「芸術の冬」

「J  REPORT 2016 1月第5週」
「リタイアメント・ノート 7年7ヶ月目」、
「VOL。934 SINCE AUG.12th、1983」
ご意見ご要望等が御座いましたら、こちらへメールください。  sekoguti@aa.e-mansion.com

「徒然に」
名前は変わったが、このレポートを書き出し、発信しだしてもう30年になる。だからサラリーマン時代の大半はこれを書いていたことになろうか。最初は月に1回だったが、2001年11月のブログ化からは間違いなく週1回を何とか貫いてきた。最初は郵便で、次はファックスで得意先に送ったのだが、訪問するとよくその会社の人から「あのレポートを書いていらっしゃる方ですか?楽しみにしてます。皆で回覧してます」と言われ、やる気を増したものだった。だが毎週、何を書こうか?と悩むこともしばしばだ。作家の方の悩みがよく分かるような、分からないような不思議な気持ちで毎週臨んでいる。だから題材を求めてどこに行く時も周囲に注意を払って、新しい話題を求めている。旅に出る時は即話題が見つかるからいいのだが、東京に居て何もしていない時が一番困る。困るというよりも書く題材探しに苦悩しているのが実態だ。だから、「映画」に、「読書」に、「旅」に、「食事」にと話題を探して歩き回っている。このところ健康問題が再発している。特に「膝」だ。学生時代のアメリカンフットボールで怪我をした膝を宥め宥めて暮らしてきたが、50歳を超えて、もうどうしようもなくなり、好きだったゴルフもスキーも止めた。それでも毎日通勤時には約1時間歩いていた。2010年、62歳の時に遂に「左膝人工関節装着」の手術をし、身体障害者の仲間入りをした。その後何とかやれていたのだが、最近は悪くなかった「右膝」の痛みが酷くなり、階段の昇り降りに苦労するようになった。そして先日は遂に右膝を捻ってしまった。歩くのにも困難な状態になった。毎朝の愛犬の散歩は止める訳にはいかないので、距離を短く、ゆっくりと歩くことにしているが、もう健康年齢ではなくなったということだ。年齢を感じる昨今だ。写真は東京都交通局がくれる赤いマークだ。これは身体の内部に障害があり、見た目は何もなくても実は障害者だと言う人を示すもの。このマークを付けた人を見掛けたら、助けてあげて下さい。乗り物でも椅子も空けて下さいね。宜しくお願い致します。(写真:障害者マーク)

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「芸術の冬」
「フェルメールとレンブラント」(森アーツセンターギャアラリーにて)
副題「17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」を観に六本木ヒルズに行った。3月末までやっている。フェルメールは東京で「真珠の首飾りの少女」を観た。またオランダ国立美術館では「牛乳を注ぐ女」を見た。今回は3作目の「水差しを持つ女」だった。これはメトロポリタン美術館からの貸し出し物だった。流石光と影の魔術師だ。これも素晴らしい作品だった。(写真:フェルメール展)
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もう一つはオランダの巨匠レンブラントの「ベローナ」だ。鎧をつけた女神ベローナを描いている。(写真:レンブラント展)
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余計な言葉はいらない。どの絵画も素晴らしいものばかりだ。見逃せない絵画展でした。会場で写真撮影を問うたが断られた。同じ物が海外では撮影可というのに日本では駄目だというのが納得できずにいる私でした。「借り物だから」というのが理由なのだが。その日、東京は雪景色でした。(写真:六本木ヒルズからの雪景色)
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