隅田川風景

「J  REPORT 2013 5月第5週号」
「リタイアメント・ノート 4年11ヶ月目」、
「VOL。795 SINCE AUG.12th、1983」
「墨田川風景」
腰の手術後、朝の散歩も漸く元に戻ってきて、約1時間半、距離にして5km程度歩けるようになってきた。そこで自宅から愛犬と共に午前5時頃出発して、豊洲から「ゆりかもめ」添いに歩き、「新豊洲駅」で右折し、「晴海大橋」を渡り更に右折、今度は上流に戻りながら「晴海通り」にある「春海橋」を渡り、また豊洲地区に戻ってくるのだが、春海橋に並行に「晴海運河」に掛かる「錆びた鉄の橋」がある。これは実は古い線路が走っている。今も線路はそのままだ。実は大昔この晴海から亀戸まで走っていた路線で、勿論もう使われなくなって30年以上経つが、貨車が通っていたらしい。私のマンションの横にも嘗ては線路の跡があった。今は駐車場になっているが、確かに線路はあったのを記憶している。この古い錆びついた橋は結局撤去されないままに残されてしまったのだ。取り壊すのにも費用が掛かるからだろう。さて、春海橋からその古い錆びた橋越しに見ると、手前には「生コン工場」、その後には大手不動産が建築中の49階建ての高層マンションがあり、更にその向こうには「レインボーブリッジ」も見える。ここまで歩けるようになったのは本当に半年振りだ。朝の散歩は更に進み、「芝浦工大」前を通過して越中島通りを右折して自宅まで戻る。これで1時間半の行程でした。川というのは途中で名前が変わる。江戸時代、この隅田川も千住から浅草までが「墨田川」と呼ばれ、浅草から河口までが「大川」と呼ばれていた。その先が「江戸湊」だった訳だ。隅田川沿いは「墨堤」と呼ばれ、八代将軍吉宗が植えたといわれている「桜の名所」だった。

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