「肝臓癌は拡大していた」

「J  REPORT 2024 6月第2週号」
「リタイアメント・ノート 14年12ヶ月目」
「VOL.1371 SINCE  AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。㔟古口
追加して「癌になるな」もね。

「人生は旅の如くNO.12-2009年編・第10話、10月のドイツ、チェコ、オーストリア、ハンガリーにて」
実は大変なミスを犯していたことに今気が付いた。この年10月にドイツ、チェコ、オーストリア、ハンガリーを訪れていたのだが、書き忘れていた。そこで時間をぎゅっと少し戻して10月から再開してみる。
ドイツには以前にも行ったことがあったが、今回はライン川の船旅を楽しみ、再びのノイシュヴァンシュタイン城の美しさとか、それにベルリンから旧東ドイツのポツダムへと廻った。どこの街へ行ってもドイツ国内は古い教会を中心とした街並みなのでどこがどこだか思い出せないのが困るところだ。ポツダムは第二次世界大戦でも最重要な場所なので興味深く見学した。当時はドイツにもあちらこちらに原発があり驚かされたものだった。ライン下りは川の両岸に植えられた葡萄畑が見え、その上の丘には古城が建っていた。ワインの名産地でもあるからだろう。戦争被害のひどかったドレスデンの復興には驚かされた。完膚なきまでに叩きのめされた街は煉瓦の一つ一つまで復活させるというドイツ人らしいセンスの現れだろう。東ドイツを吸収したドイツは再び欧州の盟主として生き返っていた。
チェコのプラハではチェコ城が印象的だった。如何にも中世の城らしかった。それと共産主義の崩壊時の出来事にも歴史を痛感させられた。プラハはよく映画撮影のロケ現場にも使われている。皆様も映画でご覧になったことがあると思う。東欧の宝石のような街だ。
オーストリアで思い出したことがある。ハプスブルグ家ゆかりのシェーンブルン宮殿に行った時のこと。同じツアー客の若い女性が着物に着替えて現れたことだ。日本からわざわざ和服を持参したとのこと。聞けば夫は官僚だというから多分エリートなのだろう。皆驚きました。でも日本女性の和服姿はヨーロッパでも冴えていました。着付けまで自分で出来るとは凄いね。また徐々に思い出しました。音楽と芸術の街ウィーンは実に華やかな雰囲気だった。夜一人で名前は忘れたが有名な音楽家が良く通ったという古いレストランで食事したが、歴史が息づいていました。
ハンガリーのブダペストでは古都の美しさを観ました。ドナウ川を挟んで西側の丘の上、ブダには宮殿が、東側の低地、ベストには大聖堂や国会議事堂があり、それらを結ぶ橋の一つに有名な「くさり橋」がある。美しい橋だ。水害の爪痕がありその凄まじさにびっくり。
兎に角ヨーロッパはキリスト教の歴史に溢れているし、全てが境界を中心に廻っていることを実感したのでした。おや雪が降ってきました。既に早い冬の足音が聞こえて来ていた東欧でした。