場合衆国」

東京湾岸のお台場は、元々幕末に幕府が大砲を置いて国防に記するために造られた埋立地だ。今は湾岸発展の象徴のようになっている。そこにある「フジテレビ」で毎年夏に行われている「お台場合衆国」へ行って見た。朝からたくさんの人たちが集まっていた。暑い。炎天下、歩き回る人たちの気が知れない。そんなことを思っていたら、たちまち動悸が激しくなってきた。最近、何もしていなくても胸がキューンとなり、息苦しくなり、動悸が襲ってくることが頻繁に起きていたので、聖路加国際病院に通っていたのだが、このままでは死んでしまうのではないか?と思って直ぐに戻りのバスに乗って自宅に戻った。原因はなんなのだろう?冷房の下で過ごすのが一番の身体休めなのだろうと納得して帰宅しました。それにしてもあれだけの人たちが暑さを物ともせず集まる動機は何なのだろうか?

「アレルギーとエピペン2」
造影剤CT検査の結果、発生したアレルギー症状は、これまでなかったアレルギーを目覚ませてしまったようだ。従って、今は心臓用に「ニトロ」、アレルギー用に「エピペン」を常時携帯している。まるで危険因子を身体に抱えて生きているような状態になってしまった。アレルギーというのは恐ろしい。何に反応してアレルギーが起きるかが分からない。だから常に対応を準備しておかないと大変なこと、即ち命にもかかわるというものだからだ。これまで一切アレルギー反応がなかったのが、心臓CTの造影剤が発端となってアレルギーの体質になってしまうなんて信じられない。本当に恐ろしい。

「ガンダム」

お台場に大きな「ガンダム」像があった。私たち団塊の世代は「鉄人28号」や「明日のジョー」だったから、「ガンダム」とは縁がないが、団塊の世代第2世代、我々の子供たちの世代のヒーローだったのだろう。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?26」
「深川のお祭り」
深川は「富ヶ岡八幡宮」の3年に一度の「例大祭」は8月15日の「連合渡御」には120数台の神輿が練り歩く。「水掛け祭り」ともいうように辺りから水が撒かれ、多いに賑わう。今年は「子供神輿」だけが11日に担がれた。「神田明神、山王神社」と合わせて「江戸三大祭」と言われる伝統の祭りだ。その昔「紀伊国屋文左衛門」が巨大な「お神輿」を寄進したことでも有名だ。関東大震災で焼けてしまったが、20年位前の佐川急便の創業者が改めて寄進したものが今でも境内に飾られている。祭りは江戸っ子の楽しみの一つだったのだろう。余談だが、「富ヶ岡八幡宮」という名前は鎌倉の「鶴ヶ丘八幡」の対になるのだという。だから「ケ」が入っているらしい。
「幕藩体制」
徳川幕府の基本的な思想は「朱子学」だ。これは「忠義、親孝行」が中心の考え方だ。従って幕藩体制は「身分制度」が社会形態だった。身分の上下があり、支配階級と非支配階級に分かれていた。その支配体形は朱子学の考え方に基づいていたのだ。身分では「天皇」「公家」「士」「農」「工」「商」「非人」となるが、あくまで政治は天皇からの委託を受けた幕府、即ち武家の棟梁である「将軍」が執り行うということになっていた。「忠義」とは「主」と「家臣」の関係であり、「親孝行」とは「親」と「子供」の関係であり、これが基礎だった。こんか社会通念は実は戦前まで引き継がれてきていたのが日本の社会ではなかったろうか。最近映画で「風立ちぬ」「少年H」と太平洋戦争前後の話しがヒットしているが、その中での社会体制は江戸時代と余り変わっていないということに気が付かされるから不思議だ。

「東京タワー」

晴海旅客ターミナルからは勿論東京タワーも見える。今は「東京スカイツリー」に押されがちな東京タワーだが、優雅さと言う点では一段も二段も東京タワーのほうが上だと思う。パリの「エッフェル塔」を模したこのタワーはやはり東京のシンボルだと思う。

2013年の映画のお話し
映画「パシフィック・リム」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年136作目)
海底から現れた怪獣と、人がシンクロしたロボットが戦い、人類を救うというもの。

映画「ワールドウォーZ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年137作目)
未知の「ウィルス」が発生し、それは人間同士の感染を引き起こす。但し方法は狂犬病のように人が人を咬むことによって「ゾンビ」化して広がって行くというもの。人類は絶滅の危機に瀕する。

映画「少年H」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年138作目)
こういう映画はいいね。太平洋戦争前後の5年間を少年の生き方を通じて日本の姿を描く。隣の女性は泣いていました。私はこの映画大好き、お薦めです。5つ星にしました。

映画「最愛の大地」(新宿ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年139作目)
ブラッド・ピットの妻で女優のアンジェリーナ・ジェリーが初の監督作品。1990年代、旧ユーゴ崩壊後のセルビア人によるイスラム系住民の虐殺、女性へのレイプを描く。中々女性の目で事件を捉えた秀作でした。

映画「トゥ・ザ・ワンダー」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年140作目)
アメリカ人の男性とフランス人のシングルマザーが恋に落ちる。しかし、世の中そんなに上手くはいかない。愛とは何か?愛するというのはどういうことなのか?を投げかけてくる。よく分からない作品でした。でも画像は本当に綺麗だった。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」

「シノプスシ232」
「お助け人情剣」(牧 秀彦 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年241冊目)「八丁堀裏じゅっ手」シリーズ第2弾

「剣客の情け」(牧 秀彦 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年242冊目)「八丁堀裏じゅっ手」シリーズ第3弾

「闇の帝王」(波多野 聖 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年243冊目)「銭の戦争」シリーズ第4弾

