「カナダの紅葉とナイヤガラの旅、後記」

北のほうは既に紅葉をほぼ終えていたが、南の「オタワやトロント」は今が「紅葉の盛り」だった。さて、カナダと言う国だが、3つの歴史を持っているという。「フランス植民地時代」、「イギリス植民地時代」そして「カナダ連邦時代」即ち今の政治体制だ。フランス人たちがやってきたのは、キリスト教を先住民に布教するためだったが、実は当時のヨーロッパで「ビーバー」の毛を使った帽子が大流行で、これがカナダで獲れる事が分かり、現地の先住民から買い取り、ヨーロッパに輸出することが大きなビジネスになったという。その後イギリスがこの地を奪った。次のビジネスが「白松」の巨木だった。巨木を次々と倒し、木材とし、これをヨーロッパに運び儲けたという。しかしこれも70年で山は裸になってしまった。そして現在は「天然資源の宝庫」がカナダだという。現在は「英連邦」に所属している。ということは元首は「エリザベス女王」と言う訳だ。彼女の替わりに「総督」がいて、実質的な支配者である「首相」がいる。女王は「君臨すれども統治せず」ということで政治的には何も権限権力はないが、名目上は英国王の下にある国家がカナダというのだ。首都オタワの議事堂横の広場にはエリザベス女王の騎馬姿の銅像がある。カナダには10の州と3つの準州がある。だからカナダドル「1ドル硬貨」は「11角形」をしている。10の州と3つの準州は1つとして、合計11となるというのだ。準州は自治はあるものの財政的には国に面倒を見てもらっている州という訳だ。北のほうの州が準州だ。人口も少なく、産業もなく、従って税収もないために準州となっているのだという。それにしても世界で二番目に広い国「カナダ」、本当に広い国だと思った。

「カナダとアメリカ」
隣り合う国でアメリカの大統領が就任後、一番最初に阜h訪問するのがカナダだというのに、まず「メートル法」「気温は摂氏」なのに、アメリカは「高さはフィート」「距離はマイル」「気温は華氏」を使っているのがアメリカだ。これは世界的に見ても異常でアメリカ以外の国では使われていないのだから、その傲慢さに驚かされる。カナダは日本と同じ侮ヲなのでその意味で分かり易い。

「紅葉とエリザベス女王」

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