「江戸の庶民の生活は楽だったか?16」

150年前の江戸時代の末期、イギリスの外交官で「アーネスト・サトウ」という英国人と、「現代の英国人留学生たち」の日本の印象が殆ど一緒だったことは前回垂オ上げた。アーネスト・サトウ氏の話しの中で「識字率」が取り上げてあった。当時の江戸では、その識字率は実に高かったという。都市部においては勿論、地方でも高かったという。武士たちは当然「藩校」等で勉強したが、町人たちも「手習い所」、関西では「寺子屋」等で勉強していたから、例えば「高札」等をあちこちに立てて、政治的な方針、今で言う条例のような法律的なものを発浮オていたが、これらを読めなければならなかったし、都会では「読売」所謂「瓦版」、今の新聞が度々発行されたから、これも読めなければならず、江戸の人たちの識字率は恐らく世界一ではなかったろうか?一説には日本全国で識字率は7≠W割だったとさえ言われている。江戸に限れば9割だったという説もある。欧米先進国の当時の下級階級の識字率は1%台だったというから驚きだ。その点はサトウ氏の見方は正しかったといえよう。当時多分田舎を含めても「世界一識字率の高い民族は日本人」だったと思われる。識字率の高さは未だに変わらないといえよう。

「梅雨近し」
隅田川に浮かぶボート。別なところでは「水上オートバイ」「梅雨入り」している。東京もあと数週間で梅雨入りだろう。

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