安房勝浦、信州松本、出羽山形への旅

「J  REPORT 2012 9月第1週号」
「リタイアメント・ノート 4年3ヶ月目」、
「VOL。756 SINCE AUG.12th、1983」
「旅暦40は国内日帰りの旅」
今回は「大人の休日倶楽部」を利用して「JR東日本」圏内を飛び回ってみた。「4日間乗り放題@15000円」なり。
「勝浦へ、8月30日」
それは日経新聞のコラム「プラス1」からだった。土曜日の新聞記事が目に入ってきた。そこには勝浦市商工会の青年部によって「熱血!!勝浦タンタンメン船団」が結成され町興しに挑んでいるとして千葉房総半島の「勝浦」が紹介されていたからだった。午前10時発の「わかしお号」で東京駅京葉線ホームを出発した列車は右手に東京湾を見ながら千葉方面に進む。あっという間に房総半島に入る。そこは既に稲刈りが行われていた。やはり温暖なのだろう。東京から一時間半で目的地の「勝浦」に到着。確かに暑いのだが、風が心地良い。日陰に入ると涼しさも感じられるほどだ。海岸方面に少し行くと交差点、そこに店はあった。「三彩屋」というのが日経新聞に載っていた店だ。入るとお客は一人だけ。家族経営の店のようだ。「何にしますか?定食は今日はこれです」とメニューを見せられるが、勿論「タンタンメン」を頼む。先客もタンタンメンのようでほぼ同時に出て来た。基本は「タマネギ、ニラ、ニンニク、豚挽き肉」を自家製「ラー油」で絡めたもの。麺は普通のラーメンと同じだが若干細目のストレート麺。「辛さは自家製のラー油を入れて調整して下さい」と言われたが、まずはそのままスープを味わう。普通のタンタンメンとは全く違う。さらっとあっさり味で粘り気がないスープだ。但しラー油は効いている。この地、勝浦ならではのものだろう。驚いたのは、二つのレンゲが出てきたことだ。一つは普通のレンゲ、これは驚かないが、もう一つは小さな穴が沢山開いたレンゲだ。これは具を食べるためのものだろう。二つを使うことでスープも具も食べられる訳だ。そのまま調整せずに食べたが、意外に美味しい。汗も出てきたが、これが今までとは違うタンタンメンだと感心した。今までの概念を覆すタンタンメンでした。食後、名物朝市があるというので漁港まで行って見たが、既に終了していたし、漁船も全て丘に上げられていて漁港は閑散としていた。
ついでに外房線の隣駅「鵜原」に行って見た。駅から10分程歩くと「勝浦海中公園」というのがあり、海に突き出た円形の建物があり、スパイラル式の階段96段を降りた底の部分から海中が見え、魚が泳いでいるのが見えるのだ。透明度6mと書かれていたが、綺麗な房総の海と魚たちが何か子供の頃を思い出させる。海中公園の最上部から見ると180度以上の大海原が見え、地球が丸いのがよく分かる。磯では家族連れが蟹など海辺の動物を追い掛けていた。最後の夏休みを満喫していたのが微笑ましかった。

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