映画

映画「コクリコ坂から」(日比谷スカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年120作目)
昭和38年の横浜は山手に住む「海」は高校2年生。自宅は元医院で今は女性ばかりの下宿屋。同じ高校に通う3年生の男性に好意を寄せている。学校の古くなった部室を潰すと言う話しが出て、全校生徒が活躍を始める。そんな中、男性から二人は父親が同じ兄妹だと告げられる。そんな青春ドラマなのだが、実に当時の雰囲気が生き生きと描かれている。昭和38年と言えば私は中学3年生だった。横浜生まれの横浜育ちの私には全てが懐かしい風景だった。

映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年121作目)
遂に完結となった10年に亘る大作。最後は勿論ハリーが勝つのだが、いつもながら面白い映画でした。

映画「ミクロの決死圏」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年122作目)
「午前10時の映画」と称して古い作品を50本上映している中の一つだ。脳の手術を行うのに、小型潜水艦に乗り込んだ乗務員達は極小に縮小されて血管から脳へと送りだされるというもの。色々な困難を乗り越えて手術は行われる。

映画「大鹿村騒動記」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年123作目)
長野県大鹿村には300年に亘って続いている伝統の歌舞伎があるという。これはそんな村の歌舞伎を執り行う人たちの物語だ。実に単純に面白い。主演の原田芳雄氏の訃報が伝えられた日だった。18年振りに友人と駆け落ちした妻が帰ってくる。そこで起きる人々の人情味が面白い。

映画「いのちの子ども」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年124作目)
実際に起こった事件をカメラの眼を通して描いた実写物。パレスチナのガザ地区に暮す家族の4ヵ月半の息子は免疫不適合でいつ死ぬか分からない状態だった。それをイスラエルの医師が救おうとしてイスラエルの自分が勤務する病院に両親や小さな兄弟と共に連れてくる。だが5万5千ドルの費用が足りなかった。テレビで寄付を呼び替えたところ、匿名のイスラエル人が寄付してくれた。あとは骨髄移植に必要なドナー探しだった。こうして1年余に亘っての闘病生活を追う。イスラエルとパレスチナの紛争は2000年に亘るもの。アラブ人からも非難を浴びる家族。息子の命を救った後は殉教者にすると言う母親。世の中の辛い矛盾と紛争に思わず涙してしまう。

日経新聞7月22日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「モンスターズ/地球外生命体」が4つ星、「人生、ここにあり」が4つ星、「忍たま乱太郎」が3つ星、「ロック、わんこの島」が3つ星、「グッド・ハーブ」が3つ星、「黄色い色の子供たち」が3つ星、「死ね!死ね!シネマ」が3つ星でした。

「シノプスシ134」(読書シリーズ134)
本「義経になった男 三人の義経」(平谷美樹著、)角川春樹時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年197冊目)
「源九郎判官義経」の物語。影武者が二人いたというお話で、義経が京都の都から平泉に落ち着き、やがて兄の頼朝が挙兵したことを知り鎌倉を訪れ、平家討伐に派遣されるまでのお話し。4部作の一作目。

本「一矢ノ秋」(佐伯泰英著、)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年198冊目)
「居眠り磐音江戸双紙」シリーズの37作目。いよいよ磐音は江戸に戻る決心を固めた。

本「甘露梅」(宇江佐真理著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年199冊目)
「お針子おとせ吉原春秋」 吉原でお針子として働く「おとせ」の江戸情緒物語。

本「ひょうたん」(宇江佐真理著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年200冊目)
古道具屋「鳳来堂」の主人音松、妻のお鈴らの下町人情話。

本「白い霧桜雨」(藤原緋沙子著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年201冊目)「渡り用人 片桐弦一郎控」シリーズ1作目。
本「桜雨」(藤原緋沙子著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年202冊目)「渡り用人 片桐弦一郎控」シリーズ2作目。
本「密命」(藤原緋沙子著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年203冊目)「渡り用人 片桐弦一郎控」シリーズ3作目。
浪人となった片桐弦一郎は口入屋の紹介で武家の臨時雇いの用人となる。

本「神君の遺品」(上田秀人著、)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年204冊目)「目付鷹垣隼人正 裏録」シリーズ1作目。
5代将軍「綱吉」から直々に命じられて目付になった鷹垣は、6代目将軍を狙う一味との戦いに巻き込まれる。伊賀者、甲賀者、黒鍬者らの忍者や、上野寛永寺の僧兵などが入り乱れる。

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