「決闘柳橋」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年244冊目)「剣客船頭」シリーズ第7弾

「銀簪の絆」(鳥羽 亮 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年245冊目)「はぐれ長屋の用心棒」シリーズ第28弾

「風」(坂岡 真 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年246冊目)「死ぬがよく候」シリーズ第4弾

「清須会議」(三谷 幸喜 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年247冊目)

「往生しなはれ」(沖田 正午 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年248冊目)「陰聞き屋じゅう兵衛」シリーズ第3弾

一難去って、また一難

「J  REPORT 2013 8月第4週号」
「リタイアメント・ノート 5年2ヶ月目」、
「VOL。807 SINCE AUG.12th、1983」
「一難去って、また一難」
その日は「病院浸け」の日だった。「聖路加国際病院」の「循環器内科」は10人待ちとのことで約2時間待たされた。この内科は本当に蘭釖?ヤと無関係に混んでいる。他の部署は殆ど蘭釖?ヤ帯通りに診察を受けられるのだが、循環器内科は兎に角病人が多い。やはり大半はお年寄りだ。さて先日の「造影剤でのCT撮影」の結果は、心臓の血管は問題がないことが判明したが、依然として胸の動悸は治まらない。ところがその時点で今度は「肺に影」があるというのだ。そこで後日もう一度「CT検査」をしようということになった。20代の頃には「タバコ」を最高で一日60本吸っていたこともあったが、もう30数年以上吸っていない。それでも「影」と聞けば、即座に「肺癌」を疑ってしまう。心臓の動悸の原因もまだ分からない内に今度は肺癌の疑いとは、それこそ一難去ってまた一難となってしまった。

「猛暑とミミズの自死」
日本国内を襲っている猛暑だが、いつもの如く歩道には「ミミズ」の死骸がたくさん出てくる時期になったようだ。毎年のことなのだが、この時期になると「ミミズ」が這い出してきて歩道の上で息絶えている姿があちこちで見られる。なんなのだろうか?自然の摂理なのか?ミミズの死骸にたくさんの小さな蟻が群がっていた。本当に不思議な光景なのだ。私はこれを「ミミズの自死」と名付けた。数日後、ミミズは蟻が持ち去ったのだろう、姿を消していた。

「熱い朝日」
このところ、「日の出」も徐々に遅くなってきている。東京では午前5時頃が日の出だ。朝の五時半を過ぎた頃、東の空を赤く染めて「太陽」が上がってきた。今日も35度位になるのだろう。正に「熱い朝日」の登場だ。

「手前勝手世界食物語、第309」

「はしごのダンダン麺」
久し振りに数寄屋橋近くの銀座西6丁目の裏道にある「はしご」に行った。隣に「つけ麺」の店が出来ていて、そこには行列が出来ていた。「はしご」のほうは店内の椅子に座った列があった。この店、もう10年以上前から通っている。所謂「坦々麺」の店だが、ここでの呼び名は「ダンダン麺」なのだ。タンタンとは言わずダンダンなのだ。何度も登場させているので、詳しくは言わないが、私は「東京一の坦々麺」だと思っている。シンプルで美味しいので、いつも注文は「ダンダン大辛」だ。@800円は高いか安いか?銀座8丁目と八丁堀にも店があります。夏は熱いものを食べるに限る。「暑さを熱さで」立ち向かう。この気持ちが食欲を増すのだ。
以上、酷暑の東京から勢古口がお送りしました。

「豊洲に新中学高校が」

モノレール「ゆりかもめ線の新豊洲駅」の東側に新しいフェンスと看板が出来ていた。そこに書かれていたのは「芝浦工業大学中学高校」という文字。どうやら豊洲にある芝浦工業大学豊洲キャンパスに続いて付属の「中学、高校」が出来るらしい。急速に人口が増加している「湾岸部」には公立の幼稚園、小学校、中学校はあるが、私立の学校は芝工大以外はこれまではなかった。そこに中学と高校が出来るというのだ。まあニーズに沿ったものだから当然と言えば当然だろう。いつ出来るとは書かれていなかったが、恐らく2015年度入学位なのではないだろうか?

「江戸の庶民の生活は楽だったか?25」
「沽券」
「拝領地」のお話しをしたが、これは基本的には「幕府の土地」を貸して貰う土地のことだ。では私有地はなかったのかというと、勿論「私有地」はあった。そして「土地台帳」「土地権利書」ともいうべきものが、「沽券書」というものだ。これには物件が赴Lされ、所有者が記され、町役人が署名したもので、正に現在の権利書なのだ。これが土地の売買時に渡され、新たな持ち主の名前が記載されるのだった。ところで皆さんも「沽券に係わる」という言葉をご存知だろうが、これは「その人の面子や体面、顔や名誉に係わる」という意味のものだから、「沽券」は個人にとっても非常に大切なものだったことが分かろうというものだ。「拝領地」だが、これも実質的には陰に隠れて売買されていたらしい。旗本や御家人の土地は幕府の土地で基本的には売買できないから、「貸借」というような形で持ち主が変わっていたらしい。どこにでも抜け道はあるものだ。勿論、庶民の大半は九尺二間の「長屋」住いでした。
「井戸替え」
7月の七夕前に江戸では「井戸替え」が行われたという。井戸は貴重な水を保管するためのものだから、年に一度は井戸の掃除をする必要があった。江戸の井戸というのは、別に地下水を汲み上げるものではなく、雨水や水道水を溜めて置くものだった。特に水質の悪い深川などでは海水が湧き出すから、飲み水にはならない。しかし大川より西側は多摩川や井の頭池から水道が引かれて飲み水となっていて井戸に溜められていた。だから深川などでは飲み水は買うということになったから、「水売り」がやってきていたという。そんな水は甕に溜めて家に置いていた。