「ほやを食す」

「手前勝手世界食物語、第379号」
「ほや」

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友人のM君(彼も中学の同級生)に誘われて銀座8丁目の「樽平」という居酒屋に行った。手造り料理をおつまみにした小さな店だが、M君によればテレビで紹介していた店だという。横丁に入った分かり難い場所にあった。そこで「ほや」に巡り合えた。東北地方の太平洋岸で採れる「ほや」、これは貝ではないし、軟体動物なのだろうか?独特の風味が好き嫌いを強調する食べ物で、一度嫌になると二度と食べられないし、逆に美味いと感じれば、日本酒に合うあてなのだが、「ほや」の好き嫌いは人それぞれだ。私は大好物の一つで問題なく食べられる。琵琶湖の「鮒寿司」も独特の匂いの食べ物だ。「鮒寿司」も初めて食べた時から美味いと思い、全く問題なく食べられた。大概の人は食べられない品だ。これらは最初が肝心だろう。最初でその後の好き嫌いが決る。果物の王様「ドリアン」もそうだ。あの匂いもきつい。だから食べられない人が日本人には多いと思う。私はこれも問題なく食べられる。まあ何でも食べられるということだろう。
「鼎泰豊(din tai fung)の小籠包」
日本橋高島屋地下2階の鼎泰豊に初めて行った。勿論台湾の本店にはこれまで3度行ったことがある。日本では初めてだったが、流石に美味しかったと伝えておく。この店、世界中に出展しているようだが、日本にも数店舗あると聞く。他の店の小籠包は皮が破れてしまい、肝心のスープが漏れ出しているのが多いが、この店のは流石にそういったことなく、熱々のスープを味合うことが出来た。これは職人芸なのだろう。満足でした。
9月4日から11日までアメリカ南部の旅に出掛けますので、次回「J REPORT 914号」の更新は多分帰国後の12日になると思いますので宜しくお願い致します。
以上、夏から一挙に秋めいて来た東京から勢古口がお送りしました。