「クライネ・マッタホルン山頂の仲間たち」

2012年6月17日(日曜日) 第四日目
朝から駅に行き、昨日列車に忘れたコートを取りに行く。無事あった。但しこれは私のコートのことではない。登山鉄道に乗って2100m地点「ゴルナグラート」のホテルまで行く。空には雲が全くない本当の快晴だ。四方は4000m級の山々が白く雪に覆われ、それは感動的な光景だった。車中からリスとネズミのあいの子のような動物「マーモット」の姿も見えた。さて我々の持っている「スイス・パス」は実に役に立ち、登山鉄道の高額な料金も50%割引になるという優れものだ。眼下にスイス第二位の氷河も見える。スイスで一番高い山「ドーム(DOM)」も遥か遠くに聳え立っている。街に戻って、今度はケーブルカーを乗り継いで「クライン・マッターホルン」3883mへと向かう。あっという間に到着したが、突然「擬似高山病」のようになり、目眩がして身体が揺れているように感じて、気持ち悪くて仕方がない。最後はエレベーターで山頂に昇るのだが、目の前にある「マッターホルン」には雲が掛かってきていて頂上付近は見えなかった。朝はあれほど晴れていたのに午後からは次々と雲が発生しているようだ。従って早めに下山する。下に下りてくると目眩は解消された。途中から歩いて降りる。そこは周囲にまるでお花畑のような光景が展開されていた。さて本日は日曜日なのでスーパーマーケットも開いていない。仕方なく、昨日買い求めて残っていたパンやチーズで腹を満たす。それにしても高山病は辛いことが良く分かった。本当に参った一日でした。あんな経験は文字通り初めてでした。それも二日酔いとの合併症だったのかも知れない。朝はホテルの朝食、昼はケーブルカー乗り継ぎ駅でスパゲッティーを食べた。何を食べたのか味もよく分からなかった。
追伸:「クライン・マッターホルン」は鋭く尖った山でその頂上に「クロス」が飾られていた。過去私は中国で「黄龍」に行く途中で4500mの峠を超えた経験があるが、これはバスだったのでゆっくりと徐々に高度に馴染んでいった。ところがロープウェイであっという間に頂上に到達した今回は全く高度に順応できず大変な目にあってしまった。この山頂はイタリアとの国境でもあり、イタリア側の雪の大地にも足を踏み入れ、イタリアの町並みも遥か下方に見ることができた。勿論ここからスイス側のツェルマットの町も見えた。

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