「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「告白 コンフェッション」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年44作目)
大学山岳部の仲間たちでの卒業登山で一人の女性が遭難した。その16年後、卒業登山仲間の二人が同じコースを踏破するが吹雪に巻き込まれ遭難しかけるが、偶然山小屋を発見する。しかしその直前韓国人留学生が昔の仲間だった女性を殺したと告白する。山小屋の中では二人の対立が起こる。誰が助かるのか?それとも?

「マッドマックス フュリオサ」(TC日比谷にて)私的評価★★★(今年45作目)
何作目かのシリーズものだ。バイク部隊とトラック部隊の争いに巻き込まれた少女フュリオサは母を失い復讐に燃える。砂漠の戦いは熱く激しく燃えるのだった。

「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」(HTC有楽町にて)私的評価★★★★(今年46作目)
職場の元同僚の女性から手紙が来た。そこには癌でホスピスに入っていてもうじき死ぬとのことだった。彼女に負い目のあったハロルドはホスピスまでの800kmを歩き通そうと考える。そうすれば彼女は死なないとの信念からだった。約2カ月の歩き旅で起こる出来事が心を打つ。信じる心こそに意味があるのだった。

また、6月7日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」には、「違国日記」「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」「チェレンジャーズ」「あんのこと」「東京カウボーイ」「かくしごと」「プリンス ビューティフル・ストレンジ」「ドライブアウェイ・ドールズ」が紹介されていました。

「2024年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「哀れなるものたち」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」「コット、はじまりの夏」「オッペンハイマー」

★★★★=「枯れ葉」「ゴールデンカムイ」「ダム・マネー ウォール街を狙え!」「ブルックリンでオペラ」「パスト ライブス/再会」「人間の境界」「無名」「鬼平犯科帳/血闘」「碁盤斬り」「関心領域」「ハロルド・フライのまさかの旅立ち」

「私の2023年に観た映画は98本、星5つは
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」

「2024 観劇シリーズ」 2023年の歌舞伎観劇は12度でした。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇。
猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を歌舞伎座にて観劇。「新版歌祭文」、「釣女」、「籠釣瓶花街酔醒」の3題目。
三月大歌舞伎、昼の部「菅原伝授手習鑑」、「傾城道成寺」、「小浜御殿綱豊卿」を観劇。
四月大歌舞伎、夜の部「於染久松色読販」、「神田祭」、「四季」を観劇。久々の玉三郎でした。(写真:K四月)
團菊祭五月大歌舞伎、昼の部「鴛鴦襖恋睦」「極付番隨長兵衛」「毛抜」を観劇。(写真:K五月)
六月大歌舞伎、昼の部を観劇予定。(写真:K六月)

「2024年旅暦」
1月に蕎麦の旅で東北と信州に行きました。
6月に福岡佐賀に、7月には釧路に長期滞在を、また8月には家族全員で壱岐の島へ旅する予定。通院の予定があるために、旅行は難しいですね。
海外には2月にハワイに行きました。次のハワイは9月の予定です。

「2023 本の記憶シリーズ」  2022年の読書数は、185冊でした。
「星落ちて、なお」(澤田 瞳子 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年75作目)

「赤と青のガウン」(彬子女王 著)PHP文庫 私的批評眼★★★★(今年76作目)
三笠宮家の彬子女王(御年42歳)が二度に亙るオックスフォード大学留学の20歳代前半の5年間を語り、最終的に日本美術史の博士号を取得するまでを描く。ご本人は今上天皇の又従妹であり、女王と言う称号は皇族の中では一番下の称号だという。既に2014年に発売されていたが、今年になり大反響を呼んでいるベストセラー作品だ。