3月12日

朝4時のモーニングコールで5時にはホテルを出発嵐閧セったのだが、目が覚めたらまだ現地時間午前0時だった。4時間も早く目が覚めたので、これをまた書き始めた。本を読み時間を読み始める。漸く4時になる。朝食後、友人が「南+字星が見える」というので外に出る。真っ暗な夜空に薄く南+字星が光っていた。この星の探し方はまず南の空の中空にある光り輝く二つの並んだ星を見つけ出す。その二つをつないだ線を右下に下ろしてくる(時間帯によって示す方向は変わるが、理由は地球の自転による)と菱形をした4つの星がある。それが南+字星なのだ。天空には天の川も見えた。快晴のようだ。これは楽しみ。バスで出発し、途中から列車に乗り、更に小型バスに乗り継いで、漸く「天空の回廊」と呼ばれる「マチュピチュ」に到着だ。「言う言葉、阜サする言葉がない」。周囲を高い山々に囲まれ、麓を「ウルバンバ川」が流れ、2400mの高地に築かれた「インカの都市」。精巧な石積みで出来た都市。1911年にアメリカ人によって発見されるまでスペイン人による侵略から逃れ、人知れず残されていた都市が「マチュピチュ」だ。段々畑を登り、見下ろすとそこには中世に造られた都市が突然と姿を現す。「世界遺産人気ナンバーワン」がこの遺跡だというが、それが充分に理解できてしまうから凄い。山を切り崩し、その石を壁にして造られたために、まるで「都市全体が空中に浮かんで見える」から不思議だ。朝方曇っていた空が我々の到着を待ちわびたかのように、晴れだし、雲は遠く彼方へと去っていった。素晴らしい天候となった。ガイドもここは365日の内、200日は雨が降るというから「奇跡的だ」と言っていた。観光客の数も多いが、最も驚いたのが、遺跡修復のために働く人たちだった。石と石の間から生え出す草を放置すれば数ヶ月で草が石を覆い尽すそうだ。そのための「草抜き」「苔落とし」が絶対必要でこれらは全て「手作業」で行われていた。ペルー政府の落Zがないため、ボランティアの人たちも多いと聞く。いずれにしても800年以上前のインカの遺跡は全世界の人類の遺産なのだ。遥か下を流れるウルバンバ川はやがて「アマゾン川」となって大西洋に注ぐ。この辺はアマゾンの源流なのだ。この都市に繋がっていた「インカ道」と呼ばれる道は「インカ帝国華やかなりし頃」には、「延べ4万キロ」もあり、南米の殆どをその支配下に置いていたという大帝国だったようだ。さて、夕食後、星を探すが、今日は「偽南+字星」が見えた。本来の南+字勢より菱形が大きく、それ自体くっきりと見えるのだが、これが真っ赤な偽物なのだ。必ずだまされる人がいるから面白い。

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