「大学フットボール・TOP8・第4節」
東京は何と2ヶ月振りの快晴だ。アミノバイタルフィールドは「TOP8」も第4節を迎え、上位チーム対下位チーム戦の最終戦となった。今日は母校と立教大学との戦いだ。しかし、この試合の直前、日大が中央大に何と21:27で敗れるという番狂わせがあった。母校は徐々に実力を発揮してきており、第1節、第2節と逆転勝ちだったが、前節は圧倒的な力を発揮した。その勢いそのままフィールドでは熱いムードが高まる。(写真:試合開始前)
主将でエースランニングバックの李卓(り・たく)君はTOP8のリーディングラッシャーであり、得点王でもあり、気合が入る。(写真:李君)
ゲーム展開は、第1Q,立教の最初の攻撃を防ぎ、続く自軍のオフェンスでQB1番小田君が自らボールを持ち、50ヤードのランでTDを上げた。TFPも決まり、7:0とリード(試合時間残り8分48秒)。また更に残り3分17秒、QB12番米内君から19番廣田君への35ヤードパスが決まりTD。TFPで14:0とリード。第2Qは、残り8分45秒、今度は立教が攻めに攻め、母校ゴール前1ヤードからQB自らボールを持ちTD、TFPも決まり、14:7と反撃に出て来た。しかし、その後互いにFGを外すなど精彩なく前半終了した。(写真:母校の攻撃)
この日は丁度15夜で東の空には満月が顔を出してきた。(写真:満月が顔を)
第3Q,残り9分07秒、29番RB李君が切れのよい走りを見せ、立教ディフェンス陣を置き去り、あっという間に45ヤードランのTDを決めた。TFP後21:7となる。更に第4Qに入ると残り9分06秒、またまた李君が40ヤードのランでTD,TFP後28:7と一気にリードを広げた。しかし立教も残り7分13秒、20ヤードのパスを成功させTD,TFPも決まり、28:14とした。だが、その直後の残り6分07秒、またまた李君の13ヤードランで本日3つ目のTDとなり、TFP後35:14となるQB。残り4分24秒、母校はQB12番米内君から27番WR石井君(2年生)への20ヤードのパスが決まりTD。TFP後45:14となった。だが粘る立教はQB18番からRB30番荒竹君(1年生、立教新座)への再三に渡るシャベルパスが決まり、ロングゲインし、残り9秒ついに30番の1ヤードランでTDとなった。TFPはスナップミスで試合終了、45:20で母校が勝利した。(写真:スコアボード)
李君の3TDは素晴らしかったが、立教1年生30番のRB荒竹君は逸材だ。まだ1年生であれだけのランプレーが出来るのは立教にとっては期待の星だろう。次代を背負うRBだ。日大の敗戦で上位4チームは混戦となってきた。早稲田、法政、母校がそれぞれ4勝0敗、日大が3勝1敗。次節からは上位4校同士の星の潰し合いになる。益々目が離せない。