「深川編5」「高橋(たかばし)」

時代小説を読んでいると必ず出てくる橋がこの「高橋」だ。「ばし」と濁って読む。この橋の下を流れているのが「小名木川」だ。川の南側に「海辺大工町」がある。恐らく「船大工」が数多く住んでいたので、この町の名前となったのだろう。橋の袂に「伊勢喜」という有名な「どぜう(泥鰌=どじょう)屋」があったが、今はマンションが建設中で店はなくなっている。深川という土地柄、「うなぎ、どじょう、アサリ、白魚、穴子」等の食材が周囲から獲れたから、名物料理にもなっている。特に有名なのは「深川めし」だ。アサリのすまし汁を米飯にぶっ掛けた簡単なものだ。気の短い江戸っ子がささっとかき込み食べられる今で言う「ファーストフード」の草分け的なものだ。但し江戸時代は「バカガイ(あおやぎ)」が大量に獲れたのでバカガイを使っていたらしいが、明治大正になり「アサリ」に変わったという。長葱と油揚げを醤油で煮たものを加えたものも近年は出てきて、駅弁にもなっているという。

「車を売却」
平成17年4月から使っていた「トヨタ・プリウス」を遂に売却した。8年余乗ってきたが、走行距離は7万4千キロ余りだからたくさん乗ったとは言えないだろう。仕事で使うこともなく、レジャーや買い物程度だったのだから当たり前だ。子供達が家を出てからは余計に使わなくなったので、売却を決めたが、これまでに駐車場料金年間19万円他、大体30万円強かかっていたから、随分無駄なものだったと思い知らされた。結局43万円で売れた。旅行一回分のお得かな?自宅のまん前にバス停があり、どこへでも行ける。銀座にも1500円強のタクシー代だし、身体障害者の私は都バス都営地下鉄は「ただ」だし、必要がなかったが、漸く踏み切れて売りました。
以上、そろそろ秋めいた空気も感じられるようになってきた東京より勢古口がお送りしました。

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