真珠の耳飾りの少女

「J  REPORT 2012 7月第4週号」
「リタイアメント・ノート 4年2ヶ月目」、
「VOL。750 SINCE AUG.12th、1983」
「真珠の耳飾りの少女」
東京が梅雨明けとなった翌日、暑さの中を上野公園に行った。目的は「東京都美術館」で開催中の「マウリッツハイス美術館展」だ。あの有名な「真珠の耳飾りの少女」が来日している。同じ題名のフェルメールの作品がもう一つ「国立西洋美術館」でも公開されているが、今回は東京都美術館に行くこととした。当日は「シルバーデイ」で65歳以上の人は無料とのことで大変混雑していた。フェルメールの作品が2点来ていた。「真珠の耳飾りの少女」ともう一つは「ディアナとニンフたち」だった。流石「真珠の」の前には行列が出来ていた。オランダで観たもので今回出展されていたのは、「ヤン・ステーン」の「親に倣って子も歌う」と、「レンブラントの自画像」があった。自画像は恐らく数点あるのだろう。閉館時間が迫り、時間が45分しかなかったので、もう一度訪れてゆっくり観るつもりだ。「御木本」がそっくりの真珠の耳飾りを出展していたのには驚かされた。それにしてもあの絵の少女の美しさ、青いターバンの色合い、赤い唇、潤いのある眼、何をとってもフェルメールと言う画家の繊細な心が溢れ出ていた。

「富士山」
風が強く吹く朝、都内からも美しい「富士山」が観えた。夏場は中々富士山を観ることが出来ないが強風が雲を吹き飛ばしたようだった。既に雪は若干の「雪渓」を残すだけで「夏山」となっている。きっと沢山の人々が富士登山をしていることだろう。私も登りたかったが膝が悪いのでもう出来ないだろう。そんな富士山も昨年の「東日本大震災」以後、「噴火説」がそれこそ噴火している。もう数百年も噴火していないのだから、噴火しても決しておかしくはない。そして今の美しい富士山の姿は大きく変化してしまうのだろう。自然の力に我々人間は逆らえない。一時言われていた富士山のゴミは殆ど解消したようだから、美しい富士山をこれからも守ろう。

「ミミズの自殺」
梅雨明けの時期、いつも不思議に思うことがある。それは路上に這い出してきた「ミミズ」たちの哀れな?姿だ。わざわざ土の中から這い出してきて、そしてアスファルトの上で太陽の熱でぐたっとしてしまい、翌日にはカビカビに乾燥して死んでいる。「なぜ自然はミミズを自殺に追いやるのか?」自然の摂理なのだろうが、ミミズは蟻や他の動物たちの餌になるために死ぬのか?鳥が巣立つためには大量の「虫」を小鳥達に食べさせる。しかしそれらの小鳥達が一年後に成鳥として戻ってくることの確立は5%以下だと聞いたことがある。自然のサイクルは沢山の動植物の「食物連鎖」の上に立っているのだから、きっとミミズたちの行動もその一環なのかもしれないが、実に不思議な出来事だといつもこの時期になると思うのだった。

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