「手前勝手世界食物語、第316」 「DAIGOのステーキ」

数寄屋橋、高速道路下の「銀座ファイブ」の地下に新しく出来た店がある。場所は本当に悪い立地だから、いつまで持つかは分からないが、お肉の専門店でどうやら大手焼肉チェーンの店らしい。「40日熟成肉」というのを食べた。ミディアムレアーで注文したが、作り方は切った牛肉をバーナーで炙って作っていた。出されたプレートにはちょっとお洒落なスタイルで肉が乗せられていたが、味はまあまあだった。「ステーキ」というのは「肉を切ったブロック」の意味らしいが、肉の固まりが「どーん」と出てきて、肉本来の味を塩や胡椒等でシンプルに楽しむのがステーキを食べる原点だろうから、これが一番美味しいと私は思う。フランス料理のように凝ったメ[スを掛けるのはどうかといつも思っている。その点日本料理は「素材の味」を引き出すだけというか、その引き出し方が実に繊細で細やかで、「おもてなし」の原点が浮墲ウれる料理だといえよう。また行きたくなる店でした。ちょっと立地が悪いのと通路に面しているのが不安でしたが、お勧め出来る店です。
以上、勢古口がカナダ帰国後、東京よりお送りしました。

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