二つのフェルメール

「J  REPORT 2012 8月第2週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。752 SINCE AUG.12th、1983」
「二つのフェルメール」
東京上野「西洋国立美術館」で開催中の「ベルリン国立美術館展」に行ってきた。ここにはあのフェルメールのもう一つの「真珠の耳飾りの少女」があった。東京都美術館のもう一つのは「青いターバン」が特徴だったが、こちらは、窓辺で佇む少女なのだが、どうやら元々は正面の壁には地図が書かれていたというお話しもあるようだ。黄色のガウンのような衣服を着た少女が部屋の中から窓辺を見ている絵だが、光の魔術師らしい入ってくる淡い光が室内の明暗を現している。その他ポスターにも載っている「マルティン・ルターの肖像」作ルーカス・クラーナハ(父)、これは宗教改革者ルターを扱っている作品だけに実にドイツ的だ。レンブラント作の「ミネルヴァ」「サンドラ・ボッティチェリ作の「ダンテ神曲・地獄編」の点描画、ミケランジェロ作の「聖家族のための習作」の点描画など非常に珍しいものもあるし、私の好きな「ヤン・ステーン」の絵もあった。本当に見所がある絵ばかりで楽しめた。一度必見です。

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