南米の旅

3月7日、8日、9日
長かった一日が漸く終わった。成田を発って28時間、丸い一日以上経って着いたのが、南米「ペルーの首都リマ」だった。ロスまで9時間半、そしてリマまで8時間強の長いフライトの末に着いた街だ。1990年に一度南米には来たことがあったが、それにしてもやはり長い。まだ地球半周の旅は終わっていない。到着したリマは真夜中だからよく分かたないが、それにしてもナイトクラブやカジノが営業している不夜城の街のようだ。ロスでの乗り継ぎ待ち5時間を含めても本当に長い旅の末の南米の街だが、リマの年間降雨量が40mmと雨の無い街なので、家々の屋根は本当に薄い平らなもので、これで大丈夫?と思ってしまうものだった。地上近くの窓には鉄の格子が嵌められていて不審者の侵入を防ぐようになっているのは当たり前だ。やはりここも犯罪が多い街なのだろう。貧富の差が生む仕方ない現象なのか?今回も「3S会」所謂「団塊の世代の3人組」での旅だが、息もぴったり合ってきたようだ。考えてみれば昨年の6月の「スイス・オランダ」、そして10月の「北海道、知床」、さらに2月の「沖縄」と順調に旅をこなしてきた仲間だ。今回もいかなる「珍道中」が待っていることやら。現地ガイドによると、ペルーの最低賃金は月2万5千円、大卒初任給で5万円から6万円ということで日本とはだいぶ違うようだ。まだまだ貧しい国ということか?学制も6,5,5で高校はないとのこと。今回はトランジットだから空路更に「ブラジルのイグアス」に4時間飛ぶ。ペルーは兎に角不毛な荒野が眼下に見える。リマから約1時間ほどすると「大きな湖」が見えてきた。後で地図によると「チチカカ湖」だった。琵琶湖の12倍あるという。何か古代文明の象徴のような湖だ。夕方ブラジル到着。イグアス川の合流地点にある街がイグアスだ。ここはブラジル、アルゼンチン、パラグアイに国境が交じり合うところだ。下には高級住宅街なのだろう、プール付の家が沢山見える。こちらは時差がちょうど12時間なので時間の感覚が失われてしまう。日本の夜明けがこちらの夕暮れだ。
今日は3月9日土曜日の朝6時だ。鳥の鳴き声が聞こえる。外を見ると川が流れている。水の動きは早そうだ。但し濁った茶色い水だ。周囲は緑が非常に多い。木々の間に牛がいるのがホテルの部屋からも見える。いったいどの位の観光客がこの街を訪れるのだろうか?ペルーもここもインターネットの環境はいいので助かる。
いよいよ「世界三大瀑布」の一つである「イグアスの滝」に行く。上流650km辺りに雨が降ったせいで水が茶色に濁っているが、水量は通常より多いという。巨大な滝を今日はブラジル側から見ながら行くが、まあ言葉で言い尽くせないほどの迫力がある。この滝の特徴はその幅の広さだ。2.7kmもあるというから凄い。そこを何本もの滝があるいは重なり合い、あるいは隔たりあって下へ下へと流れ落ちているのだ。それこそ場所によっては数メーターの近さまで接近できるのでその迫力、音には驚かされる。だが一番困るのは水が吹き上がってきて風によって我々に吹き付けてきて身体をびしょ濡れにしてしまうことだ。雨具が必要だが、若者たちは裸やティーシャツ一枚で水しぶきを浴びている。さて本日のメーンイベントである「ボートツアー」だ。20人近くの客を乗せた平たいボートで滝に突っ込んでいくのだ。途中滝までの間もボートは右に左にと急激なカーブをわざと仕掛けて観光客を驚かせながら進むが、滝の落下地点真近かまで進み、それこそ厭というほどの水を浴びせかけてくれる。まるで滝の直下に来たような感じなのだ。落下する水際ぎりぎりまでボートは突入し、その飛沫を存分に浴びさせるのが運転手の腕なのだろう?私はゴルフの雨用の上下の防水ウエアを着用したが、結局下着まで濡れてしまった。滝近くで一時的に太陽が照りだし、美しい「虹」を見せてくれたのは僥倖だった。約30分、130ドルの船旅だったが、満足し堪狽オた。明日はアルゼンチン側からの見物となる。さて、先日、リマからイグアスまでの航空機の中で隣に座られていたお父様と娘さんの方(JTBの旅物語のツアー参加者)にイグアスの昼食時に再度偶然ご一緒したので、「アルゼンチンの国旗のピンバッジ」を買ってきて貰いたい旨依頼した。彼らはイグアスからブエノスアイレスに移動するのだ。娘さんは大阪で勤めており、お父様は広島在住ということで無理をお願いしてしまった。ここ2年間位から各国の国旗のピンバッジを集めており、アルゼンチンも既に行ったことが在るのでお願いしたが、ブラジルでは布製の小さな国旗になってしまったが、仕方ないか?ツアー参加者のコミニュケーションも漸く慣れてよくなってきたので、なかなか面白い会話が成り立つようになってきた。まだまだ今回の旅の第一ラウンドでしかないのだから、存分に楽しまなくてはならない。
3月10日
日曜日。今日はイグアスの滝をアルゼンチン側から観る。滝を上から観るという趣向らしい。アルゼンチンに入国して、またまた昼は「シュラスコ」だ。と、突然空が暗くなり豪雨が降ってきた。もの凄い雨だ。ツアーの仲間の内の一人の奥様が「晴れ女」だと自慢していたので、雨具を着ないで待っていた。確かに振り出して1時間ほどでやみ始めた。観光する頃には雨は上がった。トロッコ列車で移動し、歩いて滝の上流の川を渡る橋を歩く。腰が痛くてのろのろ歩行だ。そして到着したのが、通称「悪魔の喉笛」と呼ばれている瀑布だ。馬蹄形になっている滝つぼに水が落下する。その水の量と早さはなんとも言えない迫力だ。まだ水は濁っているが、大量の水が滝つぼ目指して落ちていくのは本当に「ど迫力」といえよう。イグアスの滝観光はブラジル側からのほうが素晴らしいとは思うが、この上からの滝の眺めもまた素晴らしいといえる。我々グループの半数ほどの人たちは「ヘリコプター観光」をした。滝を真上から観るらしいが、それなりによかったようだ。3カ国国境合流地点で、アルゼンチンとパラグアイの、そしてブラジル側国立公園入り口の売店でそれぞれの国の国旗のピンバッジを買うことが出来た。助かりました。

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