映画

映画「アンノウン」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年72作目)
アメリカ人の夫婦がパリにやってくる。学会への出席のためだ。だが夫は空港にパスポート他が入ったバッグを忘れてきてしまい、ホテル到着時に気付く。慌てて空港へとタクシーで戻る夫。だが事故が起こりタクシーは川に墜落、夫は辛うじて助け出されるが、運転手の女性は不法滞在者だったので警察から隠れて逃げてしまう。入院した男性は一時的な意識障害が生じている。ホテルへ戻ると妻も彼を知らないといい、既に彼に成り済ました男性がそこに入るのだった。そして彼は混乱の内に次々と追っ手が現れ殺されようとする。どうしたことなのか?学会にはある中東の王子が出席することになっていた。王子の暗殺計画が進行しているようなのだった。果たして彼は誰なのか?映画は面白かったが、設定に若干以上に矛盾があった。

映画「男と女」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年73作目)
毎週観ている名作50本の映画シリーズ。今回は先週に続いてフランス映画。夫を撮影中の事故で失った美人監督、レーサーの男、共にそれぞれ幼い子供が寄宿舎に住み、週末だけ会いに行く。そこで二人は知り合う。レーサーはモンテカルロ・ラリーに出て、そこへパリから電報が届く。愛しているとの言葉に急いでパリに戻るレーサー。果たして愛は成就するのか?フランス映画らしいラブロマンスでした。

映画「岳(ガク)」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74作目)
山岳映画というより「山馬鹿」映画だろう。ボランティアで山岳救助を行う若者と長野県警山岳救助隊との物語で遭難者を救助することがテーマ。詰まらなかった。映画を観終わって感じるのだが、なんで遭難し且つ死亡するような山に登るのか?そしてそれによりどれだけの人に迷惑をかけているのか?本当に登山をする人は分かっているのだろうか?山は自己責任で登るべきで救助を求めるならば登るなと言いたい。

映画「星を追う子ども」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年75作目)
アニメ映画。少女と先生が地下世界の黄泉の国を目指すというお話し。黄泉の国では死者を蘇らせることが可狽セと信じて二人は地下世界に向う。そこで出会った人たちとは?地下にも星があった。

映画「まほろ駅前多田便利軒」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年76作目)
「まほろ駅」は東京の郊外、神奈川県内にあり、私鉄JRも通う。住宅街もあり、繁華街もあり、且つ米軍基地もあるという設定。ここで「便利屋」を一人でやっているのが多田だ。偶然中学の同級生「行天」が転がり来る。そうした二人に起こる事件。薬、沫ヘ、売春、等々色々起こるべくして起こる事態をどう解決していくのか?現代の縮図はそこにはあった。

日経新聞5月13日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「ブラック・スワン」が4つ星、「四つのいのち」が4つ星、「岳<Kク」が2つ星、「星を追う子ども」が3つ星、「ジュリエットからの手紙」が3つ星、「少女たちの羅針盤」が3つ星、「富江 アンリミテッド」が3つ星でした。

「シノプスシ124」(読書シリーズ124)
本「図書館戦争」(有川 浩著、)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年108冊目)
実に変った本だった。所謂FS物のジャンルに入るのだろうが、2019年という近未来の東京では本の検閲が正当化していた。それに対抗して図書館側は言論の自由を求めて立ち上がり、本規制側(即ち体制側、保守派)と戦うのだった。

本「77の傷」(風野真知雄著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年109冊目)
本「弾丸の眼」(風野真知雄著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年110冊目)
本「燃える川」(風野真知雄著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年111冊目)
「爺いとひよこの捕物長」シリーズ3作。大火事で父親を失った「喬太」は叔父の岡っ引きの手下として奉行所の手伝いを始めた。ひょろ長い身体はまだ少年の域を出ていない。偶然出会った老人は下忍者の「和五郎」といい色々と喬太に知恵を貸してくれる。喬太も鋭い勘が持ち主の将来が期待できる若者だった。こうして二人のコンビが江戸の犯罪を魔「ていく。これまでの捕物帳とはちょっと赴きが違うお話しでした。

本「女だてら」(風野真知雄著、)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年112冊目)
「麻布わけあり酒場」という新シリーズの第一作目。麻布にあった「おこう」という女将がやっていた酒場が火事で焼け押し、おこうは巻き込まれて死んだ。馴染み客だった3人はそれぞれお金を出し合って勝手に亡きおこうのために店を再建させた。そして偶然のことからあの火事が付け火だと分かる。さてその先は?

本「大富豪同心」(幡 大介著、)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年113冊目)
本「天狗小僧」(幡 大介著、)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年114冊目)
本「一万両の長屋」(幡 大介著、)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年115冊目)
本「御前試合」(幡 大介著、)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年116冊目)
本「遊里の旋風」(幡 大介著、)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年117冊目)
「八巻卯之助放蕩記」シリーズの第1?5作品。卯之吉は江戸一番の札差「三国屋」の孫息子。祖父のお金の力で町方同心の株を買ってもらい南町奉行所の同心「八巻卯之吉」となった。放蕩三昧をし尽くしてきた24歳の独身の若者は世の中のことは知らないが、不思議な人脈と人徳を持っていた。そして見事事件を解決に導くのだった。かなり面白かったです。このお話しの中で出てくる「町方同心の服装」なのですが、「紋付・黒巻羽織」というものらしく、「巻」というのが同心独特の着物の着方で、羽織の裾を帯に挟むという奇妙なもの。普通羽織は着物の帯の上になるのだが、帯に挟むことによって動き易いらしい。これが同心独特のスタイルで仲間内では憧れの的だったとか。

本「東海道53次殺人事件」(風野真知雄著、)実業之日本文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年118冊目)
祖先は江戸時代、妖怪退治で鳴らした町方同心だったが、その子孫は歴史研究家という「月村弘平」で先祖伝来の地である「八丁堀」に住んでいるという設定。恋人は警視庁の刑事だ。事件は東海道の昔の宿場跡で起こる絞殺事件だったが、これの連続性に気付いた月村はヒントを恋人の「上田夕湖」に与え事件を解決へと結び付けるという探偵物。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。