「赤砂岩の家」

「コロンジェ・ラ・ルージュ」と言う町は「赤砂岩」で出来た町だった。町の名は「赤い植民地」というフランス語の意味だと思うが、柔らかい砂岩が鉄分を含んでいて赤くなっている。これと同じようなのが、日比谷の帝国ホテルの外壁にも見られる。殆ど同じような赤色だ。ヨーロッパの「家や城」は基本的に「岩石」で造られている。「教会の尖塔」もそうだし、建物と言えば石造りだ。それと地震がない、少ないから長い間、建物が保存出来る。これも日本と違うところだ。教会の建物を見るとその造られた時代が分かる。壁国「の「ロマネスク様式」ならば、11世紀ないし12世紀以前であり、柱国「の「ゴシック様式」ならば、それ以降の建物といえよう。だからパリの「ノートルダム寺院」はロマネスクだからその年代も創造出来よう。中には回りはロマネスクで内部にゴシック様式を用いている教会も多々ある。これは変革期で作り出した時と完成した時がかなり離れていることが分かる。完成した頃にはゴシック様式が盛んに用いられるようになっていたという両方式併用なのだという。さて、「コンクリートから人へ」と訴えた政党がこけてみれば、今度は規則違反ばかりで安全性を無視したJR北海道が注目されたり、日本の伝統はどこへ行ってしまったのだろう?

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