象の大群とカバ

「象の大群とカバ」
ザンビアの「チョベ国立公園」で見た象の大群には本当に驚かされた。動物園では1頭か2頭の象しかいない。それが群れをなして川に集まって来るのだ。最初、4駆の車から数頭の象が見えたので、皆で歓声を上げたのだが、次々と目に入る象の群れに、もう圧倒されっぱなしだった。人生、あれだけの象の姿を見ることはもうないだろう。それも野生の象なのだから素晴らしい。必ず子供の象を中心にして群れは動いている。更に小さな生後3か月程度の子象は日陰を求めて母親象のお腹の下を歩いて行く。小さな水溜りでは泥水を鼻で救い身体中に吹き掛けていた。更にその泥に身体を横たえ、まるで背中が痒いかのような動きをしていた。身体についている寄生虫のようなのを落としているのだろうか?やがて昼近くになると木陰を求めて川から離れ、林の中に走り去ってしまった。あっという間に象がいなくなっていた。そこには「エレファント・ハイウェイ」と地元のガイドが呼ぶ「獣道」が開かれていた。この国立公園には約4万5千頭の象がいるという。その極一部を見ただけらしい。さて、「カバ」だが、川の中に沢山いた。中州にもいたが、どうもカバは象と違って群れをなさないらしい。でも恋愛は水の中でするという。そんな一見して大人しそうなカバだが、実は非常に荒々し動物のようで、カバ同士の戦いで相手に咬まれて背中などは傷だらけだった。メスを巡る戦いは熾烈なのだろうか?

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