「湖に映るマッターホルン」

2012年6月18日(月曜日) 第五日目
朝の三時に娘からメールがあり、孫娘の「栞」が高熱を出しているという。38.5度だが、今は若干下がって37.5度らしい。薬を飲んでくれないので困っているという。離乳食を始めたばかりだから、ヨーグルトに入れて薬を飲まそうとしているらしいが、上手くいかないという。生後半年だから心配だ。孫娘の件は私が旅行するたびに何か問題が出てきて旅の空で心配をすることになっているらしい。さて昨日のクライン・マッターホルンだが、途中3000mから2600m付近では万年雪で通年スキーが出来、スキーコースになっていて、沢山の人がスキーやスノーボードを楽しんでいた。頂上の気温がマイナス2度、下山した町は29度と大変な気温差だった。どうやら時差は解消したらしいが、昨晩は中途半端な時間に寝たので、3時には目が覚めてしまった。
今日は「スナガ」というところ2300m付近まで地下ケーブルカーで登る。本日のマッターホルンはその美しい姿を雲に隠して上半分は見えない。美人の機嫌をとるのは世界中どこでも大変だ。そこからツェルマットの街までハイキングをしながら下る。高山植物の花があちらこちらに咲き誇っている。花に余り興味のない私でも綺麗だと思う。約4時間ほどの下山を終えて、午後からは昨日昇ったゴルナグラートの途中まで行き、これまたハイキングで下山する。途中湖があり、湖面にマッターホルンが映るはずだったが、雲に頂上付近は覆われていて残念ながらその姿を全て見ることは出来なかった。本来ならば30分ほどで降りられるはずが、雪渓が残っていて、滑るため迂回に時間が掛かり50分も掛かってしまった。夜はスーパーで買ってきたハムやワインで簡単な食事で済ました。
以上、スイスより勢古口がお送りしました。

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